そろそろ寿司を食べないと◯ぬ先生   作:カンキツ蜜柑

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 じっくり、書いていこう。

 と言いたいが、早くアリウスとベアトリーチェかきたいンゴ。

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合宿に来たぜ!

「合宿に来たぜ!」

 

 寿司を愛する者(先生その1)は顔面ドアップで言った。

 

 寿司を愛する者以外の寿司を理解する者、補習授業部の面々の反応も様々。

 

「ようやく着きましたね、ここが私達の……」

 

「はい、合宿の場所です。ようやく着きましたね、ふぅ……」

 

 ハナコが合宿場の中を見ながら言い、ヒフミは一息つく。

 

「しばらく使われてない別館と聞いていたので、冷たい床で裸になって寝ないといけないのかと思っていましたが……広いですし、きちんとしてますし、可愛いベッドもあって何よりです。これならみんなで寝られそうですね、裸で♡」

 

「さっきから何で『裸』を強調するの!?それにベッドの数もちゃんとあるんだから、みんなで寝る必要はないでしょ!」

 

「せっかくの合宿ですし、そういうお勉強も必要ではないでしょうか?」

 

 ハナコがそう言うと、コハルは顔を真っ赤にして言った。

 

「ダメ!エッチなのは禁止!死刑!!」

 

「……茶番はもういいか?」

 

 青く光る寿司……のようなものを持っている先生。寿司を理解する先生は呆れた様子。

 

「その、これから1週間寝食と勉強を共にするので、皆さん仲良く……」

 

 ヒフミはそこまで行った所で気がつく。

 

「あれ?先生とアズサちゃんは……?」

 

 合宿所に来たときまでは2人ともいた。が、今はその影もない。

 

 ──ガチャ。

 

「うぉぉぉぉ寿司ぃオオオ!美味い!」

「……偵察完了だ」

 

「て、偵察?それに、先生、そのお寿司は……」

 

 アズサと先生は合宿所の外にいたようで、先生は寿司集めを、アズサは偵察をしていたそうだ。

 

 先生は寿司を頬張り、アズサはこの合宿場の評価をしていた。

 

「……良し、事前準備はまずまずと言ったところか……アズサは……少し、やり過ぎだとは思うが、そんなに物資を持ってくる必要はあるのか?何と戦うつもりなんだ?」

 

「徹底した準備こそ成功への糸口。何事にも入念に、だ」

 

「まぁ、準備できてないことよりかは、良いことだが……地雷にクレイモア……こんなものが勉強に必要だとは思わないのだが……」

 

「ここに敵襲が来ないとも限らない、だから」「何事にも入念に、だろう?」

 

「……そうだ」

 

 寿司を理解する先生は溜息をつく。そして、生徒たち4人に今回の合宿について話す。

 

「ヒフミからもあったが、今日から次の二次試験までの1週間。ここで合宿をすることになる……ここはしばらく使われていないようだが、設備自体は整っていると聞いた」

 

「はい、少しお掃除すれば全然使えそうなので、その辺りは問題ないと思います」

 

「うん、そう言えば外にプールもあった。汚れが酷いようだったから使うとしたらそれなりの準備が必要にはなるが」

 

「食糧問題についても、地下には食堂設備、少し歩けばトリニティの本校舎がある。問題はなさそうだ。まぁ、何か問題があれば、俺か……あいつがなんとかする」

 

 寿司を理解する先生は遠くから聞こえてくる、寿司を愛する者の「寿司いぃぃぃ!!!」という声がする方向を指さし言う。

 

「ありがとうございます。えっと、寝泊まりするお部屋についてですが……」

 

 そのまで言った所で、ハナコが反応する。それに続きコハルが言う。

 

「ダメっ、絶対ダメ!!同衾とかエッチじゃん!!!死刑!!!」

 

「何を言い出すんだ君は……」

「えっと、コハルちゃん?私、まだ何も言ってませんが……?」

 

 呆れる寿司を理解する先生。困惑するハナコ。

 

「何を言い出すのかだいたい分かるわよ!ダメったらダメ!そういうことはさせないんだから!」

 

「コハルちゃんは厳しいですねぇ……」

 

 否定はしないハナコ。

 

「私は先生もここで一向に構わないけど?ベッドも余ってるし、無駄に部屋をいくつも使うこともない」

 

「いや、俺達は別の部屋にする。……学生だけの時間があったほうがいいだろう?」

 

「そ、そうですよね!じゃあ先生たちはそこの奥の部屋に」

 

「ああ、何かあったら呼ぶといい」

 

「はい、では一旦そういうことで。そうしたら、荷物を片付けて早速お勉強を……」

 

「あら、でもその前にやることがあると思いませんか?ヒフミちゃん?」

 

「えっ……?」

「!!!」

「なるほど、敵襲を想定してトラップの設置を?」

 

「いえ、そうではなく……」「寿司を食わないと死ぬぜ!!!」

 

「「「「「!!!!????」」」」」

 

 突如現れる、先生。

 

「お、お掃除……ですよ?」

 

 これにはハナコも若干引いている。

 

 こうして始まる。合宿場の大掃除。先生ははたきを持って合宿場内を駆けながら浮いている寿司を食らう。

 

 寿司にホコリ?神秘の力で新鮮なままなんだよ!!

 

「先生は……凄いですね……」

 

「誰もがあんな感じで動けるわけじゃない」

 

「あの様子だと、すぐに掃除は終わりそうだな」

 

 一足先についたヒフミ。汚れてもいい服装、体操着に着替えている。

 

「……で、私は何をやればいいの?」

「お待たせ」

 

「あっ、コハルちゃん、アズサちゃん……ってどうして銃を?」

 

 アズサはしっかりと自身の愛銃であるアサルトライフルを担いでいた。

 

「肌身離さず持っていないと、銃の意味がない。襲撃はいつ来るかわからないものだ」

 

 これには、納得せざるをえなかった。

 

 そして、最後の一人、ハナコが現れる。

 

「お待たせしました、皆さん早かったですね?」

 

「アウトーーーー!!!」

 

「あら?」

 

「何で掃除するのに水着なの!?バカなの!?バカなんでしょ!?バーカ!!」

 

 水着で現れたハナコ。それを見て、語彙力のない暴言を吐くコハル。

 

「ですが動きやすいですし、何かで汚されても大丈夫ですし、洗い流すのも簡単で──」

 

「そういう問題じゃないでしょ!?水着はプールで着るものなの!っていうか、だっ、誰かに見られたらどうするの!?」

 

「誰かも何も、ここには私たち以外いませんよ……?」

 

「と、とにかくダメ!アウトったらアウト!あんたはもう水着の着用禁止!」

 

「あら、それはそれで、まあ……」

 

 何か不穏なものを感じた寿司を理解する先生だが、その後、何も問題はなく、ハナコは体操着に着替えて戻ってきた。

 

 そして、補習授業部の大掃除が始まる。

 

 建物周辺の雑草抜き。

 

 それも無事に終わる。

 

 次に、建物内……をやろうと思っていたのだが。

 

「わぁ!凄い綺麗になってます!」

 

「これは……先生が……?」

 

 入口から入ったところ、合宿場に来たときとは見違えるほどにきれいになってる廊下を見て驚く一同。

 

「この、綺麗さ……そして、寿司がない……明らかに寿司を愛する俺がやったと見て間違いないだろう……これだけ綺麗にできるものなのか……?」

 

 これには寿司を理解する先生も驚く。

 

「玄関と廊下は……大丈夫そうですね……私達もそれぞれ一箇所ずつ掃除をしますか」

 

 そうして、アズサはシャワー室やトイレ等の水回りを、コハルはロビーを、ハナコは補習授業部が寝泊まりする寝室を、ヒフミは体育館を、寿司を理解する先生は教室を掃除していった。

 

「食堂は……」「やったぜ!」

 

「先生が掃除されたんですね」

 

「……こんなところか、随分きれいになったんじゃないか?」

 

「良いんじゃない?」

 

「うん、悪くない」

 

「そうですね、お疲れ様でした!」

 

「あ、まだ一ヶ所だけ残ってますよ?」

 

 ハナコが、指摘する。

 

「あれ、そうでしたっけ……?」

 

「はい、屋外プールが♡」

 

「プール?……あ、そういえばさっき……」

 

『そう言えば外にプールもあった。汚れが酷いようだったから使うとしたらそれなりの準備が必要にはなるが』

 

 

「屋外プールに来たぜ!!」

 

「これは……」

 

「思ったよりも広いな……」

 

「どこから取りかかればいいのか……いやそもそも、補習授業に水泳の科目はなかったはずだけど?」

 

「試験に関係ないなら、別にこのままでも良いじゃん。掃除する必要ある?」

 

「いえいえ、よく考えてみてください、コハルちゃん。キラキラと輝く水で満たされたプール、楽しい合宿、はしゃぎ回る生徒たち」「寿司ぃ!!」

 

「……楽しくなってきませんか?」「美味すぎるだろ反省しろッ!!」

 

 ハナコの問と先生が叫びながら寿司を食べながらプールの外周を掃除する様にコハル困惑。

 

「……!?……!?!?(二度見)え、何!?分かんない、何か私に分からない高度な寿司……じゃない、話してる!?」

 

「ですが確かに、こうして放置されてしまったプールを見ていると……なんだか、寂しい気持ちになりますね」

 

「このサイズだったし、昔はきっと使われていた時期もあったんだろう。元々は、賑やかな声が響き渡っていたのかもしれない。それでも、こんな風に変わってしまう。『vanitas vanitatum』……それがこの世の真実」

 

「?」

「えっと……?」

 

「古代の言葉ですね、『全ては虚しいことである』……確かに、そうなのかもしれません……アズサちゃん、ヒフミちゃん、コハルちゃん!今から遊びましょう!」

 

「え、えぇ!?」

 

 驚くヒフミにハナコは話を続ける。

 

「今から掃除して、プールに水を入れて、みんなで飛び込んだりしましょう!明日からは頑張ってお勉強しないといけませんし、となると今日が最後のチャンスかもしれないじゃないですか。今のうちにここで楽しんでおかないと!途中からは別のことで色々と疲れてしまうかもしれませんし……!さあさあ、早く濡れても良い格好に着替えてプール掃除を始めましょう!」

 

「……うん。たとえ全てが虚しいことだとしても、それは今日最善を尽くさない理由にはならない。問題ない、ちゃんと水着も持ってきている。待ってて」

 

「あ、アズサちゃん!?早っ……!?」

 

「さあヒフミちゃんも!コハルちゃんも早く水着……いえ、何でも良いので濡れても良い格好に!」

 

 急かすハナコに言われ、コハルは渋々だが、二人とも着替えに行った。

 

「……ハナコは着替えにいかなくて大丈夫なのか?」

 

「大丈夫ですよ、先生。準備は出来てますから♡」

 

 暫くして、帰って来る3人。

 

「さあ、これでびしょびしょになっても構わないということですね♡」

 

「うん、問題ない」

「ま、まぁ、一応……」

 

「では、みんなでお掃除を始めましょうか?」

 

 そうして掃除に取り掛かろうとするハナコ。

 

「待て待て待てっ!!」

 

「コハルちゃん?どうしましたか?」

 

「あんた掃除の時は水着でどうして今度は制服なの!?本当にバカなの!?『濡れてもいい服』ってあんたが言ったんじゃん!?」

 

 コハルが言うと、ハナコはふふふと笑みを浮かべながら言う。

 

「これが『濡れても良い格好』ですよ?」

 

「もうあんたが何言ってるか分かんない!制服が濡れてもいいの!?」

 

 確かに、制服が濡れてしまうのは問題だ。

 

「コハルちゃん、これは各々の美学の問題かもしれませんが……」

 

「え?美学……?」

 

「水着と制服、どちらが濡れた時に『良い感じ』になると思いますか?」

 

 真顔で放たれたその言葉にコハルまたしても困惑。

 

「は、はぁ!?『良い感じ』って何よ!?何の話!?」

 

「ふふっ、まあ半分は冗談ですよ。ほら、実は中に着てるんです。お小遣いで買ったビキニの水着♡」

 

 そう言って、ハナコは制服の胸の間から水着の紐を見せる。

 

「え、え……?」

「成程、だからか」

 

 コハル困惑。寿司を理解する先生は先程のハナコの発言の意味を理解した。

 

「先程コハルちゃんに『水着の着用禁止』と言われてしまいましたし、たしかに学校ではスクール水着が鉄板ですが……今日はこれで許していただけませんか。スクール水着は今洗濯中でして、これがダメだとすると私、下に何も……」

 

「な、何で私に判断を託すのさ……!べっ、別に勝手にすれば良いじゃん……!?」

 

「うふふ、ではそういうことで♪あらためて、掃除を始めましょうか!」

 

 ハナコたちはプールの掃除を始める。

 

 汚れをブラシで擦り、ホースの水を使って洗い流し、時には他の補習授業部にかけてみたり、そのホースから出る水で出てきた虹を見たり……

 

 そうして、プール掃除を終えた頃にはすっかり日が暮れていた。

 

「結局、実際プールに入って遊ぶことはできませんでしたね……」

 

「そういえば、水を入れるのは結構時間がかかるものでしたね……ごめんなさい、失念していました」

 

「いや、謝ることはない。十分楽しかった」

 

「……綺麗」

 

「そうですね。真夜中のプールなんて、なかなか見られない景色で……」

 

「流石トリニティというべきか、なんとも様になっている……コハル?」

 

 寿司を理解する先生はコハルが眠そうにウトウトしていることに気がつく。

 

「あら?コハルちゃんおねむですか?」

 

「そ、そんなことないもん……でも、ちょっとつかれた……」

 

「確かに、今日は大掃除でバタバタでしたもんね。では、そろそろお部屋に戻って休むとしましょうか?」

 

「そうだな。明日からは本格的に勉強を始める。だから、早めに寝ておくといい。じゃないと明日に支障が出るぞ?」「そういうことだぜ!」

 

 生徒たちも、頷き、寝室へと向う。

 

「それでは、お疲れ様でした」

「お疲れ様」

「はい、ではまた明日」

「……お疲れ様」

 

 ヒフミ、アズサ、ハナコ、眠そうなコハルが言った。

 

「OTSUKARESAMA!」

「……お疲れ、何かあったらいつでも呼ぶと良い。俺たちは向こうの部屋にいるからな」

 

「はい、ちゃんと覚えておきますね♡」

 

「だ、ダメ……そういうハレンチなのは、正義実現委員会として……!」

 

「みんなお疲れのようですし、すぐ寝ましょうか。では、おやすみなさい」

 

「OYASUMI!」

「あまりはしゃぐなよ……おやすみ」

 

 先生2人も、自分たちの寝泊まりする寝室へと戻った。

 

「さて……そろそろ寿司のファンクションを実行する」「なにィ!?」

 

 先生たちは、今後の、試験への対策を、ナギサの思惑を考察することにする。が。

 

 コンコン。とノック音が聞こえる。

 

「?どうぞ」

 

「その、夜中にすみません……」

 

 ノックしてきた人物はヒフミだった。




 寿司を愛する者がまともな行動後取れない縛りのため、影が薄くなりつつあります。

「早く、ベアトリーチェをふっ飛ばさないと(影が薄くなりすぎて)死ぬぜ!」

 寿司を理解するテック寿司バースの男便利すぎワロタ。

 ……あと、寿司を理解する者の呼び名どうすれば良いんやろか?アンケート取って見るか

寿司を理解する者(テック寿司バース)の呼び名アンケート

  • テック寿司先生
  • 理解する先生(理解先生)
  • メガネ先生
  • データ寿司先生
  • ファンクション先生
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