ありふれた職業で世界最強 〜私は究極の1、星食らいの大蜘蛛〜 作:敦賀奈多
ステータスプレートの騒動から2週間が経った。
現在私はハジメと一緒に少しでも情報を集めるために王立図書館に来ていた。
ハジメは北大陸魔物大図鑑というなんの捻りもない名前の本を読んでいる。
私はというと、暇を持て余していた為自分の能力を再度理解するために色々と
試していた。例えば銀糸を出したりね。流石に宇宙嵐はここでは使えないから
試してないけどいつか試したいよね。
〜ハジメside〜
そんな中ハジメは徐にステータスプレートを取り出す。
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:2
天職:錬成師
筋力:12
体力:12
耐性:12
敏捷:12
魔力:12
魔耐:12
技能:錬成、言語理解
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「はぁ」とため息をつきたくなる程のステータスだ。
2週間みっちり訓練して2しか上がらないなんて。
そんな事を思っていると奈多が声をかけてきた。
「どうしたの?ハジメ。」
「ん?いいや、中々上がらないな〜って」
「それは私もだよ〜 」
「いやいや、奈多は初めからステータス高いでしょ。分けて欲しいところだよ。」
「あはは、そうかな?」
「ところで奈多、いよいよ明後日に決闘だけど大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、なんたって私は最強だから
だから絶対に檜山にハジメに対して謝らせるから、楽しみにしてて。」
「……………うん、信じてるよ。」
「さてと、帰ろうか。」
「そうだね、帰ったら僕の特訓を手伝ってくれないかな?」
「もちろん!」
そうして僕たちは王宮に帰った。
王宮に帰ったら一度奈多と別れた荷物を部屋に置いてくるから先に行ってて
と言われたから先に訓練場に行くこといした。
訓練場に来たら奈多がくる前に自主練の為に支給された西洋剣を構える
その時、突然後ろから強い衝撃を喰らいそのせいで転ぶ。
顔を顰めながら衝撃が飛んできた方を見ると予想通りの面子がいてうんざりする。
そこには檜山大介率いる小悪党4人組(奈多の命名)が居た。
訓練が始まってからというもの、ことあるごとに突っかかってくる。
ハジメが訓練を憂鬱に感じる半分がこれだ。
「よぉ、南雲。なにしてんの? お前が剣持っても意味ないだろが。マジ無能なんだしよ~」
「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」
「なんで毎回訓練に出てくるわけ? 俺なら恥ずかしくて無理だわ! ヒヒヒ」
「なぁ、大介。こいつさぁ、なんかもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」
一体何が可笑しくて笑っているのか分からないがほっといて欲しい。
「あぁ? おいおい、信治、お前マジ優し過ぎじゃね? まぁ、俺も優しいし?
稽古つけてやってもいいけどさぁ~」
「おお、いいじゃん。俺ら超優しいじゃん。無能のために時間使ってやるとかさ~。
南雲~感謝しろよ?」
そんなことを言いながら馴れ馴れしく肩を組み人気のない方へと連れてかれた。
クラスメイト達はそれに気づいていたが無視を決め込んだ。
「いや、この後奈多と訓練するからいいよ。放って置いてくれれば。」
と断ってみるが。
「はぁ? 俺らがわざわざ無能のお前を鍛えてやろうってのに何言ってんの?
マジ有り得ないんだけど。お前はただ、ありがとうございますって言ってればいいんだよ!」
と聞く耳を持ってくれない。
それどころか、僕の脇腹を殴る。僕は「グッ」と痛みに顔を歪ませながらその場に蹲り呻く。
そこからは檜山達は蹴ったり魔法を撃ってきたりしてエスカレートしてきた。
でも僕は何も出来ずに蹲っていた。
〜奈多side〜
少し離れるくらいなら良いかなと。離れたこといよってハジメがこんな事になるなんて。
原作知識を持っていてなんたる失態だ。
私は部屋に荷物を置いてハジメの待つ訓練場に行くと。そこにハジメはおらず
しばらく当たりを見渡してると近くで話している男子生徒共の話が聞こえてくる。
「さっき南雲が檜山達に連れて行かれたけど、どうなったかなwww」
「どこからも死角になる人気のない方に連れて行かれたし
ボコボコにされてるんじゃねwww」
ほう〜、なるほどね。本当にいい度胸をしているようだ。
私は男子生徒共の視線の先に向かう。
確かに人気がなく訓練場からは死角になっている場所に檜山達が居た。
彼らが攻撃しているのは蹲ったハジメだった。
「ねぇ、君達は何をしているのカナ?」
そう私が声をかけるを檜山達はビクッとして私の方を見て
「俺達は南雲に訓練をつけていたと」言い訳をした。だから私は…
「分かったよ…ハジメに訓練をつけてくれてたんだね。
なら、そのお礼として私も君たちに訓練をつけてあげるよ。」
一度は乗り切ったと安堵した檜山達の表情がイラついてるのかだんだんと
怒りの表情を露わにしていた。
「んだと、このアマ。調子に乗るなよ。」
その他の奴らも私を弱いと思っているのか同じような調子だ。
私もそろそろ限界だな。イライラしてきた。
〜ハジメside〜
しばらく蹲っていると聞き慣れた友達の声が聞こえてきた。
「分かったよ…ハジメに訓練をつけてくれたんだね。
なら、そのお礼として私も君達に訓練をつけてあげるよ。」
そう言う奈多の方を顔を動かして見ると。奈多の瞳は翡翠色に輝いていた。
次の瞬間、奈多は斎藤の方へ走り近づいた後に斎藤の脇腹をグーで殴ると
奈多の手は斉藤の脇腹を抉る。
「・・・・・・・・は?」
檜山達は何が起こったのか分からずフリーズしていた。
斉藤は声を上げながら痛みに悶えながら地面を転がっていた。
檜山達はフリーズしてる間に次々とノックアウトされていく
檜山達はたちまちその場に倒れ、そのほとんどが重症だ
中野は肉が抉れ、近藤は所々骨が折れている。檜山に至ってはその両方だ。
その後奈多は僕の方に近づいてきて声をかけてきた。
その表情は心配で今にも泣きそうな顔だった。
「大丈夫!ハジメ。」
「大丈夫だよ。奈多…それにしても……派手にやったね…」
「あ、ごめんね。引いたよね…」
おそらく返り血でずぶ濡れな奈多がそう言う。
確かに最初は怖かったけど、助けてくれた奈多にそんなこと思うのは
違うなと思ったから。僕は。
「ううん、そんな事ないよ。助けてくれてありがとう。」
とお礼をした。それを聞いた奈多の表情が明るくなり
「当たり前でしょ。友達だもん。」と自信満々に言ってくれた。
この騒ぎを聞きつけて天之河達がやってきた。一行はこの惨状に
絶句するが天之河がいち早く口を開いた。
「なんだこの惨状は。君がやったのか?奈多!」
「そうだけど?何?」
「ダメじゃないか!檜山達に謝れ!」
天之河はいつものように正義感を振り回していた。
「明後日の決闘で私に勝てたらいいよ。今回のこれも含めて
謝罪してあげる。」
そんな会話をしているうちに、白崎さんが僕の手当てをしてくれた。
「大丈夫?南雲くん。」
「大丈夫だよ、白崎さん。」
一言二言会話を交わしながら治療してくれた。
途中「いつもあんなことされてたの?それなら私が…」と何か物騒なことを
言い始めたけど宥めて落ち着いてもらった。
その後は檜山達を除き訓練をし、夕食を食べ終わった後にメルドさんから話があった。
「明後日、決闘が終わってから実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。
必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは
一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ!
今日はゆっくり休めよ! では、解散!」
そう伝えられると僕は一気に不安が押し寄せてくるが
自分も頑張ろうと奮い立たせ部屋に戻るのだった。
4話目ですが、どうでしたか?
途中から語彙が壊滅的なんですがお許しください。