ハリー・ポッターと騎士の帰還   作:味噌サバ

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本当はあとがきの方に書こうと思ったのですが、今回はあとがきを別で使ってしまったのでこちらに…。



あけましておめでとうございます。

昨年は12月に入ってから再び執筆を再開し、たったの2話しか更新できませんでした。

今年は最低でも1ヶ月に1話は更新して、「アズカバンの囚人」編には入りたいですね。

ただ、今年は四月から新生活が始まるため、それまでにある程度書き溜めておきたいな、と思っております。

頑張りますので、応援の程よろしくお願いいたします。



13. 「穢れた血」

 

 

 

数日後、目を覚ますとハリーは既に寝室から姿を消していた。

 

 

 

パジャマからローブに着替え、談話室に下りるとハーマイオニーが1人、暖炉の前でロックハートの本を読んでいた。

 

 

 

「おはよう、ハーマイオニー。ハリーがどこに行ったか知らない?寝室にいないんだけど」

 

 

 

ハーマイオニーは顔を上げて「クィディッチの練習をしているみたいよ。パーシーが言っていたわ」と答える。

 

 

 

「こんな朝早くから…。オリバーも熱心だねぇ…」

 

 

 

クィディッチチームのキャプテンの情熱に感心しながら、ハーマイオニーの向かいの席に座って今朝の日刊予言者新聞に目を通す。

 

 

 

「というか、君はいつ起きたの?」

 

 

 

ハーマイオニーは本から視線を上げず、「5時ごろかしら?再来週にロックハート先生のテストがあるでしょう?そのためにもう一度、全冊に目を通しておこうと思って」と返事をする。

 

 

 

「そんな…朝早くから起きてやることがそれなんて…」

 

 

 

思わず本心をつぶやくと、ハーマイオニーは勢いよく顔を上げる。

 

 

 

うわ、やば。

 

 

 

そのときのハーマイオニーの表情を見て、直感的にそう思った。

 

 

 

「それ、どういうこと?」

 

 

 

「いや、まあ、そのなんというか…「ほら、しっかりと話しましょう?今日は授業もないから、時間はたっぷりあるわ?」…ヒェッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっかり絞られた7時ごろ、眠たそうなロンがとぼとぼと歩いてくる。

 

 

 

「おはよう、2人とも。ハリーはどうしたの?」

 

 

 

「お、おはよう…。クィディッチの練習だってさ…」

 

 

 

新聞をたたんで1人がけのソファからふらつきながら立ち上がる。

 

 

 

「フィン大丈夫?なんか顔色悪いけど、どうかしたの?」

 

 

 

「……大丈夫、なんでもない。…とりあえず、朝食を摂ってからハリーの様子でも見に行こ」

 

 

 

大広間へと移動してトーストにママレードを塗りたくる。

 

 

 

そして、シリアルに牛乳を注いで口に運ぶ。

 

 

 

10分ほどで朝食を摂り終えた俺は、眠くて食が進まないロンと、朝の件で少し不満そうなハーマイオニーを置いてクィディッチの競技場に向かう。

 

 

 

クィディッチの競技場に着くと、最近ハリーをやたらと追いかけまわしているコリンと出くわす。

 

 

 

「あ、フィン!君もハリーの練習を見に来たの?」

 

 

 

「まあ、そんなとこかな」

 

 

 

そう言いながら競技場を見ると、ハリーたちは箒を片手に何か話をしていた。

 

 

 

オリバーが何か指示を出しているのか、何枚かパネルを持っているが、当のハリーたちは眠りそうになっている。

 

 

 

「もしかして、まだ練習始まってないの?」

 

 

 

怪訝な表情を浮かべてそう尋ねると、コリンが「うん、まだかな。ハリーの空飛ぶ姿、絶対に写真に収めるんだ!」とニコニコして返事をする。

 

 

 

「そっか、撮れるといいね。…ところで、コリンはいつからここにいるの?」

 

 

 

「僕がハリーと談話室で会ったのが1時間半くらい前で、そのすぐ後にここに来たから、それくらいかな」

 

 

 

10月のスコットランドの寒冷な気候にもかかわらず、この小さな少年は1時間半も寒空の下、自分の英雄の写真を撮るために待ち続けているのだ。

 

 

 

というか、なんで6時前にハリーと出くわすんだ?

 

 

 

時間割も把握しているみたいだし、何か特殊能力でもあるのか?

 

 

 

………こわ、この子。

 

 

 

思わずひきつった笑みを浮かべ、「…じゃ、じゃあ、頑張ってね」と手を振って距離をとる。

 

 

 

少しデッキを歩いて移動したところ、朝食を摂り終えたロンとハーマイオニーに出くわす。

 

 

 

「あら、フィン。ここにいたのね。…どうしたの?顔が引きつっているけれど?」

 

 

 

どうやら、まだ顔がこわばったままのようだ。

 

 

 

ハーマイオニーが怪訝そうな表情を浮かべる。

 

 

 

「……いや、なんというか。……君といい、コリンといい。愛の力はすごいものだな、と」

 

 

 

2人は不思議そうな表情を浮かべる。

 

 

 

「ところで、練習はもう終わったのかい?」

 

 

 

ロンがあくびを嚙み殺しながら訪ねる。

 

 

 

「いや、まだ始まってすらないみたいだ」

 

 

 

「嘘だろ!?君たちが起きたときには、もうハリーは練習に行っていたのに、まだ始まってないのかい!?」

 

 

 

驚くロンを尻目に競技場の方を見ると、緑と銀のラインの入ったユニフォームの集団が入ってきていた。

 

 

 

スリザリンのクィディッチチームだろう。

 

 

 

「あれ?オリバーのやつ、ちゃんと予約とってなかったのか?」

 

 

 

「まさか、彼に限ってそんなことないはずよ。行ってみましょう!」

 

 

 

ハーマイオニーがデッキを降りて芝生をずんずんと進んでいき、俺とロンも駆け足で彼女の後をついていく。

 

 

 

グリフィンドール、スリザリンの両チームに近づくと、そこには予想外の顔がいた。

 

 

 

金髪の小坊主、マルフォイがスリザリンのクィディッチユニフォームを身にまとい、薄ら笑いを浮かべている。

 

 

 

その片手には、綺麗に整えられた細長い箒が握られている。

 

 

 

あれはもしかして、ニンバス2001か?

 

 

 

よく見ると、マルフォイだけでなくチーム全員が同じ箒を手にしており、莫大な財力にものをいわせたことが伺い知れる。

 

 

 

「まだ練習は始まらないの?というか、なんだよアイツ?なんでこんなところにいるんだ?」

 

 

 

ロンがマルフォイをジロジロと見ながら尋ねる。

 

 

 

「僕がスリザリンの新しいシーカーだ。今、父上が買って下さった箒をみんなで称賛してたところさ。君たちもその箒を売って、新しい箒を買えばいい。クリーンスイープ5号なら、博物館の慈善事業で買い取ってくれるだろうさ」

 

 

 

ハリーたちが鼻持ちならないといった表情を浮かべると、ハーマイオニーがピシャリと言い返す。

 

 

 

「少なくとも、グリフィンドールの選手はお金で選ばれたりしていないわ。こっちは純粋な才能で選ばれたのよ」

 

 

 

マルフォイの自慢気な顔が少し歪む。

 

 

 

「君の意見なんか聞いていないね。「穢れた血」め」

 

 

 

「は?」

 

 

 

マルフォイの言葉が鼓膜を響かせた瞬間、自分でも驚くほど低い声が出た。

 

 

 

それと同時に、フレッドとジョージがマルフォイに飛び掛かるが、スリザリンチームのキャプテンであるフリントが立ちはだかる。

 

 

 

非難の声が囂々とグリフィンドールから上がる。

 

 

 

震えるハーマイオニーに下がるようにと彼女の肩に手を置く。

 

 

 

すると彼女が振り返り、悲痛に満ちた表情が網膜に焼き付く。

 

 

 

そこで急激に怒りが立ち込めてくる。

 

 

 

「お前、今なんつった!!」

 

 

 

ルーカスの背後のマルフォイを見据えて声を荒げる。

 

 

 

自分でいうのもなんだが、いつもは理知的で冷静な性格の俺が声を荒げたことで、一瞬シンとなる。

 

 

 

「どけ」

 

 

 

俺より20cmは背が高いであろうフリントを睨みつける。

 

 

 

しかし、フリントは薄ら笑いを浮かべたままで退こうとしない。

 

 

 

苛立った俺はポケットから杖を取り出し、無言呪文で麻痺呪文<ステューピファイ>を放つ。

 

 

 

その瞬間、フリントの身体が宙を舞って気を失う。

 

 

 

辺りが騒然とする。

 

 

 

「止めろ!フィン!!」

 

 

 

オリバーだろうか。

 

 

 

背後から怒声が聞こえてくるが、自分でも驚くほどの怒り心頭で歩みを止められない。

 

 

 

マルフォイは腰を抜かし、後ろに這いずっている。

 

 

 

他のチームメイトは逃げ出しており、彼の顔には恐怖が鮮明に写っている。

 

 

 

普段の俺であれば、その表情を見れただけで喜色満面になるところだが、今は全く心が動かされない。

 

 

 

杖を握る右腕を大きく振り上げ、切り裂き呪文を唱えようとする。

 

 

 

しかし、背後からの叫び声で手を止める。

 

 

 

「止めて!!」

 

 

 

振り向くと、ハーマイオニーが泣きそうになりながら俺に懇願する。

 

 

 

「…フィン、もう止めて。…私は、大丈夫だから」

 

 

 

一気に頭の中が冷却されていく。

 

 

 

それと同時に、得も言われぬ虚無感と喪失感に襲われた。

 

 

 

「…ごめん」

 

 

 

そう言って杖をしまい、再び振り向くと、マルフォイは既に逃げ出してかなりの離れていた。

 

 

 

あたりには沈黙と気まずさだけが残った。

 

 

 

ああ、消えてしまいたい。

 

 

 

そう思ったとき、朗らかな男性の声が聞こえてくる。

 

 

 

「いったい何事かな?」

 

 

 

ロックハートだった。

 

 

 

これまでロックハートに感謝したことはないが、今だけはありがたかった。

 

 

 

「おや!そこの彼は気絶しているじゃないか!!」

 

 

 

「ロックハート先生」

 

 

 

ロックハートはこちらを振り向いた。

 

 

 

「俺がやりました、彼を医務室に。それと、マクゴナガル先生を呼んでください。然るべき処罰を受けます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なにがあったのか、ウッドから聞きました。フォーンリッジ、貴方はもっと賢明だと思っていました」

 

 

 

「…すみません」

 

 

 

俺は変身術の教室で、マクゴナガル先生から説教を受けていた。

 

 

 

「いくら友を侮辱されたからと言って、呪文を放って攻撃するなど」

 

 

 

「すみません。…ただ、親友が馬鹿にされて居ても立っても居られなくなって…」

 

 

 

「だとしてもです。一方的に奇襲するなど、グリフィンドール寮の騎士道精神から外れた恥ずべき行為です!グリフィンドールから50点減点」

 

 

 

マクゴナガル先生の言葉がドシンと重くのしかかる。

 

 

 

「貴方の日頃の行いと今回の顛末から罰則はなしにしますが、正直、呆れました。今後はこのようなことがないよう、心がけなさい」

 

 

 

「はい、誠に申し訳ございませんでした」

 

 

 

頭を下げて教室を出る。

 

 

 

寮への道中も足が重く、歩くごとに気が重くなっていく。

 

 

 

「…はぁ」

 

 

 

寮の入り口に着いてしまった。

 

 

 

みんなに怖いところ見せちゃったなぁ。オリバーたちにも迷惑かけちゃったし、ハーマイオニーも傷つけちゃっただろうし…。

 

 

 

ため息を1つついて、合言葉を口にする。

 

 

 

太ったレディの額縁が開き、談話室への道が開ける。

 

 

 

しかし、予想と反して、中はパーティーのような大盛況だった。

 

 

 

「「主役のご登場だ!!」」

 

 

 

フレッドとジョージに担ぎ上げられ、談話室に入る。

 

 

 

談話室の中では寮生のほとんどが参加するパーティーが行われており、まだ2年生の俺が6年生のフリントを無言呪文で気絶させたことが大々的に祝われていた。

 

 

 

50点も寮の得点を下げてしまったにもかかわらず、多くの生徒はそんなことは関係ない、といった様子で狂喜乱舞していた。

 

 

 

オリバーをはじめとしたクィディッチチームのみんなにも謝ったが、むしろスリザリンチームを追い払ってくれて助かった、と逆に感謝されたくらいだ。

 

 

 

しかし、そこには一番謝りたい相手であるハーマイオニーだけでなく、ハリーやロンもいなかった。

 

 

 

なんとか談話室を抜け出して3人を探す。

 

 

 

大広間や図書室を探すが見つからない。

 

 

 

そこで、ハグリッドの小屋へと向かう。

 

 

 

戸口をコンコンコンと3度ノックすると、中からドタドタと音がする。

 

 

 

そして、音が止んでから扉が開く。

 

 

 

中にはハグリッドしかいなかった。

 

 

 

「おう、フィンじゃねぇか。とりあえず、入れや」

 

 

 

「うん、ありがとう」

 

 

 

中に入って椅子に腰かける。

 

 

 

部屋の中心のテーブルの上には、食べかけの糖蜜ヌガーがいくつかとまだ手の付けられていないそれがたくさん置かれていた。

 

 

 

「ねえ、ハグリッド。ハリーたち、来てない?」

 

 

 

「……いや…来てねぇな」

 

 

 

謎の間があった。

 

 

 

「そっか。ところで、扉をノックしてから大分ドタドタしてたけど、どうかしたの?」

 

 

 

「……ああ、ファングが少し…暴れてな」

 

 

 

ハグリッドはどこか斜めを見てそう答えるが、当のファングはベッドの脇でよだれを垂らして眠っている。

 

 

 

ますます怪しい…。

 

 

 

さらに追い詰めようとしたところ、ハグリッドから予想外の質問をされる。

 

 

 

「さっき、ロックハート先生が来て言っていたんだが、お前さん、スリザリンの生徒に攻撃しちまったようだな」

 

 

 

「…うん」

 

 

 

「何があったかはやっこさんから聞いたが、どうしたんだ?そこまで感情的になるなんて、お前さんらしくない」

 

 

 

「うーん…」

 

 

 

正直、何故あそこまで頭に来たのか、自分でもあまりよく分からなかった。

 

 

 

マルフォイが嫌な奴だというのは痛いほど知っているし、腹が立つことも何度もあった。

 

 

 

だけど、ここまで明確に怒りをあらわにしたのは今回が初めてだった。

 

 

 

ハーマイオニーに止められなければ、あのままマルフォイを切り裂いていただろうし、下手したら殺していたかもしれない。

 

 

 

ハリーやロンも大事な親友だが、彼らが馬鹿にされた際はここまで怒ることはないし、自分自身だったらなおさらだろう。

 

 

 

「……………………たぶんだけど」

 

 

 

しばらく考えた後、少しずつ口に出す。

 

 

 

「マルフォイが馬鹿にしたのが、ハーマイオニーだから、じゃないかな」

 

 

 

「ハリーやロンだったら、絶対に何かしら言い返していただろうし。俺だってそうだよ。絶対に言い返すか、そもそも相手にしないもの」

 

 

 

「だけど、ハーマイオニーは優しい子だから、真正面から受け取っちゃったんだ」

 

 

 

「マルフォイのはハーマイオニー本人の悪口だけじゃなくて、彼女の出自自体を悪く言う行為だったし。許せなかったんだ」

 

 

 

「そして何より、ハーマイオニーが傷ついているのが……なんていうか、上手く言葉にできないんだけど…嫌なんだ」

 

 

 

「だから、俺のせいでハーマイオニーを傷つけちゃったかもしれないから、謝りたくて探してるんだけど、見つからないんだ」

 

 

 

俺がそう言葉にすると、ハグリッドは目をつぶったまま深く頷き、物置の方に向かって声をかける。

 

 

 

「だ、そうだ。3人とも出て来たらどうだ?」

 

 

 

物置の大きな箱の陰からハリー、ロン、ハーマイオニーが姿を見せる。

 

 

 

やっぱり居たんだ、怪しいと思ってたんだよな。

 

 

 

そう思っていると、ハリーとロンが頭を下げる。

 

 

 

「ごめん、フィンだけに辛い役を任せちゃって」

 

 

 

ハリーがそう言うが、慌てて手を振る。

 

 

 

「そんな!こっちこそ申し訳ないよ。勝手に突っ走って練習の邪魔をしちゃって」

 

 

 

「ううん、邪魔してきたのはスリザリンの方だよ」

 

 

 

「元はといえば、マルフォイが余計なことを言ったのが悪いんだ」

 

 

 

ハリーとロンの言葉を聞いて、少し心が軽くなる。

 

 

 

「さあ、ハーマイオニー」

 

 

 

ハリーが振り向いてハーマイオニーに前に出るよう促す。

 

 

 

「…その」

 

 

 

彼女にしては珍しく、歯切れが悪かった。

 

 

 

「…とりあえず、2人で話しましょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小屋を出て2人で中庭の湖のそばを歩く。

 

 

 

湖の中では遠くの方で巨大なクラーケンがうごめいており、朝の冷ややかな濃霧から一転、暖かな日差しが小春日和を知らせていた。

 

 

 

少し歩いたところで、ハーマイオニーに謝罪の言葉を伝える。

 

 

 

「ごめんね。勝手に1人で熱くなって、見苦しいものを見せちゃって」

 

 

 

「ううん。………実はね、普段はこんなこと言わないのだけれど…………貴方がマルフォイを怒ってくれて嬉しかったの」

 

 

 

予想外の言葉が返ってきて、思わずハーマイオニーの方を見る。

 

 

 

彼女の表情は、怒っているような、嬉しがっていような、恥ずかしがっているような、よく分からないものだった。

 

 

 

「確かに暴力はいけないし、少し怖かったけれど……。でも、貴方が本気で怒ってくれてるのは、それだけ貴方が私を大切に思ってくれていることの裏返しだから」

 

 

 

「だから、ありがとう!」

 

 

 

そのときの彼女の笑顔を見て、俺は自分の気持ちに気付いたような気がした。

 

 

 

だけど、まだ、その結論を出すには若すぎる。

 

 

 

そう思って、俺も高鳴る鼓動を抑えて笑顔を返す。

 

 

 







「実は、今回の件でグリフィンドールの点数を50点も落としちゃったんだ」



「ちょっと!?何やってるのよ!!」



「えぇ!許してくれそうな流れだったのに…!」



「それとこれとは別問題よ!私の得点が…」


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