ポケットモンスター〜シンオウのもう1人のチャンピオン〜(凍結)   作:ホークス馬鹿

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37話です。

アニメには無いオリジナル話です。

即興ですが、どうぞ。


37話

ヨスガシティにて、1人の女性が噴水前にいた。

 

???「・・・」

 

その女性は、どんな美人でも裸足で逃げ出してしまう程で、クールな雰囲気を身に纏った美貌を持っていた。

彼女の名はシロナ。このシンオウ地方では知らない人はいない程の有名人で、シンオウチャンピオンにして、考古学者でもある。

 

シロナ(少し・・・早かったかしら?)

 

そのクールな美貌とは裏腹に、内心非常にソワソワしており、何度も美しい金髪を弄りつつ、ウロウロしていた。

実は彼女、これからある人とデートの為、待ち合わせをしていたのだ。

しかも、その待ち合わせ時間の30分前に待ち合わせのこの噴水前に来ていたのだ。

本当は、すぐ近くにある店の鏡で身だしなみのチェックをすれば良いのだが、そんな姿を待ち人に見られたら恥ずかしさのあまり何も出来ない。

 

シロナ(大丈夫・・・決して変なところは無いわ・・・)

 

シロナ(大丈夫、大丈夫・・・)

 

そう、何度も繰り返し心の中で呟き続けた。

その時、心地良い風が吹き抜け、シロナの髪が靡き、一瞬目を閉じた。

風が収まり、目を開けると

 

???「わ、悪い!遅かったか!」

 

待ち人が目の前にいた。

その待ち人は、黒目黒髪の端整な顔立ちをしているが、焦って来たのか表情は強張っていた。

彼の名はジュン。シロナの幼馴染にして最大のライバルでもあり、シロナにとってもジュンにとってもお互い大切なパートナーだ。

そんなジュンの姿を見て、シロナは愛おしさを感じ

 

シロナ「フフ・・・大丈夫よ、遅刻はしてないわ。」

 

美しい微笑みを浮かべながら答えた。

 

ジュン「そ、そうか・・・けど、シロナを待たせたんじゃねーか?」

 

ジュンの疑問に

 

シロナ「・・・いいえ。私もさっき着いたところなのよ。」

 

シロナは咄嗟に嘘をついて答えた。

本当はもっと前に居たのだが、そんな事を言ってジュンに余計な気遣いをされるのは申し訳ないと思ったからだ。

 

ジュン「そっか・・・なら良かった。」

 

ジュンは、ホッとした表情を浮かべながら言うと

 

ジュン「そんじゃあ、行こっか。」

 

シロナ「ええ・・・」

 

シロナに手を伸ばした。

これにシロナは、ジュンの手を握り、2人は自然と恋人繋ぎをしながら横に並んで歩いたのだった。

一緒に街を歩き、一軒のカフェに入った。

 

シロナ「ここ・・・確か凄い人気のお店よね?」

 

そこは、ヨスガでも屈指の人気店でもあった。

 

ジュン「ああ。ヨスガでも超人気店だな。お前と一度でも良いから来てみよっかなぁってな。」

 

シロナ「そう・・・」

 

シロナは頬杖をつきながら艶然とした笑みを浮かべた。

 

ジュン「・・・ここのパンケーキ、めっちゃ美味いって評判なんだ。」

 

ジュン「お前は何を選ぶんだ?」

 

ジュンは、その艶っぽい笑みに見惚れつつも適当に誤魔化しながら、メニュー表を開いた。

 

シロナ(フフ・・・ジュン君可愛いわ・・・)

 

シロナは、そんなジュンの姿を愛おしそうに見つめており

 

シロナ(彼といると、私はただの女になるわ・・・)

 

シロナ(チャンピオンの肩書は無い、ただのシロナに・・・)

 

シロナ(それが・・・とても心地良いわ・・・)

 

自身が、普通の女になれるのを感じていた。

そして、2人は色んな話をしながらパンケーキに舌鼓を打ったのだった。

因みにシロナは、パンケーキを食べた後にアイスを注文していた。

そして、カフェを後にして今度はポケモンコンテストを見た。

この時、ヨスガシティジムリーダーのメリッサが参加しており、彼女のポケモンで、ききゅうポケモンでゴーストとひこうを併せ持つポケモン、フワライドを使っての華麗なるパフォーマンスは見る者を魅了させた。

コンテスト終了後

 

ジュン「流石メリッサさんだったな・・・」

 

シロナ「ええ・・・トップコーディネーターとしてもそうだけど、コンテストの腕前も本当に凄いわ・・・」

 

ジュンとシロナは、そのメリッサのパフォーマンスを思い出し、語っていた。

今いる場所はポケモンふれあい広場で、互いにポケモンを出して触れ合っていた。

 

ボーマンダ「ボー・・・」

 

ガブリアス「ガーブ・・・」

 

この2体は、モンスターボールから出すとすぐに体を擦り寄せながら目を閉じて気持ち良さそうにしていた。

・・・お互いのトレーナーと同様、相変わらずのラブラブっぷりだ。

 

ロズレイド(ジュン)「ロズ!ロズレー!」

 

ロズレイド(シロナ)「ロズ!ロズレー!」

 

ジュンとシロナのロズレイドは、お互い花びらを出し合いながら抜群のコンビネーションで華麗にダンスをしていた。

・・・実際に見ないと分からんが、スゲー息が合ってる。

綺麗なダンスだな・・・。

 

レントラー「トラー!」

 

ミカルゲ「カルゲ・・・」

 

ジュンのレントラーは、シロナのミカルゲと無邪気に遊んでいた。

この時のミカルゲは、いつものクールさとは違って、楽しそうだった。

・・・ミカルゲは本当によく分かんねーな。

 

ガブリアス(ジュン)「ガーブ!ガーブ!」

 

トリトドン「リト・・・?」

 

ジュンのガブリアスは、シロナのトリトドンにバトルを申し込んでいたのだが、トリトドンは呑気そうに首を傾げていた。

・・・ガブリアスよ、ここはふれあいの場であってバトルする所ではないぞ。

 

ルカリオ「ルカッ!」

 

トゲキッス「トーキッス!」

 

ジュンのルカリオとシロナのトゲキッスは、はどうだんを撃ち合って遊んでいた。

・・・危ねーよ、おい。

 

ギャラドス「ギャラー!」

 

ミロカロス「ミ、ミロ・・・」

 

ジュンのギャラドスは、シロナのミロカロスの事が好きで、会う度に積極的にアプローチをしているのだが、ミロカロスは若干引いていた。

・・・おいおいギャラドスよ、ミロカロスが若干引いてんのが分かんねーのかよ。

 

ジュン「皆、良い顔してんな・・・」

 

シロナ「ええ、本当にそうね・・・」

 

ジュンとシロナは、お互いのポケモンとの触れ合いを柔らかい笑みを浮かべて見ていた。

 

ジュン「なぁ、シロナ。手ぇ出して。」

 

シロナ「・・・何で?」

 

ジュン「良いから。」

 

ジュンに突然言われ、シロナは意図が分からなかったが、言われた通りに手を出した。

出された手に、ジュンは細長い箱を置いた。

 

シロナ「これは?」

 

ジュン「開けてみて。」

 

ジュンに言われ、箱を開けると

 

シロナ「・・・これ!」

 

中に、ネックレスが入っていた。

 

ジュン「お前に似合うと思って・・・」

 

ジュンは、少し照れ臭そうに目を逸らしながら言った。

 

シロナ「・・・綺麗。」

 

シロナは、微笑みを浮かべながらネックレスを大事そうに取り出し、撫でた。

 

ジュン「俺も同じやつを買った。いつでも一緒にって・・・」

 

ジュンは、既に装着しているネックレスを取り出してシロナに見せた。

それを見て

 

シロナ「ありがとう。」

 

シロナは、お礼の言葉を述べると

 

シロナ「付けてくれる?」

 

後ろに向き、髪を前に持ってきてうなじを見せながら言った。

 

ジュン「分かった。」

 

ジュンは、ネックレスを取ると、ペンダントをシロナに付けた。

そして

 

ジュン「良いぞ。」

 

付け終わると、シロナは前を向き

 

シロナ「・・・素敵。」

 

シロナは、ネックレスを見て綺麗な笑みを浮かべながら撫でた。

そして

 

バッ

 

ジュン「おっと!」

 

シロナは、ジュンに抱き付き

 

シロナ「・・・愛してる。」

 

耳元で囁いた。

 

ジュン「・・・俺も。」

 

ジュンも、シロナの背中に腕を回して言った。

その様子を

 

「「「・・・」」」

 

ジュンとシロナのポケモン達は、穏やかに見守っていたのであった。




投稿出来ました。

即興で思い出したオリジナル話です。

少し強引に纏めた感じがありますが、如何でしたでしょうか?

それでは、また。
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