World Days(新版) 作:完結の陽炎
本作のあとがき
ここまで読んで頂きました読者の皆さん、まことにありがとうございます。
原作ゲームのSchool Daysは19年前、アニメ版で17年前となります。
時の流れをしみじみと感じてしまいます。
旧版では1話ごとの文字数が1万超えをしていました。
これでは読む時の負担が大きい事に気付き、1話ごとの文字数を3割ぐらいまでにして分けてみました。
物語の内容として、旧版の7割を細かい修正の改訂とし、残りの3割は書き直しのリメイクです。
また見出しの章分けとして、小学時代・中学時代・榊野学園などで整えています。
本作は西園寺世界の幼少期から始めているため、原作前の再構成です。
物語の都合上、School Daysよりも後に出てくるキャラはいません。
例外はSummer Daysに登場する加藤可憐だけです。
当方が扱える範囲で原作キャラの厳選をしています。
テーマを一言で表すなら、西園寺世界の改善です。
伊藤誠に次いで嫌われている悪評の高い片割れのメインヒロイン。
Summer DaysやCross Daysでは、サブキャラに降格という不遇な扱いがされています。
ゲームやアニメなどを見る限りでも、事情をお察しするのであえて触れません。
それとは別に活躍ができるポテンシャルがあるのに、正直もったいないと感じていました。
本作のような西園寺世界が存在をしてもいいのではないか?
そんな救済を理念として執筆をした次第です。
ここから先は本編のネタバレが含まれていきます。
読まれる方はあらかじめご了承下さい。
西園寺世界といえば、清浦刹那の存在が欠かせません。
検索をすると異母姉妹の裏設定があります。
もし、お互いがそれを知ったらどうなるのでしょうか?
ここが物語の核となっています。
両者の関係は親友だけでなく家族でもあることが重要。
そうすると刹那を大切にする世界が見られるようになります。
超重要キャラとなったのは桂言葉です。
原作では悲劇のヤンデレヒロインとして名高い存在ですが、本作では支援キャラとして最も活躍をしました。
コンプレックスを刺激するので、同性の女の子から嫌われやすい独自解釈で扱っています。
小学生ぐらいの早い時期に関わらないと、良好な人間関係を作るのが難しいと思いました。
清浦刹那との相性が最高であることは、原作のSummer Daysにあるせっちゃんとことぴーから証明されています。
甘露寺七海の関係も本作では良好となるので、出会い方が違えば、原作で毛嫌いをされなかったと思います。
独自な展開を迎えた甘露寺七海。
七海の彼氏は調べてみると、沢渡止の血筋を思わせる偏愛設定があります。
世間から隠すための隠れ蓑として付き合っている。
救済をするには、ひと思いに真実を知り、別れるしかないと判断しました。
中途半端に交際を続けても、七海が幸せになれるとは到底思えません。
原作主人公である伊藤誠の扱いには少しだけ難儀をしました。
桂言葉に向けた盗撮は原作の不可避イベント。
時間軸として原作では2学期の始めで、本作では1学期の途中で発生としています。
本人の許可なく撮影をしたことは擁護できません。
それ以外で挽回をしてほしいという気持ちで進めていきました。
妹思いの優しいお兄ちゃんは原作でもありました。
よって、本作でも敬意をこめて存分に発揮させるように心掛けました。
学園祭の隠し休憩所とエッチ盗撮の事前対策。
原作で倫理の欠片もない強烈なイベント。
普通に犯罪ということで徹底的に排除となりました。
バットエンド鮮血のリボンについて。
ゲーム・アニメ・漫画・小説、いずれも死亡キャラありで共通点を持っています。
本作も決して例外ではありません。
違うのは他殺や自殺ではなく事故死であることでしょうか?
原作にない刹那のその後が簡略的に書いています。
もし言葉がいなかったら、死亡キャラがもう一人追加となっていました。
桂心と伊藤止が一緒に精神的な成長をして、前向きに乗り越えようと健気に頑張る姿が見られます。
ノーマルエンドお揃いのリボンについて。
こちらはトゥルーエンドと言い換えても差し支えないです。
ノーマルで収めるには正直惜しいと思いました。
人間的に急成長をして、刹那のおねえちゃんとして頑張る世界が見られます。
こんな感じで刹那と同じリボンをした世界を原作で見てみたいと思いました。
ハッピーエンド居候の平穏について。
原作では成立しない独自展開です。
幼馴染という過去に積み重ねた信頼があればこそ成り立つ救済ルート。
どちらもパリに行かなくて済むならそれが一番いい。
誰も犠牲にならないという意味でハッピーエンドとしました。
世界の成長という意味ならノーマルが上かもしれません。
原作では可哀想な桂言葉となっていますが、本作ではどのルートでも助けとなっています。
か弱い不幸な少女ではなく、芯に強く友達を支える優しき少女としてリスペクトを行なっています。
School Daysで西園寺世界を主人公とした二次創作。
決意を固めて本編を完結をさせました。
少々短いとは思いますが、これにてあとがきを締めくくります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。