ハリー・ポッターと予言の少女   作:桜寝子

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やたらシリアス。
どうにか軽くしようとしましたが無理でした。

これと次話が何故か全然しっくりこなくて、滅茶苦茶考えまくって訳分からなくなってました。
時間が空いた時に読み返しては修正して、と繰り返し気付いたら2ヶ月経ってました。
大した話じゃないのに本当に謎。


第57話 大人と子供

「放せリーマス! こんな事をしてる場合じゃないっ……今すぐにでも行かなければ!」

 

「私も同じ気持ちだが、まず一旦冷静になれ! あぁもう、こうなるならカタログなんて持ってこなければ良かった!」

 

 試合の翌日。必要の部屋に顔を出してみるとおっさん2人が賑やかに騒いでいた。

 藻掻くシリウスと、引き留める様に掴まるルーピン先生……元気で何より。

 

「……何事?」

 

 それはそれとして気にはなるので聞いてみよう。

 

「アリス! 良い所に来てくれた……ちょっと手を貸してくれないか? シリウスを落ち着かせないと」

 

「いいけど……どうしたの?」

 

「どうしたもこうしたもあるか! あ、コラ止めろ」

 

 とりあえずシリウスが勝手に部屋を出ようとしてる事は分かるので、言われるがまま私は杖を振る。

 簡単にロープで手足をぐるぐると巻いてやると一旦は大人しくなった。

 

「昨日の試合、せっかく許可を貰ってシリウスも見てたのにあの結果だろう? 箒も駄目になってしまったと聞いたよ」

 

 シリウスが抵抗を止めた事で先生は溜息を吐きながら離れそう言った。

 ついでにチラリとテーブルの上にある雑誌……箒のカタログを見て本当に残念そうに付け足す。

 あぁ、うん。なるほど。

 

「それで箒を贈りたいと」

 

「ああ……私は13年間、プレゼントの1つも贈れてないんだ。箒の1本くらいはな」

 

 察した私が確認するとシリウスはしんみりと答えてくれた。

 理解はしたけど、一応まだ縛っておこう。

 

「立場は違えど私も同じ気持ちだ。だからカタログを持ってきたんだけど……いざ買うと決めたらこれさ」

 

 呆れと疲労を全く隠さず、先生はもう一度溜息を吐いた。

 

「全く。恥ずかしい話、私はまともに働けていなかったから貯金なんて碌に無いんだ。ファイアボルトなんていくらするか分からない品は無理だと言っているのに……」

 

 どうやら先生とシリウス共同でのプレゼントにするつもりだったらしい。

 だけど狼人間の先生はまともに働けなかった所為で貯金が無い……と。

 

「私が全額払うと言ってるだろう。金なら腐る程ある」

 

「それこそ私のプレゼントにならないじゃないか」

 

「箒磨きセットでも一緒に贈ればいい。とにかく贈るのはファイアボルトだ! これは譲らない!」

 

 しかしそこは金持ちシリウス。何の迷いも無く全額負担すると言い切った。

 とんでもない金額の内、ほんの少しだけ払うというのは気持ち的にスッキリしないだろう。

 全額払ってくれるともなれば、そりゃあむしろ不満にさえなるのも分かる。

 

 だけどそれはシリウスだって理解してるだろう。

 それでも絶対にファイアボルトを贈りたいらしい。まぁそれもそれで気持ちは分かる。13年分だものね……

 

 ていうか箒磨きセットはこないだハーマイオニーが誕生日プレゼントで贈っちゃったけど……しゃーない。

 それを伝えるのも野暮……と言うよりも、他の選択肢がパッと出て来ない。

 

 そもそもファイアボルトを贈るのは既定路線だ。むしろ無いと困る。

 先生にはちょっと悪いけど、ここはシリウスの背を押させてもらおう。

 

「まぁ良いんじゃない? 私の知る未来でもシリウスはファイアボルトを贈るし」

 

「なんだって?」

 

「そら見た事か!」

 

 私の原作知識というこれ以上無い程の後押しを受けて、シリウスは素晴らしい笑顔で先生に向き直った。

 自分の判断が間違っていない、と変に確信したようだ。

 

「クリスマスプレゼントだけどね」

 

「そこまで待っていられるか!」

 

 とは言え今すぐという話ではない……筈。

 いつ買ったのかは知らんけど、少なくとも贈るのはクリスマスだった。

 シリウスとしてはとにかく今すぐ買いに行きたいようだけども。やっぱり縛っといて良かったかもしれない。

 

「正直、時期はどうでもいいけどさ……とりあえず勝手に何処かに行くのは駄目でしょ。買いに行きたいならお爺様に許可貰ってからにして」

 

 まぁ贈る時期そのものに意味は無い。今すぐ買いたいと言うなら別にそれでも良い。

 ただ、勝手に部屋から出るのは駄目だ。一旦お爺様にちゃんと話を通してからにしてほしい。

 

「というか指名手配中なのにどうやって買うつもりなんだ。のこのこ店に行くのか? そもそもグリンゴッツからどうやって――」

 

「どうにかするさ!」

 

 呆れっぱなしの先生の言葉で私も思い出した。そういえばそうだ。この人、指名手配犯だった。

 店に行ったら大騒ぎなんてもんじゃない。なによりお金を引き出す時点で見つかる。

 

 すっかり綺麗になってイケオジになってるから、もしかしたら普通に出歩ける可能性も……無いか。

 どうにかするってどうするんだか……原作ってどうしたんだっけ?

 まぁ今はルーピン先生どころかお爺様達も居る。シリウスが全部自分でやらなくてもなんとかなるだろう。

 彼自身の杖は無いけど、誰かが魔法で変装させてやればそれで良さそうだ。

 

「なんにせよ詳細までしっかり決めて許可取ってから動いてよ。必要な事なら手伝うからさ」

 

「……分かった」

 

 ともかく私としては背を押すし協力も惜しまない。

 そう伝えるとシリウスは一瞬だけ考えてから頷いた。

 言われた通り、詳細を決めなきゃどうしようもないと理解してくれたんだろう。

 

 となればもうロープは解いて良いね。

 

「私相手にもそれくらい聞き分け良くして欲しいもんだ」

 

「子供相手に強情になって堪るか」

 

 素直に聞いてくれて助かる、なんて思いつつ魔法を解除してやったらこれだ。

 色々と理解したからじゃなくて、子供相手に駄々をこねるのが嫌で大人しく受け入れただけの様だ。

 

 いつからかシリウスの中で私はすっかり子供扱いとなっている。最初はミステリアスだったのに……

 なんとも微妙にムカつく事だ。全く。

 

 

「はぁ……それで、アリスは何の用でここに?」

 

「あー……実は同じ理由。ファイアボルトは未来でも大事だからさ」

 

 そして何度目かの溜息を吐き、先生が話を切り替えた。

 とは言え実際は切り替わらない。なんせ私がここに来た理由もファイアボルトだからだ。

 タイミングはバッチリだった訳だ。

 

「なるほど。未来を知る君があの試合で競技場だけを護らせたのはそういう事か」

 

「違う! あ……その、別にあんな事にならなくても適当な理由で贈れば良いから……あれは……」

 

 未来でも重要になる、と聞いてシリウスは納得がいった様に頷く。

 そう言われて私は思わず声を荒げた。

 

 決してそんな理由でハリーを危険な目に遭わせて、辛い思いをさせたんじゃない。

 ニンバスが壊れなくとも13年分のプレゼントとして贈らせる、そのつもりだった。

 吸魂鬼対策で競技場を護り、しっかり試合に勝つつもりだった。ただ私の考えが足りなかっただけだ。

 

「……君は、そうか」

 

「やっぱりか……ダンブルドア校長達の言ってた通りだ」

 

 しょんぼりもにょもにょ、言い訳の様な何かを言おうとして言葉に詰まる。

 それを聞いた2人の反応はおかしなもので、余計に納得した様な変な態度だった。

 

「何の話?」

 

 何に納得したんだか分からないけど、全く話が繋がってない気がする。

 

「よし。箒の件は一旦置いておこう……もう1つ大事な話がある」

 

「アリス。君は未来を知っている事で色々と背負っているようだ」

 

 2人は居住まいを正して私に向き直り、真剣な表情で口を開いた。

 なんだ、今更な話じゃないか。

 

「そりゃ背負わなきゃでしょ。その辺は去年散々お説教されたけど……」

 

「いいや。その事も既に聞いているけど、今私達が言ったのはまた少し違う」

 

「単刀直入に言おう。君は未来を知る事に罪悪感を抱いているだろう?」

 

「――っ」

 

 既に説教されてるから分かってる、と伝えようとしたけど先生に遮られた。

 そしてシリウスの言葉で息を呑んだ。

 まさにその通りだからだ。

 

「例えば誰かが苦しんだり悩んだりする事が分かっていて、あえて手を出さない時。例えばそれを変えようとして上手くいかなかった時。いくらでも思い当たる節があるんじゃないかな?」

 

「もっと言えば、そういった事を知っていて身近な者を利用せざるを得ない時とかな」

 

 運命的な嚙み合わせによる勝利の未来を大きく変えないよう、原作に沿うべき。

 その上で出来るだけ良い方向へ変えたい。

 

 そんな我儘を通す為に失敗した事も見過ごした事もある。

 今回の試合だってそう。失敗して罪悪感に苛まれている。

 

「なんならシリウスに対しても、ずっと前から無実と知っていて何もしなかった負い目があるから……まぁ実際どうしようもない事だけど、だからこうして匿って親身にしていたんじゃないのかい?」

 

「あ……」

 

 そして自分でも気付いていなかった事まで指摘され、ハッとした。

 そうか。シリウスが無実と知っていながら何もせず、何も出来ず助けられなかった。

 あのボロボロな姿を見てそれを無意識に感じたから、私は彼をここに匿った。

 心と体を休ませ、協力して情報を明かし、お爺様達や先生にも全て共有した。

 

 汽車で思わず先生に明かしたのも、似た様な罪悪感からだったんだろう。親友を裏切者と思い続ける事の苦しみを和らげたかった。

 ミステリアスヒロインムーブだのなんだの、微妙にふざけた事をしていたのは……きっとその罪悪感を、無意識に見ない様にしていたんだ。

 

「その反応が良い証拠だな」

 

「だって、でも……仕方ないじゃん。だから――」

 

「そう、仕方ないんだ。そんな仕方ない事を無理に背負ってどうする?」

 

 シリウスに反論しようと口を開くも、上から被せられてすぐに噤んだ。

 これもその通りだ。どうしようもなく仕方ない。こればかりは原作知識がある以上、本当にどうにもならない。

 

 むしろ今はまだこの程度で済んでるだけ。

 今後……それこそ戦争が始まってしまえばどうなるか。皆で全力を尽くした所で、救えない人はいくらでも出て来るだろう。

 それら全てを背負う事なんて出来っこない。一瞬で潰れる。

 

 でもだからって、どうしろと言うんだ。

 知っている以上どうしたって背負ってしまうのに。

 

「背負うなとまでは言わないよ。君の気持ちも全く分からない訳じゃない。想像くらいは出来るつもりだ」

 

 俯く私の肩に先生が優しく手を置いた。

 顔を上げると、正面から変わらず真剣な表情で覗き込まれる。

 

「間違ってなんかいないし、それが君らしさってもんだろう。ただ……ちょっと背負い過ぎかな」

 

 そう言われて少しだけ気が楽になった……様な気がする。

 解決なんて出来ないかもしれない、答えがあるかも分からない悩みだけど。

 

 先生は肩に置いた手をポンポンと叩き、そして笑ってくれた。

 

「もう少し軽く考えてみても罰は当たらないさ。開き直ってしまえ。少なくとも私はそうしてきた――あの夜の事以外はな」

 

 そしてシリウスも。先生とは違って乱暴に私の頭をわしゃわしゃと撫でた。

 最初は微笑んでいたけど、付け足す様に真剣な表情へ変わる。

 

 あぁ、そうか。子供扱いされる訳だ。

 

 中身はもう何歳なんだか分からない私だけど……私なんて所詮、平和な時代に平和な国でのほほんと生きていただけ。

 片や彼らは戦争を戦い生き残った大人だ。よっぽど濃密で、辛くて、沢山の事を見て感じてきた。

 それこそ沢山救えない命を見続けて、数え切れない程に罪悪感を抱いた事だろう。

 まさしく大人と子供くらいに大きな差がある筈だ。

 

「……うん」

 

 開き直る。それも1つの答え……いや、むしろそれしかないのかも。

 言い換えるなら、気にし過ぎない。

 

 言葉にすれば身も蓋もないけど……

 受け止めて背負い続けるんじゃなく、受け止めて横に置く。そんな意識の違いだろうか。

 

「なぁ、君の願いはなんだ?」

 

 黙り込む私を覗き込む様に、シリウスは静かに訊ねた。

 何故そんな事を聞くのかは分からないけど……そんなのはとっくに決まってる。

 

「……皆と一緒に、笑って生きたい」

 

 一昨年にみぞの鏡を見て思い知った。

 その為に原作知識を利用して、出来る限り良い方向に変えていこうとしてるんだから。

 

「そうか。じゃあ、そんな君が笑顔じゃなくなるなんてのは本末転倒だな」

 

「もう少し、子供らしく楽しく生きていいと思うよ。いつかの未来に笑うんじゃなく、今も未来も笑うんだ」

 

 それを聞いた2人は微笑み、片や私はハッとした。

 言われてみればそうだ。未来がどうとかはともかく、今楽しく笑って生きる事だって大切だし……そうありたいと思う。

 

 そういえば今年度に入ってから、私はあんまり笑ってないような気がする。

 思い返せば夏休みからやたらシリアス続きだったな……私。目の前に居るのはシリウスだけど。

 

「合理的に考えなきゃならない事はある。背負わなきゃならない物もある。罪悪感なんていくらでも湧いてくる。でも気にし過ぎるな」

 

「ん……」

 

 そのシリウスは再度私の頭に手を置いた。

 さっきみたいに乱暴じゃなく、優しく。ポンポンと。

 そんな気安さが何処か嬉しく感じる。まるっきり子供扱いだと言うのに。

 

 本当に、答えなんて無い難しい問題だろう。

 どうしようもないのだから開き直る。気にし過ぎない。それでいいんだ。

 

 先の事ばかり考えず、今だって楽しく笑う。

 気にしてばかりじゃそんな事も出来やしない。

 それもまた、彼らだからこそ分かる事なんだろうな。

 

 彼らは戦争中に学校生活を送った世代だ。

 戦争の陰でも日々を笑って過ごした。そんな日が続く様にと戦いに臨んだ。

 

 全く。私の周りには尊敬するべき偉大な大人が多い事だ。

 私の中身が大人だなんて笑ってしまう。

 あぁ、いや。だからこそ改めて子供として成長するんだ。

 

 

「ま。これ以上語っても長ったらしいだけだろう。私達の役目じゃなかったかもしれないけど……ちょっとは伝わってくれたかな?」

 

「大丈夫。伝わってるよ」

 

 考え込んではいても、思い詰めてはいない。と見ていて分かったんだろう。

 先生が朗らかにそう言ったので、私も笑い返した。

 充分過ぎる程に伝わったさ。本当に、ありがとう。

 

「そりゃ良かった。じゃあファイアボルトの件だが……」

 

「切り替え早いよ」

 

 次いでシリウスが冗談めかして話題を移した。何処まで気を遣ってくれるんだか。

 それに乗っかって、私は彼にも笑って突っ込んだ。

 

「そんなに重い話がしたいか?」

 

「止めとく」

 

 正直、話せば話すだけ学びになるだろう。

 それだけ私は未熟で、彼らは経験してきた。

 でも今はお腹も胸もいっぱいだ。それは今後、勝手に皆を見て学ばせてもらおう。




【ファイアボルト】
3巻原作ではクリスマスプレゼントとして贈られてくるが、映画では最後に出て来るだけ。
ニンバス2000が壊れた事で、シリウスがハリーに13年分のプレゼントとして贈ったとんでもない箒。
価格的には所謂「応談」レベルの品となる。ハリーが初めて店で見た時は、価格を訊ねたくなるのを必死に我慢しつつ「金庫を空にしないと買えないかもしれない」とまで考えていた程。

そんな箒をシリウスがどうやって買ったのかは疑問である。
「ブラック家の金庫から金を取り出した」
「ハリーの名前で注文書に記入し、クルックシャンクスにフクロウ郵便局まで注文書を届けさせた」
という事だけは明かされてはいるものの……
ブラック家の金庫ともなれば高セキュリティで手間が掛かるだろうに、指名手配中にどうやって取り出したのか。
しかもあの銀行は魔法で変身していたりしても暴かれてしまう筈。
ついでに購入に関する所も、具体的な説明は無く不明のまま。

銀行はゴブリンらしく魔法族の法律の枠外で運営されているのでは? だから手続きが出来たのでは? と言われてはいるが、ちょっと怪しい。
価格は言い値で買うと伝えたのかもしれない(その時には価格が確定していた可能性もある)が……結局支払いをどうやったのかは謎。
送金が出来るシステムがあったのだろう、きっと。
というか金庫から無事に金を出せるなら、その足で店に行って買えば良いのに。


まぁそんな事は置いといて。

この箒はあらゆる面で世界最高峰の性能を誇り、当時最速ぶっちぎり。10秒で時速240キロに達する。
枝の1本1本まで厳選して空力性能を上げているという売り文句がされているが……魔法族にも空力を考える頭があったらしい。
とりあえず、分かりやすく言えばスーパーカー並の存在と考えて良いだろう。

しかしその最速という称号をいつまで保っていたかは分からない。後年ではファイアボルト・シュプリームという名前の後継が出ているものの、性能は不明。
シュプリームのライバルとしてサンダーボルトⅦという箒も他社から出ているが、やはり性能は不明。ただしスピードを求めるあまり安全性に劣るという事で良くない評価らしい。

ちなみに金属部品がゴブリン製であり、職人達が仕事放棄をするので生産数は結構少ないとか。
性能と価格がとんでもない上に生産数まで少ないという、とことん価値の高い品である。


残念ながらシリウス亡き後、残されたハリーにとってこれ以上無い程に特別な箒にも関わらず、7人のポッター作戦にて失われてしまった。
ヘドウィグも同時に亡くしているので、あえて色々失うキツイ描写にしたと思われる。

一応、明確に破壊された描写は無くバイクから落下するだけではあるが……
取り戻す余裕は無くとも、後で召喚すれば良いのにしていない。
そして箒は(特にこういった競技用は)ブラッジャーに当たっても破損しない様に作られているという設定が実はある。最高峰なのに落下程度で破損するだろうか?
なんとも疑問で勿体無い話である。ついでにやっぱり悲しい。
ぶっちゃけ、物語の展開的に無い方が良いと考えてそれっきりにしたのかもしれない。


以下余談。
映画版の枝は割と粗雑でブワッとしているが、原作設定では空力性能が云々の通り滑らかに纏まっている。
既にニンバス2種を「滑らかに纏まっている枝」で描写していたので、全く違う印象を付ける差別化として変えたのかもしれない。
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