時々周りを曇らせる隣の悠真さん   作:究極の闇に焼かれた男

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皆さん、お久しぶりです。
前回の更新からかなり間が開きましたがやっと完成した最新話となります。 それと今回から原作一巻のな内容に本格的に入りますので、お楽しみ頂けたら幸いです。

久々の更新で書き方がかなり変わっていると思います。

追記:今回は知っている人は知っているであろう他作品ネタが入っています。


何故人は麻婆とラーメンを掛け合わせたのだろうか?

 

 

 

ある日の昼休み、午前中の授業が終わると同時に悠真は教室を出て食堂へと向かおうとした。

 

 

「おっ! 悠真じゃねーか」

 

 

背後から名前を呼ばれた悠真が振り返ると、そこには政近と2人の男子の姿があった。

 

 

「政近、それに光瑠に毅じゃないか」

 

 

2人の男子──【清宮光瑠】と【丸山毅】は、政近と同じクラスに所属する中等部からの付き合いのある友人である。

 

 

「中等部以来だな、悠真! お前も食堂に行くのか?」

 

「相変わらず元気だな、毅。 お前"も"って事は、3人も食堂に行くのか?」

 

「そうなんだ。 それで、折角なら悠真も誘おうって話をしてたんだ」

 

「なるほど、それなら同伴させてもらうよ」

 

 

そう言うと悠真は政近達一行と食堂へ向かうのだった。

 

 

 

──────────

 

 

 

悠真と政近達一行が食堂に着くと昼休みと言う事もあり食堂内はトレイを手に行きかう生徒達で溢れていた。 4人は食堂の入口に貼られているメニューを前に、何を注文するか吟味していた。

 

 

「お、新作の麺料理が出てる」

 

 

政近が目を付けたのは、新作のタグが付けられた麻婆ラーメンだった。

 

 

「麻婆ラーメン? なんか中華に中華を重ね掛けしたみたいな料理だな」

 

「毅、厳密に言うとラーメンは中華とはちょっと違うよ?」

 

「え、そうなのか?」

 

「うん、そもそもラーメンって名前自体が日本で生まれたものだし」

 

「一説によると、ラーメンの呼称は1958年に発売された世界初のインスタントラーメンが広めたとも言われてるな」

 

 

毅の発言に雑学を披露する光瑠と、補足説明する悠真。

 

 

「3人共決まったか?」

 

「おう」

「うん」

「ああ」

 

 

政近の言葉に悠真達は頷き交わして食堂に入ると、空いている席にハンカチやポケットティッシュを置いて席を確保。 各々料理を取りに行った。

 

それぞれ料理を確保すると、悠真は光瑠と、政近は毅と隣合う形で席に着き食事を開始する。

 

 

「うおぉ……実物見ると思ったより赤いな」

 

 

席に着くと、政近が持ってきた麻婆ラーメンを目にした毅が思わず呟いた。

 

 

「辛くないの? それ」

 

「いや、全然? むしろ辛さが足りないくらいだ。 味は美味しいけどな」

 

 

光瑠の質問に汗一つ掻かずに麻婆ラーメンを啜り続ける政近は涼しい表情で答える。

 

 

「それよりも、悠真が麻婆ラーメンにしなかったのは少し意外だったかな? どうして麻婆ラーメンにしなかったんだ?」

 

 

政近が視線を向けると、注文したアジフライ定食を美味しく頬張る悠真が口の中の物を飲み込んでから答える。

 

 

「……冬休み中に麻婆ラーメンを食べに行ったんだが、そこの麻婆ラーメンの味のインパクトが強過ぎて、そのせいで他の店で食べる麻婆ラーメンだと何だか物足りないと感じるようになったからかな」

 

「へぇ〜……で、味はどうだったんだ?」

 

「そうだな……値段は高い上に麻婆ラーメンと言っていながら真っ赤な麻婆に沈む申し訳程度の麺しかない代物だけど、一口食べたら口の中と胃の中が焼け爛れたような感覚に襲われて、最終的には汗と震えが止まらなくなる味とだけ言っておこう」

 

「もはや料理の感想じゃないよね!?」

 

「それって料理と言うか、劇薬だろ!?」

 

「美味そうだな! 今度暇な時でいいから連れてってくれ」

 

「「正気(か)!?」」

 

 

遠い目をしながら答える悠真に対し政近達は三者三様の反応を返すのだった。

 

 

 

──────────

 

 

 

談笑をしながら料理を食べ進めていると、食堂の入口がざわついている事に気付いた4人は反射的に目を向けると、ちょうど3人の少女が食堂に入ってくるところだった。

 

 

「お、生徒会メンバーだ。 会長と副会長は……いないのか。 それでも、3人も揃ってるとなんかすっげぇなぁ」

 

 

その姿を目にした毅が感嘆の声を漏らすと、それと同様の反応が食堂の各所で起こる。

 

一歩道を通れば男子は色めき立ち、女子ですら憧れの視線を向ける、ちょっとしたアイドル状態と化している3人の少女──サファイアのような輝きを放つ切れ長の青い瞳とハーフアップにされた長い銀髪が特徴的なロシア人と日本人のハーフである少女──【アリサ・ミハイロヴナ・九条】と、もう1人はアリサの姉にして肩まであるウェーブが掛かった明るい茶髪と、少し垂れ目気味な優しげな茶色の瞳を持つ2年生の少女──【マリヤ・ミハイロヴナ・九条】の姉妹と、政近の妹にして腰まである艶やかな長い黒髪と、小柄ながらも程よく女性らしさを主張する均整の取れた体躯をした少女──周防有希の3人の登場に食堂内のざわつきが増していく。

 

そんな3人の登場に、食堂内に居た殆どの生徒が感嘆の声を漏らしている中、

 

 

(今日は帰りにスーパーで野菜買って帰らないとな)

 

 

悠真は1人そんな事を考えていたのだった。

 




次回もお楽しみに!
コメント頂けたら嬉しいです。

何時になるかは分かりませんが執筆しようと考えているIFストーリー、どれを観てみたいですか?

  • アリサがヒロインのIF
  • マリヤがヒロインのIF
  • 悠真が女の子な世界線のIF
  • 綾乃オンリーのIF
  • 乃々愛が幼馴染兼ヒロインのIF
  • 沙也加がメインヒロインのIF
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