そして俺は本格的なテス勉をすることになっちゃったんですよ~…。
紅き霧、異変の始まり
あれから一週間、俺は幻想郷の知識を少しずつ理解していく。この幻想郷にも人間が住んでる人里がある。そこに入ろうとしたとき、この里に住んでいる上白沢慧音に止められ、里を襲撃しに来たと誤解されるも、ミハエルの助言もあってなんとか誤解を解かれた。まあ確かに俺の服装と腰に着いているミハエル、そしてトライドロンを見れば勘違いされるよな。
人里は見た感じ江戸時代末期みたいな雰囲気で、ほとんどの人の服装も江戸時代のものだ。慧音は人里で寺子屋を営んでいるらしく、寺子屋に通う子供達の教育をしている。
俺の居た外の世界と比べてみると、本当にここは環境がよかった。
俺は徐々に弾幕ごっこにも慣れてきた。ちなみにスペルカードは不意打ちには使えないらしく、相手がスペカを使うと分からない限り発動しないことも知った。
最後に運転技術だが、この腕前は未だに落ちていない。やっぱり適性が高かったんだな…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして今日、俺はいつものように弾幕ごっこをしていた。相手は霊夢だ。霊夢はお札を弾幕にして投げてきた。
「はっ!」
俺は一週間の末、ついに空を飛ぶことが可能になった。だが、霊夢と魔理沙のように自由に飛べる訳じゃない。だから時には地上に降りて高速移動をしている。
俺は身体を空中に浮かせて霊夢の放った弾幕を避ける。
「これで終わりだ! 輪符【ストライクホイール】!」
俺はスペカを霊夢に放つ。霊夢も空を飛んで弾幕を避けるも、油断して追尾弾に直撃した。
「また負けたわ…ずいぶん慣れたようね、進也。」
「ああ。」
俺は返事を返すと、変身を解除した。俺は空を見て気になることがあった。
「なあ霊夢。」
「何?」
「最近空が赤くないか?」
「ええ、私もそう感じるわ。」
『俺からもだ。何かとてつもない瘴気を感じる。』
そう、空いっぱいに広がる謎の赤い霧のことだ。昨日からこの霧が発生しているらしく、人里にも何故か人を見かけない。
「おーい霊夢ー!進也ー!」
ここで魔理沙が神社にやってきた。
「なあ魔理沙、あれが何だか分かるか?」
「ああ、これは間違いなく異変だぜ!」
「異変?」
「要するに誰かがの赤い霧を出しているのよ。それを解決するのが私の…博麗の巫女としての仕事よ。」
「あたしも行くぜ!これは黙っていられないぜ!」
「そうか、だったら俺も行く。」
霊夢と魔理沙だけじゃ異変を解決できないと思い、俺も行くことに決めた。
「何故なの?外来人の貴方が「ほっとけないからだよ。」…え?」
「確かに俺は外来人だ。けどな、外来人だって異変をこのまま見過ごす訳ないだろ?それに、俺にだって異変に立ち向かう力はある。だからこの力を…平和のために使う。それだけだ!」
俺はそう断言する。
「分かったわ。けど事態は一刻も争うわ。」
「ああ、ちなみに俺はまだ空を自由には飛べないからトライドロンで行く。だから二人は案内してくれ。」
「ええ。」
「分かったぜ!」
二人は了承すると空を飛ぶ。俺は素早く階段を降りてトライドロンに乗り込む。
『進也、いよいよエンジンが入ってきたようだな。』
「ああ、異変は絶対、俺達が解決してやる!」
俺は決意を固めて言いながらシートベルトを付け、アクセルを踏もうとする。その時、林の中でそれぞれオレンジ、緑、紫色の何かが走っているのを見たが、俺は気にせずトライドロンを発進させた。
次回の投稿は遅れます。