東方加速戦士   作:レティス

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テストオワタ。数学がやばい…。


リボン外すな、危険!

異変解決のために出発してから2分、俺はトライドロンを運転し、空を飛ぶ二人についていく…が、森にさしかかったところで二人を見失ってしまった。

 

「うーん…困ったな、二人を見失った。ミハエル、二人がどこ行ったか分かるか?」

『これだけ樹林があるんだ。探すのは困難だ。』

「だよな…地道に森を抜けてくしかないか。」

 

仕方なく俺はゆっくりと森を抜けることにした。空を飛べるならまだしも、車や徒歩となるとやっぱり迷いやすいな…。

俺はため息をつきながらトライドロンを運転すると、前から黒い玉みたいなものが近づいてくる。

 

「何だあれ?」

『こっちに近づいてくるようだな。だが霊夢たちと合流するのが先だ。』

「そうだな。」

 

俺はトライドロンの進行方向を一旦左にずらして黒い玉を避けた後、再びまっすぐ進めた。しかし

 

「!?…うわ、危ねぇ!?」

 

すれちがったかと思いきや黒い玉は進行を妨げるように前に出てきた。俺はすぐに急ブレーキをしてトライドロンを止める。黒い玉もそれに合わせて止まった。

俺はクラクションを鳴らした後、クレードルにセットされたミハエルを腰に装着してトライドロンから出る。

 

「おい!危ないだろ!!」

 

俺は黒い玉に歩みながら罵声を浴びせる。すると黒い玉は少女の姿に変わる。そして少女は俺に向けてこう言った。

 

「あなたたちは誰?」

 

俺とミハエルが誰だか知りたいようだ。一応名乗っておくか。

 

「俺は進也だ。」

『俺はミハエル、こいつのベルトだ。』

「私、ルーミアっていうんだ。」

 

ルーミアは自分の名前を名乗る。

 

「ところであなたたちは、“食べてもいい人間”?」

 

ここでルーミアがとんでもないことを言った。

 

「い、いい訳ないだろ!?それに人間は絶対不味いぞ?」

『それ以前に俺は人間じゃないんだが…。』

 

俺とミハエルは人間は食べれない程不味いことをルーミアに言う。

 

「そっか。でもお腹空いたからいただきまーす。」

「嘘だろ!?」

 

とんでもない悪食だ…。ルーミアは俺に飛びかかってきた。

 

「危ねっ!?」

 

俺はすかさず避けるが、ルーミアは俺とミハエルを問答無用で喰うつもりだ。

 

「いくら少女だとはいえ、今胃袋行きになるのはごめんだ!」

 

俺はポケットからシフトスピードを取りだし、ミハエルに取り付けられているアドバンスドイグニッションを回す。

続いてシフトスピードの後部をレバー状にしてシフトブレスにセットする。

 

「変身!」

 

そして俺は掛け声と共にレバーを引いた。

 

『ドライブ!タイプスピード!』

 

ミハエルの音声と共にドライブに変身し、トライドロンから射出されたスピードタイヤが胸に装着された。

 

「さぁ、ひとっ走り付き合えよ!」

 

俺はそう言って弾幕を形成してルーミアに向けて撃ち出す。

 

「かんたんかんたーん♪」

 

ルーミアは気楽そうに弾幕を避ける。

 

「これだけに時間を取ってられない…一気に決める!」

 

俺は再びイグニッションを回してから3回レバーを引く。

 

『スピード!スピード!スピード!』

 

俺は高速移動でルーミアとの距離を詰める。

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラ、オラァ!」

 

そして連続で弾幕を放ち、フィニッシュと言わんばかりに強力な弾幕を放つ。

 

「きゃっ!」

 

ルーミアもこの攻撃速度にはついていけず、吹っ飛ばされて木に衝突した。

 

『進也、さすがに今のはかわいそうだが…。』

「そうでもしないとお前も胃袋行きだったんだぞ?」

『…それは否定できないな。』

 

俺はミハエルとそう会話すると、再びルーミアの方を見る…ん?リボンが外れてる…さっきの衝突の影響か?

 

『!?進也、そこから離れろ!』

 

ミハエルが叫んだ次の瞬間、ルーミアが起き上がる。しかしなんだか様子がおかしい?

俺がそう思っていると、外れたリボンが輪になってルーミアの上を浮遊する。さらにルーミアの身体が、少女から俺と変わらない身長まで伸び、そして右手に黒い剣が現れた。

 

「おいおい…洒落にならないな…。」

 

これは不味い…なんだかやばそうだ。あのリボンもしかして封印だったのか?

 

「…この姿になるのも久しぶりね。」

 

!?…口調まで大人の女性になった?本当にどうなってんだよ!?

 

「この姿は私の本当の姿よ。さ、あなたたちをおいしくいただきましょうか?」

「くっ…!」

 

俺はすかさず弾幕を放つ。

 

「無駄よ。」

 

しかしルーミアは剣で弾幕を弾いていく。

 

「これならどうだ! 輪符【ストライクホイール】!」

 

俺はスペカを放って迎撃するが、次々とかわされ、ついに間合いを詰められた。

 

「はっ!」

「ぐはっ!?」

 

俺はルーミアの斬撃を受けて怯む、さらに膝蹴りを食らって地に伏せる。

 

「うっ…!」

「どうした?さっきの余裕は?」

 

俺はルーミアに掴まれて身動きがとれなくなる。

くそっ、ここまでか…!

 

 

 

 

 

『シフトカーズ、集合!』

 

ミハエルの声と共にルーミアの前から高速道路のような道が形成され、そこにオレンジ、緑、紫色のシフトカーがルーミアに直撃した。

 

「っ!?」

 

ルーミアはすぐさまそこから離れるが、オレンジ色のシフトカーが炎を纏って突撃する。

 

「うっ!」

 

そこへさらに緑色のシフトカーが全身から棘を出して回転しながら突進し、紫色のシフトカーも分身して手裏剣状のエネルギー弾を放つ。

 

「きゃっ!?」

 

ルーミアはそのまま地に落ちた。そして三台のシフトカーはベルト右側のホルダーにセットされた。

 

『シフトカーを換えれば、タイヤの能力も切り替わるぞ。』

「お前こんな機能今まで隠してたのか…よし、反撃だ!」

 

俺はイグニッションを回し、シフトスピードを抜く。代わりにオレンジ色のシフトカーを装着して前に倒す。

 

『タイヤコウカーン!』

「タイヤ交換?」

 

音声と共にトライドロンから炎を模した橙色のタイヤが炎を纏って射出され、スピードタイヤを外す。外れたタイヤはそのままルーミアにぶつかる。

途中、橙色のタイヤが頭にぶつかりそうになったから俺はしゃがんで避ける。そして橙色のタイヤは胸に装着された。

 

『マックスフレア!』

 

音声と共に橙色のタイヤ・マックスフレアが装着され、俺の手から炎が出てきた。

 

「なるほど、シフトカーによって能力が違う訳だな。」

 

そう言って俺は弾幕を出す…あれ?車輪の形状から炎に変わってる?

 

「うっ!?」

 

何やらルーミアに対して効果が高いようだ。

俺はキーを回してレバーを3回倒す。

 

『フレア!フレア!フレア!』

 

音声と共に俺の前にタイヤ状の炎が現れる。

 

「食らえ!」

 

俺はそれを蹴ってルーミアに飛ばす。すると炎は渦を巻いてルーミアを打ち上げた。

 

『スピードタイヤに戻してフィニッシュだ!』

「おお!」

 

俺はタイヤをスピードタイヤに戻し、キーを回してから今度は赤いボタンを押す。

 

『ヒッサーツ!』

 

するとチャージ音と共にルーミアの周りに四つのタイヤが現れた。

 

「!?…何!?」

 

ルーミアが戸惑う中、俺はレバーを倒す。

 

『フルスロットル!スピード!』

 

ミハエルの声と共に俺の周囲をトライドロンが高速で走り回る。俺はジャンプしてトライドロンの車体を蹴って反射する。それと同時にルーミアもカタパルト射出のようにしてその中に弾かれる。俺は反射キックをルーミアに数回叩き込んでいく。

 

「せりゃあああああああ!!」

 

そして俺はフィニッシュのキックを決める。

 

「きゃああああああああ!?」

 

ルーミアは悲鳴と共にキックを食らって爆発した。

 

「ふぅ…。」

『ナイスドライブ。』

 

俺は変身を解除すると、ミハエルはそう言った。俺は気を失ったルーミアに近づいて再びリボンを結ぶ。するとさっきのような少女の体格に戻った。

 

「覚醒させると、怖いもんだな。」

『それをやったお前が言えるのか?』

 

俺は再びトライドロンに乗り込み、霊夢たちに追いつくためにトライドロンを再び発進させた。

 

 

 




次回は門番のところから始めます。
では次回もゆっくりしていってね!
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