ヤンキー少女は迷子の歌姫に恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第十六話 後藤暁美と豊川祥子

数日後、豊川祥子が後藤暁美に対して、謝罪をしていた。

 

「わたくしがバカでしたわ!申し訳ございませんっ!」

 

「あぁ。アタシも悪いって思った部分があったら、

その…ワリィ…!」

 

「…もし、よろしければ、ライブを観に行きませんか?」

 

「おう」

 

「それでは、RINGで、明日、午前12時にお待ちしています」

 

「わかったぜ」

 

 

当日、暁美はライブハウス、RINGにやって来た。

そこの観客席にいたが、そこにいたのは…

 

「あっ!ひょっとして、ともりんが言っていた、暁美ちゃん?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「この前は、ありがとう!

あっ、りっきーの幼馴染なんだよね?

ねぇねぇ、りっきーって小さい時、どうなんだった?

あたし、超気になる!」

 

「あぁ、後で聞かせてやるよ。それに、祥子がいねぇぞ?」

 

「あっ、暁美ちゃんや私、それに、楽奈ちゃんの為に、

ライブをするみたい」

 

「そうだったのか…!」

 

そこにいたのは、千早愛音と要楽奈だった。

 

「あけみ」

 

「おう」

 

「らーなだよ?」

 

「楽奈ちゃん。燈と同じ位、カワイイ…」

 

「楽奈ちゃんって、マイペースでカワイイからな~

あっ、ともりんと暁美ちゃんって、コイビトだよね?」

 

「いや、立希とよく燈を取り合っているよ」

 

「そうだよね~そんな気がする!」

 

「おい」

 

「りっきー!?」

 

「あんまり、燈を侮辱したりバカにしたり、

それに、私について、変に話したら、

暁美でも許さないから」

 

「へいへい」

 

そして、バンドの内容は…

クライシックの一日限りの復活だった。

 

「暁美ちゃん。楽奈ちゃん。愛音ちゃん。聴いてください」

 

(人間になりたいうた)

 

その歌を、燈が歌いだすのだった。

 

暁美はあることを思い出すのだった。

 

(そうだあの時…あたしは、唯一の憩いの場所だった。

クライシックが。あのバンドが。

あたしにとって、心から癒されるバンドだった。

あたしは、立希や、このバンドを通じて、燈と出会った。

 

だから、私は燈を守らないとダメだ。

燈を助けないとダメになる。

燈を支えないと…あたしは…

 

生きる価値が無くなる。

 

だからこそ…燈を今までよりも大切にしないといけない)

 

と、暁美は感じるのだった。

 

「暁美ちゃん」

 

「燈!」

 

私は思わず、燈を抱きしめる。

 

「最高だった。よかった。凄かったよ…」

 

「それでも、私は…人間になれなかった…

立派な人間に一生なれない!それでも!生きたい」

 

「暁美」

 

「何?」

 

「燈にハグしたり、キスしたりして良いのは、私の特権だから」

 

「あぁ?勝手に決めるな」

 

「喧嘩は止めて」

 

「はい」

 

と、暁美と立希はそう言った。

 

「仲直りして」

 

「ごめんなさい」

 

と、暁美と立希は謝罪して、握手するのだった…!

 

 

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