ヤンキー少女は迷子の歌姫に恋をする 作:アッシュクフォルダー
数日後、豊川祥子が後藤暁美に対して、謝罪をしていた。
「わたくしがバカでしたわ!申し訳ございませんっ!」
「あぁ。アタシも悪いって思った部分があったら、
その…ワリィ…!」
「…もし、よろしければ、ライブを観に行きませんか?」
「おう」
「それでは、RINGで、明日、午前12時にお待ちしています」
「わかったぜ」
当日、暁美はライブハウス、RINGにやって来た。
そこの観客席にいたが、そこにいたのは…
「あっ!ひょっとして、ともりんが言っていた、暁美ちゃん?」
「あぁ、そうだ」
「この前は、ありがとう!
あっ、りっきーの幼馴染なんだよね?
ねぇねぇ、りっきーって小さい時、どうなんだった?
あたし、超気になる!」
「あぁ、後で聞かせてやるよ。それに、祥子がいねぇぞ?」
「あっ、暁美ちゃんや私、それに、楽奈ちゃんの為に、
ライブをするみたい」
「そうだったのか…!」
そこにいたのは、千早愛音と要楽奈だった。
「あけみ」
「おう」
「らーなだよ?」
「楽奈ちゃん。燈と同じ位、カワイイ…」
「楽奈ちゃんって、マイペースでカワイイからな~
あっ、ともりんと暁美ちゃんって、コイビトだよね?」
「いや、立希とよく燈を取り合っているよ」
「そうだよね~そんな気がする!」
「おい」
「りっきー!?」
「あんまり、燈を侮辱したりバカにしたり、
それに、私について、変に話したら、
暁美でも許さないから」
「へいへい」
そして、バンドの内容は…
クライシックの一日限りの復活だった。
「暁美ちゃん。楽奈ちゃん。愛音ちゃん。聴いてください」
(人間になりたいうた)
その歌を、燈が歌いだすのだった。
暁美はあることを思い出すのだった。
(そうだあの時…あたしは、唯一の憩いの場所だった。
クライシックが。あのバンドが。
あたしにとって、心から癒されるバンドだった。
あたしは、立希や、このバンドを通じて、燈と出会った。
だから、私は燈を守らないとダメだ。
燈を助けないとダメになる。
燈を支えないと…あたしは…
生きる価値が無くなる。
だからこそ…燈を今までよりも大切にしないといけない)
と、暁美は感じるのだった。
「暁美ちゃん」
「燈!」
私は思わず、燈を抱きしめる。
「最高だった。よかった。凄かったよ…」
「それでも、私は…人間になれなかった…
立派な人間に一生なれない!それでも!生きたい」
「暁美」
「何?」
「燈にハグしたり、キスしたりして良いのは、私の特権だから」
「あぁ?勝手に決めるな」
「喧嘩は止めて」
「はい」
と、暁美と立希はそう言った。
「仲直りして」
「ごめんなさい」
と、暁美と立希は謝罪して、握手するのだった…!