ポケットモンスター〜シンオウのもう1人のチャンピオン〜(凍結) 作:ホークス馬鹿
数分前
ヒカリ「ボーマンダ・・・」
ボーマンダの暴走に、ヒカリは意識を失っているジュンを横に悲しそうに見つめていた。
タケシ「あそこまでの暴走・・・げきりんを超える力というのも納得だな・・・」
タケシも、ヒカリと一緒にただ見てる事しか出来なかった。
その時
ジュン「ってて・・・!」
ヒカリ「っ!」
タケシ「何!」
ジュンが目を覚まし、体を起こした。
ヒカリ「ジュンさん!大丈夫ですか!?」
ヒカリは、驚きながらジュンに大丈夫か尋ねた。
ジュン「あ?俺は大丈夫だぜ!」
ジュンは、笑みを浮かべながら大丈夫だと答えると
タケシ「しかし・・・ハブネークのポイズンテールを直撃してる筈ですよ・・・」
タケシは、ハブネークのポイズンテールをモロに受けてる筈だと言ったら
ジュン「バーカ!あの程度の攻撃でダメになる程俺はやわじゃねーよ。」
あの程度ではやられないとジュンは言った。
そして、辺りを見渡し、一部が焼け野原になってるのを見ると
ジュン「アイツ・・・またやったな・・・」
すぐにボーマンダが暴走したのを察し
ジュン「ボーマンダは何処に向かった?」
ジュンは立ち上がって、ボーマンダがいる方向を2人に尋ねたのだった。
現在
ボーマンダの猛攻に心が折れかけたシロナ。
そんな時、ジュンがヒカリとタケシと一緒に現れた。
シロナ「ジュン君!?」
サトシ「ジュンさん!?」
シンジ「っ!?」
サトシとシンジも、ジュンの復活に驚きを隠せなかった。
シロナ「あなた、大丈夫なの!?」
シロナは、ダイレクトにポイズンテールが直撃したジュンを心配して尋ねると
ジュン「あ?お前知ってるだろ、俺は簡単にはやられねーって。」
ジュンは、ケロッとした表情で答えた。
そして、ボーマンダを見るや
ボーマンダ「グルァァァァッ!!!」
ジュン「派手に暴れやがって・・・」
眉を顰めて言うと
ジュン「お前はゆっくり休んでな。」
ジュン「サトシ君とシンジ君もだ。」
後ろを振り向き、3人に休むよう言った。
サトシ「しかし、このままじゃ・・・!」
サトシは、力ずくで何とかしようと考えたのだが
ジュン「コイツに力で対抗しても無駄だ。そんな程度で、俺のボーマンダは収まりはしねーよ。」
ジュン「ここは俺がやる。」
と付け加えた。
それを聞き
シロナ「・・・分かったわ。」
シロナは何をするか察したのだが、止めなかった。
サトシ「ジュンさん!まさか1人で止めるつもりじゃ・・・!」
シンジ「っ!」
ヒカリ「そんな・・・!」
タケシ「駄目です!危険過ぎます!」
サトシとタケシにシンジ、そしてヒカリは、ジュンが何をしようとしてるのかすぐに察し、止めようとしたが
シロナ「待って。」
シロナは彼らを止め
サトシ「し、しかし・・・!」
ヒカリ「このままではジュンさんが・・・!」
タケシ「いくらなんでも危険過ぎます!」
サトシらは危険だと言ったが
シロナ「大丈夫。ここは、ジュン君に任せましょう。」
シロナは、ジュンに全て任せようと言った。
そして、ジュンはボーマンダに近付くと
ボーマンダ「グルルルゥ・・・!!!」
ジュン「ボーマンダ。俺だ。」
ジュン「落ち着いて、俺の目を見て話を聞け。」
真っ直ぐな目でボーマンダに言った。
しかし
ボーマンダ「グルァァァッ!!!」
ドカッ!!
ジュン「クッ!!」
サトシ「ジュンさん!」
怒りで我を忘れてしまっているボーマンダは、最早ジュンでさえも分からなくなっており、尻尾で弾き飛ばそうとしたのだが、ジュンは腕をクロスして何とか身を守った。
すると
ボーマンダ「グルルァァァッ!!!」
ドカッ!!
ジュン「クゥゥッ!!」
ボーマンダは間髪入れずにジュンに突っ込んだ。
タケシ「本来ボーマンダは、一度怒ると手がつけられない程暴れ回るという話は聞いてますけど・・・」
シロナ「ええ。ボーマンダは翼を手に入れられ、喜びを見せる反面血の気が多い一面があるわ。」
シロナ「目の前のもの全てを切り裂き、空を飛びながら焼き尽くすまで怒りが収まらないわ。」
シロナは、ボーマンダの性質、習性をタケシに言うと
ヒカリ「けど、あれはいくら何でも度を越してる気がしますが・・・」
ヒカリは、ジュンのボーマンダの暴れっぷりを見て度を越してるのではと言った。
シロナ「確かに。あの子の場合は少し、いやかなりの暴れっぷりだわ。」
シロナ「普通のトレーナーなら、最早コントロールするのは無理よ。なんたって、げきりんを上回る暴れっぷりだもの。」
シロナ「けど・・・ジュン君なら大丈夫よ。」
しかし、シロナはジュンを全幅の信頼の目で見て言った。
ボーマンダ「グルルァァァァッ!!!」
ジュン「ボーマンダ、もう大丈夫。大丈夫だ。」
ジュンは、暴れ回るボーマンダに優しく声をかけ続けた。
そして
ジュン「大丈夫。大丈夫。」
ボーマンダ「グルァッ!?」
今度はボーマンダを優しく抱き締め
ジュン「ありがとな。俺の為に怒ってくれたんだろ?」
ジュン「俺も逆の立場だったら、どうなってるか分かんねー。」
ジュン「けど、俺はもう大丈夫だ。だから、もう怒らなくて良い。」
ジュン「いつもの・・・無邪気な笑顔を浮かべるお前に戻ってくれ。なっ?」
優しく声をかけ続けた。
すると
ボーマンダ「ボー。」
ボーマンダの目の色が元に戻り、暴走が収まった。
タケシ「ボーマンダの暴走が収まった!?」
ヒカリ「す、凄い・・・!」
サトシ「す、スゲェ・・・!」
ピカチュウ「ピィカ・・・!」
シンジ「・・・」
ボーマンダが大人しくなったを見て、サトシ達は驚きを隠せなかった。
シロナ「ふぅ・・・」
シロナは、ホッとしたかのように一息付いた。
ジュン「落ち着いたか、ボーマンダ?」
ボーマンダ「ボー。」
落ち着いたボーマンダだったが
ボーマンダ「ボー?ボー?」
荒れてしまった周りを見渡し、ジュンの身にある傷を見て自分がやったと感じたボーマンダは
ボーマンダ「ボー・・・ボー!!」
目に涙を浮かべながらジュンに抱き付くと大声で泣き始めたのであった。
投稿出来ました。
やっと暴走が収まりましたね。
最後のシーンは、書いててちょっと涙ぐみました。
アニポケのあるお話をアレンジしました。
どのシリーズの何話か分かりますか?
それでは、また。