綾小路の行く暗殺教室   作:Nene-ppp

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訓練の時間

⚪︎綾小路side

殺せんせーを殺すためにはオレ一人の力だけでは全く歯が立たないと言っていい。なんせ相手はマッハ20で動く怪物だからな。

だがオレが完璧に(クラスメイト)を操作すれば暗殺成功の可能性は格段に跳ね上がる。その為に暗殺の(キー)となる生徒をみつける。今朝話した中では赤羽のセンスが群を抜いて高いと感じたが…見た感じ訓練には参加していないようだった。となると奴はサボりか…オレも適度に手を抜きながら周りの動きを見ていると2人の生徒が的に向かって銃を撃っていた。周りと比べてもあきらかにレベルが違う。

 

「2人とも銃の腕がいいな。何かコツとかあるのか?」

 

「確か…綾小路か。銃を撃つ時のコツは集中力を切らさないことだ。トリガーを引いた瞬間に身体が反応して銃を動かさないように常に冷静な状態を保つ」

 

「…同じく」

 

「なるほどな、確か名前は、、、」

 

「千葉 龍之介だ、よろしく頼む」

 

「速水 凛香、よろしく」

 

「千葉に速水か、これからよろしく頼む。

それによければ実際に拳銃の使い方を教えてくれないか?」

まぁ実際にはホワイトルームで一通りの戦闘技術は叩き込まれたので拳銃も使えるがここは千葉と速水の現時点での実力を見極めるいい機会かもしれない。

 

「まぁ、いいぞ。戦力は1人でも多いほうがいいからな」

 

「私も同感」

 

そこからしばらくの間千葉と速水に拳銃の撃ち方のレクチャーを受けた。

レクチャーを受けて分かったがやはり2人とも他の生徒と比べると基礎が出来ているため教えるのが上手だった。

 

「ねぇ…あんた本当に拳銃撃つの初めて?」

 

「初めてに決まっているだろう、なんなら今日初めて銃を触ったぞ。普通に日常生活を送っていれば銃なんて触る機会なんてないしな」

 

「それにしては、銃の構え方が様になっていたし、命中率も悪くない」

 

「2人の教え方がうまかったんだろうな。ありがとうな付き合ってくれて」

 

「こちらこそ久しぶりに楽しい訓練だった。また誘ってくれ」

 

「私も久しぶりに楽しかった…ありがと」

 

速水はそう言うと頬を若干赤くして向こうへ行ってしまった。

なるほどこれが俗に言うツンデレってやつか…悪くないな。

千葉も友達に呼ばれたのか、またなと言って向こうへ行ってしまった。

 

千葉と速水と別れた後、オレはひとりプランの見直しを行うことにした。

E組きっての銃の腕を持つ2人。今後はこの2人を軸として戦略を立てる必要がありそうだ。最終的にはオレの存在を隠すための隠れ蓑とする。

…そんなことを考えていると背後から声がかかる

 

「綾小路君、、大丈夫?」

 

「あぁ…潮田か、すまん少しボーっとしていた」

背後を取られているのにこちらに近づいてくるまで分からなかった。

一体何者だコイツ……

 

「グラウンドの方でみんなが殺せんせーの暗殺してるよ、綾小路くんさえよかったら一緒に行かない?」

 

「助かる、ありがとうな潮田。ここら辺の土地勘まだはないものでな」

 

「転校初日なんだからそれはしょうがないよ

あと気軽に下の前で呼んでくれると嬉しいな」

 

「分かった、これからよろしく頼む"渚"」

 

「うん♪それじゃあ行こうか」

 

────────────────────

前の学校の話や世間話をしてグラウンドへ向かう途中で軽く探りを入れてみたが先程のような違和感を感じることはなかった。勘違いならそれで良いが、認識の違いはいざという時にこちらの計画が狂いかねない。

 

渚とグラウンドに到着すると殺せんせーは木に自分の身をつるし無数ののナイフや弾を避けてた。オレは懐から本物のナイフを取り出す

 

「本物!?なんでナイフなんて持ってるの?」

 

「本当に殺せんせーには対先生用物質しか効かないのか試してみたくてな」

 

そしてオレは木に結びつけられた縄に向かってクラスメイトに見られないようナイフを投げる。ナイフは縄を切断し先生は生徒達の前に落下した。

先生は地面に落ちてもナイフや弾を躱わしみんなのことを撒いた。その直後オレ達の前にものすごいスピードで先生がやって来た。

 

「綾小路くん!!本物のナイフを投げるなんて危ないでしょ!

誰かに当たったらどうするつもりだったんですか!!」

 

別に誰かに当たったとしても良かったんだがそれ言ってわざわざ警戒される必要も無いだろう。

「すみません先生。先生には本当にこのナイフ以外効かないのか疑問に思いまして…他の生徒に当たる可能性を考慮し忘れていました」

 

「次は本気で怒りますからね!!それに周りを危険に巻き込むような暗殺は禁止です!罰として綾小路君は今日の宿題を2倍とします」

 

「分かりました、次は気をつけます」

そう言うと先生は校舎の方へと行ってしまった。やはり殺せんせーでも予想外の出来事がありば人並みに慌てるようだ。反応速度も確認できたし成果としては上出来だな。

 

「急にナイフ投げるからビックリしたよ…綾小路君、やっぱり何かそういう経験あるの?」

 

「赤羽にも言ったがオレは普通の中学生にすぎない。さっきのナイフも投げたのが偶然縄を切っただけだ」

 

「そっか……」

不味いな渚には少し不気味に映ってしまったかもしれないな

 

「それにしても殺せんせーはいい先生だな」

多少無理矢理だがこれ以上警戒されるのは困るため強引に話題を逸らしにいく。

 

「えっ!?」

 

「いやナイフを投げられたにも関わらず自分の身よりも生徒の身を安じていたからな…最も自分に効かないからかも知れないが……」

 

「殺せんせーは自分自身よりも生徒のことを考えてくれる先生だよ」

 

「そうだな…」

 

「じゃあ、みんなのところに戻ろうか綾小路君」

そう言うとオレと渚はみんなのいる学び舎へと戻った。

 

しかし気づいているのか殺せんせー。自分よりも生徒を気遣うその気持ちが

いつかあんたの弱点になるかもしれない事を……

 

────────────────────

 

「なぁ…渚。オレだけ今日の宿題2倍は理不尽じゃ無いか?」

 

「はは、あれはどう考えても綾小路君が悪いと思うけどね」

 

「お前もその場にいたんだから同罪だ…というわけで宿題手伝ってくれないか?生憎と勉強は苦手なもんでな」

本当ならばこの程度の宿題軽く片付けることが出来るが、今は少しでも周りとの関係性を築いておきたい。

 

「まぁそのくらい構わないけど…以外だね.綾小路君勉強できそうだけど」

 

「オレもendのE組だからな…1人よりも人数がいる方がありがたい」

 

「僕も同じ組みなんだけどなぁ。じゃあ、他にも誰か誘ってみる?」

 

「あぁそうしてもらえると助かる。只オレの宿題が倍になったことは伏せて勉強会という名目で誘って欲しい」

 

「いいけど、どうして?」

 

「転校してすぐに課題2倍された奴なんていう形で目立ちたく無いんだ」

 

「分かったよ、誘ってみるから少し待ってて」

そういうと渚は緑髪の女と短髪の男に声を掛けていた。しばらくすると3人がこちらへやって来た。緑髪の方は確か矢田が名前を呼んでいたな、、

 

「茅野…だったか?オレは綾小路清隆よろしく頼む」

 

「そう!私は茅野 カエデ。これからよろしくね!綾小路君!」

 

「俺は杉野 友人、よろしくな綾小路」

 

「あぁ、杉野もよろしく頼む」

 

「なぁ、俺も誘いたい奴いるんだけど誘ってみてもいいか?」

オレは勿論断る理由もないので了承すると他の2も同意見のようだ。オレ達が了承すると杉野は1人の髪の長い女の子に声を掛けた。

OKをもらったのか杉野がバカデカい声で叫んでいた。大丈夫か?あいつ……

 

「私の名前は神崎 有希子。これからよろしくね綾小路君」

 

軽い挨拶を交わしたオレ達5人はしんもくを深める為駅の近くのファミレスで勉強をすることとなった。

 

「ここはこうなるから……その値をこっちに代入すると答えが導ける」

 

「なるほどねぇー

綾小路君の説明すごく分かりやすいよ!

殺せんせーと同じくらい!!」

そうやってはしゃぐ茅野をよそに課題を進めていると神崎も分からない箇所があるようでオレに聞いて来た。

一瞬、杉野がこちらを睨んでいた気がするが気のせいだろう。課題を終えると会話の内容はオレの話や学校関連の話しになった。そんな話しを軽く流しながら聴いているとオレの注文したパフェが到着した。初めてのパフェを堪能していると横にいる茅野から声が掛かる。

 

「綾小路君って、スイーツ好きなの?」

 

「いや、特にこれといって拘りはないがどうかしたか?」

 

「うーんとね、凄い幸せそうにパフェ食べてたから。私と同じで甘いものに目がない同胞を見つけたと感じたわけだよ!綾小路君、君にはスイーツマスターの資質あるよ!」

 

「なんだよスイーツマスターって

にしてもそんなに顔にでていたか…実を言うと初めての経験だったもんでな」

 

「えーパフェいままで食べたことなかったの!?

こんな美味しい物を知らないなんて人生半分損してるよ!綾小路君!」

 

「半分は言い過ぎだと思うが……

親がとても厳しい人でな、今までアイスなんかも食べたことがなかった」

 

「そうなんだー大切にされてたんだね。やっぱり結構箱入り娘的な感じ?」

 

「いや、あいつはオレのことをなんとも思っていないんだろうな」

 

「あーごめんね、嫌なこと聞いちゃった?」

重たい空気になったことを感じ取ったのかオレに対して茅野は謝罪をして来た。

 

「茅野が悪いわけではない。

オレもあの男に関してはなんとも思っていないからな、お互い様だ」

そこでこの話は終わったがオレは親の話をした時に神崎と渚の顔が一瞬曇ったのを見逃さなかった。E組は不良品の掃き溜めと言われているように勉強以外の面でも問題の有る生徒はいるかも知れない。そんな中で相手を支配する1番の方法は相手の弱みを握ることに他ならない。渚と神崎にその可能性を見出すことができただけで今日の勉強会にきた意味があった。

 

その後4人と別れオレは1人で帰路へとついた

まだ、5月初旬だと言うのに通り抜けていく風は

酷く冷たく感じられた。

 

────────────────────

 

⚪︎烏間side

あの標的(ターゲット)を仕留めるための暗殺者(アサシン)を育てることが俺の仕事だ。そのためにはクラス内の各個人の能力値を正確に把握しておく必要がある。それは転校生とて例外ではない。俺は放課後グラウンドに綾小路を呼び出した。

 

「お待たせしました烏間先生、要件はなんでしょうか?」

この男どこか飄々としていてまだ俺もイマイチ掴みきれていない。

 

「君には今から軽い体力テストの様なものをやってもらう、君の能力を把握しクラス暗殺のための判断材料としたい」

 

「オレが役に立つのかは疑問ですが

一先ず、呼び出された要件は理解しました」

そう告げると綾小路は淡々と訓練をこなしていった。

 

「ご苦労だった。協力感謝する、もう帰って大丈夫だ」

 

「いえいえ、クラスメイトの1人として

クラスの為に協力するのは当たり前のことですよ」

 

「……そうか」

そう告げると綾小路はいつもの無表情でグラウンドを去って行った。能力値をみてもこれと言って秀でている部分もなければ劣っている部分もないどこにでもいるよう至って平凡な生徒。

普段なら特に気にすることもないはずだが今の烏間はどこか違和感を感じていた。明確な言葉として説明することはできないが…言うなれば得体の知れない何かが自分に近づいてきている様なそんな感覚だった。

 

「…考えすぎか」

そう呟くと烏間もまた校舎の方へと歩いて行った。

 

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綾小路 清隆

固有スキル スーパー無表情

 

学力 3

 

遠距離暗殺 3.5

 

近接暗殺 3

 

機動力 3

 

体力 3

 

 

 

 




私的には神崎さんをヒロインとして進めていくつもりですがコメントなどで多くの要望があれば路線変更出来る様に他の女の子とも関係性を深めていくつもりです。おそらく綾小路くんの友人としては男なら渚や業、千葉君辺りが今後の展開的に深い関係になると思います。他にも絡ませたいキャラがいればコメントにてご意見お待ちしております。
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