ラスボス転生?月の女神にTS転生した悪役皇帝、巨大ロボットと共にレコンキスタ   作:横格適合チンパン改

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Episode 11 流星の勇者ヘリオン、ここに見参!

「ゴン、ゴンーー」

 何か巨大な機械が歩く音

 マシンの駆動と共に放たれた蒸気、脚部の排気口から地面に排出され、衝撃的な風に変わり、周りにいる小さなものたちを吹き飛ばす

 徐々と速くなる足音、それに伴う地面の振動も頻繫になり、立つことすら難しくなる

「ウォォォォォ!」

 大叫びなから駆け出したコロッサスごとルナティア、最大限まで加速して森を突破、全速力で火山怪獣にぶっつがる

 鋼と殻の衝突、満天の火花が散らす、地震も更に強まり

 まるで完璧な舞台、空いた城外の草場でふたりの巨大兵器が戦い始めた

「ぶっち抜け!」コロッサスの硬く重い巨大な拳を振り上げ、腕の周りにあるブースターが点火し、莫大な推力によって腕が震え「アサルト・ナックル!」

 必殺の一撃、点火した拳(ロケット・パンチ)を飛ばし、怪獣の腹に直撃。血肉の体を大穴を残して置いて貫く、はや飛び帰りて腕に接続

「フン、到底は雑魚。一撃で仕留めてやる。」

「ガァーー!」

 無力な叫び、怪獣は徐々に目を閉じる

 しかし、力が失い倒れてゆく様子に見えない

「ガァァァァァ!」

 雄々しき咆哮と共に活動再開の怪獣、まるで時が戻されたように腹の大穴が一瞬に再生され

 口から自らの手に炎を吐く、何の機能かわからないけど、炎が布のように拳に巻き付いて

 力を秘めたパンチ、50メートルの巨体に相応しくない素早さでコロッサスを撃て

 予想されたけど機体の反応が間に合わない、不意打ちの一撃を受けて後退

「殺し切れなかったか。フン、名ばかりではないようだーーだがっ!」

 機体ドライブから格闘姿勢のドライブを作動し、より拳の出やすい馬歩のポーズを構え、再び格闘戦の陣を取るコロッサス。

「一度殺してもだめらな、死ぬまで殺すだけ!何回でも!」

 姿勢調整によって耐衝撃性能が下がった代わりに近接戦能力を大幅に上昇したコロッサス、次々と拳を出す

 正拳突き、連続パンチ、膝蹴りの連撃に宙返りで締め、そしてに続いてライダーキック

 体が動いたと同時、肩部のキャノンとバルカン砲も同時射撃、半空からキックを出す瞬間、アサルト・ナックルも撃ち出して一斉攻撃

 数万トンの巨体が繰り出す攻撃、確実に通った。殻を砕いて、肉を叩く

 しかし、爆発の中に幾度再生を繰り返す魔怪獣に、倒されそうの様子が見えない

「ガァウー!」

 怪獣の口に貯めた炎が射線に収束し放たれた

 コロッサスは転んで回避したが、下から上へ打ち上げた射線は地面燃やして山を割る、やがて曇にさえぶち抜いた

「なんで攻撃性だ、以前よりも進化したというのか!ーーわぁぁ!」

 射線の攻撃は本気である、フェイクでもある

 回避動作の硬直を取り、そのまま拳を降り出した怪獣。何のテクもない、素朴な拳ーー純粋な力の前では、技術など不要。怪獣の名の通りの怪力、一発一発確実にコロッサスの体に響く

「こいつ...こいつ!」

 激しく揺るいてる座席の上、戦う術を考えているルナティア

「こんな再生能力、聞いたことない!大魔獣(グレイトデビモーラ)すらこんな不死性持ってないはず!」

 火や熱量に関わるものからエネルギーを吸い取りて再生か、あるいは単に再生能力が化け高いか

 正直、どっちも厄介。いくら火器は控えるか、動いた機体から発散した熱量は止められない。例え静止にして一撃必殺を待つのも、仕掛けた瞬間に莫大な熱量が機体各部の排気口から放たれ、敵の再生を早める

 一気に原子ごと消滅させるのは最高の策だけと、この機体にそれほどの破壊力はない

「そこのゴーレムを操ってるお嬢ちゃん!」城門の方向からの声、兵士のような人が私を呼んでいる「今すぐ離れて!後は俺たちに任せろ!」

 今更コロッサスの視線から見ると初めて気づいた、この町全体は繭かピラミッドのように幾階段に分かれて徐々上昇している仕組み、毎層ごとに城壁を設置して昇降機で上下に移動。今や全ての城壁に準備整えた兵士たちが立っている、その後ろにワンドを持つ魔法使い、合計およそ千人規模の魔法使いたちが一斉に力を合わせて、何か大規模な魔法を準備している。

 町も人も相当戦争に馴染んでいた。

「分かった、後は頼む!」コロッサスを操ってブーストで後退した

 巨大な赤色に染まる円盤の魔法陣が怪獣の足元に描かれて、熱く光る

「メガ・ファイヤー・ストーム、放て!」

 攻撃の許可を得て、一斉にワンドを掲げた魔法使いたち

 その挙動に応じて魔法陣から真っ赤な光が沸き上がりて爆散、縛りから解き放たれた炎のアニマが嵐のように渦巻く、怪獣を光と熱の悪魔の空間に閉じ込めた

「ガァウゥゥゥゥ!」

 灼熱の炎により肉体の分解と再生を繰り返した怪獣が恐怖な悲鳴を響く

「ガァァ!」

 しかし、長く続いていない。速やかに耐性を目覚めた怪獣、いや、元より炎の力を操る魔怪獣、この高熱に適応して進化した!

 両手を振り分け、火炎の嵐を引き裂いてし、空中に漂う炎のアニマごと吸い込んだ

「バカな!幾ら炎の魔怪獣でも、この出力のファイヤーストームを耐えただとぉ?!」

 バカ力で叩き込むっと図った防衛軍たち、予測を遥かに凌駕した敵の前にはもう成す術はない

「お前らは下がって!こいつは余が対処する!」

 体当たりで再び怪獣へ突撃、しかしその怪力の一撃を喰らって撃ち飛ばされたコロッサス

 一発すら太刀打ちできないかーー!

 いや、今なら私も強くなったはず。アーゼリスからもらった竜騎士の力を使えば、何かできるかもーー炎を凍らせ、一気に叩く!

「コロッサス、私の能力と同調して、ヤツを凍らせるか?」

「当機はイモータルシュヴァリエに模作した試験機、自己進化機能も備わっており。しかし、自己進化機能はまだ未検証、使用することは推奨できません。」

 また知らない単語、向こうにも事情があったような。だが今は関係ない。

「これだけで十分!一か八か、使えないよりマシだ!」

「ラジャー。タキオン・ドライブ、セフティー解除。人造シロノスフィア、サードステージに移行。疑似イモータルシュヴァリエモードに切り替え。」

 無機質な音から次々とわからない単語を言いつつ、特定のセリフが終わる度にコックピットに異なる紋様の金色のラインが現れて光る

 操縦桿と座席も変形して再構築、やがて足場となる一つの円盤に組み立てる

 コックピットに満ちた光が更に光る、まるで自分の意識を溶かすように神経を解離させ

 一瞬だけ意識を失って目の前が真っ黒になり、しかしそれが死ではない、ただ次の一歩への踏み台に過ぎない

 再び意識を取り戻した瞬間、体から尋常じゃない重さとパワーを感じる。

 まるで自分の体のように、コロッサスの体を動かせ、その目から物を見る。今の私は正に本当のコロッサスーー

「ファーストコンタクト成立、サイコシンクロユニット正常に稼働中、リンクフュージョン状態を確認。実験データをアップデート。警告、安全保障のため、リンクフュージョンは90秒後に終了。」

「時間が惜しいならさっさと戦え!」

 わかる、今なら出来る!さっき飛べたの時のように竜の力をイメージしてーー

物質創造機構(マシンクレディータ)、起動。」

 体《機体》から流れ出す白きオーラが周りに渦のバリアを展開、そして体表に戻して実体を持つ光へと固定し、全身同時にパワーアップのパーツを生み出す。頭、胸、翼、尻尾、肩、両腕、脚部、ほぼ全身が白い竜人らしきパーツを装着

 装着が完了した瞬間、バリアを通して、口に熱線を貯めつつバリア解除のタイミングを狙う怪獣の姿を見た

「通すがよ、そんな攻撃!」

 華やかでエレガントに体を傾いて回避、そして仕掛けてくる怪獣の拳を余裕に掴め、片手で反撃

 同じ技が二度まで通るのかよ!

 コロッサスの拳が届く度に、撃たれた所から氷が拡散し、怪獣の体を凍らせ

 怪獣もそれを意識し、力を溜めて発火、氷を溶くつもり

「させるかーーよ!」

 掴んだ手を放して、姿勢を調整して両手同時に正拳突き

 力に押し退けさせ、数歩後退した怪獣

 態勢は崩した、今だ!

 必殺技、何にしよかなーー

 必殺の名前や出し方が当たり前に頭に現れて...ない。勢いに乗って今まで戦ったが、進化したコロッサスの力はまだ全て掴んっていない

 そして、僅か3秒の躊躇が命取りとなる

 態勢を立て直した怪獣、再び行動開始

「私を...学んいて?!」

 怪獣に拳を返されたコロッサス、態勢が崩され、更に尻尾の回転攻撃が畳み掛け、背後の火山が向いた時に合わせての噴火

 怪獣のコンボを完璧に喰らったコロッサス、吹き飛ばされた上、全身の装甲もボロボロ

「くぅ...痛い...こんな痛み、これがコロッサスの感じか...」

 全身各所に満ち溢れる筋肉は引き裂かれ、骨が折れたような激しい痛み、ルナティアを襲う

「機体損傷拡大、リンク状態を強制終了。」

 意識が円盤の上に立つ自分の身体に戻しても、脳に彷徨う痛みは消えていない

「これが、こいつが、どう戦えばいいだ...」

 最高のとどめを刺すように、今までのない一撃を口に溜めしている火山怪獣

 絶体絶命のピンチ、君は生き延びることができるか?

「生きる...?」

 希望を、勇気をーー!生きる願いを忘れないで!

「無理だろう...もうこんなの...戦う術もなくて...!」

 頭の中に、光が?さっきは私の一人しゃべり、じゃない?

【はぁはぁはぁはぁ、素直のも悪くない】

 爽やかで成熟そうな声が直接脳に響く

【君の戦いに勇気を見た!こんなところで死ぬこと、このハイペリオンが許さない!】

 誰ーー?っと思った瞬間、奇跡が起こした。

 遥か空の彼方から舞い降りた一つの......光球、全然掴めない不規則な運動で怪獣にぶつかる

 見た目の材質とまったく関係ない火花がぶつかった所から散らし、怪獣はまるでとんでもない力を受けて転倒

 こっちに向かっている?!

 次の瞬間、私も、コロッサスも、暖かい光に包まれ

「|勇気の超進化《ブレイブマックス・ハイパーエヴォリューション》!」

 体が...浮いている?再び意識が溶けるーー

 謎の光球に包まれ、徐々と空に浮いたコロッサス

 全身から直線的で力強く光を放つ、内から外へ、何か凄まじい力が目覚める

 硬重い装甲が剥がれて吹き飛ばす、中に漂う光がやがて人の形を取り、実体化を果たした

 まるでさっき物質創造機構を起動した時のように...急に三人称視点?

 正面から見える、青と赤の二色に出来た体に大きく張りそうな口、その上に金色の刃型のアンテナ

「暗闇裂いて希望を灯す、宇宙に流離う勇気の流れ星!其方の願い、この流星勇者ヘリオンに届いたぞぉ!」

 心さえ癒す、勇者の名にふさわしき、力強くて優しい言葉

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