転生したらミルキだったが、この世界は様々なことが違うらしい   作:色々残念

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体調も良くなったので思い付いた話を書いてみました
今回は8000文字くらいになります


ゲームのクリアまで

アントキバで毎月15日に開催される月例大会。

 

9月に行われる大会はジャンケン大会であり、優勝賞品は「真実の剣」となっている。

 

ジャンケン大会に参加したキルアとゴンは順調に勝ち進んで、決勝戦はキルアとゴンの勝負となった。

 

優勝したキルアが入手した「真実の剣」を狙うプレイヤー達も少なからず居たようで、キルアとゴンで対処が可能なアマチュアハンターは2人に任せておく。

 

その後、今のキルアとゴンでは勝てない相手が複数人現れたが、やはり目当ては「真実の剣」らしい。

 

相手がバインダーから呪文カードを出した瞬間に、ちょっと素早く動いた俺は相手の呪文カードを奪い取ったが、呪文カードを奪った俺の動きを目で追えていなかったプレイヤー達。

 

「修行不足だな、カードは貰っとくよ」

 

俺はそう言いながら奪った呪文カードをカストロに投げ渡す。

 

「まだ「真実の剣」を奪うつもりなら、今度は呪文カード以外も奪うぞ」

 

「真実の剣」を奪いに来たプレイヤー達は、俺のその言葉に怖じ気づいたようで、バインダーをしまって逃げていく全員。

 

キルアとゴンだけでもあの程度の連中には勝てるようになってほしいところだ。

 

隠れて此方の様子を観察しているビスケット=クルーガーさんに接触して、2人の師匠になってもらうように頼んで、キルアとゴンを鍛えてもらうのが良さそうだな。

 

いずれビスケットさんから接触してくるかもしれないが、先に此方からご挨拶も兼ねて接触してみるとしよう。

 

という訳で、キルアとゴンの護衛を一旦カストロに任せて別行動し、隠れて此方を観察しているビスケットさんの背後へと回り込んでみた。

 

「おはようございます」

 

とりあえず先ずは朝のご挨拶をしてみたが、背後から話しかけたのがよくなかったのか、蹴りを放ってきたビスケットさん。

 

今のキルアやゴンが喰らったら普通に死ぬ威力がある蹴りだったが、それを軽々と避けると更に此方を警戒したようで、油断なく拳を構えたビスケットさんは明らかに戦闘体勢になっていた。

 

「此方は戦う気は無いですよビスケット=クルーガーさん。磨いてもらいたい原石について話をしに来ました」

 

此方からは攻撃せずに仕事の依頼がしたいことを説明すると、まだ警戒は解かないが話は聞いてくれるようになったビスケットさん。

 

詳しく話をしていくと、ビスケットさんは磨いてもらいたい原石に興味を持ったようだ。

 

「磨くかどうかは実際に見てみてから決めさせてもらうよ」と言ったビスケットさんを連れて、キルアとゴンにカストロと合流すると「ミル兄。何でそいつ連れてきたの?」と凄い顔をしたキルアが殺気立つ。

 

「とりあえずキルアは落ち着け、この人はビスケット=クルーガーさん。可愛らしい外見からは考えられないかもしれないが、あのウイングさんの師匠でもある人だ。この人にキルアとゴンを鍛えてもらおうと思って依頼したんだよ」

 

ビスケットさんを連れてきた理由を俺が説明していくと殺気立っていたキルアも落ち着いてくれた。

 

可愛らしいと俺に言われたことに、ちょっと照れていたビスケットさんにキルアが怒ったりもしたが、とりあえず今後について話しながら全員で移動。

 

山中を走って移動していると山賊達が現れたが、襲いかかってくることなくジャンピング土下座して助けを求めてくる山賊達。

 

島の風土病にかかっている山賊達は、風土病の症状を抑えて熱を下げる薬を買う金が足りなくて困っているらしく、ちょうど55万ジェニーほど足りないみたいだ。

 

ビスケットさんを除く全員の所持金全額が全て無くなるが、山賊達に55万ジェニーを渡しておくと、今度は風土病にかかって寝込んでいる山賊の子どもが寒がりはじめる。

 

「こんな時に服が沢山あれば!!」

 

などと言い出した山賊は、遠回しに服を寄越せと言っているのは間違いない。

 

キルアとゴンに俺とカストロの上着を山賊に渡した結果、ビスケットさん以外は身ぐるみをはがされた状態となった俺達。

 

山を降りて岩石地帯に到着したところで、さっそく現れた怪物達は1つ目の巨人。

 

「あんた達だけで、この岩石地帯をしばらく戦ってみて」

 

キルアとゴンにそう言ったビスケットさんは、今の2人の実力を見極めるつもりのようだ。

 

その後、俺とカストロにビスケットさんは手を出すことなくキルアとゴンだけに岩石地帯で現れる怪物達を任せたが、カード化することができていなかった怪物達の方が多かった2人。

 

磨けば光る才能があるのに活かせていない2人に我慢できなくなったビスケットさんは、2人を指導して鍛えることに決めたらしい。

 

その日からキルアとゴンの鍛練の日々が始まり、ビスケットさんが痛めつけてから捕まえてきたビノールト相手に実戦的な戦いを行ったキルアとゴン。

 

10日間の内に1対1でビノールトを圧倒できるようになったキルアとゴンは確実に成長している。

 

実力が拮抗した相手と命懸けの戦闘をした時の経験値により、前よりも強くなったキルアとゴンの2人。

 

上達したことを素直にビノールトへ感謝したゴンの純粋さに、ビノールトも何か思うところがあったのか、グリードアイランドを出たら自首をするから見逃してほしいと言い出す。

 

そんなビノールトを逃がしてやったビスケットさんは「じゃあ明日から次の修行ね」と2人に言いながら指を1本立てた。

 

「「数字の3!」」

 

しばらく遅れて凝を行ったキルアとゴンの2人は、ビスケットさんの指から出ているオーラが形作る数字を言う。

 

「あまりに反応が遅い、2人とも腕立て5000回」

 

罰ゲームを言い渡したビスケットさんの前で、腕立て伏せを始めたキルアとゴン。

 

キルアとゴンが腕立て伏せをしている間に、ビスケットさんと会話しながら料理を作っておき、全員分の食事を用意しておくと2人の腕立て伏せが終わる。

 

今回俺が作ったガルガイダーのアクアパッツァは全員に好評で、ビスケットさんからは「店を出してる美食ハンターよりも美味い料理だわね」と高い評価をもらうことが出来た。

 

翌日、皆でマサドラに移動し、3時間もしない内に到着したマサドラ。

 

カードを売却して手に入れたジェニーを使い、デパートで俺は食料や飲料水を購入しておいたが、ビスケットさんは修行に必要な品を購入していたようだ。

 

一応俺もシャベルとトロッコを買っておき、それから全員で再び岩石地帯に戻ると、今度はシャベルを使って岩を掘りながら真っ直ぐ進むことになるキルアとゴンの2人。

 

その間、俺とカストロは重りを装着した状態で様々な筋トレをしたり、組手などをして鍛練を行ってみたが、岩山を掘りながら進んでいたキルアとゴンは200m程度しか進めていなかったな。

 

「あれはそんなに体力を消耗するのですね」

 

シャベルで岩山を掘りながら進むという訓練で、疲れはてたキルアとゴンを興味深そうに見ていたカストロ。

 

「じゃあ、此方も一緒にやってみるか?」

 

試しにそう問いかけながら俺がカードから実体化させたシャベルを差し出してみると「やってみましょう」と答えたカストロはシャベルを受け取って、キルアとゴンが掘り進んでいた岩山とは別の岩山をシャベルで掘り始める。

 

カストロと俺でコンビを組み、身体に重りを装着したままの状態で、周を用いたシャベルを使って岩山を掘り、掘ったものをトロッコで運びながら進んでいくと、30分で1㎞ほど掘り進むことができた。

 

「そろそろ限界ですミルキ師匠」

 

30㎞ほど進んだところでカストロに限界が来たので、休憩時間ということにしておき、カストロの身体を休ませておく。

 

それから次の日も30㎞ほど進み、更に翌日も岩山を掘りながら真っ直ぐ進んで、キルアとゴン達よりも早く到着したマサドラ。

 

俺とカストロはマサドラのデパートで、食料品や飲料水を購入してからキルアとゴンにビスケットさんが居る岩石地帯に戻ったが、経過した日数が3日程度では、まだそんなに掘り進んでいないキルアとゴンの2人。

 

キルアとゴンが休む時は、頭上に石を吊るしたロープの端を掴みながら休むことになっており、似たような訓練をやらされていたキルアは問題なく休んでいたが、まだ慣れていないゴンは何度か頭に石が直撃していた。

 

頭にたんこぶを作っていたゴンも、時が経つにつれて慣れてきたようで、頭上に岩を吊るしているロープが切られた瞬間に反応して、落ちてくる岩を避けることも可能になったゴン。

 

全身の筋力に持久力や精神力とオーラの総量、そしてそれを操る技術力が、シャベルに周を使いながら岩山を掘り進むという訓練で向上したキルアとゴンの2人。

 

岩山を掘り進んで到着したマサドラから、また全員で岩石地帯に戻ったが、今度は岩石地帯に居る怪物達のカードをゲットすることがキルアとゴンの修行となる。

 

敵を観察し分析する力と敵を攻略する為の手段を戦いながら瞬時に考える力こそが戦闘考察力であり、それが今のキルアとゴンに必要な力であるのは間違いない。

 

怪物達のカードをゲットすることで、キルアとゴンは戦闘考察力を鍛えることができるだろう。

 

数週間かけて岩石地帯の全ての怪物カードをゲットしたキルアとゴン。

 

今度は防御の修行として、纏と練の応用技である堅を使った修行を始めたキルアとゴンは、まだ10分程度しか練を維持することができていない。

 

それでも毎日修行を積み重ねて成長していくキルアとゴンに刺激されたのか「日々の鍛練の回数を増やしてくれませんかミルキ師匠」と頼んできたカストロ。

 

カストロの望み通りに鍛練の回数を増やしてみたが、日々行う鍛練に熱が入っていたカストロは、鍛練を積み重ねていくごとに少しずつ強くなっていく。

 

修行の日々は過ぎ去っていき、キルアとゴンの修行が最終段階にまで到達。

 

念の系統別の修行を行うことになったキルアとゴンの2人。

 

順調に修行が進み、今日はもうすぐで新年となる12月29日ということで修行は休みとなり、ちょっとしたお祝いにパーティを開こうかと考えて、準備することになった面々。

 

パーティ用に食材を沢山用意し、岩石地帯にピザ窯を作ってみたりして、パーティの準備を行っていると、呪文カードで此方に移動してきたプレイヤーが居た。

 

肩にカウントダウンする装置が付いていたそのプレイヤーは、ボマーに爆弾を付けられてしまったらしい。

 

どうやらゲンスルーがボマーであることは変わっていなかったみたいだ。

 

ボマーの2つの能力について知っていることを説明してくれたプレイヤーのアベンガネは、呪文カードを使って去っていく。

 

ボマーに爆弾を付けられたアベンガネから話を聞いた結果、お祝いをするような気分ではなくなっていた全員。

 

とりあえず必要になりそうな呪文カードを入手しておくことにしたが、大量に入荷されていた呪文カードの数々。

 

合計で100枚以上の呪文カードを手に入れることができたが、ゲーム外に出ることが可能な「離脱」のカードも5枚ほど入手できた。

 

翌日から本格的なゲーム攻略を開始することになり、全員で入手していった様々なカード。

 

1月の月例大会で優勝したキルアとゴンが手に入れた「聖騎士の首飾り」は、身に付けている者に呪文カードの「反射」と同じ効果をかけ続けるアイテムであるらしい。

 

他プレイヤーからの攻撃呪文をはね返し、効果を相手プレイヤーに返す「反射」の呪文。

 

さっそくゲインした「聖騎士の首飾り」は、ゴンが身に付けることになり、指定ポケットのカードを全員がゴンに渡しておく。

 

1ヶ月で50種類の指定ポケットカードを入手することができたところでマサドラに向かい、ゲーム外に出たくて「離脱」のカードを欲しがっていそうなプレイヤーを探してみると何名か発見。

 

「離脱」のカードと交換で様々なカードを入手することに成功。

 

その後、病気の山賊達が居る村に再び行き、此方を信頼してカードになってくれた山賊達の呪いを「聖騎士の首飾り」で解いて元気になってもらうと、お礼として渡された「奇運アレキサンドライト」のカード。

 

更にカード集めをしていると「交信」を使ってきた相手が居て、会って情報交換がしたいと言ってきたカヅスール。

 

マサドラの北東2㎞の岩場に向かい、情報交換を行う最中、ゲンスルーの能力についての情報を持っていることを明かし、情報を提供する交換条件として幾つかのカードや情報を受け取った。

 

その後、誰も手にいれていないSSランクカードの「一坪の海岸線」について情報を集める為、ソウフラビに「同行」の呪文カードで移動した全員。

 

レイザーと14人の悪魔という情報を入手し、向かった酒場で条件を達成して、案内されたレイザーの場所。

 

そこで始まったスポーツ勝負は、俺達なら勝てるものだったが、今回はどんなスポーツがあるかを知る情報収集だけで済ませることにした俺達のチーム。

 

「一坪の海岸線」の入手を諦めて去っていくプレイヤー達の中で、残っていたゴレイヌは俺達と同じく再び挑戦するつもりであり、此方と手を組もうと考えていたようだ。

 

それはそれとして、とりあえず腹拵えをする為にレストランにゴレイヌを加えた全員で向かい、食事をしていると「はい、ミル兄」と言いながら、とあるアイテムをゲインしてキルアが渡そうとしてきた。

 

「ミル兄の子どもなら、きっと可愛いよ」

 

満面の笑みを浮かべて「身重の石」を此方に差し出し、俺に子どもを産ませようと考えているキルア。

 

「えぇ」とドン引きしている此方に、押し付けるように「身重の石」を差し出すキルアは押しが強い。

 

「好みのイケメンの貴重な出産シーン」

 

などと言ってハァハァと息を荒げて興奮しているビスケットさん。

 

キルアを止めるつもりがないビスケットさんもヤバイとしか言いようがないな。

 

「ミルキ師匠の子どもなら、きっと強い子が産まれるでしょうね」

 

笑顔で頷いているカストロ。

 

いやカストロ、お前は止めろよ、とは思った。

 

「男の人だと、どこから産まれるのかな」

 

純粋に好奇心を抱いているゴン。

 

そういうところに好奇心は抱かなくていいと思う。

 

「いや、何考えてるんだお前ら。止めてやれよ、ミルキが嫌そうな顔してるだろ」

 

ヤバイ連中とは違って普通にいい人なゴレイヌは、ちゃんと止めてくれた。

 

1番まともな反応をしてくれたゴレイヌしか止めてくれなかったんだが、このチームは後から加わったゴレイヌしか常識人が居ないのかもしれない。

 

なんてこともあったが、呪文カードで確認したこれまで遭遇した人達の中に、ヒソカの名前を発見。

 

本人なら間違いなく戦力になるので、呪文カードの「同行」を用いてヒソカの元へ移動してみた。

 

水浴びをしていたようで全裸だったヒソカは、身体を隠すことなく堂々としていて、何故か楽しげに俺に話しかけてきたが、人間の言語を忘れてヒソカに威嚇するキルアを落ち着かせながら俺は「とりあえず服着ろ」と言っておく。

 

ヒソカも仲間に加わり、ツェズゲラとも交渉した結果、更に仲間が増えて11人となった面々。

 

「一坪の海岸線」のイベント発生条件の15人という数を揃える為、残り4人は数合わせのプレイヤーを集めて「同行」で再び向かったソウフラビ。

 

レイザーの部下である海賊を相手に勝利していくツェズゲラの仲間達。

 

指示を出していたレイザーに、部下のボポボが反抗しようとした時、厳罰としてレイザーの念弾によって殺されたボポボ。

 

その後、レイザーと行うことになるドッジボールは、10対10の戦いとなるが、逃げた数合わせのプレイヤーは呼び戻すことはない。

 

念獣で10の数を揃えたレイザーと同じく、ゴレイヌが2体の念獣を出して3人分となったことで此方も揃った10の数。

 

始まったレイザーとのドッジボール。

 

ゴレイヌが全力で投げたボールはレイザーに片手で容易く受け止められ、レイザーから投げ返されたボールはゴレイヌには受け止められない威力があった。

 

とりあえずゴレイヌに当たる前に素早く割り込んだ俺が片手でレイザーが投げたボールを受け止めておき、レイザーの念獣にボールを叩き込んでいく。

 

かなり軽めに投げても、ゴンが全力のグーで殴って飛ばしたボール並みの威力がある俺の投球。

 

外野のゴレイヌの念獣から投げ渡されたボールを受け取り、レイザーの念獣の数を少しずつ確実に減らしていくと、危機感を抱いたのか、念獣狙いのボールにレイザーが割り込んだ。

 

レシーブで身体ごと腕を引いてボールの威力を殺したレイザーは、刹那の狂いも許されないタイミングを完璧に捕らえて受け流す技術を見せる。

 

しかしヒソカが「伸縮自在の愛」で、レイザーの頭上にあるボールを引き寄せてキャッチした為、レイザーがアウトとなった。

 

「バック」

 

迷わずバックを宣言して内野に戻ったレイザーを残し、レイザーの念獣を残らず外野に叩き出すと、ボールを拾ったレイザーが審判以外の念獣をオーラに戻す。

 

「出し惜しみは無しだ。全力で行かせてもらう」

 

そう言ったレイザーは、念を込めたボールを頭上に放り、バレーボールのスパイクを繰り出した。

 

確実に投球以上の威力があるレイザーの全力。

 

それすらも片手で容易く受け止めた俺はボールを構えて言う。

 

「ちょっとさっきよりも力を込めるが、死ぬなよ」

 

先程とは比べ物にならない程の速度と威力があるボールを放つと、全く反応できていなかったレイザーに直撃したボールにより、場外に吹き飛んだレイザーの身体。

 

完全に気絶していたレイザーを起こすと、負けを認めたレイザーの身体は間違いなくボロボロだったな。

 

それから「一坪の海岸線」のカードを入手した俺達は、さっそく呪文カードの「複製」で3枚にカードを増やす。

 

「一坪の海岸線」のオリジナルは俺達のチームが受け取り、これからは別行動をすることになるツェズゲラとゴレイヌに別れを告げて、移動した面々。

 

「ちょっと約束してたことがあるから「磁力」を使って単独行動してもいいか?」

 

仲間達にそう聞いて、了承をもらってから使用した「磁力」の呪文カード。

 

約束していた相手の名は、ギタラクルであり、変装中のイルミが名乗っている名前でもある。

 

グリードアイランドに居るゲンスルーの暗殺依頼を受けていたイルミには、ゲンスルーがカードを沢山集めた頃に、持っているカードを全部奪ってから殺してほしいと頼んでいた。

 

「一応ゲンスルーが97枚集めてから操作してカード奪ってから、殺しといたよミルキ」

 

「ありがとうイルミ姉さん」

 

「カードは全部渡しとくね」

 

イルミは俺との約束通り、ゲンスルーの指定ポケット97枚が埋まってから針で操作し、カードを全部奪って殺したようで、97枚のカードを全て俺に渡したイルミ。

 

「あとは、これも渡しておこうかな」

 

そう言うとゲンスルー達から入手していたダブりのカードをゲインしたイルミは、実体化したアイテムを俺に差し出した。

 

「ミルキの子どもなら、きっと可愛いよ」

 

そんなことを言いながら「身重の石」を此方に渡そうとするイルミは、無表情だが期待に満ち溢れている。

 

何でこの姉弟は、たまに発想が一緒になるんだろうな、と思った俺は、遠い目をしながらも「身重の石」の受け取りを拒否。

 

それからキルアやゴンにカストロとビスケットさんが待つ場所まで戻り、97枚のカードをゴンに渡しておく。

 

99種のカードが集まったところで始まったイベントであるクイズ大会。

 

正解率が1番高かったゴンがリーメイロにある城に招待され、入手した「支配者の祝福」という最後のカード。

 

グリードアイランドの外に持っていける指定ポケットのカードは3つだが、1つはバッテラ氏が望む「魔女の若返り薬」にしなくてはいけない。

 

残りの2つの内、1つはキルアとゴンがお世話になったビスケットさんに好きに選んでもらったが、ビスケットさんは「ブループラネット」を選んだ。

 

じゃあ残り1つは何を選ぼうか、と考えた結果、選んだのは「大天使の息吹」となる。

 

その後、ゲームをクリアしたゴンがバッテラ氏に「魔女の若返り薬」を渡し、報酬の500億も受け取った。

 

バッテラ氏から渡された500億は全員で分配することにして、キルアとゴンを鍛えてくれたビスケットさんには俺から報酬として100億ほど渡しておく。

 

ついでにバッテラ氏が使用して残っていた「魔女の若返り薬」も渡されたが、残りは30粒程度。

 

とりあえず若返り薬を欲しがっていたビスケットさんに渡した「魔女の若返り薬」の瓶。

 

さっそく若返り薬を飲んで30歳若返ったビスケットさんは、57歳から27歳になったようである。

 

「そういえば、カキン国の奥地で、カイトって名前のハンターが仕事をしているって情報があったが、ゴンの知り合いの名前もカイトだったな」

 

試しにパソコンで調べてみた情報をゴンに提供してみると、目を輝かせたゴン。

 

「そうなんだ。じゃあカキンに行ってみようよキルア」

 

「しょうがねぇな、一緒に行ってやるよゴン」

 

「ミルキ師匠が行くなら、私も行きますよ」

 

ゴンとキルアは完全にカキンに行くつもりになっていて、カストロも俺が行くならついてくるつもりのようだ。

 

「貴女も一緒に来ませんか?俺としては貴女が一緒に居てくれると嬉しいんですが」

 

そう言ってビスケットさんに俺が笑顔で手を差し出すと「仕方ないわね、お姉さんが一緒に居てあげる」と言いながら笑って、俺の手を握ってくれたビスケットさん。

 

「お姉さんじゃなくてほんとはババアだろ」

 

ボソッと小さな声で言ったキルアが、ビスケットさんに鉄拳制裁でぶっ飛ばされたりもしたが、女性にババアと言ったキルアが間違いなく悪い。

 

将来キルアが結婚できるかが不安だな。




イルミにゲンスルーとサブとバラが殺されたことで、アスタ組とかは生存しました
ちなみにミルキが最後に投げたボールの威力は、ビックバンインパクトに60回腕を回したリッパーサイクロトンを組み合わせたぐらいの威力があったようです
そしてミルキに「身重の石」を渡したキルアとイルミは冗談ではなく本気でミルキに子どもを産んでもらおうと考えていました

番外編としてトリコの世界に単独転移したこのミルキの話を読みたいと思いますか?

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