ポケットモンスター〜シンオウのもう1人のチャンピオン〜(凍結) 作:ホークス馬鹿
自分のした行動に大声で泣き始めたボーマンダ。
ジュン「大丈夫・・・大丈夫だ。お前は悪くねー、ボーマンダ・・・」
しかし、ジュンは変わらず優しくボーマンダに諭した。
サトシ「ボーマンダ・・・」
シロナ「多分・・・自分のやった事でジュン君や皆を傷つけてしまったのを悲しんでるんでしょうね・・・」
ピカチュウ「ピィカ・・・」
その時
ジュン「ん?」
ロズレイド「ロズレー・・・!」
ガブリアス(ジュン)「ガーブ・・・!」
ギャラドス「ギャラー・・・!」
ルカリオ「ルカッ・・・!」
レントラー「トラー・・・!」
ジュン「お前ら・・・」
ジュンの残りの手持ちのポケモン全てが出てきて、ジュンと一緒になってボーマンダの周りを囲んで慰めていた。
その様子を見て
ヒカリ「皆分かってるんだね・・・」
タケシ「ああ・・・ボーマンダは何も悪くないってな・・・」
ヒカリとタケシは、ジュンのポケモン皆ボーマンダを責めていない事を察した。
ムサシ「た、助かったわ・・・」
コジロウ「一時はどうなるかと・・・」
ニャース「思ったのニャ・・・」
その様子を、ロケット団3人組はホッとした表情を浮かべたのだが
ボーマンダ「グルゥ・・・!」
泣き止んだボーマンダが、彼らに気付き睨み始め
ムコニャ「「「ギクッ!」」」
それに気付いた3人組は
ニャース「に、逃げるニャー!」
迷いなく逃げた。
ジュン「・・・」
ジュンは、3人組に向けて首を動かしてボーマンダに合図を送り
ボーマンダ「ボー!」
ボーマンダは、それを見て笑みを浮かべると
ボーマンダ「ボーゥアー!!」
かえんほうしゃを繰り出し
ムコニャー「「「ギャー!!!」」」
ムサシ「私・・・もうドラゴンポケモンが・・・ボーマンダが怖くなったわ・・・」
コジロウ「俺もだ・・・ボーマンダ怖え・・・!」
ニャース「今後2度とボーマンダには手を出さないニャ・・・」
ソーナンス「ソーナンッス!」
ムコニャ「「「ボーマンダ怖ーい!!!」
ロケット団3人組を吹き飛ばしたのだった。
ボーマンダ「ボー!」
ボーマンダは、空に向かって雄叫びを上げた。
そして
ジュン「・・・」
ボーマンダ「ボー・・・!」
ジュンとボーマンダは、お互い顔を見てないが、グータッチを交わした。
余談だが、これ以来ロケット団3人組は、ボーマンダを見るだけで少し過呼吸を起こすようになってしまったのだった。
その後、ジュン達はポケモンセンターに向かい、ポケモンを回復させて1日休んだ。
そして、部屋割りでジュンはシロナと一緒になったのだが
シロナ「・・・」
シロナはずっと無言で、風呂から出て布団に入った後もだった。
ジュン「・・・なぁ、シロナ。」
ジュンが声をかけても
シロナ「・・・」
シロナは無言だった。
ジュン「その・・・なんだ。心配かけて・・・悪かった。」
すると、シロナが起き上がり
シロナ「本当に・・・悪いって思ってる?」
静かに尋ねた。
ジュン「・・・ああ。」
シロナ「どうして、あんな事をしたの?」
ジュン「あの時、お前が気を抜いたのが分かってな。ハブネークのポイズンテールが襲ってきたのに気づかなかったのも分かった。」
ジュン「気づいた時には、もう体が勝手に動いてたんだよ。」
ジュンの素直な言葉を聞き
シロナ「・・・そう。」
シロナは淡々と答えるとベッドから起き上がり
ギュッ
ジュン「お、おいシロナ!」
ジュンを抱き締めて
シロナ「分かったわ。ありがとう。」
シロナ「私もね、もし逆の立場だったら同じ事をすると思う。」
シロナ「それだけ貴方の事が大好きで、とても大切だから。」
と前置きして
シロナ「けど、残された者の気持ちも考えて。もし貴方がいなくなったら、もう私は生きていけないわ。」
シロナ「貴方がいない世界なんて、私は・・・」
シロナは、涙を浮かべながら言った。
ジュン「・・・分かった。」
シロナ「ん。なら、今夜はずっといて。」
ジュン「・・・ああ。」
そして、その夜はずっと2人で一緒に寝たのだった。
翌朝
『大発見です!ここ、カンナギタウンの古代遺跡から、伝説のポケモン、パルキアにまつわる宝玉しらたまが発掘されました!』
朝のニュースで、しらたまが発見されたという朝のビッグニュースが入ってきた。
サトシ「パルキアにまつわる宝玉・・・」
ジュン「やっと見つかったんだな・・・」
シロナ「ええ・・・」
『しらたまは、現在ハクタイシティで展示されているこんごうだまと対を成し、パルキアの力を高めると言われている物で、これにより、シンオウ時空神話の研究が大きく進むと期待されております!』
この時のシロナの表情は、まるで宝を見つけた子供のような顔だった。
そして
シロナ「次の目的地が決まったわ。」
ヒカリ「カンナギタウンに行くんですね。」
シロナ「ええ。」
シロナは故郷のカンナギタウンに向かうと言った。
ジュン「まぁ、元々あそこは俺達の故郷だからな。」
ヒカリ「そうなんですね!」
サトシ「ジュンさん。シロナさん。俺、強くなるってどういう事かまだよく分かんないけど、俺ポケモンが大好きです。2人に負けないくらい。」
サトシの言葉を聞き
ジュン「それが、君の求める強さに繋がっていくかもしれねーな。頑張れよ。」
ジュン「例え辛い事が起きても、君にはポケモンがいる。友達がいる。君は決して1人じゃねー事を忘れんな。」
シロナ「ええ。サトシ君、頑張ってね。」
ジュンとシロナは、サトシにエールを送った。
サトシ「はい。」
ピカチュウ「ピカピカ!」
シロナ「じゃあ皆、気をつけて旅を続けてね。」
サ・タ・ヒ「「「はい!」」」
シロナ「またね。」
ジュン「じゃあな。」
そして、ジュン達はサトシ達と別れた。
シロナ「ジュン君は何処に向かう予定なの?」
ジュン「・・・何でだ?」
シロナ「どれだけの付き合いだと思ってるの?貴方がカンナギタウンに行こうとしてないの分かるわよ。」
ジュン「そっか・・・ちと調べてー事があってな。」
ジュンの言葉に
シロナ「そう。けど・・・」
ジュン「わーってるよ。」
シロナ「よろしい。行ってらっしゃい。」
シロナの一言に
ジュン「ああ。」
ジュンは笑みを浮かべながら言うと、モンスターボールからボーマンダを出して背中に乗ろうとした。
その時
シロナ「え?」
シロナのモンスターボールからガブリアスが出てきて
ガブリアス「ガーブ・・・」
ボーマンダ「ボー・・・」
ボーマンダの体に擦り寄り、ボーマンダも自身の頬をガブリアスの頬に擦り寄せた。
ジュン「ガブリアス。シロナの事を頼んだぞ。」
ジュンは、ガブリアスにシロナの事を任せると言うと
ガブリアス「ガーブ!」
ガブリアスは、ボーマンダの体から離れ力強く返事をした。
ガブリアス「ガーブ!ガーブ!」
ボーマンダ「ボー!」
おそらくガブリアスも、ボーマンダにジュンの事を言っており、ボーマンダも勿論と言ってるのだろう、右前足を器用に上げて返事をした。
そして
ジュン「よし、行くぞ!」
ボーマンダ「ボー!」
ボーマンダは、ジュンを乗せて力強く翼を羽ばたかせながら大空へ飛んで行った。
シロナ「・・・」
ガブリアス「・・・」
その後ろ姿を、シロナとガブリアスは見えなくなるまでその場にいたのであった。
投稿出来ました。
やっと終わりましたね!
ダイパアニメ40話だけでこんなに長くなるなんて・・・!
少しアレンジを加えられてるから尚更ですね・・・。
因みに他のアニポケのお話の一部を使っております。
どのシリーズの何話か分かる方がいたら、凄いです!
・・・何を言ってるんでしょうね(笑)
そ、それでは、また。