ポケットモンスター〜シンオウのもう1人のチャンピオン〜(凍結)   作:ホークス馬鹿

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2話です。


2話

ナナカマド「むっ、君は?」

 

紫髪の少年に、ナナカマドは誰かを尋ねると

 

シンジ「ナナカマド博士ですね。俺はトバリシティのシンジと言います。」

 

少年の名はシンジといい

 

シンジ「この人を待っていました。」

 

ジュン「俺?」

 

シンジ「はい。シンオウチャンピオンリーグマスターのシロナさんと何度も対戦し、互角に渡り合った伝説のトレーナーのあなたにポケモンバトルを申し込みます。」

 

ジュンにポケモンバトルを申し出た。

 

サトシ「伝説のトレーナー?」

 

ピカチュウ「ピカッ?」

 

サトシは、それが何なのか分からず、首を傾げた。

 

シンジ「お前、知らないのか?この人は5年前、現在無敗のチャンピオンのシロナさんと当時空席となったチャンピオンの座を巡ってバトルを繰り広げたんだ。」

 

シンジ「それまでのシンオウリーグの決勝はこの2人が毎年決勝に進み、どちらかが勝っていた。だが、チャンピオンの座を巡ってのバトルの結果は唯一引き分けに終わった。」

 

シンジ「その為、このシンオウのチャンピオンリーグマスターはこの人とシロナさんの2人になる予定だったんだ。」

 

シンジ「しかし、この人はそれを辞退し、チャンピオンの座をシロナさんに譲って旅立った。」

 

シンジの言葉に

 

タケシ「そう言われてみれば・・・確かにあのジュンさんによく似てるなと思った。」

 

ヒカリ「私も知ってるわ。あの時のバトルとそれまでにおけるライバル関係は伝説と言われてるほどだもの。」

 

タケシ「ああ。いつもフルバトルでお互いのポケモンが全て全滅するほどの激しいバトルを繰り広げてる程だったからな。」

 

タケシとヒカリは確かにといった表情を浮かべた。

 

サトシ「そんなに有名だったのか・・・」

 

シンジ「俺の挑戦、受けますか?」

 

シンジの言葉に

 

ジュン「・・・シンジ君。他の地方を周ったね?」

 

ジュンは他の地方を周ったのを見抜いて尋ねると

 

シンジ「はい。ジョウト、カントー、そしてホウエンを周り、リーグ戦にも出場しました。」

 

シンジ「しかし、優勝はまだです。」

 

周ったがまだ優勝出来てないとシンジは言った。

それを聞き

 

ジュン「・・・そうか。ナナカマドさん、裏庭でバトル出来ますか?」

 

ナナカマド「うむ。良いぞ。」

 

ジュン「ありがとうございます。シンジ君、君の挑戦を受けよう。」

 

シンジ「ありがとうございます。」

 

ジュンは挑戦を受けた。

そして、裏庭に行き

 

タケシ「審判は俺がやります。」

 

タケシが審判役をやった。

 

ヒカリ「私、ポケモンバトルって本物見るの初めてなの。」

 

サトシ「それじゃあ、よく見た方が良いぜ。ポケモンバトルって見るのも燃えるんだぜ!」

 

サトシは、ヒカリはまだバトルを生で見たことが無いと言ったのでバトルは見るのも楽しいと言ったのだが

 

シンジ「フッ。」

 

シンジはサトシの発言に失笑した。

 

サトシ「何が可笑しいんだよ。」

 

シンジ「随分と無邪気な事だなと思ってさ。」

 

サトシ「何?」

 

シンジ「まだ3体しか持ってないので、3対3で2勝した方が勝ちでお願いします。」

 

サトシの怒りに、シンジは流して勝負の条件をジュンに言った。

 

ジュン「ああ、それで構わねーよ。」

 

シンジ「ありがとうございます。」

 

そして、ジュンはモンスターボールを取り出し

 

ジュン「荒波に乗れ、トリトドン!」

 

トリトドン「リトー!」

 

ウミウシポケモンで、みずとじめんを併せ持つポケモン、トリトドンを繰り出した。

 

ヒカリ「これがトリトドン・・・」

 

サトシ「初めて見るポケモンだ。」

 

『トリトドン。ウミウシポケモン。大昔は丈夫な殻で体を守っており、海の浅瀬に生息する。』

 

シンジ「バトルスタンバイ!行け、ムックル!」

 

シンジは、ムックルを繰り出した。

 

ジュン「先攻は君に譲るよ。」

 

シンジ「はい!ムックル、つばめがえし!」

 

ムックル「ムックー!」

 

そして、バトルが始まった。

 

ズバッ

 

トリトドン「リト!」

 

最初は、シンジのムックルのつばめがえしがトリトドンに決まった。

 

ヒカリ「ああ!」

 

サトシ「いきなりやられたぞ!」

 

ピカチュウ「ピィカ!」

 

攻撃を食らってしまった事にサトシとヒカリはやられたと感じたが

 

ナナカマド「だが大きなダメージにはなっていない。」

 

ヒカリ「ん?」

 

サトシ「え?」

 

ナナカマドは、ジュンのトリトドンは然程のダメージを食らってないと言い、サトシとヒカリは疑問を浮かべた。

 

ナナカマド「トリトドンはみずとじめんの複合タイプ。素早さではムックルに劣るが耐性はしっかりしておる。」

 

ナナカマド「それに何より、彼はポケモンにしっかり愛情込めて育てておる。」

 

ナナカマド「彼は、トレーナーとポケモンは使う使われるといった道具のような関係じゃなく、家族や友達だと常に言っておった。」

 

ナナカマド「それ故、彼の手持ちの全てのポケモンは皆彼の役に立とうと実力以上の力を発揮出来るんだ。」

 

その疑問に、ナナカマドはトリトドンの耐性の優秀さとジュンのポケモンに対する深い愛情を語った。

 

シンジ「ならかげぶんしん!」

 

そんな中、シンジは今度はかげぶんしんを繰り出しトリトドンを翻弄しようとしたが

 

ジュン「トリトドン、だくりゅう!」

 

シンジ「なっ!?」

 

トリトドン「リトー!」

 

ジュンは、だくりゅうを指示すると、トリトドンの周りから泥水が発射され、かげぶんしんにて分裂したムックルが一斉に消え

 

ジュン「れいとうビーム!」

 

トリトドン「リトー!」

 

ムックル「ムックー!」

 

氷のエネルギー束がトリトドンの口から放射され、ムックルに命中した。

 

ヒカリ「ああ!」

 

サトシ「効果は抜群だな!」

 

そして、ムックルは氷漬けのまま地面に落ちると、氷は割れ目を回したムックルが倒れ込んでいた。

 

タケシ「ムックル戦闘不能!トリトドンの勝ち!」

 

シンジは、ムックルを元に戻すと

 

シンジ「こんなものか。」

 

と口にした。

これに

 

ジュン「・・・」

 

ジュンは少し眉間に皺を寄せ

 

サトシ「お前、一生懸命戦ったムックルになんて言い方だ!」

 

ピカチュウ「ピィカ!」

 

サトシは怒りの声をシンジに向けた。

 

シンジ「そんなの、負けたら何の意味もない。」

 

しかし、シンジは意に介さなかった。

 

すると

 

ジュン「戻れ、トリトドン。」

 

ジュンはトリトドンを元に戻すと

 

ジュン「平和の意志を力に示せ、トゲキッス!」

 

次はしゅくふくポケモンで、フェアリーとひこうを併せ持つポケモンのトゲキッスを繰り出した。

 

トゲキッス「トーキーッス!」

 

ヒカリ「トゲキッス・・・」

 

サトシ「これも見たこと無い。」

 

『トゲキッス。しゅくふくポケモン。トゲピーの最終進化形。お互いの存在を認め合い、無駄に争わない人のために様々な恵みを分け与える。』

 

サトシ「トゲピーの最終進化形。トゲチックはまだ進化するのか・・・」

 

サトシは、トゲチックがまだ進化する事に驚きを隠せなかった。 

シンジは

 

シンジ「行け、エレキッド!」

 

エレキッド「ビリビーリ!」

 

ジュンのトゲキッスを見て、今度はでんきタイプで、でんきポケモンのエレキッドを繰り出した。

 

サトシ「エレキッドか。」

 

ヒカリ「あれがエレキッド。」

 

『エレキッド。でんきポケモン。腕をぐるぐる回して、電気を発生させる。雷が鳴っていると活動的になる。』

 

ジュン「でんきタイプのエレキッドなら、トゲキッスとの相性は良い。」

 

ジュン「正攻法というわけか・・・」

 

シンジ「エレキッド、かみなりだ!」

 

エレキッド「ビビビ・・・ビリ!」

 

エレキッドは、腕をぐるぐる回して電気を発生させると、かみなりを繰り出した。

しかし

 

トゲキッス「トーキーッス!」

 

シンジ「くっ!」

 

トゲキッスは巧みに躱した。

 

サトシ「は、速い・・・!」

 

ヒカリ「あのトゲキッス・・・避けるのが上手だわ・・・」

 

サトシとヒカリは、トゲキッスの回避の巧みさに驚いた。

 

ジュン「トゲキッス、エアスラッシュ!」

 

トゲキッス「トゲー!」

 

ジュンの指示で、トゲキッスは空気の刃を複数飛ばした。

 

シンジ「躱せ!」

 

シンジは躱すよう指示したが

 

エレキッド「ビ、ビリッ!」

 

エレキッドは避けきれず何発か命中してしまった。

何とか体勢を立て直したのだが

 

エレキッド「ビ、ビリ・・・」

 

シンジ「なっ!?」

 

エレキッドは怯んでる様子を見せ、動けなかった。

 

サトシ「どうしたんだ、エレキッド?」

 

ヒカリ「何があったのかしら?」

 

エレキッドの様子に、サトシとヒカリは疑問に思った。

 

ナナカマド「怯みの状態になってしまったんだろう。」

 

ナナカマド「エアスラッシュは相手を怯ませる事があるんだ。」

 

そして

 

ジュン「フッ・・・はどうだん。」

 

トゲキッス「トゲー!!」

 

トゲキッスにはどうだんを指示し

 

エレキッド「ビリーッ!!」

 

トゲキッスは、怯みで動けなくなっていたエレキッドにダイレクトに命中させ

 

エレキッド「ビ、ビリ・・・」

 

エレキッドを戦闘不能にした。

 

タケシ「エレキッド戦闘不能!トゲキッスの勝ち!よって勝者、ジュン!」

 

サトシ「す、スゲー・・・!トゲキッスが勝った!」

 

ピカチュウ「ピィカ!!」

 

ヒカリ「でも、何で・・・」

 

ヒカリは、何故こうもあっさりと勝てた理由が分からなかった。

 

ナナカマド「シンジ君は読み取れなかったのさ。トゲキッスの特性とその飛行能力と回避能力を。」

 

ナナカマドの発言に

 

サトシ「どういう意味ですか?」

 

サトシは質問した。

 

ナナカマド「うむ。まず彼のトゲキッスの特性なんだがな。」

 

ナナカマド「てんのめぐみと言ってな。技の追加効果が通常の倍の確率で出やすくなるんだ。」

 

ナナカマド「加えて、ジュン君はトゲキッスの飛行能力と回避能力、そして特性を利用し倒したという事だ。」

 

ナナカマドの回答に

 

ヒカリ「成程・・・」

 

サトシ「これが・・・伝説のトレーナーの力。」

 

サトシはジュンの実力の高さを感じた。

 

シンジ「戻れ、エレキッド。」

 

シンジは、エレキッドを戻すと

 

シンジ「ありがとうございました。」

 

ジュンにバトルしてくれた事へのお礼を言った。

 

ジュン「別に良いって。こっちこそ悪いな、ベストメンバーで出さないで。」

 

しかし、ジュンはベストメンバーで戦わなかった事を詫びると

 

シンジ「いえ。俺が急に申し込んだので。コンディションが悪い状態で勝つのは良いとは思わないですし。」

 

シンジは急に申し込んだ自分が悪いと言った。

 

ジュン「そう言ってくれるならありがたい。」

 

これに

 

サトシ「えっ・・・ベストメンバーじゃない!?」

 

ピカチュウ「ピカッ!?」

 

サトシとピカチュウは、ジュンが繰り出したポケモンは、ベストメンバーでは無い事に驚いた。

 

ヒカリ「確かに、あの時のポケモンを使ってないわね。」

 

ヒカリ「私やピカチュウを助けた時にルカリオがいたでしょ。」

 

ヒカリ「あのポケモンが、ベストメンバーの内の1体なのよ。」

 

タケシ「ああ。あのルカリオは、その内の1体だ。」

 

それを聞き

 

サトシ「控えであれだけの強さ・・・」

 

サトシは、高き壁を痛感した。

その時

 

ジュン「なぁ、シンジ君。」

 

シンジ「はい。」

 

ジュン「君は一体、何を焦ってるんだ?」

 

ジュンは、シンジに突然そのような事を聞き始めたのであった。




投稿出来ました。

うーん・・・バトル描写は本当に難しい・・・。

書ける人は本当に凄いですね・・・。

それでは、また。
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