ポケットモンスター〜シンオウのもう1人のチャンピオン〜(凍結)   作:ホークス馬鹿

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3話です。


3話

シンジ「・・・どういう意味ですか?」

 

ジュンに何を焦ってるんだと聞かれ、ほんの一瞬顔を歪めたがすぐに冷徹な表情に戻ったシンジは、何事も無く返した。

 

ジュン「言葉通りの意味だ。君、強さに拘り求め過ぎて逆に焦ってるように感じるぞ。」

 

シンジ「・・・強さを求めて、何がいけないのですか?」

 

シンジは、ジュンの言葉に何が悪いのか聞いた。

 

ジュン「別に強さを求める事は間違いじゃねーよ。それがトレーナーの正直な気持ちだからな。」

 

ジュン「ただ、強くなろうと思い過ぎるあまりに、ポケモンを強くなるための都合の良い道具として見てるだろう?」

 

この問いに

 

シンジ「いえ・・・」

 

シンジは否定したが

 

ジュン「違うのか?じゃあだったら、何でバトルで負けたポケモンに声かけねーんだ?」

 

再びのジュンの質問に

 

シンジ「それは・・・」

 

シンジは答えれなかった。

 

ジュン「その時点で君はポケモンを道具として見てしまってんだよ、無意識にな。」

 

ジュン「だからホウエンやカントー、ジョウトのリーグで優勝出来なかったんじゃねーのか?」

 

シンジ「そ、それは・・・」

 

ジュン「まぁ、確かに君より強いトレーナーが相手で、その人に負けたというのもあるかもしれんがな。でもこれだけは言えるわ。」

 

ジュン「ポケモンは道具じゃねー。俺達人間と一緒で、ちゃんと生きてんだよ。」

 

シンジ「っ!」

 

ジュンの言葉に、シンジは益々動揺した。

 

ジュン「君のその姿勢が、君についてきてくれたポケモンの気持ちを傷つけてしまってる可能性もあるし、もしかしたら君のその姿勢に今いるポケモンが感化しちゃって、これから旅して新しく加わったポケモンに何か傷付けるような事があったら、君はどうするんだ?」

 

シンジ「・・・」

 

シンジは何も言えず、ただ俯いてしまっていた。

 

ジュン「君がなぜ強さを求めるのかは知らねー。ただ、もしこのままだと、いずれどこかで躓くし、最悪のケースが起きるぞ。」

 

ジュンの厳しい言葉に

 

シンジ「・・・」

 

シンジは、俯いたまま黙っていた。

すると

 

ジュン「けど、君のバトルスタイルは素晴らしいと思うぜ。」

 

ジュン「戦術を練って、それに応じて相手の弱点を突くスタイルだと思うが、それは1つの正解のスタイルだと思う。」

 

ジュン「加えて、あのエレキッドは伸び代は十分ある。しっかり育てれば、君を支える良いパートナーになれる筈だ。」

 

ジュンは、シンジのバトルスタイルやポケモンを褒めた。

その際、シンジは驚きのあまり顔を上げた程だった。

 

ジュン「焦ってやろうとするな。一個でも、一歩でも良い。少しずつ自分と向き合って、ポケモンと向き合え。」

 

ジュン「そうすりゃ、君も見つかるはずさ。強さの源がな。」

 

と、ジュンはシンジの肩に手を乗せて言った。

 

シンジ「・・・ありがとうございました。」

 

すると、シンジの顔が少し柔らかくなり、頭を下げてお礼の言葉を述べたのだった。

 

ジュン「ああ、頑張れよ。」

 

シンジ「それでは、これからポケモンセンターに寄って行きます。」

 

ジュン「それが良い。しっかり休んでな。」

 

シンジ「はい。」

 

そして

 

シンジ「ナナカマド博士。ありがとうございました。」

 

ナナカマド「うむ。」

 

ナナカマドにもお礼を言うと

 

シンジ「おい。」

 

サトシ「何だよ?」

 

シンジは1個のモンスターボールを取り出し

 

シンジ「お前にコイツをあげる。」

 

シンジ「お前なら、コイツの『もうか』を使いこなせるかもしれない。」

 

あるポケモンを出した。

そのポケモンは

 

サトシ「このポケモンは?」

 

シンジ「ヒコザルだ。お前に託す。」

 

『ヒコザル。こざるポケモン。断崖絶壁を身軽に登り、岩山で生活する。寝る時は炎が消える。』

 

ヒコザル「キイッ?」

 

シンジ「今日からお前はコイツのポケモンだ。」

 

シンジは、ヒコザルにサトシのポケモンになるんだと言った。

 

ヒコザル「ヒコッ!ヒコッ!」

 

ヒコザルは、嫌だと言わんばかりにシンジの足元に縋った。

 

シンジ「無責任な形ですまないが、今の俺にお前を強くさせるのは無理だ。」

 

シンジ「だが、コイツならお前の潜在能力を引き出してくれるはずだ。」

 

シンジ「ヒコザル、強くなれよ。」

 

シンジ「強くなって、俺の前に現れてくれ。」

 

そう言うと

 

ヒコザル「キィッ・・・」

 

ヒコザルは涙を浮かべながら俯いた。

 

シンジ「そんなわけだ。ヒコザルを任せた。」

 

サトシ「あ、ああ・・・けどシンジ。俺にはお前にあげるポケモンなんて・・・」

 

シンジ「気にするな。道中で捕まえてみせるさ。」

 

サトシにヒコザルを任せ、その場を後にしたのだった。

 

ジュン「ナナカマド博士。今日はありがとうございました。」

 

ナナカマド「うむ。トリトドンもトゲキッスも、見事に育てておるな。」

 

ジュン「アイツらが頑張ったからですよ。」

 

ジュン「えっと・・・サトシ君だっけ?」

 

サトシ「あ、はい!」

 

ジュン「シンオウリーグに挑戦するんだな?」

 

サトシ「はい!」

 

ジュン「そっか・・・頑張れよ。君とポケモンなら、どんな困難も乗り越えられるって信じてる。」

 

ジュン「ポケモンも、友達も大切にな。」

 

サトシに激励の言葉を送り

 

ジュン「君達2人も、それぞれの夢に向かって頑張れよ。」

 

ヒカリ「はい!」

 

タケシ「ありがとうございます!」

 

ヒカリとタケシにもエールを送った。

 

ジュン「それでは、また。」

 

そして、ジュンはナナカマドのポケモン研究所を後にしたのであった。




投稿出来ました。

なんか、こんなシンジ知りませんね・・・。

誰が書いたんでしょうね・・・(目を逸らす)

そ、それでは、また。
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