ヤンキー少女は迷子の歌姫に恋をする   作:アッシュクフォルダー

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第十七話 後藤暁美と椎名立希の口喧嘩

ライブハウス RING

後藤暁美は千早愛音と会話をしていた。

 

「暁美ちゃんは、ともりんに夢中だねー」

 

「そりゃ、アタシの天使だから、救世主だから。

そして、守るべき存在」

 

「何それ…ヤバ…」

 

すると、立希がやって来た。

 

「注文は?」

 

「アタシは…何でもいいや…」

 

「注文して」

 

「じゃあ、アイスコーヒー」

 

注文後…

 

「暁美。燈に変な事していない?」

 

「してねぇよ!んな訳あるか!」

 

「言っておくけど、燈の保護者は私だから」

 

「はぁ?いつから、立希が燈の保護者になった?

燈の保護者はアタシ一人で十分だし!」

 

「何言っているの?あの二人?」

 

「さぁ」

 

と、その場にいた、そよも呆れていた。

 

「お盛んなことで」

 

「海鈴?」

 

「暁美さんが燈さんのことが好きすぎて、

周りが見えないのは確かですね」

 

「あっ?嫌味か?ぶっ飛ばすぞ?」

 

と、暁美が海鈴を睨む。

 

「おー怖い。怖い」

 

「ナメめんじゃねぇぞ…」

 

「暁美さんが燈さんのことが大好きなのは、

私でも理解しますので、安心してください。

それでは」

 

「おい!まだ、話、終わってねぇぞ!」

 

 

ある日が暮れる時…

 

燈を送り迎えをする権利を巡って、立希と暁美が口喧嘩していた。

 

「だから、燈を送り迎えは、私一人で良いし!」

 

「立希だけじゃ、不安だ。アタシも、付いていく」

 

「ボディーガードは、一人で十分だし」

 

「夜の街程、怖いのはねぇぞ!」

 

「ちょっと、二人共…」

 

「燈」

 

「私なんかの為に争わないで。仲直りして」

 

「おっ、おう…」

 

「燈。悪かった。ごめん…」

 

「一人で帰えりたい…」

 

「そんなことしたら、燈にもしもの事があったらどうするの?」

 

「アタシは燈を守る。決して一人にはさせない」

 

「…」

 

燈が少々、困惑していたが、暁美と立希の燈の思う気持ちは、

紛れもなく本物である。

 

後藤家にて。暁美が燈を送り迎えして、家に帰った。

 

暁美は写真を観る。もう一年だと感じていた。

 

(燈に出会って一年か…立希に紹介されて、

燈に出会って…アタシの荒れた心は間違いなく変わった。

間違いなくだ。喧嘩に明け暮れた、あの時を忘れそうな位。

燈はアタシにとっては、天使のような存在だ。

言っちゃえば、聖人そのものと言ってもいい。

燈ほど、誰よりも純粋無垢な心を持った奴はいるか?

だから、燈にはこのままでいて欲しい。

燈には、幸せでいて欲しい。

アタシが不幸のどん底に叩き落されても構わない位に)

 

と、燈との出会いを暁美は回想した。

 

 

花咲川女子学園にて

 

「暁美に何でんなこと言ったんだ?」

 

「さぁ、暁美さんが燈さんの思う気持ちが強すぎて、

関心を持ったからです」

 

「あっそ」

 

「フフッ。暁美ちゃんは一途だと思う」

 

と、立希と海鈴、初華の会話があった。

 

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