ラスボス転生?月の女神にTS転生した悪役皇帝、巨大ロボットと共にレコンキスタ   作:横格適合チンパン改

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Episode 4 動かす鋼のコロッサス

「......」

 今すぐにでもこのロボットのことを調べたいか、さすがにこいつらを放っておく訳には行かないなぁーー地上に倒された4人の屍を見て、思考を繰り返す私

 なんか夜の間だと、普段より余程女性化になっている

 いや、それはどうでもいい

 見たことない邪教徒、謎の紋章。媒介も詠唱もなくそのまま使える魔法。

 全身検査したら怪しいものは一つの四角形の硬い箱のみ

 後ほど資料を検索しておいた方がいい......っと流石に今は無理、この田舎じゃ聞き尽きたでも分からないだろ。せめて交信の多い大都会でまた調べておく

 話を戻して、ここに置いたら面倒だし。あの箱も万が一位置を特定する魔法とか施されたら、いやな事態になる。ただの爆発系のグレネードだと威力不足だし、爆発で血肉があっちこっち撒き散らばすのもキモイし。そもそも魔法は危険だ、この魔法陣を残して置いて、また何か起こるかもしれない

 やはり物理的に完全消滅じゃないと...仕方ない、対消滅弾(アンチマテリアルバスター)を使う!

 ケイオスクリスタルの極性を異なる両方に増大し、互いにぶっつがる、クリスタルの対消滅を引き起こ、物質の消滅と共に放たれた莫大なエネルギーをケイオスの特性と交わって、あらゆる物質を完全なる無へと帰すフィールドを生成する対消滅弾は極めて危険で貴重な戦術兵器。結構貴重な品物だから、前にコンテナで見つかったでも残して置いた、っが、今は出し惜してる場合じゃない。

 ーー後ろに回した瞬間

「ハカイシンサマ、バンザイ!」

 ずっと地面に倒れて死んでいたと思った生贄の人が急に飛び上がり、狂気に満ちた叫び声と共に襲い掛かる

 知ってたぞ!

 一発目、心臓を貫く

 二発目、頭を消滅

 三発目、左肩を落とした

 ギリギリ反応間に合った三点バースト、拳銃から撃ち出したビームは死体の体をさらに打ち砕く、完全の行動不能に陥る

禁魔域(アンチステランナフィールド)にいってもなお動かす死者、あえて私が顔向けてないタイミングを把握して襲い掛かる。知能を保つままじゃないと、遠くでこっちを見ている誰かに操られている。でもまぁ、これで確信したね、通りすがりの一般人じゃなくて。」

 謎はまた増えた、いや、増えてない。こいつがどう動かしたのか、今にとってどうでもいい。破壊神とかを言って、その後ろにいるのは神であろう

 世界の源(ジェネシス・ロア)を操る邪神どもなら何をしたでもおかしくはない

 せいぜい来るがいい、余はすべての神々を撃ち落す

 また何か変な攻撃に仕掛けないよう、目を逸らずのまま武器庫まで後退、貴重な対消滅弾を取り返したからすぐ起爆

 中心が金色で外側は黒、ケイオスクリスタルを象徴するような光球が生み出し、ブラックホールのような引力を放しながら徐々に増大、最大限界に達した数秒後、一瞬で収縮し爆散

 人も魔法陣も、地面や空気まで消し去れ、ただ虚無の穴がそこに残る

 時間はまだまだ余裕だし、一旦こいつを調べてみようか

 開いたままのハッチを通て、中のコックピットに注目

 今もう一度見ると分かる、基本の形は人間同様、四肢も五つ指も揃ったし、ゴーグル型の仮面の下は人間らしい二つ目

 こいつは人間が開発し、人間に操縦するべくマシン

 何処かで開発したのが分からないか、出来ればこんな文明に会いたいなぁ

 って話戻して、あれが操縦室だろう

 頭ではなく、胸の真ん中にいたんだ

 あえて頭や左胸とか弱点と思われる場所を離して置いたか、そうか、悪くない発想

 この片膝をつく、手も地面に置いた姿、私を迎え...いや、操縦者が乗りやすいポーズでしょう。乗ってみよう

 この機械巨人の体をあちこち飛び回るして、操縦室にたどり着いて

 流石に50メートルのドデカイ巨人が1メートルの私に対して、既定の搭乗ルートも行き難いね

「ふう...」

 乗り込んだら安心感がでる、座席はやや温めて、前に誰かが乗ってるのか?

 古代遺産《アーティファクト》ではなく、現代文明が造ったものか

 よい、実によい!そんな文明と技術交流も夢じゃない!

 さって、前に乗ったやつに少々悪いが、今は私に乗らせてもらおう!

 帝国の乗り物を操る感じで、起動を試して見たが、何処もデカイ赤いボタンが見つからない

 説明書...うん、あるのかな...流石に勝手に動かすと壊れちまうね

 知らぬままに自爆スイッチを押したとか...

 こういう兵器は大体上の上か左右のグローブボックスに納めているはず

 ん?何かを蹴った?

 本?いや、これが説明書だな

 何故か操縦室の地面に落ちたのか、分からない、でもまぁとりあえずこれでいい

G-EX(ジェネクス)プロジェクト?」見たことない文字が書いていたが、妙に読める、「起動実験注意事項…?」

 ここに呼ばれた時、ちょうど起動実験中か、道理でこうなる

「お前の名前はコロッサスか...」

 左の操縦桿は移動方向を制御、上の1つはメイン武器を制御、下の4つは武器のドライブにそれぞれ対応

 右の操縦桿は視線を制御、上の1つはスコープとか武器に関連する特殊機能を作動、下の4つは左と同じく武器のドライブ

 同じ武器にいくつか異なるドライブがあり、それを用いて武器の異なる性能、特に複合兵装の同時運用を行う

 右側のパネルは全体的の武器ドライブを表示、その下にあるスイッチは推進状態をコントロール、足元の三つのペタルと連動して機体の移動、ジャンプ、飛行を制御

 左側はロック状態をコントロールするパネル

 分かりやすいね、とても繊細な動きはできないが、一般の兵士でも操れる程度の操縦性、兵器として十分

 機体の操縦を試して、どれだけの時間が経ったがわからない

 地面の騒ぎに起こされたまで、夢中だったルナティア

「なんか騒がしいね?」まるで幾万人程度の軍勢が一斉に地面を踏むように、岩石空洞の天弁が酷く揺るがし「コロッサス、ハッチ閉めて、レイダーと音波検知を作動。」

「ラジャー」

 無機質な声がコックピットの中から出る。これはコロッサスに載せた最新世代の人工知能

 ハッチが閉めたと同時、コックピットのモニターが起動し、死角なく360°の周囲を映し出す

 作動したレイダーに千の光点が上に光る、コックピット内のラジオが断片的で上から収集した声を鳴らし

「尖兵のイーターたちが殺されたってまじ?」

「ああ、本当だ。召喚による奇襲は失敗、襲撃者は小娘らしい。」

「例の御子?」

「わからない、暗いすぎで髪色が確認できない。だがあの戦闘能力、只者ではないと思う。」

 軍を率いる将軍とその副官の相談らしい

「へぇ、そいう強い小娘だったら例のあいつしかないじゃん。まぁいいや、村ごと潰して、あいつの両親を人質にするば捕まえるだろう。」

 これで確信した、来るもの善からずね

 ならば待っている必要はない、叩き込むぞ!

 ポンーー

 大いなる手が立ち上がる山の如く地面を貫いて、その瞬間に生じた破壊的衝撃力が周りの数百人を一瞬空へ撃ち飛ばし、やや遠い地に残ったのは振り下ろした手にそのまま押し潰され

 崩れゆく大地の下から現し、ブロンズ色の巨像《コロッサス》が聳え立つ

 精鋭なら貴族の私兵とは言え、遥かに人智を超えたこのシーンを見て、戦意が失い、失禁まで至るだろう

 確かにこの軍勢を全滅するのも容易いことだが、いちいち雑兵を追う暇はない

 日が昇る前にさっさと帰れないと......あっ

 血まみれたコロッサスの手を通り射す、暖かくて緩やかな光、徐々と天の彼方から

「これ......バレたな」

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