何故四季の花が全て咲いたのか?
進也side
「な、何だ?またあの空間なのか……?」
俺は真っ暗な空間の中にで、何故か一人で立っている。すると、俺の身体に異変が起こった。
「な…腕が…!?」
俺の腕が異形のものに変化した。それは人間ではなく、明らかに化け物の腕であった。そんな…俺は確かに人間だ……なのに何でだ?……何で化け物になってんだ!?
「…!」
そう考えてるうちに、俺の身体が次々と化け物の身体に変化していく。嘘だろ!?…そんなの嘘だ!!
「う、うわあああああああああああああ!!!」
俺は化け物じゃない!人間なんだ!!俺は!!………おれ……は……………オ……レ……………我……ハ…………
『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!』
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「はっ!?」
俺は大量の汗を流しながら目を覚ました。また、あの悪夢を見てしまった。これで7日目だ……俺は人間なのか?それとも………いや、考えても仕方ないか。
俺はドアを開けて寝室から出る。
「おはよう進也。」
「…おはよう。」
『その汗、またあの悪夢か?』
「ああ…。」
俺は悪夢の影響でテンションが低いまま挨拶を交わす。ミハエルからも、汗の量で俺が悪夢に悩まされていたことを見抜いていた。まあ、7日も経てばそりゃ気づくよな。
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「おはようございます。」
俺たちが朝食を済ませた時、藍がやってきた。
「おはよう。」
「おはよう、藍。」
『藍じゃないか。今日は何のようだ?』
「その件なんですけど、2つあるんです。」
どうやら2つ程用件があるようだ。1つ目は何だろうか?
「1つ目はこれです。」
藍はそう言うと、口笛を吹いて何かを呼んだ。するとテーブルの端に道路が繋がれ、その道を辿って戦車型シフトカーがやってきた。さらに床からサーフボードに乗ったスポーツカー型シフトカーがやってきて、テーブルの上までジャンプすると、サーフボードを車体後部に折り畳んで収納してから着地した。そしてテーブルに滑走路が形成されると、今度はそこへスカイカー型シフトカーが着地し、翼を折り畳んだ。
「見たことないシフトカーだな。戦車にサーフボード付きスポーツカー、それにスカイカーまで。」
「藍、このシフトカーは何?」
「左から順に、シフトコマンド、シフトオーシャン、シフトゼファーです。全てドライブを派生形態にチェンジさせるシフトカーです。」
戦車型はシフトコマンド、サーフボード付きスポーツカー型はシフトオーシャン、スカイカー型はシフトゼファーらしい。コマンドとゼファーなら運用方法は分かるが、オーシャンはどうやって使うんだろう?
『そうか、通りで俺の声があの三台から聞こえる訳だ。』
「あと、檀さんにもこれを。」
すると藍は、懐から何らかのプログラムキーを取り出した。
『ん?そのプログラムキー…太極図が描かれてるな。』
「これは檀さんのために作ったんです。」
藍はそう言うと、ミハエルにプログラムキーを差し込んだ。一体そのキーにどんなプログラムが…?
『…これは!……そういうことか。』
「あ、それは実戦で使って下さい。それはあくまで“切り札”なので…。」
『分かった。』
どうやらミハエルにとって“切り札”になるプログラムが仕込まれたらしい。さて、そんなことは一旦区切ろうか。
「それで藍、本題はなんだ?」
「それなんですけど…。」
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「四季の花?」
「ええ、今の季節が秋にもかかわらず全ての四季の花が咲いてるんですよ。」
「確かに散歩している時にも、紅葉どころか桜や向日葵も咲いてたわね。」
何か気にしなくてもいい異変のような気がするな。幻想郷じゃそういった現象が見られるから前よりそんなに大きな異変じゃない気が……。まぁ、秋に桜や向日葵が咲く訳がないから確かに妙だな。
「…一応解決してみるよ。」
「ありがとうございます。」
俺たちは藍から異変解決を頼まれると、トライドロンに乗り込む。そして俺はミハエルをクレードルにセットし、トライドロンのエンジンを起動させようとした時
「うっ…!」
突然また頭痛が起こり、俺は思わず頭を抱える。
「進也!?」
「…大丈夫、ただの頭痛だから…。」
『啓斗と同じ症状だな…。』
アリスは、頭痛で頭を抱える俺を心配したが、俺は大丈夫と言った。ミハエルの言う通り、この頭痛は何処か啓斗に似ている……。
そんなことよりも俺たちは、トライドロンを発進させて異変解決に向かう。
後にあんな事になってしまうのを……この時、俺はまだ知らなかった…。
ブレンside ~1日前~
「うわあああっ!ぐわあああっ!」
僕は啓斗に電撃を放って制裁を下すそして啓斗は魔進チェイサーの姿が解け、そのまま倒れて苦しんだ。
「フフフ…。」
「ブレン!そこまでだ。」
そこでハートが僕に呼び掛けた。僕はハートに言われるまま人間態に戻る。
「こいつは人間に影響され、自分の使命すらも見失った。もう使い物にならない。処分を…。」
僕はハートに啓斗の処分を申し出る。啓斗はもう欠陥品になった。今が処分の時だ。
「なら…もう一度リセットしますわ。」
「無駄だ。僕がこいつの記憶を消した…にも関わらず…。」
ここでメディックが再リセットを申し出た。もちろん僕は無駄だと言って却下する。
「だから、私の方法で記憶を消しますわ。“ちょっと危ない方法”で。いいですよね、ハート様?」
「任せる。」
メディックは危険な方法で啓斗を再リセットするようだ。ハートもメディックの案に了承した。
一体何をするつもりだ?
次回 東方加速戦士
進也達が出発する数分前、霊夢と魔理沙は異変を察知して神社から出発した。異変解決に向かう途中、二人は何故か啓斗の奇襲を受けた。迎撃する霊夢と魔理沙だが、この時二人は啓斗の様子が“明らかにおかしい”ことに気がついた。
次回[啓斗は何故二人に銃口を向けたのか?]
スタート・ユア・エンジン!