ホロライブラバーズ 死んだライオンプレイ   作:とも667

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 コメント欄の死んだライオンに脅されたので初投稿です。


ゲームを クリアする しんだ ライオン

死んだライオンでクリアまで突っ走るRTA、はーじまーるよー!!

 

 前回はバトロワを死んだライオンを利用して突破したところで終わりましたね。死んだライオンは何人も死んでしまいましたが、彼らの犠牲は無駄ではありませんでした。

 

>今日も死んだライオンに乗って学校に来た。みんなの目線を集めている。

 

「ライオンが飛んできたぞ……?」

 

>『そらをとぶ すばやくて つかいやすい のれる しんだ ライオン』を懐にしまった。

 

 デカい死んだライオンが、某ネコ型ロボットのポケットにしまわれるみたいに、ホモくんの懐に入っていきました。みんなビックリしてます、そらそうよ。

 

「あいつの懐は四次元ポケットかなんかなのか……?」

 

「死んでるけど動くし、火を吹いたり銃撃ったりするらしいぜ」

 

「それ最早ライオンじゃないよね?」

 

 何言ってるんですか、マーライオンは水を吐く。シンダライオンは火を吐く。どっちも同じような物でしょ?(暴論)とか言ってたら、教室に着きました。

 

>おはようございます、皆さん。

 

「おはよう萌人くん、外が騒がしいのは……死んだライオン出したの?」

 

>はい、死んだライオンで飛んできました。

 

「相変わらずめちゃくちゃだね……」

 

 それを尋ねたノエル団長も困惑してます、そらそうよ(二度目)。それから授業が始まって……はい昼休み、倍速で……あれ? イベントですかね?

 

「や、やばい……お弁当忘れちゃった、どうしよう」

 

「ノエル、忘れてきたの? しょうがないな、私の分けてあげる」

 

「いや、いいよフレア。購買に行ってなにか買うから」

 

 ここは……料理を作ってあげましょうか。ホモくん、いけ!!

 

>お弁当を忘れちゃったんですか?

 

「そうなんだよ、うっかりしてた……購買でなにか買うつもりだよ」

 

>……ちょっと待っててください!!

 

「え、ちょっ、萌人くん!?」

 

 ホモくん、家庭科室に走っていきました。先生に許可もらって……準備完了。

 

>家庭科室の使用許可を得た、何を作ろうか?

 

>ハンバーグ

 

>焼き魚

 

>ノート

 

 はい、ここでもノートが使えます。死んだライオンでクッキングといきましょう。出すものは……

 

『つかいやすい おいしい ぎゅうどんのつゆをはく じゃぐちのついた しんだ ライオン』

 

『つかいやすい おいしい なかがぎゅうにくの かいたいずみの しんだ ライオン』

 

『つかいやすい すいはんきの おいしい ごはんがはいった しんだ ライオン』

 

『つかいやすい おいしい タマネギでできた かいたいずみの しんだ ライオン』

 

 こんなもんでいいですかね、彼女の好物は牛丼なので牛丼なら好感度が上がるでしょう。

 

>まずは丼に、『つかいやすい すいはんきの おいしい ごはんがはいった しんだ ライオン』からご飯をよそって……

 

 死んだライオンの顔部分が縦に開いて、炊きたてのご飯が出てきました。ホモくんは、それを丼にたっぷりよそっています。見る人が見たら卒倒しそうな光景ですね。

 

>次に『つかいやすい おいしい なかがぎゅうにくの かいたいずみのしんだ ライオン』を切り分けて、『つかいやすい おいしい タマネギでできた かいたいずみの しんだ ライオン』と一緒に炒める……

 

 ──ジュウゥゥゥ……

 

 バラバラになって出てきた死んだライオンが、フライパンの上で美味しそうな音を立ててます。これ牛丼じゃなくて『死んだライオン丼』な気がするんですが、団長は知らない方がいいでしょう。

 

>よし、できた。あとはこれをご飯に乗せて……『つかいやすい おいしい ぎゅうどんのつゆをはく じゃぐちのついた しんだ ライオン』で、タレをたっぷりかけて……完成だ!!

 

 死んだライオンには似つかわしくない蛇口を捻ると、死んだライオンの開いた口から、牛丼のつゆが出てきました。それをたっぷりかけて……牛丼のできあがりです。死んだライオン100%の牛丼、見た目は美味しそうですが……美味いんでしょうか。一応『おいしい』ってつけましたけど。

 

>『おいしい しんだライオン牛丼』ができた。

 

 一行で矛盾するな。いや、作らせたの私ですけどね。噂をしてたら団長が来ました、牛丼の匂いにつられてきたようです。

 

「美味しそうな牛丼の匂い……あ、萌人くん!」

 

>白銀さん、ちょうどいいところに。牛丼ができたので、どうぞ。

 

「えっ、いいの!? うわぁ、美味しそう……!!」

 

 めちゃくちゃ喜んでますね。死んだライオンでできてるって知ったら、どうなるんでしょうか。お腹が空いていた団長は、すごい勢いでかき込んでいます。

 

>お味はどうですか?

 

「んー!! むちゃくちゃ美味しい!!」

 

>それはよかった、どんどん食べてください。

 

 ……もうなくなっちゃいました。相当腹減ってたんですね、団長。

 

「はぁ、美味しかった!! ありがとう、萌人くん!!」

 

>こちらこそ。美味しく食べて貰えて嬉しいです。

 

「よーし。腹ごしらえも終わったことだし、お昼からも頑張るか!!」

 

 気合いを入れ直して、団長が歩いていきました。団長が美味しかったなら何よりです。

 

>どうやら、満足してもらえたようだ。

 

>白銀ノエルの好感度が大きく上がった!

 

 最後までバレませんでしたね。片付けをして、教室に戻って……放課後。今日も帰ってトレーニングをして……あれ? またなにかイベントですかね?

 

>……空を飛んで帰っていると、森の中に不審な奴を見つけた。降りて近づいてみようか?

 

>はい

 いいえ

 

 ここはOKです、何かあってもノートでどうにかなるでしょう。こいつは……あ、デュラハンだ。どうやら、人間達を襲いに来た魔王軍のようです。

 

「……む? 貴様は誰だ?」

 

>お前こそ何者だ? そんな重武装で街に向かうなんて、何が目的だよ。

 

「そうか、見つかってしまったか。目ざといな、マックスウェル……いや、奴はもういないのだったか」

 

 え、マックスウェル? ちょくちょく出てきますね、マックスウェル。魔王軍にもちょっかいかけたんですかね。

 

>叔父さんのことを知ってるのか?

 

「あいつには散々煮え湯を飲まされたよ、どこかで自爆してくれて本当に助かった……魔王様の世界征服の最大の障害だったからな」

 

>世界征服!? そんなことさせるか!!

 

 そう言って、ノートを構えるホモくん。しかし、デュラハンは余裕そうです。

 

「随分と威勢がいいな。知っているぞ、お前の持っているそのノートは……機能に制限がかかっていることを」

 

>な、何故そのことを!?

 

「魔王様の情報網を舐めるなよ。弱体化しているなら、恐るるに足らんわ!! ここで完全にノートと、マックスウェルの血筋を断ち切ってくれる!!」

 

 弱体化していると思ってますね、こいつ。いや、全然弱くなってる気はしないんですが……とりあえず、先制攻撃しますか。あ、戦闘はバトロワ時と同じ縛りでいきます。

 

『もうどくのきりをはく しんだ ライオン』

 

>『もうどくのきりをはく しんだ ライオン』!!

 

「我が名はデュラハン!! 魔王様の名のもとに、貴様を……っ!? ゴホッ、ゴホ!! な、なんだ!?」

 

>油断してたな!!

 

 よし、猛毒入りましたね。これでこいつは常にHPが削られていくので、こいつの必ずHPが1残って防御力が上がるクソスキルを無視できます。デュラハン、かなりキレてますね。

 

「お、おのれ……名乗っている途中に攻撃とは、卑劣なことを!!」

 

>隠れて街を襲うのは卑劣じゃないのか?

 

「黙れ!! こんな、よくわからん置物など……こうしてやる!!」

 

 ──ギジャア!!

 

 死んだライオンが真っ二つにされました。また死んだライオンが死んでしまいましたね。おのれ、よくも死んだライオンを死なせたな、許さんぞ!!

 

>よくも死んだライオンを死なせたな!! 喰らえ!!

 

『われるとぶんれつする てきをねらう ばくはつぶつのしんだ ライオン』

 

「そんな小細工が……私に通用するか!!」

 

>それはどうかな?

 

 デュラハンはまたもや剣を振るって、死んだライオンを真っ二つにしました……が、プラナリアの如く死んだライオンが分裂して、デュラハンに襲い掛かりました!!

 

「なっ、なにぃ!?」

 

>砕け散れ!!

 

 ──ドゴゴォォォォン!!

 

「ぐぉあぁぁぁぁぁ!?」

 

 切ったせいで爆発に二回も巻き込まれたデュラハン、しかしまだ倒れていません。トドメを刺しましょう!!

 

>こいつで終わりだ!!

 

『かってにふえる おもい そらをとぶ てきをおしつぶす しんだ ライオン』

 

「お、おのれ……ふざけたことを……!! かくなる上は……ん?」

 

>行け!!

 

 ──ズゴォォォ!!

 

 死んだライオンがデュラハンの上に飛んでいき……そのまま、デュラハンを押し潰しました。デュラハンが下敷きになってます。

 

「ぐぉぉぉぉぉ!? こ、こんな物……!! 私の、力で!!」

 

>増えろ、死んだライオン!!

 

「うぐぅぅぅ!? なんだ、どんどん重く……ふ、増えている!? 質量保存の法則はどうなっているんだァ!?」

 

 マジレスやめろ。そんなこと言ってる間にも、死んだライオンはどんどん増えています。死んだライオンの山から、死んだライオンが転がり落ちてきてます。

 

>終わったな……

 

「ま、まだだ!! まだ終われん!! 魔王様のためにも!!」

 

>……だったら、これで。

 

 あ、毒が消えてる。さっき自然回復で消えたんですかね、はー面倒くせぇマジで……じゃあ、これで終わりですね。

 

『しんだ ライオンを ばくはつさせる しんだ ライオンがすきな しんだ ライオン』

 

「今度はなんだ……!?」

 

>じゃあな、デュラハン。

 

「貴様、何を言って……ん? なんか光ってるような」

 

 ──チュドォォォォン!!

 

 次の瞬間、死んだライオンの山が大爆発しました。大量に増えていたので、どう考えてもオーバーキルです。

 

「グワーーッ!!!」

 

>よし、勝った。帰るか。

 

 はい、デュラハンに勝利しました。魔王軍最強の幹部は、死んだライオンに押し潰されて爆発されて死にました。意味がわかりませんね。

 

「萌人くん!! なんでここに!?」

 

>あれ、白銀さん? どうしてここに……

 

「ここですごい爆発があって、駆けつけてきたんだ!! 何があったの!?」

 

 死んだライオンが爆発して魔王軍を倒しました。

 

>デュラハンを倒しました。

 

「えっ、デュラハン!? そんな、あいつが来てたの……!? 萌人くん、怪我は!?」

 

>いえ全く。

 

 戦ってたのはホモくんじゃなくて死んだライオンですからね。無傷で当然です。

 

「え、無傷? ……騎士団で詳しく聞いてもいい?」

 

>構いませんよ。

 

「じゃあ、着いてきて」

 

 流石に怪しまれてます、そらそうよ(三度目)。そのあと、事情聴取がありましたが……終始意味がわからない様子でした。

 

「……あなた、真面目に答える気あるんですか?」

 

>いや、本当のことなんですよ。

 

「信じられるわけないでしょ? ライオンは猛毒の霧を吐かないし、爆発も分裂もしないし、増えないし、飛びません。死んでるなら動きません」

 

 至極常識的なことを言っている騎士団の人ですが、このノートにそれは通用しません。

 

「ほら、牛丼だ。これ食えば本当のことを言う気になるだろ」

 

>こういう時ってカツ丼じゃないんですか?

 

「うるせぇ!! 文句あるなら食うな!!」

 

 意味不明なことを言い過ぎたからか、キレられてしまいました。ホモくん、食べずに見てますが……どうしたんでしょう。

 

>……つゆが足りないな。懐にしまっといた『つかいやすい おいしい ぎゅうどんのつゆをはく じゃぐちのついた しんだ ライオン』を使うか。

 

「え? 何言って……は?」

 

>よし、これくらいかければいいだろう。いただきます。

 

 尋問していた人が宇宙猫になってます。そらそうよ(四度目)。

 

>ごちそうさまでした。

 

「……今のはなんだ」

 

>死んだライオンですけど?

 

 そんな知ってて当たり前、みたいに言わないでくださいよホモくん。もうこの人、キャパオーバーで喋れなくなってるって。

 

>……倒れちゃった。人を呼ばないとな……おーい、この人倒れちゃいましたー!!

 

 その後、あの人は医務室に運ばれていきました。運ばれる時は『死んだライオンが……増えていく……』って、うわ言を呟いていました。かわいそう。

 

>……今日は帰ろう。

 

 そんなこんなありまして、一週間後。またもや、魔王軍が懲りずにやってきました。今度はバルカ、物量攻めしてくるタイプのやつです。

 

「よくもデュラハンを!! 私の部下が相手だ!!」

 

>……女の人!?

 

「残念だったな、これでは攻撃できまい!!」

 

 あらま、あくたんとスバルがやられてます。ここは、そうだなぁ……こうしてみるか。

 

>これならどうだ?

 

『てきをねらう かまれると じんかくが しんだ ライオンになる しんだ ライオン』

 

「それがどうした、行け!!」

 

>死んだライオン、突撃ー!!

 

 死んだライオンが二人に噛み付きました。二人とも、死んだライオンになったので倒れてしまいましたね。バルカ、めちゃくちゃ困惑してます。

 

「なにぃ!? おいしっかりしろ、おい!!」

 

>今だ、そいつも噛め!!

 

「なっ……ぐえーっ!!!」

 

 噛まれて、バルカも死んだライオンになりましたね。あとはトドメを刺すだけ。

 

『うちゅうでばくはつする スペースシャトルの しんだ ライオン』

 

>バルカを乗せて、と……

 

 死んだライオンは、ロケット噴射で天高く飛んでいき……バルカごとお星様になりました。効果を解除して、二人は……これでいいか。

 

『ふたりのりの きゅうきゅうしゃの だいびょういんにむかう しんだ ライオン』

 

>行ってらっしゃーい。

 

 二人を乗せた死んだライオンは、サイレンを鳴らしながら公道を走っていきました。見た人が目を疑ってそうです。そして更に一週間後、街にヴァロンが来ました。魔法が得意なやつです、部下を何人も連れてますね。

 

「マックスウェルの子孫よ!! 二人を殺すとはやるな、しかし私はそう簡単にはいかんぞ!!」

 

>かかってこい。

 

「最初から本気で行く!! 『イフリート』ォ!!」

 

 ──ゴォォォォッ!!

 

>喰らえ!!

 

『まもってくれる つかいやすい しゃりんのついた まほうをはんしゃする しんだ ライオン』

 

「は!?」

 

「うぎゃあぁぁぁ!!」

 

 ヴァロンは避けましたが、魔王軍の部下達が犠牲になりました。一瞬で全滅しちゃいましたよ……

 

>よし、これがあれば……

 

「卑怯だぞ、貴様ァ!!」

 

>これが俺のやり方だ!!

 

 開き直りました。ブチ切れたヴァロンは、反射が不可能な大地魔法で攻撃をしてくるようです。大岩が大量に浮き上がってますね。

 

「死ね!! 『ガイアシューティング』!!」

 

>甘いぜ!!

 

『いわをたべる かってにうごく おおきな しんだ ライオン』

 

「ライオンが岩を喰うんじゃねぇ!! 畜生めぇぇ!!!」

 

 岩を全部食べられて、ヴァロン怒りの叫び。ブチ切れたヴァロンが浮き上がって、太陽の如く大きな炎の塊を出現させました。

 

>これは……!!

 

「ハッハッハ、これなら貴様でも反射はできまいて!! 死ね、『シャインストライク』!!!」

 

>……それなら!!

 

 あれは流石に、普通にやったら反射できませんね……なので死んだライオンにパワーアップしてもらいます。

 

『じぶんをぎせいに しんだ ライオンを パワーアップさせる しんだ ライオン』

 

「なんだ!? 死んだライオンが光って……大きくなっただと!?」

 

>ごめん、死んだライオン……!! ううっ、お前の犠牲は無駄にしないからな!!

 

「元から死んでいるだろ!? 何故泣いているんだ!?」

 

 ホモくんは正論を言うヴァロンを、涙目で睨みつけて叫びました。

 

>死んだライオンは!! 俺達のために犠牲になってくれたんだ!! 誰にもバカになんてさせない!!

 

「さっき出したばかりだろうが!!!」

 

>弾き返せぇぇぇ!!!

 

 シャインストライクは見事、パワーアップした死んだライオンに弾き返されました。

 

「馬鹿な!? こんな間抜けな奴らに、この私が……!!」

 

>これが、俺と死んだライオンの!! 絆の力だぁー!!!

 

「一体、こいつの情緒はどうなって……ぬわーっっ!!!」

 

 哀れ。魔王軍四天王ヴァロンは、死んだライオンとの絆の力の前に敗れました。熱い王道展開ですね(すっとぼけ)。そして次の日……

 

>このままやっていたら埒が明かない。そうだ、魔王城に行って、魔王を倒そう!! 今の俺ならきっと勝てる!!

 

 というわけで、魔王城に行くことになりました。行き方は簡単、ワープゲートを通って魔界に行って……死んだライオンで飛ぶだけです。ね、簡単でしょう?

 

>最上階、多分あそこに魔王が……よし。増援が来ないようにしておこう。

 

『まおうぐんが いなくなるまで あばれつづける じゅうぶそうの おもい キャタピラのついた しんだ ライオン』

 

>頼んだぞ!!

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「ライオンです、死んだライオンが……うわぁぁぁ!!!」

 

 可哀想に、死んだライオンが魔王軍をボコボコにしていっています。さぁ、魔王のところまで一直線です!!

 

>うぉぉぉぉぉぉ!!

 

 壁をぶち破って、魔王のところに来ました。先手必勝です!!

 

「な、なんだいきなり……ごふぅっ!?」

 

>魔王!! お前を倒しに来た!!

 

「ぐぅぅぅっ……このふざけた力、まさかマックスウェルか……!?」

 

 死んだライオンに高速で追突された魔王、いきなり大ダメージです。もうフラフラですよ。

 

>俺はその親戚だ!!

 

「くっ、またしても貴様に邪魔をされるとは……!! 呪いをかけてやったのに、全く弱くなっていないではないか!! あの呪術師め、騙したな!!」

 

>これをかけたのはお前だったのか……!!

 

 今明かされる衝撃の真実……でもないですね。テンポ早すぎて驚きがゼロです。

 

「高い金を払って雇ったのに……クソッ!! かくなる上は貴様に勝って、それを海の底に沈めてやる!!」

 

「その役目は僕にお任せ下さい、魔王様」

 

>……お前も四天王か!?

 

 そういえばこいつがいましたね、インキュバス……人に夢を見せたり、相手に不利な空間を作るのが得意な奴です。

 

「本田萌人だったか。君には死んでもらうよ、三人のためにも……え?」

 

>あ、死んだライオン……

 

「えっ、ちょっ、待っ……ぎゃあーっ!!!」

 

 出していた『まおうぐんが いなくなるまで あばれつづける じゅうぶそうの おもい キャタピラのついた しんだ ライオン』に轢かれて、インキュバスは死んでしまいました。

 

>というわけだ、あとはお前だけだな!!

 

「ふざけるなぁぁぁぁ!!!」

 

>この戦いが最後だ。絶対に勝ってやる!!

 

 色んな意味で負ける気がしません。あっちも魔法剣を構えてますが……

 

「そのノートは、この世にあってはならん!! 死ね!!」

 

>喰らえ、魔王!!

 

『まおうをねらう ぶんれつする ビームをうつ しんだ ライオン』

 

「ぐぁぁっ!! おのれ、相変わらずめちゃくちゃな真似をしおってぇ!!」

 

 ファンネルみたいに死んだライオンが飛び回っていますが、魔王はそれを冷静に全て撃ち落としました。流石にラスボスだけあって、簡単にはいきませんね。

 

>叔父さんはどうやって戦ったんだ!?

 

「ショベルカーで魔王城を解体しようとしたり、帰ってきたら魔王城がなかったり、よくわからん強い人間を召喚したり……今考えても虫唾が走る!!」

 

>やっぱりすごい人だな……叔父さんは!!

 

 更にもう一発、これならどうだ!!

 

『てきにむかっていく かたい だいばくはつする しんだ ライオン』

 

>喰らえ!!

 

「何度も同じ手を喰うと思うなよ!! 『マインドハック』!!」

 

>なにっ!?

 

 死んだライオンがこっちを向いた!? まずい!!

 

「お前が喰らえ!!」

 

>ぐぁぁぁぁぁっ!!

 

「こいつも喰らえ、『イフリート』!! 『ギガストリーム』!!」

 

 ヤバい、この状態じゃノートが使えません!! どうすれば……!!

 

>えっ……死んだライオン!?

 

「お前はさっきの……!?」

 

>……!!

 

 ──グシャアッ。

 

 あぁ、『まおうぐんが いなくなるまで あばれつづける じゅうぶそうの おもい キャタピラのついた しんだ ライオン』が庇ってくれた……殲滅すべき対象がいなくなって、魔王のところに来たんですね。けど、今ので死んだライオンは死んじゃいましたよ。

 

「命拾いしたな、本田萌人!! だが、次はこうはいかんぞ!!」

 

>そんな、死んだライオン……俺のために……!! ごめん、ありがとう。お前の分まで戦うからな!!

 

「……その死んだライオンと、長い付き合いなのか?」

 

 魔王が真顔で尋ねてきてます。ホモくんの顔を見て、罪悪感が湧いたんでしょうか?

 

>いや? さっき出したばっかりだけど。

 

「ならなんでそんな、仲間の最期に立ち合ったみたいな顔を……」

 

>それはそれとして……絶対に許さん!!!

 

 あいつの『マインドハック』を考えれば、突撃させるのは不適切。それならやっぱり、これしかない!!

 

『そらをとぶ マッハ1の のれる がんじょうな しんだ ライオン』

 

「お前……頭がおかしいのか!?」

 

>死んでいったみんなのために、お前を倒す!!! 行くぞ、死んだライオンッ!!!

 

「貴様の死んだライオンは、最初から死んでいるだろうがぁぁぁぁ!!!」

 

 ド正論を叫びながら、手から魔法を放つ魔王。しかし、超加速する死んだライオンにはついていけません。それがスピードを維持したまま、魔王に突っ込みます!!

 

「ぐはぁぁぁっ!?」

 

>うぉぉぉぉぉぉ!!

 

「うぐぅぅっ、くそっ……馬鹿な、こんな馬鹿な……!!」

 

 ──ドガガガガガガッ!!!

 

 魔王が理不尽を嘆いている間にも、ホモくんが操作する死んだライオンが、魔王に体当たりしています。そろそろ相手のHPもゼロになる頃でしょう。

 

>こいつで、終わりだぁぁぁぁ!!!

 

「うぐぁぁぁぁぁっ!!!」

 

>いっけぇぇぇぇ!!!

 

 死んだライオンからホモくんが飛び降り、死んだライオンはその勢いのまま、魔王に突っ込みました。城の壁をぶち破って、魔王ごと飛んでいきました。

 

「せめて、もっと普通に倒して……ぐぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 死んだライオンに体を貫かれて、魔王は空中で爆散しました。ゲームクリアです。

 

>やったよ……みんな!! 母さん、父さん、学園のみんな、マックスウェル叔父さん……死んだライオン!!

 

 最後が余計だなぁ……とにかく、帰りますか。これからエンディングですし。

 

>その後。俺は、魔王を倒したことで英雄として迎えられた。ノートに奴がかけていた呪いも無事に解けて、なんでも出せるようになった。

 

>表彰状をもらった後、俺は町長にお願いした。死んでいった仲間達の墓を作りたい、と。町長は喜んで受け入れてくれた……

 

>死んでいった死んだライオン達の墓の周りは、公園になっている。学園を卒業した今でも、俺は毎日墓参りに行くようにしている。死んだ死んだライオン達に、敬意を表して……

 

 お し ま い

 

 これで『ホロライブラバーズ 死んだライオンRTA』は終了となります。お陰様で中々いいタイムが出ました、ありがとうございました。それでは、またいつかお会いしましょう。ご視聴ありがとうございました!!




終わりです、ありがとうございました。
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