そろそろ寿司を食べないと◯ぬ先生   作:カンキツ蜜柑

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 皆さんこんにちはこんばんは。とうとうあの男が帰ってきます。

 と、その前に。次の投稿ですが、現在『キヴォトスのクリスマス』関係の話(一話完結)を別に投稿しようと思っているので、クリスマスまで筆の速度は二分の一となります。ごめん!

 あと関係ないとか言ってるけど、話の中に私がこれまでに書いた先生たち(『寿司を愛する先生たち』や『グノーシアクロス先生(場合によってはキャラたちも)』『恋愛巻き込まれ先生』)もだそうと思っているので気になる方はクリスマスの夜にお待ちください。投稿時間は『21時』にしようかなと思っております。

 良ければお気に入り登録、評価、感想お願いします!

 それではどうぞ!


ベアおばはベアホだし、アリウスは寿司に侵略される

「……おかしいですね」

 

 カタコンベの奥底。ベアトリーチェは親指の爪をかみしめながら思考を巡らせる。

 

「アクアとイーグルが行方不明になったのは百歩譲って許容範囲……どうせあの2つなら幾らでも対応が可能ですからね……ですが」

 

「それに続いてドッグまで……『教育』はしっかりと機能していたはず……それに……」

 

 心なしか最近アリウス生徒が……いや、もともとこんな数だったかしら?

 

 餓死した?それとも病死?……まぁ、死因はどうでもいい。私が崇高へと至るための捨て駒が減ることが問題ですから。ですがそれも…、

 

 戦力の増強は『複製(ミメシス)』がある。

 

「……取り敢えずはティーパーティ……桐藤ナギサですか」

 

 扉からノック音が聞こえる。

 

「入りなさい」

 

「失礼します、マダム」

 

 扉を開けて入ってきたのはサオリだった。

 

「報告を」

 

 ベアトリーチェは報告を促すとサオリは「順調に進んでいる」と報告。スパイは上手く機能しているようだった。

 

「……では、アズサにこう伝えてください。『桐藤ナギサのヘイローを破壊してこい』と」

 

 私は決して焦っているわけではない。やるなら早急に、何か私の中で私の計画を脅かさんとする人物が現れてもおかしくない。幸いにもシャーレの先生は『補習授業部』とやらに夢中ですから。ティーパーティーを気に掛ける余裕はないはず。

 

「!?マダム、予定よりもずっと早いですが」

 

「これは私が決めたことです。必ずやり遂げなさい」

 

「……はっ」

 

 サオリは扉を開けて部屋をあとにする。

 

 少ししてもう一度ノック音が聞こえてくる。

 

「……入りなさい」

 

「失礼します」

 

「用件を」

 

「ゲマトリアの方がお見えになっています」

 

「連れてきなさい」

 

 入ってきたのはマエストロとゴルコンダ、デカルコマニーの3人。

 

「どうしましたか?ゲマトリアからの用件は無かったはずですが」

 

「私からは『ヘイロー破壊爆弾』について話しておこうとおもってな」「そういうこった!」

 

「私からは『複製(ミメシス)』、『ロイヤルブラッド』に加え、黒服から言伝を頼まれている」

 

「黒服から……簡潔に」

 

「『私は関与しない』と」

 

「そんなことですか」

 

 正直、『ヘイロー破壊爆弾』と『複製(ミメシス)』さえあればどうでもいい。

 

「……『そんなこと』か……」

 

 マエストロ、ゴルコンダ、デカルコマニーとの会話は10分もせず終わる。

 

「先生をやけに警戒しているようですが、アレはただの人間。私の警戒に値する人物とは思えませんね」

 

 ベアトリーチェは内心ゲマトリアの連中を嘲笑っていた。黒服は顔面蒼白で帰ってきたと思ったら『暫くは先生は観察だけにしたい』などとほざき。黒服の話を聞いた他の連中も期待と不安を募らせるばかり。

 

「聞く限りだと普通の……少し頭のきれるだけの平和ボケた大人。あの程度、どうでもいい存在です。このまま順調に進めていけばいいだけのこと」

 

 ベアトリーチェはアズサからの情報から『理解先生』を『先生』だと思っている。勿論、『理解先生』が『先生』だと言うのは合っている。がしかし、他の世界線の奴らについては……

 

 

      ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 時は第二次試験の日から数日後。アリウス自治区。

 

「ばにたすばにたーたむ」

「ばにたすばにたーたむ」

「ばにばに」

 

「…………最近、様子がおかしいやつらが増えてきてないか……?」

 

「確かに、やっぱり食料不足で狂ったんだよ。なんだか人数も減ってきたし……きっと餓死者も……せめて、食料……あの浮いている寿司でもいい……」

 

「よせ、あれはマダムから『食べるな』と命令されたものだぞ。もし、それを破り食べたら……」

 

「『処刑』……か」

 

「見せしめにされる。無駄なんだ、無駄なんだよ……」

 

『vanitas vanitatum, et omnia vanitas』

 

 話していた2人のアリウス生徒のお腹から『ぐぅぅ〜』と音を立てる。

 

「虚しい、虚しいな」

 

「つらい、つらいよ……」

 

 ため息をつくことすら億劫になる。

 

 ああ、このまま死ぬのかもな……トリニティの復讐も何もできずにただ虚しく……

 

 その時。背後から手が現れる。

 

「!?」

「誰ッ!ングッ!?」

 

 誰だ!?敵か!?背後を回られた!?それよりも何を口に……なん、だ……これは……!?

 

 ゆっくりと咀嚼する。醤油が香る中に現れるのは魚……?酸味に加えて米の甘みまでもが口の中に広がって来る。

 

「んんん〜〜〜ッッッッ」

 

 今までに食べたことのない食感、ただ、噛み締める。

 

「美味しいでしょ?これが寿司の王者『大トロ』って言うんだよ」

 

「んぐんぐんぐ、ゴックン……お前は!?」

 

 アリウス生徒の視界にいたのはかつての『スクワッド小隊』の一つ。『アクアスクワッド』の隊長リーシャだった。

 

「こっちも完了……まさかこんな阿呆みたいな作戦上手くいくなんてね」

 

 『アクアスクワッド』隊員の内の一人、アイソことアイもアリウス生徒の口に寿司をぶち込んで呆気なさそうに言う。傍らでは「うんまぁ〜☆☆」と目を星にしてるアリウス生徒が。

 

「よくできました。ツバサさん、アイさん。オペレーターによると次は200m先になります。引き続き作戦を続けましょう」

 

「はい」「ああ」

 

 そう。これは誰かさんが考えた馬鹿みたいな作戦『アリウ寿司作戦』の計画のひとつなのである。

 

 

 

      ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「よう!久しぶりだな読者!俺だぜ!」

 

「気軽に第四の壁を越えるとは……流石、寿司を愛する同志……!」

 

「そんな茶番はどうでもいいから、早く話しなさいよ。その『作戦』ってやつを」

 

「そうでしたね。では改めて説め「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!」……こほん。説明しましょう。まずはSTEP1から」

 

 

 〜アリウスの生徒を救う作戦〜

 

 STEP1:『懐柔』

 

 

「私たちは今、追われる身です。『アクアスクワッド』に『イーグルスクワッド』この2つを追う新たなスクワッドが現れても何ら不思議ではないです」

 

「ん、やってきたらぶちのめす」

 

「シロコさん。それは少し違います。寿司は調和を求めるもの。争いはなるべく起こしたくはありません」

 

「ならどうするの?私が言うのもなんだけど話し合いが通じるなんて思えないけど」

 

「確かに、ツバサさんのおっしゃる通り。洗脳を受けた人間はそう簡単に解けるものではありません。信仰心と同じくね……まぁ、『宗教』と『洗脳』は月とスッポン、まるで違いますがね」

 

「……その言い方だと『洗脳を解く方法がある』みたいな言い方だけど、それであってる?」

 

「流石ですホシノさん!そう!洗脳を解くには『これ』を使います!」

 

 神父先生は「美味すぎるだろ寿司ぃぃああッ!!」と叫ぶ寿司を愛する男が食べている寿司の一つを手に取り掲げる。

 

「『寿司』こそ!アリウスの迷える子羊を救う鍵となるのです!」

 

「えっと、つまり……?」

 

「襲ってきた奴らを寿司で懐柔するのです!」

 

 そこからは流れ作業だった。

 

 3日後、あえて『D.U.』『春葉原』の街を歩き回っていたところアクアスクワッドは『キャットスクワッド』とイーグルスクワッドほ『ドッグスクワッド』に見る仮追跡されることに成功する。

 

 夜のアビドスまで逃げて先生や対策委員会の手を借りて寿司を口に投入。

 

「うんまっ!」

 

 懐柔成功。実に完璧かつスムーズだった。

 

 その後はドッグは『アリウススクワッドの監視』にキャットは『何事もなかったかのようにアリウスに戻るように』と指示を出した。

 

 アリウス内部からの情報を下に『アクアスクワッド』からツバサ、アイ、アカミと神父先生が次々と目覚めさせる。

 

「こちらの戦力も増えますし、一石二鳥ですね。……でも、流石にここまでやりすぎるとベアトリーチェに気付かれませんか?」

 

「慢心した権力者は小さな異変に気付け無い。それも『洗脳したと思っていたら実はいつの間にか洗脳が解けていた』なんて夢にも思わないでしょう。慢心とはそれほどに恐ろしいものなのです」

 

「なるほど……?」

 

「さあ!次に行きましょうか……っとその前に」

 

 神父先生は通信機を取り出して同じくアリウス自治区に侵入した『イーグルスクワッド』に連絡をする。

 

「私です。ポイント02-γで5名を確保しましたのでアビドスに送ってください」

 

『了解』

 

「では次のポイントへ行きましょう」

 

 ベアトリーチェの知らないところでアリウスは寿司に飲み込まれていく。

 

 一方アビドスではと言うと……

 

「寿ぅ司ぃ!!!どうしてこんなにも美味いんだ!?」

 

「ちょ、先生!つまみ食い……と言うか食べ過ぎ!アリウスの人たちの分が無くなるでしょ!」「なるほどッ!」

 

「ん、アビドスの生徒も百人を超えた。これからも増やして三大校を超える学校にする」

 

「うへぇ、皆早すぎだよぉ〜おじさんの腰が砕けちゃう」

 

『2丁目、3丁目の寿司がリポップしました!そのまま6丁目から1丁目を経由して周回してください!』

 

「アヤネちゃん鬼畜ぅ」

 

「うおおおおお!!集めるぜ寿司ぃ!!!」

 

 一気に増えた生徒、当然食料問題はつきもの。そこで寿司を愛する先生とセリカ、シロコ、ホシノはアビドス中を周って『寿司周回』をしていた。アヤネはオペレーション兼怪我をしているアリウス生徒の治療、ノノミはその補佐をしていた。これがSTEP2『食糧解決』『戦力増強』だった。

 

『アリウスの人たちが回復したら人手も増えますからそれまでの辛抱ですよホシノ先輩☆』

 

「じゃ、じゃああと数日はこれやるのぉ〜」

 

 ホシノ(とセリカ)は夕方になり校舎に戻ってくる頃にはヘロヘロになっていた。




 ところで皆、クリスマス予定ある?私はあるよ……バイトがね。

 悲しさも全て因数分解してくれユウカ……。

寿司を楽しむ男先生の名前アンケート

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