それと過去って書きましたが、その一部を簡略していますので、ご了承を
ではどうぞ!
俺が館の扉を押すと、扉はギィィィ、と音を立てて開いた。
「ここが館の内部か。」
『…ずいぶんと内装が紅いな。』
「ええ、霧と同じようにね。」
「ここの主人は紅い色を好んでるんだな。」
「内装なんてどうでもいいんだぜ。用は異変さえ解決してしまえば!」
紅い霧と内装が紅い館との共通点を見つける俺たちとは裏腹に魔理沙はただがむしゃらに異変を解決しようとする構えだ。
「魔理沙、いくらなんでもそれは大雑把だ。」
「仕方ないわよ。魔理沙は異変となるとこうなるのよ。」
『理屈がおかし過ぎる。』
魔理沙の大雑把な性格がともあれ、俺たちは館の中を捜索することにした。
途中、館のメイドと思われる妖精達が襲いかかってきたが、俺はドライブに変身して問題なく弾幕をぶちこんで蹴散らしていく。
霊夢と魔理沙も弾幕で妖精達を蹴散らす。
18分後、館の廊下を通っていく…がどうも何かがおかしい。
「なあ、こんなに広かったか?」
そう、この館の面積が見た目と反してあまりにも広すぎることだ。通常はこんなのが畔に建ったら直後に崩れるのは間違いない…いや、崩れないからこそ何かトリックを仕掛けたのか。
『言われて見れば、確かに広いな。』
「誰かが妖術かけて空間を拡張しているのよ。」
霊夢はそう答える。まあ幻想郷ではそれが可能だから仕方ないか。
「あれ?魔理沙は?」
俺はふと振り向くと、魔理沙がいないことに気づく。
「魔理沙のことよ。問題は何もないわ。」
「それは酷い扱いなんじゃn『進也、避けろ!』…!?」
俺が喋っている途中、ミハエルがそう叫ぶ。それと同時に大量のナイフが俺たちに向けて飛んできた。
俺は弾幕を放ってナイフを弾いた。そして飛んできた方向にはメイド服に身を包んだ女性がいた。
「おいおい、こんな手荒なことを普通するのか?」
「お嬢様の命令は絶対なので。」
俺の発言に女性はそう言った。
「私は十六夜咲夜、この紅魔館のメイド長を務める者よ。」
なるほど、あいつはメイド長なのか。通りでさっきの妖精達とは雰囲気が違う訳だ。
「私は博麗霊夢、この異変を解決しにきたわ。」
「俺は炎斗群進也、同じく異変解決のためにここへきた。」
『俺はミハエル、進也のベルトだ。」
俺たちは自己紹介を終え、お互い戦闘態勢をとる。
「いくぞミハエル!」
『ああ、スタート…ユア・エンジン!』
俺はイグニッションを回してシフトスピードをブレスに装填する。
「変身!」
そして俺はレバーとなったシフトカーを前に倒す。
『ドライブ!タイプスピード!』
俺はドライブに変身すると、咲夜にこう言った。
「お前のお嬢様のところへ案内する前に…ひとっ走り付き合えよ!」
そして俺は走りだすと同時に咲夜に向けて弾幕を撃つ。
「さて、お掃除お掃除!」
咲夜もナイフを投げて俺の弾幕を弾いた。
「隙がガラ空きよ!」
霊夢も咲夜に向けて弾幕を放つも、やはり弾かれてしまう。
『進也、相手がどんな能力を持っているのか分からない。ここは短期戦でたたみかけろ!』
「分かってる、いつもの戦法だろ?」
俺はキーを回してシフトスピードを三回倒す。
『スピード!スピード!スピード!』
そして俺は高速移動で咲夜に接近しようとする。
「ふっ、そうきたのね。」
!?…今笑った?何をする気だ?
俺は様子をうかがうと咲夜が何かを取り出した次の瞬間、
「(!?)」
「(時が…止まった?)」
これが…咲夜の能力なのか……!?
すると、俺の脳裏に謎の記憶が蘇った。
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とある街のスクランブル交差点
それは幻想入りする前の、そして俺がレーサーの道を絶縁した事件でもあった。
俺の前に映ったのは、向こうの信号にいる金髪の少女、その後ろには仕事帰り、家族連れなどの人々。
そして右側から暴走運転をする一台の車がやってきた。赤信号にもかかわらずに…
「まずい!」
俺は急いでその少女に逃げろと伝えようと駆け出すが、その時に突然体が思うように動かなくなった。
「(何でだよ…何で体が言うことを聞かないんだよ!?)」
そして暴走者は信号をへし折って少女のいる群衆達に突っ込もうとする。
「(やめろおおおおおおおおおおお!!!!)」
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「はっ!?」
俺が気づいたのは、時が動き出した直後だった。それと同時に大量のナイフが飛んできた。
「っ!?」
俺は高速移動で全て避けきるが、突然のフラッシュバックに今でも吐き出しそうな程な気分になり、その場でひざまずく。
『進也、大丈夫か…?』
「……」
ミハエルは声をかけてきたが、フラッシュバックの影響で答えることもできなかった。
「どうやらチャンスのようね。」
「そうはさせないわ。 霊符【夢想封印】!」
咲夜が追い討ちをかけようとしたところ、霊夢がスペカを放って阻止した。
「そんなものは無駄よ。これで終わりよ。 メイド秘技【殺人ドール】!」
咲夜は霊夢のスペカを避けると、先程とは比べ物にならない量のナイフを投げた。
霊夢は空を飛んで回避するが、怯んでいる俺は避けることが出来ない。
「進也!」
「くっ…! 照明【フラッシュターボ】!」
俺はもうろうとする意識の中、力をふり絞ってスペカを放つ。このスペカは弾幕を放つと同時に眩い光を放って相手を眩ませるスペカだ。
「発光!?…でもそんなのじゃ…!?」
咲夜が弾幕を避けた時に、そこには俺の姿はない。
「一体、どこに「うおおおおおお!」!?」
俺は咲夜の真上から炎を纏ってパンチを繰り出す。咲夜はナイフで防ぐも、その反動でナイフが手元から弾かれる。
そう、俺は咲夜がスタンしている間、マックスフレアにタイヤコウカンして、空を飛んでいた。
「くっ、なかなかやるわね。だけど…」
咲夜はまたある物を取り出して時を止めるつもりだろう…が、それは既に見切った。
「!?」
咲夜の背後からミッドナイトシャドーが接近し、咲夜の右手にぶつかってある物を弾いた。
それは懐中時計だった。
「やっぱりな。」
「くっ、一体どうやって私の懐中時計を?」
『シフトカーは自立移動が可能だ。だから密かにシフトカーをお前の持っている懐中時計を弾くことができる。」
「それにあんたは懐中時計が使えないと時を止めることができないでしょ?」
「……」
咲夜は沈黙する。どうやら勝負はついたみたいだ。
「私の負けよ…とどめを刺しなさい。」
「悪いが、俺たちはそんな殺伐としたことは好きじゃないんでな。」
俺はそう言うと、変身を解除した。
「とりあえず、あんたにはお嬢様のところまで案内してもらうわよ。」
「…分かったわ。お嬢様のところへ案内するわ…けど油断しないことね。お嬢様が負けることはないわ。」
「それはどうかな…」
俺たちは咲夜にお嬢様のところまで案内してもらうことにした。
いよいよ対面だな…。
次回はVSレミリアと魔理沙視点のVSパチュリーをお送りします