時々周りを曇らせる隣の悠真さん   作:究極の闇に焼かれた男

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今回は主人公の叔父であるオリキャラが登場します。

それと今回は主人公と原作キャラは登場しないのと、読まなくても特に問題ないのに加え内容は短めとなります。


幕間その1:征嶺学園教師、駆動隆之の悶々

 

 

 

とある日の放課後、征嶺学園の教師である【駆動隆之】は、職員室で頭を抱えていた。

 

 

「ハァー……どうすりゃいいんだ」

 

「隆之先生、今日も頭を抱えてるぞ…」

 

「どうせ何時もの事だろうから、変に話かけない方が良さそうだな…」

 

 

自身の執務机で腕を組みながら頭を抱えている隆之を他の教師たちは遠目からヒソヒトと話しながら眺めていると、不意に隆之が顔を上げて立ちあがる。

 

 

「そろそろ時間なので、お先に失礼します」

 

「おう、また明日」

 

「お疲れ様でした」

 

 

 

他の教師たちに見送られながら隆之は荷物を手に扉を開けて廊下に出ると駐車場へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

隆之side

 

 

征嶺学園で数学教師を務める僕──駆動隆之には最近、ある一つの悩みを抱えている。

 

それが何かと言うと征嶺学園に通う自分の"甥"が原因だった。

 

僕の甥こと駆動悠真は征嶺学園に通う高校一年生で、自慢ではないが大抵の事は軽々とやってのける才能を持っており、どこに出しても良いくらいには優秀だと言える。

 

だが、そんな悠真に対して僕は一つだけ頭を抱えたくなるような問題があった。

 

その問題と言うのがおいっこである駆動悠真と、悠真の同級生兼クラスメイトにして幼馴染である少女こと、周防有希との距離感にあった。

 

何も知らない人が聞けば「そんな事か?」と思われるだろうが、幼い頃から彼等との付き合いがある僕から言わせてもらうと、全力でツッコミを入れたいくらいには距離感が近いと感じられるのだ。

 

例えば悠真と周防は良く2人で昼食を共にしているのだが、あろうことか二人は肩が触れ合うほどの距離で食事をしていたり、屋上で昼寝をしている悠真に周防が起こさないように膝枕をすると何を思ったのか徐に頬を突っつきながら過ごしたり、放課後に2人きりで本屋や喫茶店に行ったり、時には周防が悠真の家に泊まりに来たりと、「お前ら2人は恋人なのか?」とツッコミたくなる位には距離感が近いのだ。

 

そして驚くことに、幼馴染にしては距離感が近過ぎる2人だが、アレで付き合っていないのだから叔父である僕の立場としては悶々とした気持ちを抱かざるを得ない。

 

 

「学校でのトラブルで頭を抱えるのは分かるけど、まさか甥っ子と周防の2人の事で悶々とさせられるなんて、流石の僕でも思いもしなかったよ。 それ所か悠真たちの他にも、似たようなのがもう一組いるってんだから僕の胃が限界を迎えそうだよ……はぁ、今夜はツマミでも食べながらジャズでも聴くとするかな」

 

 

そう言うと僕は悶々とした気持ちを抱きながら自宅へ向けて急ぐのだった。

 

 

 

 

その翌日の朝、悠真の口から生徒会へと入る事になったと言われた僕は胃薬を買い貯める事にするのだった。(でないと余りの甘ったるい空気のせいで胃もたれが天元突破しかねないから)

 




よければ感想の方もお待ちしております。

何時になるかは分かりませんが執筆しようと考えているIFストーリー、どれを観てみたいですか?

  • アリサがヒロインのIF
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