デーデクのハジケヒーローアカデミア ただし作者、お前はダメだ   作:肘神さま

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前回のあらすじ

峰田はお仕置きで秘境の奥地に飛ばされ、幻の高級食材『GOD』を探していた。

そしてそのGODが目の前にいる。

峰田「漸く…見つけたぞ…!!」

GOD「……」

峰田「オイラは帰りたいんだ…だから…連れて帰るぜ!!!」

果たして峰田はGODを持ち帰る事ができるのか!?

緑谷「次回に続く!!」

峰田「緑谷!!?お前いたのかよ!!?」

緑谷「僕だけじゃないよ?」

峰田「え?」

よく見るとA組の皆が後ろに隠れていた。

峰田「なんでいるッ!!?」

耳郎「あの峰田がここまでやるとはねぇ」

葉隠「ちょっと見直しちゃった!」

切島「結構ガッツあるな!」

青山「僕ほどではないけど、かっこよかったよ⭐︎」

緑谷「さぁあともう少しだ!僕達も応援してるよ!!」

『がんばれー!!!』

峰田「帰れエエエエエエエエエエエッ!!!!!」

始まるよ!


仮免試験! A組最大の妨害に合う!!

寮生活は思ったよりも順調だった。

 

皆規則正しく生活を守っている。時折覗こうとした峰田は緑谷のお仕置きで『男のバレエ』や『世界の名産をタダで取りに行くツアー』をさせた。

 

充実した生活を送りながらも『仮免』のために動いていく。

 

『仮免』とはヒーロー仮免許のこと。非常事態の際に個性の使用が可能になるという実効力がある。消防や警察が到着するまでの間、その代わりを務める権限を持つ。こてを取れればセミプロとなり、ヒーローのヒヨッ子となる。

 

そのために必殺技が必要なのだが、皆たくさん覚えているためそんなには教えられなかった。

 

まぁ殆どのエピソードも別に話すことはないので仮免試験まで飛ばします。

 

爆豪「またかよッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒーロー仮免許取得試験当日。

 

A組がやって来た試験会場は国立多古場競技場だ。ここで行うのだがどのような試験を行うかは不明。

 

耳郎「緊張してきた…」

 

峰田「ハァ…仮免取れっかな…」

 

相澤「峰田、取れるかじゃない。取ってこい」

 

峰田「おっ、も、もちろんだぜ!」

 

相澤「この試験に合格し仮免許を取得出来れば、おまえら志望者は晴れてヒヨッ子。セミプロへと孵化できる…頑張ってこい」

 

いつも怠惰感丸出しの相澤には珍しく、激励している。先生だからこそ教え子には合格してほしい気持ちという気持ちは本物なのだ。

 

担任の言葉を受け、皆の緊張し強張っていた顔が笑顔に変わった。

 

切島「よし!じゃあいつもの一発決めて行こうぜぇ!!」

 

切島の提案で士気を高めるべく円陣を組むこととなった。

 

切島「せーの、プル…」

 

夜嵐「ウル」

 

『プルコギ…プルコギ…プルコギ…プルコギ…』

 

夜嵐「ト…ンンンンっ?!」

 

張り裂けんばかりの大声を上げようとして円陣に加わって来た坊主頭の少年だが、まさかのプルコギに口をへの字にして止めた。

 

すると坊主頭の男と似た学帽と制服を身に着ける者達が歩み寄り、糸目の男が口を開く。

 

肉倉「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよ、イナサ」

 

夜嵐「ああ、う、うん…どうも大変失礼致しました!!!」

 

ダイナミックな動きで腰に手を当て、そのまま額が地面に激突する程に頭を下げるイナサと呼ばれた男。

 

耳郎「ん?誰?」

 

切島「なんかしたのか?いいって!気にすんなっ!」

 

砂藤「全然気づかなかったからな!」

 

葉隠「しかしこのプルコギってなんかハマるよね!」

 

芦戸「ねぇ!最初はどうかと思ったけど動きが可愛くていいよね!」

 

あまり気にせず話を続けるA組の皆。

 

肉倉(あのイナサを気にせず話しを続けるとは…!)

 

現見(イナサ固まってんじゃん…ウケる…!)

 

士傑のメンバーは強烈なキャラであるイナサを気にせず話を進めるA組に驚く。何せ強烈なキャラならこちらは負けない。

 

上鳴「あれ、そういや緑谷は?」

 

峰田「いないってことは…あいつまた何かする気かッ!?」

 

あの緑谷がいないことに気づいて面々は辺りを探す。だが見つからない。

 

相澤「落ち着けお前ら、緑谷ならさっき忘れ物をしたらから取ってくると言って走って戻った」

 

『ほっ…』

 

相澤の言葉で皆ホッとした。

 

夜嵐「あの!!!自分士傑高校の夜嵐イナサと言います!!!よろしくお願いします!!!」

 

また頭を地面に激突させて挨拶をする夜嵐。

 

切島「士傑?士傑って確か…!」

 

爆豪「東の雄英、西の士傑…」

 

ぶっきらぼうながらも、目の前にいる生徒達が何者であるか答える爆豪。

 

『S』と書かれた学帽がトレードマーク。その正体は数あるヒーロー科の中でも雄英に匹敵するレベルの難関校である『士傑高校』だ。

 

まさに今回の仮免試験で激闘とする相手だ。

 

夜嵐「自分雄英高校大好きっス!!!雄英の皆さんと競えるなんて光栄の極みっス!!!よろしくお願いします!!!」

 

相澤「…夜嵐イナサ」

 

葉隠「先生知ってる人ですか?」

 

相澤「ありゃあ…強いぞ。夜嵐。昨年度…つまり、お前らの年の推薦入試トップの成績で合格したにも拘わらず、なぜか入学を辞退した男だ」

 

瀬呂「雄英大好きとか言ってたわりに、入学は蹴るってよくわかんねえな」

 

芦戸「ねー、変なの」

 

相澤「変だが本物だ。マークしとけ」

 

各々の印象は違えど、相澤の忠告で用心すべき人物だと認識した面々。

 

Ms「イレイザー!?イレイザーじゃないか!!」

 

相澤「!」

 

すると今度は女性の声が響いてきた。相澤は誰か気づくと露骨に嫌な顔をした。

 

Ms「テレビや体育祭で見てたけど、こうして会うのは久し振りだな!!結婚しようぜ」

 

芦戸「わぁ!!」

 

相澤「しない」

 

出会って2秒で求婚。笑顔を浮かべながらやって来た頭に巻くオレンジ色のバンダナを巻いた女性。

 

スマイルヒーロー『Ms.ジョーク』。個性は『爆笑』。近くの人を強制的に笑わせて、思考・行動共に鈍らせる。

 

昔、相澤と事務所が近かった為、彼と知り合いだったらしい。

 

相澤「なんだ、お前んとこもか?」

 

Ms「そうそう!おーい皆雄英だぞ!」

 

真堂「おお!本物じゃないか!」

 

中瓶「すごいよすごいよ!テレビで見た人ばっかり!」

 

イケメンな男子に、ギザギザした歯がチャーミングポイントの女子、淡白な顔の根暗な雰囲気を漂わせる男子、異形型と思しき頭が丸い男子、個性あふれる者達がMs.ジョークに手招かれてやって来た。

 

Ms「傑物学園高校2年2組!私の受け持ちな、よろしく」

 

すると突然、真堂なるイケメン男子が自己紹介と共に、A組の者達と握手を交わし始める。

 

真堂「今日は君達の胸を借りるつもりで頑張らせてもらうよ!」

 

爆豪「フかしてんじゃねえよ。台詞と面が合ってねえんだよ」

 

爆豪は握手を断り悪態をつく。彼の本性を察知したようだ。

 

「あ!あの人知ってる!甘えてた人だ!!」

 

爆豪「ピキッ…」

 

試験を受けにきた周りの生徒達の中から自分を『甘えてた人』と呼ぶ声が聞こえ頭の血管が浮き出る。

 

「あれすごかったよな?最後は仲直りして終わると思ったら甘えるなー!って吹き飛ばされてさ」

 

「見ていた私達も驚いたもん…」

 

「でもあの顔は正直ウケた…」

 

爆豪「ピキピキッ…」

 

「わかる…それから甘えてた人ってネーミングついたもんね」

 

「でもよぉ…甘えてた人ってどこからきたんだ?」

 

「確か…同じ雄英の生徒が発端だって」

 

爆豪「ピキピキピキッ…!」

 

「あ!俺知ってる!観客席にいたからわかるかも」

 

「え!誰々!!」

 

「遠くからだから誰かはわからなかったけど、スマホを操作してたんだよ。そんでネットの掲示板にその時間に打たれたであろう『甘えてた人』の文字があったよ」

 

爆豪「ピキピキピキピキッ…!!」

 

「へぇ!じゃあその人に特徴とかわかる?」

 

「そうだな…あ、頭が黄色だった」

 

爆豪「テメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!」

 

上鳴「ヒヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!?」

 

犯人を追いかける鬼となった爆豪。

 

相澤「……まぁ今回は上鳴が悪いとして見逃そう。後で誰か取り押さえておけ」

 

『はーい!』

 

Ms「…いつもこうなのか?」

 

相澤「まだ可愛い方だ…」

 

真堂「…ところで、体育祭1位の彼が見当たらないようだね?」

 

夜嵐「そうっス!!!雄英体育祭1位の緑谷出久さんはどこにいるんっスか!!?」

 

切島「いや…あいつは忘れ物を」

 

「おい!上に誰かいるぞっ!!」

 

他校の生徒の1人が競技場の屋根を指差す。全員が屋根を見るとそこには確かに誰かが立っていた。

 

葉隠「あれって…」

 

飯田「まさか…!?」

 

すると屋根の上の人、もうわかってるから言うが緑谷が勢いよくジャンプした。

 

緑谷「3回転トリプルアクセルダブルトーループ!」

 

美しい回転を見せながらそのまま地面に…

 

緑谷「土下座ごめんなさい!!!」

 

土下座着地。

 

『ダイナミックすぎるわッ!!!!?』

 

A組皆にツッコまれた。

 

相澤「戻ったか。取りに行けたか?」

 

緑谷「はいおかげさまで!すみません、忘れ物しちゃって…!」

 

相澤「まぁ、時間に間に合ったからいいだろう」

 

夜嵐「あ、あれが…緑谷出久さん…!!なんて熱い登場なんだ…!!!」

 

真堂「ははは…すごいな…」

 

他校の生徒達は緑谷の登場に驚きを隠せない。

 

夜嵐「自分!!!夜嵐イナサと言います!!!体育祭1位おめでとうございます!!!握手してください!!!」

 

麗日「あ、ごめんなさいね。握手はマネージャーの私を通してください」

 

夜嵐「マネージャーまでいるんっスか!?」

 

麗日「握手は5秒間2000円、その間質問などの応答は可能。ツーショットは1枚5000円。ポーズは追加料金で1000円となります」

 

『高っ!!!?』

 

今時のアイドルでやるとこれぐらいはするらしい。

 

爆豪「おう、戻ったか出久」

 

爆豪ボコボコにされた上鳴を引きずって戻ってきた。

 

耳郎(うわー…こっぴどくやられたな…)

 

緑谷「あ、かっちゃん!あれ、なんで上鳴君ボコボコになってるの?」

 

爆豪「絡まれてたから助けてやったんだ。なぁ、上・鳴・くん?」

 

上鳴「は…はひぃ…ほうへほぅ…」

 

峰田(こえ〜…)

 

緑谷「それじゃあ皆揃ったし!行きますか!」

 

『おおおっ!!』

 

中瓶「あ、待って!せめてサインだけでも!!」

 

緑谷「サインの代わりに、君達にプレゼントだ」

 

中瓶「え?」

 

真堂「あれ?背中に…」

 

「うわっ!?人形が張り付いてる!!」

 

「俺のもだ!!」

 

生徒達の背中に緑谷にそっくりな人形が張り付いていた。

 

緑谷「デーデク人形!ボタンを押すと喋るよ!」

 

ポチッ!

 

人形「アカゴナイテモフタトルナー!アカゴナイテモフタトルナー!」

 

(いらねぇ…!)

 

緑谷「捨てても戻ってくる悪魔の人形でもあよ!」

 

真堂「悪魔…!!?」

 

夜嵐「なぜそんな物を渡たすんスかッ!!?」

 

生徒達全員に悪魔の人形を渡した。

 

緑谷「大丈夫!時折うめき声はするけど毎日朝食を作ってくれるし、スーパーの安売りセールで買い出しに行ってくれるし、トイレとお風呂掃除をしてくれるよ。でも食器洗いは絶対しないよ!」

 

『なぜ食器洗いだけ!!?』

 

緑谷「それじゃあ皆、会場で!」

 

そう言ってA組は会場へと入っていく。他の皆も続けて入るが、士傑と傑物だけしばらく緑谷の背中を眺めていた。

 

真堂(俺達に気づかれず、人形をくっつけるなんて…やはり只者ではないな…!)

 

夜嵐(なんて熱い人だ…!!ユーモアもあり人を惹きつけるカリスマもある…!!これはものすごい戦いになるっスね…!!!)

 

自分達とぶつかる強敵だと改めて認識した。

 

 

 

 

 

 

会場内…1500人もいる受験者が集まった。その多さに圧倒される面々。

 

飯田「多いな…!」

 

麗日「多いね…!」

 

切島(あれ、緑谷の奴がまた見当たらねぇ…)

 

目良「えー…ではあれ、仮免のヤツを始めたいと思います…あー…僕ヒーロー公安委員会の目良です…あー眠たい…忙しすぎて寝てない…人手足りなくて全然終わんない…!そんな心情の下ご説明させていただきます」

 

『疲れ一切隠さないな!大丈夫かこの人…』

 

そして演習は勝ち抜けサバイバルゲーム。条件達成者は100名。先に他の受刑者の身体にある3つのターゲットをボールに当てる。当てられた者は脱落となり、2人以上当てた者が次の試験に進める。

 

飯田(入学試験と似ているが…今回は対人)

 

爆豪(入試以上の苛烈なルールだが、俺にとっちゃラクショーだ)

 

目良「えー…それでは今回の特別妨害担当者を紹介します」

 

麗日「特別妨害?」

 

ゾクッ…!

 

切島「な、なんだ?…今悪寒が…」

 

芦戸「私も…」

 

A組全員が感じた悪寒。そして見当たらない緑谷…

 

『まさかっ!?』

 

 

目良「特別妨害担当の緑谷出久さんです」

 

緑谷「どうもー」

 

『やっぱりかああああああッ…!!!?』

 

悪い予感が当たってしまった

 

爆豪「クソデクテメェ!!なんだよ特別妨害担当ってのはッ!!?」

 

緑谷「いやー!実は先週公安の人が来て、仮免試験で妨害を担当してって頼まれましてね。面白そうだからOKしたの」

 

飯田「何を考えてるんですか皆さん!!?」

 

八百「緑谷さんがやるとなればただではすまなくなるのですよ!!?」

 

目良「えー…チッ…それについてもご説明いたします…」

 

爆豪「テメェ今舌打ちしただろッ!!?」

 

説明によると今までの緑谷の行動はヒーローとして称賛に与えする物ばかり。やりすぎなのもあるが敵になる手間の少年少女を助けたり、敵を自首させ更生させたりと色々と役に立っている。

 

そこで仮免試験を受ける代わりに妨害担当を行えば免除してそのまま仮免が貰えると言われた。

 

目良「ですが…そんなおいしい話を彼は一度断ったんですよね」

 

『!!?』

 

目良「それから彼は『ウチはダーチを置いて行きたくねーし!ならウチからも妨害条件つけるんですけど!』とのこと」

 

『なぜギャル語…?』

 

緑谷「その条件というのが…『雄英高校A組全員が試験に受かること』。そして1人でも受からなかったら僕は自動的に試験に落ちる」

 

『なっ!!??』

 

ガシッ!

 

爆豪「ふざけてんのかテメェ…!!」

 

試験に落ちるという単語に爆豪はキレて掴みかかる。

 

緑谷「ふざけてないよ。僕は真面目さ」

 

爆豪「テメェが何をしようと勝手だ。今更どうでも良い。だがな!自分の人生を他人に任せてんじゃねぇ…!!!!」

 

飯田「爆豪君…」

 

緑谷「…かっちゃんは前よりも爆発の威力が上がったね」

 

爆豪「あ?」

 

緑谷「飯田君は分身を作れるほど速くなったし麗日さんは1週間浮いてても大丈夫になった。梅雨ちゃんは高層ビルぐらいなら軽く飛べるし、切島君はダイヤモンド以上に硬くなれる。轟君は完全に氷と炎を操れるようになったし八百万さんは無機物なら食べ物でも生み出せるようになった」

 

飯田「み、緑谷君…?」

 

自分しか知らないことをスラスラと言い始めた緑谷。これまでずっと皆のことを陰ながら見てきた。その努力を知っているからこそ、皆のことが信じられる。

 

緑谷「尾白君と葉隠さんは最近お互いに気になり始めて」

 

尾白「ぶっ!?」

 

葉隠「え、ちょっ!?」

 

緑谷「上鳴君と耳郎さんは最近音楽関係でいい感じになってるし」

 

『なぜ知ってる!!?』

 

緑谷「砂藤君は最近甘いポエムを書いているあい、障子君は自分よりも歳の離れた女の子と文通してるし峰田君はぬいぐるみ作って女子部屋に入る計画を立てたり、青山君はスパイとして政府からお呼ばれされてるし」

 

『なぜ知ってる!!?』

 

緑谷「そして常闇君は昔小学校3年生の時、低学年に闇の」

 

常闇「わかった!!!お前のことは信じるッ!!!!」

 

常闇が見たことない焦った表情をして止めた。

 

緑谷「芦戸さんは中学時代に誰もいない教室で」

 

芦戸「ストオオオオオオオオオオップウウウウウウ!!!!」

 

芦戸も止めた。

 

切島「おめぇら何したの!?」

 

芦戸「聞かないで!!言わせないで!!」

 

常闇「何も聞くな…!!!!」

 

緑谷「…というわけで、僕はこの第1試験では何もしない。その代わり、誰か1人でも脱落すれば仮免は不合格となる。それが僕の考えた妨害だよ。でも僕は信じている。君達が僕よりも凄い物を持っているってこと!」

 

『緑谷…もう既に妨害されているような気分なんですけど…』

 

轟「まぁ…そうまでしないとこっちもやる気が出ないからな」

 

爆豪「ケッ!良いぜ…やってやる!!」

 

A組全員やる気になった。いやならざる得なかった。何せ緑谷が自分のせいで不合格になるなんて嫌だ。もっと嫌なのは自分の秘密をバラされそうなのことだ。

 

緑谷「よし、OKです!」

 

目良「ハァ…漸く進められます…では展開後にボールとターゲットを配ります。全員に行き渡ったら1分後に開始します」

 

轟「展開?」

 

すると周りの壁が開き始め、様々な建造物や地形があるステージが現れた。

 

緑谷「じゃあ頑張ってね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ms「しかし20人か…お前が除籍しないなんてな。今回のクラス、相当気に入ってるようだな?」

 

相澤「別に」

 

Ms「照れなよダセェな!付き合おう!」

 

相澤「黙れ」

 

首領「酷いじゃない相澤ちゃん!!あたしというものがいながら!!」

 

天の「君!うちのパチ恵がいながら他の女と浮気していたのか!?」

 

そこにバカ2匹が乱入。

 

Ms「まぁ!そんな方がいたの!?」

 

Ms.ジョークも乗ってきた。

 

Ms「酷いわアナタ!私のことは遊びだったのね!?」

 

首領「こうなったらあなたを殺して私も死ぬわっ!!」

 

天の「落ち着けパチ恵!!」

 

Ms「やめて!この人を殺さないで!!」

 

首領「どうして邪魔するのよッ!!?」

 

Ms「だって…この人を、愛してるんだからっ!!」

 

首領「うぅ…うぅ…あたしと負けよ…!」

 

Ms「じゃあ代わりに消えろ!」

 

首領「ぐばっ!?」

 

天の「パチ恵!!?」

 

Ms「これで相澤は…私のものだあああああああああああ!!!!!」

 

首領「ハイOK!!」

 

『チャンチャカカチャン!チャンチャカカチャン!』

 

3人で肩を組み、ダンス。

 

シュパッ!

 

相澤「消えろ」

 

ブンッ!

 

『あーれー…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆豪「俺はバラけるぜ。遠足じゃねぇんだからな!」

 

轟「俺もそうさせてもらう。力を発揮させたいからな」

 

爆豪と轟は皆と離れた。それを遠くから見て笑みを浮かべる真堂。

 

真堂(あの緑谷出久がいない、2位3位の彼らもいないなら、他は問題ないだろう…!)

 

するとカウントが鳴り始める。

 

麗日「みんな、とりあえずまずはうちが動くから。その後にお願い!」

 

上鳴「ウッス!」

 

葉隠「まっかせて!!」

 

『START!!!』

 

そして開始のブザーと合図の声が響き渡る。それと同時に一斉に全他校の生徒がA組へ攻撃を仕掛ける。

 

真堂「早速仕掛けるさ、雄英潰し!」

 

無数のボールが襲いかかるが、麗日が前へ出ると構える。

 

麗日「スパゲッティ真拳奥義…!」

 

すると麗日の周りに黒いイカスミパスタが現れ開店してボールが次々と吸い込まれていく。

 

麗日「『イカスミブラックホール』!!」

 

真堂「なっ!?」

 

麗日「アンド!」

 

今後は他校の周りにカルボナーラが現れた。

 

麗日「『カルボホワイトホール』!!」

 

カルボナーラからボールが猛スピードで吹き出していき、他校生徒に次々と当たる。中には気絶する人も。

 

麗日「貴方達ぐらい、うち1人でも十分やよ!」

 

真堂(くっ!流石は雄英と言ったところか…あの真拳とかいう技を使うのが他にもいるなんて…!)

 

真壁「全部返されるとはな。けどまぁ、狙う相手は見えた」

 

真壁がボールを個性で硬くし、投擲に渡す、

 

真壁「任せた」

 

投擲「任された」

 

投擲が投げると地中に潜り姿がわからなくなった。

 

投擲(狙いは定めた。地中に軌道を隠すことで君らは反応できないのさ)

 

芦戸「私に任せてっ!」

 

ドプンッ!

 

芦戸が地面へと潜った。

 

投擲「何!?」

 

芦戸(みっけ!)

 

芦戸が地中でボールを見つけキャッチ。

 

芦戸「ウォータースポーツ真拳奥義『水球ストライク』!!」

 

ボールをそのまま投げ返し、投擲にぶつけた。

 

投擲「ぶぼっ!!?」

 

中瓶「投擲ッ!!?」

 

芦戸「いっちょ上がりー!」

 

生徒1「こいつら予想以上にやるぞッ!?」

 

生徒2「下手に手が出せねぇ…!!」

 

思ったよりも強いため手が出せずにいる生徒達。

 

真堂「(しょうがない…!)どいて!足場を崩す!!」

 

真堂が地面に触れると揺れ始め、それが段々と大きくなり地面が壊れ始めた。

 

真堂「『震伝動地』!!!」

 

上鳴「地面をぶっ壊しやがった!!?」

 

蛙吹「ケロ…結構な威力ね!」

 

真堂「こっちだって必殺技はあるんだ!!」

 

地面が盛り上がってきた。このままでは全員地面に潰されてしまう。

 

ギュイイイイイイイイイン…!!!

 

しかし何処からかギター音が鳴り響くと揺れは止まり、地面は元の位置に戻っていった。

 

真堂「な、なんだ…!?」

 

耳郎「残念、振動ならウチの十八番だよ!」

 

耳郎がギュイン、ブオン、ギュルルなどの擬音で作られたギターを抱えていた。

 

真堂(まさか…音で振動を相殺したのかッ!?)

 

耳郎「折角だから…ウチの音楽を聴けッ!!」

 

ギュイイイイイイイイインッ!!!!!

 

耳郎「オノマトペ真拳奥義『ギュラララ・ハートビートロック』!!」

 

耳郎の演奏で無数の擬音が周りに広がり、当てられた者は痺れて動けなくなった。

 

生徒1「う、動けねぇ…!?」

 

生徒2「この曲好きだけどこんな状況で聴きたくなかった…!!」

 

生徒3「これ終わったらメアド交換してもらおう…!」

 

そしてファンもたくさんできた。

 

真堂達は奥義が出る前に逃げた。

 

他校生徒達は雄英潰しを諦めておらず、耳郎を遠く離れたところから狙う。

 

生徒4「遠くから狙えばどうってことねぇ!!」

 

ボールをぶつけようとするが、常闇、砂藤、障子がガードする。

 

常闇「歌姫の演奏を邪魔する者は…!」

 

砂藤「俺達が許さん!」

 

障子「お返しだ。セルズ真拳奥義!」

 

障子の身体から無数の腕が生える。そしてボールを持ったまま、腕が伸びて相手に殴りかかる。

 

障子「『伸縮自在腕』!!」

 

ボールを持った腕は瞬時に伸び縮みし、相手は対応やガードが遅れる。そのため次々と脱落していく。

 

生徒4「ヤベェ!一旦非難」

 

常闇「逃すか!影真拳奥義『シャドーマン』!」

 

常闇が掌を合わせると相手の影が具現化し、拘束する。

 

生徒4「動けねぇ!」

 

生徒5「チクショー!なぶり殺しかよ…!!」

 

砂藤「いや、その必要はない。お前達は既にバビロン神の足下に屈服している」

 

生徒4「何!?どういうことだ!!」

 

すると周囲の空間が変わり、そこには巨大な千手観音像が立っていた。

 

生徒4「な…なんだこりゃ…!?」

 

砂藤「バビロン神だ。お前達は既にバビロン神の足下で戯れていただけだ」

 

生徒5「な…なんだよそれ!?」

 

 

砂藤「『バビロンの裁き』!!!」

 

 

『ぎゃああああああああああああああああああッ!!!!?』

 

 

空間が元に戻ると大量の他校生徒達が倒れていた。

 

砂藤「神のご慈悲あれ」

 

こうしてA組全員合格した。

 

因みに爆豪と轟は書くまでも無く合格。

 

爆豪「またサボったなクソ作者!!」

 

失敬な!!

 

 

 

 

 

 

 

ヒーロー1「なんだ今のは!!?」

 

ヒーロー2「全然わからなかったぞ!!?」

 

Ms「な…何あれ…?ちょっとイレイザー!!一体どんな修行したの!!?」

 

相澤「俺が聞きてぇよ」

 

観客席のヒーロー達ですら何が起きたのかわからず混乱している。そして相澤の胃がキリキリと痛む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、遠くの席でピンク色のドレスをきた女性と燕尾服を着た老紳士がいた。しかし不思議なことに誰もその2人がいることに気づいていない。

 

「へぇ、この世界の人で真拳使いがいるのねぇ…拷問のしがいがありそう」

 

毛狩り隊拷問部隊隊長

ナイト部隊『ケガラナイト』

No.10

Ms.エリザ

 

「ふむ、健康面でも問題なさそうだ。良い食事をしてると見える」

 

毛狩り隊コック長

ナイト部隊『ケガラナイト』

No.12

アルバ

 

エリ「緑谷って子の戦闘が観れると思ってきたけど、全然見れないじゃん!!」

 

アル「まぁまぁ、どうやら次で出てくるようだ…どうする?」

 

エリ「決まってるじゃん!!うちの部下達に、遊ばせてやるわ…!!」

 




今年最後の投稿になります!!これ読んで笑っていただけると嬉しいです!!

それでは皆さん!良いお年を!!
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