転生したらミルキだったが、この世界は様々なことが違うらしい   作:色々残念

4 / 6
ちょっと遅れましたが話を思いついたので更新します
今回は8000文字くらいになります


競売とゲームの始まり

サザンピースのオークションが開催されるまでの間、しばらく滞在することになるヨークシンを全員で歩いていると、値札競売市が行われている場所を通りがかることになった。

 

人気が無く白紙のままの値札もあれば、値札の値段が幾つも書き直されている人気な品物も存在している市。

 

「品物全部に変な紙がついてるのは何でかなミルキさん」

 

ヨークシンで何か知らないことがあると、まず最初に俺に聞いてくるようになったゴン。

 

「これは、白紙の値札に買い手が金額を記入していく、値札競売市という競売市だな。規定時刻までに最高価格を書いた人が落札するが、金額に折り合いがつけば規定時間を待たずに売ってくれる場合も多いそうだ」

 

「そうなんだ、やっぱり詳しいねミルキさん」

 

「ミルキ師匠は様々な知識をお持ちなのですね」

 

此方の語る知識に目を輝かせるゴンとカストロの2人。

 

「値札競売市について付け加えて説明するなら蚤の市と競売が合体したようなもので、手書きのレトロ感覚が、けっこう評判な競売市というところか。まあ、かなり庶民的な市ではあるんで、物置からそのまま取り出したようなガラクタも多い」

 

「ホントだ、ほぼガラクタだね。でも掘り出し物の見付け方とか、ミル兄なら知ってそうだけど」

 

俺の方に顔を向けて、期待するような顔で聞いてきたキルア。

 

「俺は目利きには詳しくないが、念が使える者だけが可能な品物の見分け方はあるぞ。凝を使って品物を見てみて、オーラが宿っている品は才能がある者が作った物となる筈だ。流石に値段までは判別できないけどな」

 

俺の言葉を聞いていたキルアとゴンにカストロが目にオーラを集中させて凝を使い始めたが、レジャーシートの上に雑に並べられていたナイフに視線が集まった3人。

 

白紙の値札がついているナイフには他に買い手がいないようで、売り手の男性も本を読んでおり、あまり積極的には品物を売っていない。

 

「他の品物も見て回りたいんで、このナイフを今直ぐ売ってもらえると嬉しいんだが」

 

「うーん。他に買い手もいないし、金額によっては売ってもいいよ」

 

ナイフを指差して言った俺に、売り手の男性は、ちょっと考えた後にそう答えた。

 

「そうだな、じゃあ1000ジェニーで」

 

「その値段ならいいよ」

 

徐々に値段を上げていこうかと考えていたら、あっさりと1000ジェニーで交渉は成立し、手に入れることができたナイフ。

 

「ミル兄、そのナイフってやっぱり」

 

「ああ、ベンズナイフだな」

 

離れた場所で、ナイフの造形や斬れ味に番号を確認してみたが、やはりこのナイフは本物のベンズナイフで間違いなさそうだ。

 

「ベンズナイフって何なのかなミルキさん」

 

やはり知らないことで気になったことは、直ぐ俺に聞いてくるゴン。

 

「ベンニー=ドロンという100年ほど前の大量殺人鬼が作成したオリジナルブランドのナイフがベンズナイフだ。刀鍛冶だったベンニーは人を殺す度に記念として番号入りのナイフを作ったが、その数は全部で288本になる」

 

ベンズナイフについて詳しくないゴンやカストロに説明するように語った俺の隣でキルアも口を開く。

 

「犯罪者が作ったものだから、正当な評価をされにくい隠れた名品ってだけ覚えとけばいいよ。まあ、ベンズナイフは安くても500万ジェニーはするけど」

 

キルアの補足で「ごひゃっ」と言って驚いていたゴンとカストロの2人。

 

「そうだな、ベンズナイフ以外にもオーラを宿している品物があるかもしれないし、サザンピースオークションまでの暇潰しと小遣い稼ぎに、皆で掘り出し物を凝で探してみるのはどうだろうか」

 

そんな俺からの提案に「うん、やってみる」と乗り気なのはゴンだけではなく、カストロも「これも凝の鍛練ですねミルキ師匠」とやる気になっているようだ。

 

キルアはキルアで「どっちが良い物を見付けられるか勝負しようぜゴン」とゴンに勝負を挑んでいたりもした。

 

それから全員が別行動をして掘り出し物を探すことに決まり、四方に別れた4人。

 

キルアとゴンにカストロの3人には、それぞれ軍資金として200万ジェニーほど渡しておいたが、その上限内で損をせずに落札できるように頑張ってもらいたいところだな。

 

俺が1人で凝をしながら値札競売市を練り歩いていると、2本目のベンズナイフを発見。

 

それは原作ではクロロが持っていたベンズの中期型のナイフで、魚の骨に似た形状の刃には毒が仕込めるようになっている特殊なナイフ。

 

此方のナイフも白紙の値札で他の買い手が居なかった為、値段交渉を行ってみると、規定時刻が来る前に1万ジェニー程度で買うことに成功。

 

幸先の良い出だしに喜びながらも、凝を使って再び掘り出し物を探していると、今度はオーラを宿す複数の包丁がセットになっているものを見付けた。

 

複数の包丁は料理用の包丁ではあるが、斬れ味は悪く無さそうに見える包丁の数々。

 

いい料理が作れそうな包丁だが特に銘が刻まれていたりはしないので、ブランドの包丁ほどの人気もないらしく、此方の包丁のセットも値札は白紙である。

 

試しに交渉をしてみると3万ジェニーほどで値段交渉は成立し、規定時刻前に入手することができた包丁のセットは、とても良い品だ。

 

格安で良い物を手に入れることができたと俺が素直に喜んでいると、絶を使いながら此方に向かって近付いてくる気配を感じた。

 

よく知っているこの気配は、姉のイルミで間違いない。

 

人混みに紛れて此方に背後から接近してきているイルミが何処に居るのか、それを完全に感じ取っていた俺は振り向くと、隠れているイルミに向かって手を振ってみる。

 

それで居場所が俺にバレていることを悟り、隠れて此方に近付くことを諦めたイルミが、ようやく姿を現した。

 

「だーれだって後ろから手で目隠しするやつをミルキにやりたかったのに」

 

無表情ながら何処と無く残念そうな顔をしているイルミが、そんなことを言いながら絶も解く。

 

絶によって希薄になっていたイルミの存在感が戻り、周囲の人々もイルミの存在に気付いたようだ。

 

突如として現れたように見える無表情黒髪長髪猫目美人は、確実に目立っていた。

 

「ちょっとミルキに相談したいことがあるんだ」

 

「じゃあ移動しようか姉さん、此処は人が多いから」

 

とりあえず人の数が少ない場所に移動した俺は、イルミが俺に相談しておきたい内容を聞くことにしたが、どうやら仕事に関する話らしい。

 

「新しい仕事がゾルディックに依頼されたんだけど、ちょっとターゲットが面倒な場所に居るみたいなんだよね。普通の手段じゃ行けない場所でさ」

 

顔は無表情だが困っているという気持ちが伝わってくるイルミの声。

 

ハンターライセンス持ちのハンターなら、普通では行けない場所にも向かうことが可能だが、そんなハンターでも行けない場所は数少ないだろう。

 

「ライセンス持ちのハンターでも行けない場所となると限られるが、ターゲットは何処に居るんだ?」

 

「依頼人が言うには、グリードアイランドって場所だね」

 

イルミから答えを聞いた俺は、確かにグリードアイランドには向かう手段が限られていると納得。

 

正規の手段で入島しなければゲームマスターによって排除されてしまうグリードアイランドは、確かに普通の手段で行ける場所ではない。

 

「グリードアイランドに入島するには、グリードアイランドのプレイヤーになる必要があるな」

 

「ああ、やっぱりそうなんだ。オークションでグリードアイランド買うと、普通に依頼料を超えて赤字になりそうだから、どうしようかな」

 

最低落札価格が89億という値段なグリードアイランドにイルミは頭を悩ませているが、確かに平均的な依頼料と比べると赤字になってもおかしくはない金額だな。

 

オークションでグリードアイランドを買ってしまうと、別の意味で、割りに合わない仕事になりかねない今回の仕事。

 

グリードアイランドを買えない、とは言わないあたりイルミの財力は凄まじいが、節約できるならしておきたいとも思っているみたいだ。

 

「それなら大富豪バッテラが間違いなく行うグリードアイランドのプレイヤー選考会に参加してみるのはどうかな。サザンピースのオークションカタログを入手する必要があるが、1200万ジェニー程度なら依頼料を超えることもないと思うぞ」

 

「うん、それがいいかな。ありがとミルキ。やっぱりミルキに相談してみて良かった」

 

困っている姉の悩みを解決する為に、グリードアイランドのプレイヤーになる方法を教えてみると、俺に感謝してきたイルミが微笑む。

 

口を緩めて微かに笑みを浮かべているイルミは、家族の前だとたまに笑うが、俺の前だとけっこう笑うことが多い。

 

そんなことがあったりもしたが、姉のイルミと話している間に、値札競売市の規定時刻の12時を過ぎた時間となっていた。

 

名残惜しそうなイルミと別れて、集合場所に向かってみると全員がオーラを宿す品物を手に入れていたみたいだ。

 

ゴンが手に入れた品物は、作者の直筆サイン入りのムカトリーニの50枚限定リトグラフ。

 

キルアが手に入れた品物は、全て手作りのアンティーク人形。

 

そしてカストロが手に入れたのが、一見ただの木像にしか見えない木造蔵。

 

「カストロがキルアとゴンの勝負に参加してたら、ぶっちぎりで1番だったな」

 

俺のその言葉に、驚きを隠せていないキルアとゴンにカストロの3人。

 

「あの木像そんな高いのミル兄」

 

そうは見えないけど、と言いたげな顔をしているキルア。

 

「木像というか、中身の値段だな。これは木造蔵という品で、300年くらい昔に金持ちの間で流行った隠し金庫だ。このオーラなら中身の財宝も間違いなく本物だろう」

 

「やはりミルキ師匠は博識ですね」

 

「ミルキさんは本当に色んなこと知ってるね」

 

素直なカストロとゴンは、此方の言葉を疑うことはない。

 

「いつまでも品物を持ち歩いている訳にもいかないし、とりあえず絵とアンティーク人形は、先に骨董屋で売って金にしておくのが良いんじゃないか」

 

「そうするねミル兄」と頷いたキルアは「んじゃ、あそこの骨董屋に売りに行こうぜゴン。値段高い方が勝ちな」と言ってアンティーク人形を抱えて骨董屋へと向かっていく。

 

「うん、勝負だねキルア」

 

キルアに続いて、そう言ったゴンも絵を抱えて骨董屋へと移動していった。

 

高い値段の品物だった方が勝ちな勝負は、ゴンが手に入れた絵が15万ジェニーで、キルアの手に入れたアンティーク人形が30万ジェニーとなり、結果はキルアの勝利で終わる。

 

その後、戻ったホテルで木造蔵の中身を確認する為、円で確認した木造蔵の継ぎ目にベンズナイフの切っ先を、中身を傷つけないようにゆっくり突き刺していくと、真っ二つに割れる木造蔵。

 

割れた木造蔵の中身は、オーラの輝きに負けない程に光り輝く財宝の数々。

 

「財宝は間違いなく本物だが、これをどうするかはカストロが決めて良いぞ」

 

木造蔵を手に入れたカストロが、中身の財宝の所有権も持っていると考えていた俺は、判断はカストロに任せることにした。

 

「保管しておく場所もありませんし、常に財宝を持ち歩く訳にもいきませんから、早目に売ってジェニーに変えましょう」

 

迷わず即決したカストロは金銭にもあまり執着がないので、判断が早い。

 

翌日、信頼できる下見市を探してみて、市を仕切るコネルトさんに木造蔵の中身を見てもらうことになる。

 

「うーむ、これはすごい。どの品もまぎれもない逸品ぞろいですな。保存状態も良好なのが、とても素晴らしい」

 

木造蔵の中身である財宝を確認しているコネルトさんは、財宝の価値を確かに理解しているみたいだ。

 

「いや、しかし、どれも間違いなくいい品ですな。わたしが引き取りたいくらいですよ。どうです?2億7000出しますが?」

 

指を2本立てた後に、今度は7本指を立てるジェスチャーをしてきたコネルトさん。

 

「即金なら構いませんよ」

 

「本当ですか!?直ぐにジェニーを用意します!」

 

そう言ったコネルトさんは部下を呼び出して、金庫からジェニーを持ってこさせると、2億7000万ジェニーが詰まった3つのアタッシュケースを此方に差し出す。

 

「それでは交渉は成立ということで」

 

「こんなに素晴らしい品をありがとうございます」

 

全てのアタッシュケースを受け取って中身を確認した後、此方に感謝してきたコネルトさんと握手してから立ち去った下見市。

 

カストロの銀行口座に2億7000万ジェニーを全て振り込んでおき、サザンピースのオークションが始まるまでの間、キルアとゴンの念についてアドバイスしておく。

 

グリードアイランドの競売が始まる前の僅かな間に、念を電気に変化させることを可能としたキルアと、応用技術である硬を身に付けたゴン。

 

サザンピースのオークションが始まっていき、グリードアイランドの競売が行われる日の当日、全員が正装をして向かったオークション会場。

 

開始されたグリードアイランドの競売で、上げた手の形で金額を表すことに興味を示していたゴンに「ちなみに親指だけを立てるのは、前の人と同じアップの合図だから実際に指を立てたりするのは止めような。支払い能力ないと実刑もあるから」と言っておく。

 

「危なかった。教えてくれてありがとうミルキさん」と言ったゴンは、やはり実際に指を立ててしまうところだったらしい。

 

それから数日の内に行われたサザンピースオークションで全てのグリードアイランドが大富豪バッテラに落札された後、グリードアイランドをプレイするプレイヤーを選ぶ審査が9月10日にサザンピースで行われる。

 

このグリードアイランドプレイヤー選考会の審査を担当するのは、プロハンターのツェズゲラであり、早速行われる審査。

 

1人ずつステージの上で練を見せるという単純な審査は、鍛練の成果を見せろということで、つまりどのくらい強いのかを見せる必要があった。

 

キルアとゴンにカストロと顔を変えて変装したイルミが先に審査を受けていて、最後に回ってきた俺の順番。

 

纏をした状態で音を遥かに置き去りにする速度で放つ中段正拳突きを繰り出しながら、微塵の遅れもない流も同時に行ったが、ツェズゲラは俺の動きと流を視認することが出来なかったようだ。

 

「ご、合格だ」

 

それでもツェズゲラには見えない速度で動けた俺の実力は認められたようで、審査を担当するツェズゲラからは合格を言い渡された。

 

移動した合格者達が集まる部屋にはキルアとゴンにカストロと変装中のイルミの姿があり、ビスケット=クルーガーも当然のように合格者に含まれている。

 

合格者は全員で24名となった今回のグリードアイランドプレイヤー選考会。

 

24名にはそれぞれ契約書が渡され、午後5時に全員がヨークシンを出発することになるが、それまでに契約書を読んでサインを済ませておくとしよう。

 

契約書の内容を全て読み終えて、サインを済ませた俺を含めた4人。

 

それから集合場所であるターセトル駅の中央口に向かったが、貸し切りの列車に乗ることになる24人の合格者達。

 

列車によって移動を行い到着した古城の内部には、グリードアイランドが入ったジョイステがずらりと並んでいた。

 

プレイする順番をジャンケンで決めることになったが、ジャンケンに勝った俺が1番となり、グリードアイランドを最初にプレイすることになる。

 

水見式をする時と同じようにジョイステの左右に手を差し出して行う練。

 

ゲームの内部、という設定となっている現実世界にある島に飛ばされることになった俺は、一応ゲームのシステムについて説明を受けておく。

 

全ての説明を聞いてからスタート地点を出ると、周囲は見渡す限りの草原。

 

初心者を見張っている者達でも居るのか、視線を感じるが、警戒すべき相手ではない。

 

俺以外の3人がグリードアイランドに来るまで、待っておくとしよう。

 

草原に座って静かに待っていると、スタート地点の建物から出てきたゴン。

 

2番目のゴンと会話しながら待っていると、順番に次々と建物から出てくる見覚えのある面々。

 

10番目に現れたカストロも加えて会話を続けていたら、17番目のキルアがようやくグリードアイランドにやって来た。

 

此方を見ている視線の方向から街の場所を推察し、キルアとゴンがジャンケンして決めた方向に向かうことになった全員。

 

しばらく4人全員で平原を歩いていると、呪文カードを使って1人のプレイヤーが現れる。

 

明らかに此方への悪意を感じるこのプレイヤーは、悪質な初心者狙いのプレイヤーで間違いない。

 

バインダーを開いたまま現れたプレイヤーが此方に呪文カードを使う前に、素早くプレイヤーの背後に回り込んだ俺は、凄まじく手加減した手刀を首に叩き込んで悪質なプレイヤーを気絶させておく。

 

「ブック」

 

そして自分のバインダーを呼び出した俺は、気絶させたプレイヤーのバインダーからカードを全て奪っておいた。

 

これでこのプレイヤーに此方が呪文カードで攻撃されることはないだろう。

 

「これでよし」

 

一仕事終えた気分で頷いておく俺。

 

「えっ、ゲームってこういうのアリなの」

 

いきなり起こった出来事に戸惑うゴン。

 

「ミル兄って、悪意を感じると容赦がないよね」

 

昔からそうなんだよな、と遠い目をするキルア。

 

「流石はミルキ師匠、流れるような動きで、素晴らしい一撃でございました」

 

日々努力して修行を重ねたことで、凄まじく手加減した俺の動きなら、なんとか視認することができるようになり、ようやく見ることができた此方の動きの素晴らしさに感動していたカストロ。

 

「それじゃあ街を目指そうか」

 

カードの奪い合いがオッケーなら、これもオッケーだと思うので、特に気にしていない俺がそう言って歩き出すと着いてきた3人。

 

気絶した悪質なプレイヤーは放置し、入手した呪文カードを見て効果を覚えながら全員で移動を再開して、最初に到着した街は懸賞の街アントキバ。

 

アントキバの月例大会の行事表を確認していると、他にも行事表を見ていた見覚えのあるプレイヤー達。

 

4日後に行われるジャンケン大会への参加を決めたキルアとゴン。

 

そんなキルアとゴンは腹がへっていたようで、お腹を鳴らしていた。

 

俺とカストロも確かに腹はへっていたので食事が必要だろう。

 

腹ごしらえと情報収集と懸賞品の一石三鳥を得るために、30分以内に完食すれば代金がタダになって懸賞品まで貰える巨大パスタを頼んだ全員。

 

4人全員が30分以内に完食した巨大パスタの懸賞品として、ガルガイダーという魚のカードを4枚ゲットしたが、キルアとゴンの注文したアイスソーダ3杯の料金を請求されることになる。

 

悪質なプレイヤーから奪ったカードの1000ジェニー1枚と100ジェニー1枚で、アイスソーダの料金の1020ジェニーを支払っておいた。

 

おつりとして渡された10ジェニー8枚をバインダーのフリーポケットにしまい、ジャンケン大会までの4日間をアントキバで過ごす日々。

 

ガルガイダーが合計20枚くらいになったところで、ちょっとガルガイダーを食べてみようかと考えた俺は、ガルガイダーを3枚ほどゲインし、カードから実体化させておく。

 

値札競売市で購入してグリードアイランドまで持ち込んでいた包丁セットを用いて2匹のガルガイダーを切っていき、グリードアイランドで購入しておいた鍋やフライパンに調味料を使ってガルガイダー達を調理した。

 

外見からは想像できない程に繊細な味があるというガルガイダーは、煮ても焼いても美味いそうなので、2匹の切り身を煮付けと焼き魚にしてみたが、確かに美味な魚ではあるようだ。

 

今まで食べたことがない繊細としか言いようのない味。

 

それは煮ても焼いても美味い味へと変化するガルガイダーという食材を正確に表しているのは間違いない。

 

最後に残った1匹のガルガイダーは雌で、腹部に卵が存在している。

 

ガルガイダーの魚卵は、まるでたらこのようであり、焼くことで香ばしさとうま味が確実に増した。

 

丁寧に焼いて味付けしたガルガイダーの魚卵を炊きたてご飯で包み込んで握ったおにぎりをキルア達に食べてもらったが、かなり好評だったな。

 

さて、明日はようやく9月の月例大会。

 

大会に参加するつもりのキルアとゴンには、優勝者を狙うプレイヤー達も必ず居る筈だと伝えておいたが、それでも2人は大会に参加するつもりみたいだ。

 

まあ、ゲームを楽しもうと考えている2人には、しばらく自由に過ごしてもらうとしよう。




かつてミルキがアルカにおねだりされた際に、腹筋1万回、背筋1万回、腕立て伏せ1万回をやるようにおねだりされましたが、お願いをきいてくれるようになったアルカに「じゃあどっかの病院の患者さん達を治してあげてくれ」と頼んだミルキのおかげで行われた遠隔治療により、バッテラの恋人さんは健康な状態になって意識を取り戻しています
故に今のバッテラが求めているのは若返る為の魔女の若返り薬だけで、バッテラは精神的にはかなり余裕がありますね
ちなみにミルキがアルカにおねだりされる時は、毎回筋トレ系のおねだりをされます

番外編としてトリコの世界に単独転移したこのミルキの話を読みたいと思いますか?

  • 読みたい
  • 読みたくはない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。