ハリー・ポッターと騎士の帰還   作:味噌サバ

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11. 束の間の共同生活

 

 

 

ロンの家でお世話になってから数日後、(ウィーズリー夫人は、俺に迷惑がかかると中々首を縦に振らなかったが)ロンのご両親から許可をもらい、アイルランドのハーマイオニーにも連絡を渡して、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人は、夏休みの最後の一週間を俺の館で過ごすことになった。

 

 

 

正直、ハーマイオニーが来てくれるか、というかグレンジャー夫妻が、娘が男友達の家に一週間も滞在するのを許してくれるか、かなり疑問に思ったが、予想と反して二つ返事で了承してくれた。

 

 

 

後から聞いた話だが、俺を信用してくれているのと、ハーマイオニーがお泊まりするほどの仲の友人が今までいなかったらしく、親として心配より嬉しさが勝ったらしい。

 

 

 

その話を聞いて、嬉しいような悲しいような微妙な気持ちになったが、何にせよ外泊を許可されたので万々歳だ。

 

 

 

学用品買い出しの日、俺はマグルに紛れて電車に揺られ、ロンドンの中心部へと向かった。

 

 

 

最寄りの駅でグレンジャー一家と待ち合わせ、煙突飛行ネットワークでこちらの方に向かうハリーとウィーズリー一家とは現地で落ち合う予定だ。

 

 

 

指定の場所で待っていると、見知った一家が駅の改札を抜けて来た。

 

 

 

「フィン!久しぶり!」

 

 

 

ハーマイオニーが笑顔で駆け寄ってくる。

 

 

 

「やあ、ハーマイオニー。お父さんお母さんも、お久しぶりです」

 

 

 

グレンジャー一家との挨拶もそこそこに、ハリーやロンたちとの約束に遅れないよう、ダイアゴン横丁へと向かう。

 

 

 

道中、ハーマイオニーが、「アイルランドでの夏休みは刺激に溢れ、格別の経験を得られて素晴らしいものだった」(特に、中世初期、魔女のメーブが魔法教育を行った際の遺跡は群を抜いていたそうだ)と、興奮気味で語っているのをなだめていると、無事にダイアゴン横丁へとたどり着いた。

 

 

 

そして、集合場所のグリンゴッツ銀行へと赴き、赤毛のウィーズリー一家とハリーを探すが見つからない。

 

 

 

ウィーズリー兄弟は背が高く、人数も多いため、すぐに見つかると思っていたが、なかなか見つからない。

 

 

 

「フィン!ハーマイオニー!ここだよ!!」

 

 

 

しばらく右往左往していると、ロンの声が響いてきた。

 

 

 

声のした方を見ると、銀行前の階段でロンとジニーが手すりに寄りかかっていた。

 

 

 

「ロン!」

 

 

 

二人の元に小走りで駆け寄る。

 

 

 

(特にハーマイオニーとは)久しぶりの再会だが、ロンの表情はどこか浮かないものだった。

 

 

 

「どうかしたの?ハリーはどこにいるの?おじさんもおばさんもいないけど」

 

 

 

「実は…」

 

 

 

どうやらハリーは、煙突飛行粉での移動に失敗してしまったらしく、ウィーズリー夫妻やフレッド、ジョージたちはハリーを探しているようだ。

 

 

 

ロンとジニーは、ハリーが自力でダイアゴン横丁まで戻って来たときのために、グリンゴッツ前で待っていたらしい。

 

 

 

「一応、パパは一つ向こうの火格子に行き過ぎたくらいじゃないか、って言ってたけど」

 

 

 

ロンはそう言うと、口をつぐんでしまった。

 

 

 

ハーマイオニーやジニーも心配そうな表情をしていて、辺りが沈んだ雰囲気に包まれたそのとき

 

 

 

「ロン!フィン!ハーマイオニー!」

 

 

 

ハリーの声が聞こえ、そちらを見ると、ハグリットがハリーを連れて現れた。

 

 

 

「ハリー!よかった、無事で」

 

 

 

どうやらハリーは、ダイアゴン横丁を通り過ぎて夜の闇(ノクターン)横丁にたどり着いてしまったらしく(後に、双子のウィーズリーがそれを聞いて羨ましそうな表情を浮かべていた)、そこでマルフォイ親子の姿を見たそうだ。

 

 

 

マルフォイ氏が闇の世界に通じているのは有名な話だが、息子まで連れてあんなところで何をしてたのだろうか。

 

 

 

そんな疑問を浮かべつつ、ハリーの無事を喜んでいると、ウィーズリー夫妻やパーシーたちが戻ってきた。

 

 

 

それを確認したハグリットは、肉食ナメクジの駆除剤を探しにどこかへ行ってしまった。

 

 

 

ウィーズリー夫人がハリーのローブの埃をはたいた後、学用品調達のための費用を確保するため、マグルのお金とガリオンを交換しに行くグレンジャー一家とひとまず別れ、グリンゴッツへと向かった。

 

 

 

そしてガリオンを口座から下ろし、グリンゴッツの入り口にまで戻ってくると、みんな別行動をとった。

 

 

 

パーシーは新しい羽ペンを探しにどこかへ行き、フレッド・ジョージは偶然会った悪友のリー・ジョーダンと一緒に姿をくらました。

 

 

 

ウィーズリー夫人とジニーは制服を買いに行き、ウィーズリー氏とグレンジャー夫妻は、パブ「漏れ鍋」に一杯ひっかけに行った。(ロンによると、ウィーズリー氏は重度のマグルマニアで、グレンジャー夫妻を飲みに誘ったのも、マグルの生活について色々と聞くためではないか、とのことだった)

 

 

 

それからしばらく俺たちは、クィディッチ用具店やいたずら専門店の商品を眺めたり、羊皮紙・インクの買い足しをしたりした。

 

 

 

そして、最後に書店へと向かい、教科書を購入した。

 

 

 

その際、ギルデロイ・ロックハートのサイン会が行われていて、店内は混雑していた。

 

 

 

ハーマイオニーやウィーズリー夫人は黄色い声援を送っていたが、俺はさっさと教科書を購入して抜け出し、隣の雑貨屋でパーシーと一緒に本を立ち読みしていた。

 

 

 

しばらく本を読み進めていると、パーシーともども呼び戻され、漏れ鍋に集まった。

 

 

 

この道中、何故か一行は沈黙に包まれていた。

 

 

 

(後にハリーたちから聞いた話によると、ウィーズリー氏とマルフォイ氏は、俺が立ち読みをしている際に殴り合いの喧嘩をしたらしく、そのために気まずくなったらしい。俺も見たかった)

 

 

 

漏れ鍋では、ロンを除いたウィーズリー一家が煙突飛行粉を使って隠れ穴に帰るため、ロンはウィーズリー夫妻(とりわけ、ウィーズリー夫人)にお行儀よくするように注意を受けていた。

 

 

 

そして俺に、ロンが何か問題を起こしたら、すぐに引っ張って連れて帰るから連絡するよう言うと、ウィーズリー家のみんなは隠れ穴へと帰って行った。

 

 

 

本来であれば、俺たちも煙突飛行粉を使って館へと向かえば良いところだが、館の煙突は許可された人のみが入れるようになっており、この方法では帰れないので、マグルの交通機関を使って帰ることになった。

 

 

 

(ロンは戸惑っていたが)なんとか駅の構内に入り、グレンジャー夫妻と別れてから電車に乗る。

 

 

 

しばらく揺られていると、館の最寄り駅に着いた。

 

 

 

駅からしばらく歩くと、周囲は繁華街から住宅街へと様相を変えた。

 

 

 

そして、住宅街の朗らかな雰囲気から、明らかに浮いた小山が現れた。

 

 

 

小山は草木が生い茂り、獣道が通ってはいるが、フェンスに囲まれていて立ち入り禁止の様相だ。

 

 

 

「よし、ここだよ」

 

 

 

俺がそう言うと、ハリーたちの表情は見る見るうちに曇っていった。

 

 

 

何も知らなかったらそりゃ不安だよな。

 

 

 

そう思いつつ、さび付いたフェンスの扉を開けて三人に道を開ける。

 

 

 

しかし、ハリーたちは互いに顔を見合わせながら突っ立ったままだった。

 

 

 

「まあ、騙されたと思って着いて来てよ」

 

 

 

そう言って三人を入れると、獣道を先導する。

 

 

 

それにしても、本当にこの道は草が生えまくってて鬱陶しい。

 

 

 

本当はしっかりと整備して、地面もアスファルトで舗装したいけど、マグル除けの魔法がかけられている植物もあるから、下手に手を加えるわけにもいかないのだ。

 

 

 

面倒くさいなぁ。

 

 

 

「もうすぐ見えてくるから」

 

 

 

内心悪態をつきながら少し歩みを進めると、先ほどは木々に隠れて見えなかった巨大な廃墟が姿を現す。

 

 

 

建物全体にツタが巻き付き、壁ははがれて建物の骨格が見え隠れしていた。

 

 

 

「……ねえ、もしかしてこれがフィンの言ってた…」

 

 

 

先ほどから口をつぐんでいたハリーは、廃墟を見て呆然とした表情でそう呟いた。

 

 

 

「うーん、俺の館だけど、俺の館ではないね」

 

 

 

とんちのような俺の発言を受け、三人はより困惑した表情を浮かべた。

 

 

 

「とりあえず、見ておきなよ」

 

 

 

門の鏡柱の決められた場所を杖で数回たたく。

 

 

 

すると、廃墟の壁がひとりでに取り払われて床がパッカリと開き、赤レンガで作られた巨大な洋館が地中から姿を現した。

 

 

 

「よし、入ろうか」

 

 

 

呆然とその様子を眺めていた三人に声をかけ、館の中に招く。

 

 

 

 

 

 

玄関・居間・ダイニング・客室・図書室・バスルーム・トイレなど、ハリーたちに関係がありそうな部屋を一通り案内し終え、最後にモーリーを呼んで料理を準備してもらう。

 

 

 

その日は夜遅くまで料理を食べながら語り合い、俺は自室で、ハリーたちは有り余っていた客室で床に着いた。

 

 

 

それからおよそ一週間、ハリーとハーマイオニーに先導してもらってマグルのお店に潜入したり、寝る間も惜しんで語り合ったり、みんなで宿題したり(このときばかりは、楽しそうだったのはハーマイオニーだけだったが)、ハリーたちとの共同生活は楽しいことだらけで、あっという間に過ぎ去っていった。

 

 

 

そして最終日、モーリーに頼んでホグワーツに負けず劣らずの料理を作ってもらい、日付が変わるまで騒ぎ続け、みんなそのまま居間で眠りについてしまった。

 

 

 

 

 

 

翌日、まだ太陽が上って幾ばくもない早朝、ソファーや絨毯の上で横になっているハリーたちを起こさないように、居間を後にして階段を上る。

 

 

 

そして、最上階である五階の一番東の部屋に入る。

 

 

 

部屋の中には、魔法薬に用いるための大小さまざまなサイズの鍋・植物やら虫やらが入った小瓶・使われなくなって久しい望遠鏡などが、所狭しと並べられていた。

 

 

 

貴重な品物もあるため、ぶつかったり倒したりしないように注意しつつ、奥の方へと進んでいく。

 

 

 

そして、部屋の最奥に鎮座している巨大なクローゼットを開けると、中にはいろいろなサイズのローブがこれでもかというほどにしまわれており、得も言われぬにおいを発していた。

 

 

 

少し顔をしかめつつ、ローブを無理やりかき分けてクローゼットの中に入る。

 

 

 

そして、大量のローブで隠されていた背面の扉を開けると、そこには先ほどのクローゼットほどの小さな部屋があった。

 

 

 

部屋には、一枚の肖像画が壁に掛けられていた。

 

 

 

「よう、そろそろ出発か?」

 

 

 

肖像画に描かれた男性が親しげに話しかけてくる。

 

 

 

描かれているのは―――

 

 

 

「ああ、またしばらく外すから挨拶をしようと思ってな。親父」

 

 

 

俺の父親だ。

 

 

 

マグルの世界と違い、魔法界においての写真や絵は魔法で動かすことができる。

 

 

 

しかし、一般的な写真や絵では、ただ単調な動き・音声を繰り返すだけで、このように本当の親父のように喋ったり動いたりすることはできない。

 

 

 

これは、ホグワーツの校長室に飾られている歴代校長の肖像画のように、高度な魔法と本人の生前の記憶によって可能となっているものだ。

 

 

 

そのため、実際の親父はとっくにこの世を去っているのに、一緒に喋って笑い合ったり、思い出話をすることだってできる。

 

 

 

「そうか、お前も二年生か。大きくなったなぁ。俺が学生の頃はムーニーたちと―――」

 

 

 

「その話はもう何度も聞いてるからいいよ」

 

 

 

何度も聞いた親父の昔話を慌てて遮る。

 

 

 

すると親父は「そうか…」と少し寂しそうな表情を浮かべた。

 

 

 

「ところで、後ろにいらっしゃる御子息・御令嬢は、お前の友人か?」

 

 

 

親父の言葉を聞き、慌てて後ろを向くと、居間で眠り惚けてるはずのハリーたちが扉を少しだけ開けて覗き込んでいた。

 

 

 

三人と目が合うと、ハリーたちは分かりやすく狼狽えた。

 

 

 

「ご、ごめん。僕たちは止めたんだけど、ハーマイオニーがどうしてもって言うから」

 

 

 

ロンがもごもごとそう言うと、ハーマイオニーが「そんなこと言ってないわ!むしろロンの方が興味津々だったじゃない!」と言い返す。

 

 

 

「ま、まあまあ。別に怒ってるわけじゃないから」

 

 

 

二人をたしなめつつ、部屋の中へと入れて親父を紹介する。

 

 

 

「聞いてたかもしれないけど、この肖像画に描かれてるのが俺の親父」

 

 

 

「フィンが世話をかけていたらすまない。フェイグ・イェルメク・フォーンリッジだ」

 

 

 

親父の挨拶を受けたハリーたちがペコリと頭を下げる。

 

 

 

「さっき言い争ってたのがロンとハーマイオニー」

 

 

 

「ロナルド・ウィーズリーです。みんなからはロンって呼ばれてます」

 

 

 

「フィンとはいつも仲良くさせていただいています。ハーマイオニー・グレンジャーと申します」

 

 

 

二人の挨拶を受け、親父はニコニコとほほ笑んでいた。

 

 

 

「で、こっちがハリー」

 

 

 

適当に紹介を終えようとすると、親父はハリーの名前を聞いてフッと真剣な表情になった。

 

 

 

「ハリー・ポッターです」

 

 

 

そう言ってハリーがペコリと頭を下げるが、親父はぶつぶつと「…そうか。君が…」と呟いており、値踏みするような視線を向けていた。

 

 

 

「どうした、親父?」

 

 

 

ハリーが居心地の悪そうな表情を浮かべたのを受け、親父に声をかけると、親父は急に表情を先ほどまでの笑顔に変え、「失礼!有名人と知り合えて嬉しくなってしまってな」と言って豪快に笑い声をあげた。

 

 

 

 

 

 

それからしばらく五人で談笑をするうちに、ロンの父親がマグルマニアである話で盛り上がった。

 

 

 

ロンがハリーを空飛ぶ車で迎えに行った話をしている際、ふとハリーを見ると、なんだか神妙な面持ちになっていた。

 

 

 

ハリーに近づいて「どうかしたのかい?」と小さな声で尋ねる。

 

 

 

「ううん…なんでもないよ」

 

 

 

首を横に振りながら否定するが、とてもそうは思えなかった。

 

 

 

「…ちょっと、二人だけで話そうか。ごめん、俺らトイレ行ってくるわ」

 

 

 

ロンたちに断りをいれて廊下へと出る。

 

 

 

「どうした?」

 

 

 

「…もし、僕のお父さんやお母さんの絵画があったら、ああやって話すことができたのかな、って。そう、思ったんだ」

 

 

 

ハリーと俺には一つ、重大な共通点がある。

 

 

 

両親を亡くし、家族の温かさに飢えている点だ。

 

 

 

しかし、俺は親父と話すことが出来る。

 

 

 

両親の遺した館があり、モーリーがいる。

 

 

 

一方、ハリーには両親と関わる術はない。

 

 

 

両親から遺されたのは、遺産と意地悪なマグルの親戚だけだ。

 

 

 

ハリーは恐らく、俺をうらやましく思っているのだろう。

 

 

 

親父と話すことができる、俺を。

 

 

 

「…確かに、そうだろうね。……だけど、もしも肖像画と話すことが出来ても、俺の両親も、君の両親も、もう亡くなっているんだよ」

 

 

 

親父の肖像画にしろ、ホグワーツの校長室に飾られた歴代校長の肖像画にしろ、本当に生きているわけではなく、あくまでも生前の記憶を継いだ贋物であることは忘れてはならない。

 

 

 

如何なる魔法でも、死者をよみがえらせることはできないのだ。

 

 

 

かの甦りの石でも叶わなかった。

 

 

 

これまでも、これからも、魔法界の永遠の課題となるであろう。

 

 

 

「俺は親父の記憶と話すことはできるけど、親父とはもう二度と話せないんだ。死んだ人を生き返らせることは、どんな魔法を使ったって叶わない。禁忌なんだよ」

 

 

 

そんな沈んだことを話していると、居間の方から古時計の音が聞こえてくる。

 

 

 

ふと懐中時計を見ると、時刻は既に九時を過ぎていた。

 

 

 

…あれ?

 

 

 

この家からキングズ・クロス駅までがおよそ二時間弱だ。

 

 

 

ホグワーツ特急の出発は十一時ちょうど。

 

 

 

………。

 

 

 

 

 

 

「やばい!遅刻する!!」

 

 

 

 

 

 

そこからは阿鼻叫喚の嵐だった。

 

 

 

親父とモーリーとの別れの挨拶を手早くすまし、玄関に置いておいた荷物を担ぐ。

 

 

 

駆け足で最寄り駅に向かい、キングズ・クロス駅に向かう。

 

 

 

キングズ・クロス駅に着いたのが10:56

 

 

 

あと四分で特急が出発してしまう。

 

 

 

俺たちは走って9番線・10番線のホームに向かう。

 

 

 

しかし、キングズ・クロス駅は人であふれかえっており、その道中でハリー・ロンを見失ってしまう。

 

 

 

「どうしましょう!ハリーとロンが!!」

 

 

 

ハーマイオニーが少しパニックになるが、ハリーならマグルの世界の常識も知っているはずだし、ロンなら兄の見送りのために何度も9・3/4番線に来ているはずだ。

 

 

 

ハーマイオニーをなだめて9・3/4番線に入る。

 

 

 

ハリーたちを待とうかとも思うが、発車まで残り一分程度しか残されておらず、ハリーたちも間に合うことを祈って列車に乗り込む。

 

 

 

列車の窓からハリーたちの乗車を見守ろうとするが、ハリーたちは一向に現れない。

 

 

 

そして遂に、列車は動き出してしまった。

 

 

 

キングズ・クロス駅を離れ、北へと上っていく。

 

 

 

俺たちは呆然としながら、列車に揺られ続けた。

 

 

 




お待たせしました。

お待たせし過ぎたかもしれません。



…はい、更新が遅れて大変申し訳ございません。

なんていうか、私用や他の活動で忙しく、この小説の存在を忘れていました。

一応、評価されるされないは置いておいて、完結までは持っていこうと考えていたのでしたが、申し訳ない…。

流石に、今年中にもう一話くらいは更新したいと思います。

すみませんでした。
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