ラスボス転生?月の女神にTS転生した悪役皇帝、巨大ロボットと共にレコンキスタ   作:横格適合チンパン改

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Episode 10 魔怪獣再び

 まさかこんな状況になるとは...

 急に出会った王子に連られて、手を引いたまま繁華街に歩く

 いや耐えろよルナティア、これも全部計画のため!

 この王子に乗って一気にこの国の上層部と接触、そこから始まる余の本領発揮

 先に言って置くが、二千年超えた虚ろなる忠誠心とかで人を買うほど余は甘くない

 再征服は数十年をも渡る複雑な計画、こんな一日、一時間くらいでは到底果たせない

 だから今はまず、できるだけ接触し、実力的に、性格的に、色々な場所から特徴・嗜み・弱点・突破口を見つけ、後ほどでまた状況次第に仕掛けが連合で納め、その時にきっと役に立てる

 っと言っても流石に恥ずかしいーー!

 周りから「あの子可愛いい」「どこのシンデレラかな」「素敵な銀髪」とか散々言われて

 いや、褒め言葉とか分かっていたけど、なんか...こんなちやほやされて舞い上がった自分の裏心に嫌悪感を感じた

 うん?何か変なの言ってないか?

 銀髪って?!

 歩きの動作に挟んで髪を搔き分け、ちらりと見ていたが、やはり輝かしく銀色に書き替えされた

 ちょっとこの銀色の感じ、何処かでーーアーゼリス?

 城へ上がる階段を歩いつつ見回した結果、一番高い塔の頂に浮いて、ニヤニヤで興味津津の目でこちらを見ているアーゼリスを見つけた

 色々と言いたいが、お嫁さん(である私)が変な男に連れ去ったぞぉ?!助けて来ないか?

 いやまぁ、私の作戦だし、あんまり言う資格ないけど

 なんかただ【あっ、私はもうあの方のお嫁さんですよ】とか言いたいから、その心声を出した感じ

 めっちゃくちゃメス堕ちしてたのかよ俺?!

「あっ、そいう本音が一番可愛いーーくぅ(笑)」

 無関心に偽装し切れず、(笑)バレたアーゼリスの音が直接脳に響く

【いつから見てた?!】

「へぇ~最初からかな、あの地球人に追い詰めた時からずっと。」

 また無関心そうな言い方

 もういい、今更どうでもいい、あのバカドラゴンは放っておいて

 とても無用でくっそ長い階段を登ったらガトラニア王宮、此度の目的地ね。

 まさか禁書の爺さんたち(ゼンチ教団)は王家と協力関係、でま確かに、禁書を収めた上、あの殿堂を建てるのも無関係のはずはない

 その時の奇遇に利用してこいつの誘いを乗ってここまで来た

 フン、どうせ私に何かエロい事したいだろう?生憎男よ私、本当にそうしたら適当な時でoooでも折ってやれ

 てっかロリコン多くない?なんか村から出たら、私が出会った人、男女問わずに皆ロリコン?

 いえダメダメ、自己意識過剰すぎる!変な痴女心のせいよ絶対!

 王子に導かれて王宮を通り抜け、賛美と疑問が混じいた視線を越え、二人が辿り着いたのは、ただの目立たない部屋。揺るいことなく重く閉めた、古く厚い鉄の扉が見事に中身を封印していたようだ

 こいつが「俺のいいものを見せたいか?」っと言って、ここか?

「おっ、ちょっと待ててねーー」

 自分一人でこっそりっと扉を開き、中を睨んだライド王子ーーするとポーン!っと扉が開いた瞬間、部屋の中から爆発音と黒い煙が拡散した

 大丈夫かこの人ーーって、流石に自分も好奇心に耐えらず、部屋の中身を確認しに行く

 広くないか狭くない、適当の大きさの空間にばらまいた、あれこれの実験台、怪し大釜と試験管、用途分からないエネルギーパイプを接続した謎の機械装置、見た目から妙にバイクの外見に似てる。え?パイプの先に何か懐かしい光がーー

 ガラスの箱に囲まれ、黒く金の光を放つーー!ケイオス・クリスタル!

「君、魔科学を研究しているのか?」

「やっぱり分かってくれるんだ!」

 ああ、こんなことの為に俺を誘ったのか

 いや、勝手に変なイメージを付けて本当にすまない!

 煙が大体散ったから、ライドと一緒に実験室の中に入った

「うん、少々因縁があってね。って君、何を研究している?」

 意外と趣味被ってない?

 再び扉を閉めた後、ライドがなんかワクワクけど【助けてくださいーー!】そうに口を開いた

「実は俺、本で見たからずっと自分のバイクを作りたくてさぁ~」と言いながら、俺に古い本を渡した「これ、カッコイイでしょう?」

 へぇーー帝国の時に流行った雑誌だそう

「読んだことないけけど、チェイサー40000型?うん、民間用のタイプね?」

「古代文字読めるのか?!」

「あっ、うん。普通に?」

 別に隠すつもりはないが、昔は当たり前のことが今や至難の業に見だされ、うん、時間

 そんなに帝国語と現代語の差別が大きいかな

「す、凄い!ーー」何か悟ったよう、急に跪いて私の手を引っ張るライド、覚悟した目で助けを求め「師匠!コロッサス師匠!俺を指導してください!これ、師匠にしかできないこと!」

「そう、そう言われでも...しょうがないなぁ。これの作り方は教えない、別にしたくない訳てはない、ただこれが工業の結晶、私もそいう専門じゃないから実に苦手。でもあれくらいなら出来るーー」

「何ですか、師匠!」

「うん、帝国時代の地下施設、武器庫や地下倉庫くらいは案内できる。後、魔科学が基本についても俺ーーコホン、私に聞いてもいい。」

「師匠最高!そんな失われた記録まで知ってたのか!」

「わぁ!急に人を持ち上がるなぁよお前!」

 ライドが興奮し過ぎて私を子供のように持ち上げた...物理的に確かに反発できないけど

「そう言えば...確かめたい事がある。」

「うん?何ですか?冒険なら大丈夫よ!父上も俺がしたいことを理解してもらったし、その時騎士団を護衛させても大丈夫!」

「いや、戦力とかの問題じゃない。あくまで私が確認したことーーライド、お前らの家系、ガトラニア軍団からの伝承でしょう?」

「あっ、うん、そうですよ!だから父上も俺が魔科学にハマったことも許してくれたーー」

「帝国の時代、他者の管轄域ならともあれ、軍団自身の管轄域内での地下施設の位置は知っているはず。」

「そんなの分からないよ。噂くらいは聞いたが、王家の伝承にもそんな場所を載せてないよ。」

 道理でこうなる。

「急いてないのなら、私は一旦休憩に入る。」と言いつつ、扉を開いて出ようとしていた私

「正直急いてもらいたいが、師匠がそう言ったら俺も待つしかないよ。」

 まぁ、悪かったなぁライド、でもこの体もう疲れたし、適当で何処のベンチにでも寝ようか

「ガォォォォォ!」

 外へ出た瞬間、遠くから轟く天地揺るがす怪獣の咆哮

 近衛に相応しく反応の素早さ、騎士らしきもの二人がすぐこちらに向かった

「王子さま!魔怪獣が再び侵攻を始めた!至急避難を!ーーこの方は?」

「彼女は俺の友人。」

「承知!お嬢様、こちらへーー」

 騎士が手を伸びて、ルナティアを抱いてしようとした時、決意に満ちた手、小さき無力だけと王者の威厳を放つ、騎士の動きを俄然と止めた

「余はいい。」ルナティアは遠く眺めて、魔怪獣の姿を確認しつつ発問「魔物生成機構(パンデモニウム)は壊したはずではないか?」

「パンデモニウム...?それは?」

 どうやら裏の事情が知らない、驚愕しか目に映しない王子

「なるほど、大体予測出来た。あれは余が仕留める、其方たちはここで見るがいい。」

 城からでも見える大きさ、およそ50メートル以上、赤く火山みたいな殻に守られた二足歩行の爆竜形の怪獣

 滅んだはずの魔怪獣を見た瞬間、最悪の考えに満ちた頭に怒りが湧き上がる、瞬時にギルベルトの振舞いを取り戻したルナティア

 のんびり階段から降りる暇はない、賭けでもらおう

 一歩一歩開いた廊下の果てに近づく、欄干を乗り越えて飛び降りる

「アーゼリス!」

 見ているだろう!だったら私を掴まえて!

 爆音と共に引き起こす壮大な風、人の姿のまま竜の翼を羽ばたくアーゼリス、常識を遥かに超えた爆速で私を抱きしめて飛び上がり、通り過ぎた際に生じた暴風から目を守る為に片手でカバーしていたライド王子たちを越えて、前にいった廊下の屋上まで運んていた。

「人使い荒らしてなぁ、妃よ。」

 不満はないか、何かのお詫びを待っているそうな顔のアーゼリス

「いや信じてるよ?」と言いながらアーゼリスの頬にキューっとした私

 いや女にキューしても恥ずかしくないだろう?いつか男としての尊厳を取り戻したら必ずや逆転させて見せるよ!

「敢えて池が待つ所から飛び降りるのも?」

「これくらいの安全保障させてくれいよ~☆」

「まぁいい、それがお前()()の問題だ。先に言って置くが、余は手を出せんぞ?人間の生死なんか余と関係ない。」

「非情ねアーゼリス様~☆でもせめてコロッサスちゃんまで運んでもいいじゃん!」

 妙に口を押さえんなくこんな痴女ぽい口調にした

「自分で飛んでやれ。」

「そんな~☆翼生えてないよ私~☆」

「ほぉ?」急に近づいて目と目を合わせたアーゼリス、「それが欲しいなら、余の眷族になればいい。竜に、余に仕う竜騎士(ドラグーン)になればいい。」

 私が...竜騎士?

「さすれば、天竜(ニールフィオン)の力を授かり、大空羽ばたく翼も無論生える。」

 誘惑する気がーーいいよ!戦える力なら何でも歓迎よこのギルベルトは!

「いいだろう。」目を閉じてアーゼリスの挙動を待つルナティア

 血肉変異による痛みとかは来ない、むしろ急にーーディープキスされた

 ちょ、ちょっと何してるのよバカドラゴン!敵がもうすぐ目の前にだぞぉ?!

 気持ちは...いいですけど...何かが伝わる

 このビジョンーー

 宇宙の始まり、三つの光が竜になりて駆け出す

 千億の星を渡り、辿り着く蒼の星(地球)

 九重結ぶ、深紅の結界。始まりの星(地球)から広がり、宇宙全体をも覆いつくす

 人智を超えたものたち(神々)は九つの結界世界に封印され、神話の時代に終止符を打つ

 そして視線がまた宇宙に...深紅の結界に追われた天竜、次元を割いて飛んでくる

 流れる光の果て、そこに待つのは

 金色の光に包む、蒼の星に似ているけど、一つの大陸しかない

 イール・エラン!私たちの世界!

「アーゼリス...これが、お前の記憶なのか?」

「フン、余の眷族になるなら、これくらいのことを知らないと。」

「これはどうもーー」

 オーラとかエネルギーとか、何も感じない、でも分かる

 力がそこにいる

「使い方、もう頭に刻んでいたろう?」

「ええ、分かってる。」

 飛べ、ルナティア!

 たった一つの思いだけで、当たり前のように背後から銀色の竜の翼が広がり、尻尾まで生えた

 元々疲れた体に再び力が湧いてくる、ギルベルトだった頃の力さえも上回る莫大な力

 これなら行ける、一瞬で飛び込んでやる!

「とぉー!」

 一気に飛び降りて、下の水面にギリギリ届いたまで翼納めて力をチャージ

 そして届いた瞬間、ロケットのように撃ち出して炸裂、爆速で低空飛行を続く、阻まれる建物の前でまた急上昇し、やや頭を押さえて、斜め下方向へと一旦滑空し再びチャージ、そして羽ばたいて急上昇を繰り返す

 空をかける蒼い流星のように、コロッサスのいた森の方向へと直進した竜騎士ルナティア

 開いたハッチを華やかなに掴め、慣性に乗じて一気でコックビットに乗り込む。衝撃力で少々体を揺るいたが、これ程度で大丈夫。

「甦れ!鋼の巨神(コロッサス)!」

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