僕の平穏だった学園生活   作:-つくし-

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テーマパークっておアツいですよね

「やってきましたネズミの国!」

 

「配慮ありがとうございます」

 

「いやーまさかプールがここまで飛躍するとはなぁ」

 

「そうだな...感慨深い。よくやったよ俺たちは...」

 

 

 僕たちは今某ネズミの国で2年生最後の夏休みに大きな思い出を作りにきた。最初はプールという話だったが柊や大空さんの提案もあってここに目的地を変更した。

 

 

「じゃあ早速クジ引いちゃいますか!スバル作ってきたから、ほら早く引いちゃって!」

 

「うわー緊張するな〜」

 

「あ、あてぃしどうなっちゃうの...」

 

「まあ誰となっても大丈夫ですよあくあ様、皆さまとても優しいですから」

 

「前柊君がちょこ先生をいやらしい目で見てるみたいな話余は聞いちゃったけどどう思う?」

 

「チッ」

 

「うわ、それは俺が悪かったから舌打ちだけはやめてください!」

 

 

 僕たちは男子5人女子5人できている、いうなれば最早合コンだ。みんなで回っても良かったがどうせならということで男女ペアで回れるように大空さんがクジを用意してくれて今に至る。

 

「1!1番の人は?」

 

「1は俺だ、大空さん」

 

「ホワアアアアア!!なんで柊なんだよ!」

 

「は?そんなこと言わなくてもいいじゃんかよ!」

 

「うるさい2人が揃っちゃったね...。紫咲さんは?何番、僕は4番だったんだけど」

 

「え?」

 

 

 キョトンとしている紫咲さんは1度折りたたんだ紙をもう一度広げ僕の前に見せてきた。

 

 

「あ、4番だったんですね、同じだ」

 

「こういうところでも同じなんだシオンたち〜。たまには違う人でもよかったんじゃない?」

 

「まあこれも縁ですよ」

 

 

 その後も無事にペアが決まっていった。大空さん柊ペアがうるさいのはもちろんのこと癒月さん委員長ペアは以下にも真面目そうでなんとなく波長が合う人同士でペアになったみたいだ。

 

 

「じゃあまた!時間になったらここに集合な!」

 

 

 大空さんの解散の言葉を機に僕らは散り散りになっていった。

 

 

「じゃあどこに行きましょうか?」

 

「ちょっと〜今日くらい敬語やめたらどう?シオン的にもずっと敬語だと居心地悪いんですけど」

 

「わかりまし...わかった。今日だけだからね」

 

「うわ、少し雰囲気変わるのおもしろw。あと名前も!さん付けしたらなにするか分からないからね」

 

「わかったよ」

 

「じゃあまずは被り物からでしょ!ほら行くよ」

 

 

 僕たちはまず始めに地図を頼りに被り物がある店舗まで向かった。

 

 

「ふふ、ウケるんだけどw」

 

「これどっちかっていったらシオンが被るやつじゃない?僕がこっちでしょ」

 

「男がリボン付いてるのを被るのが面白いんだって。だってシオンがこれ被っても普通じゃん」

 

「まあそうかもしれないけど...」

 

「でもこれは違うかな〜」

 

「じゃあこれはどう?」

 

「あ!いいねいいね、じゃあシオンこっち」

 

「じゃあ僕はこっちで」

 

 

 僕たちシオン組はリスの兄弟の被り物をチョイスした。僕が赤い楕円の鼻をした方で、シオンが黒い三角の鼻の方を選んだ。理由としてはまあ、直感だ。

 

 

「それで、どこ行きます」

 

「えーそれじゃああの高い所まで行って一気に落ちるやつ。シオンあれ乗りたい」

 

「じゃあこっちだね、行こう」

 

「にしても制服だからちょっと修学旅行な感じがする〜」

 

「確かにそうかもしれない。誰が制服が良いって言ったんだっけ?」

 

「えーと、確かあやめとかスバル辺りじゃなかったっけ?シオン全然覚えてないや。勝手に決まってたし」

 

「僕の知らないところでやってたらしいのでわかるわけないよ...」

 

 

 シオンは服装問題について少しだけ関与していたらしい。どうやら女子の間で秘密裏にその計画が練られていたとか。休日なのに制服を着ているためなんとなく学校生活の延長線上にいるのではないかと思ってしまうが、特別な雰囲気が僕をそうはさせなかった。

 

 

「40分待ち...」

 

「40分ならいい方じゃないですか?ここ結構待つって聞きますし」

 

「敬語やめてって言ったじゃん」

 

「気づいたんです、これ敬語にしてるっていうかデフォルトなんだなって。名前はちゃんと呼ぶので許してください」

 

「まあちょっと違和感あったからよしとしましょう。じゃあ並ぼっか!」

 

 

 僕たちは始めに乗るにしては悪手だったように感じる。だって最初からこんな内蔵に直接来るもの選んだらこの先、夢の国は夢の国ではなくなってしまう。しかし成り行きのテンションに思うがままだった。

 

 

「もーちーちゃんったらそういうところも可愛い」

 

「えー!あっくんもだよー♡」

 

「「...」」

 

 

 僕たちはなにを見て、いやなにを見せられているんだろうか。前にいるカップルが人目を気にせずにイチャついてる。おかげで僕たちの間は非常に気まずい。逃げれるなら今すぐこの場を立ち去りたい気分だ。

 

 

「...お昼ご飯どうします?」

 

「え?あー、シオンあれがいいな!あれ」

 

「あれっていうのは?」

 

「えーあれはあれだよ!...殴っていい?」

 

「いや落ち着いてください...。でも気持ちはわかります」

 

「は?!こんな公衆の面前でイチャつくやつらの気持ちがわかるの?!」

 

「いや違いますし声大きいですバレます。シオンの気持ちがわかるってことです」

 

「あーなるほどね。いきなりむっつりになってびっくりしちゃった」

 

「そんなわけ。それでどこ行きたいんです?」

 

「えーまずはこの3つめの子たちのまんじゅう食べたいじゃん。あとは...うーん、ホットドックとかドリンクとかいろいろ!」

 

「レストランとかじゃないんですね」

 

「だってーシオンたちにはハードル高くない?あと単純に値段高いし」

 

「まあ確かにそうですね」

 

「あと食べ歩きできた方がいっぱい色んなとこ行けるじゃん!」

 

「それもそうですね、ってあともうちょっとで僕たちの番きそうですよ。1、2回といったところじゃないですか?」

 

「お!ようやくあのイチャイチャカップルから離れられるよ〜」

 

「ああそっちですか...」

 

 

 順番が目の前に来てからはやけに緊張した。単純に楽しみであること、初めてなこと、おまけに高いところが苦手なことも相まって喜怒哀楽でいうとどんな感情かはわからなかった。

 

 

「...やば」

 

「大丈夫?ほら水買ってきたから」

 

「あ、ありがとう...」

 

「そんなやばかった?途中までは叫んで楽しそうにしてたじゃん」

 

「そうですけど、なんか一気にきました」

 

「ちょっとウケるw」

 

 

 結果からいうと僕は敗北した。それと同時に僕の三半規管は意外と脆弱であることをこの機会で知ることができた。隣で興奮冷めやまぬシオンとは対照的に僕はグロッキーだった。

 

 

「お、風真じゃないか」

 

「あれ...委員長?幻覚か...」

 

「幻覚なわけあるか本物じゃ!でどうしたんですか、紫咲さん」

 

「実は...」

 

 

 シオンが一連の流れを説明してくれた。

 

 

「ははは!風真は意外とこういうのはダメなんだな」

 

「ジェットコースターは大丈夫なんですけどね」

 

「...え?それはなんでです?風真様」

 

「僕にも分かりません、なんとなくです」

 

「不思議だ」

 

「ところで委員長とちょこ先はどこ行ってたの?」

 

「亀と喋ってきたわ。委員長、ずっと手挙げてたのに全然当たる気配なくてちょっと面白かった」

 

「こんなはずじゃなかったんだけどな。まあ風真たちも1回行ってみたら面白いぞ!」

 

「わかったありがとう」

 

「じゃあお大事にね、シオン様もじゃあね」

 

「ばいばい〜。でどう?そろそろ体調は戻ってきた?」

 

「なんとか...。じゃあそろそろ行きましょうか」

 

「最初からこんな調子でどうなることやらww」

 

 

 今度からは覚悟を持って乗ろうと心から誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




後編に続きます。
あと1期生とゲーマーズをどうやって登場させようか悩んでます助けてください(T^T)

サブキャラの話を番外編に載せるのはありか

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