TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
──私が大司教となって初めての大司教会議……とある事件が起こりました。
右も左も分からない、新米大司教だった私に優しくしてくれた
あの時、何があったのかは詳しく覚えていませんが……なんでこんな事を今、思い出しているのでしょう。これが、走馬灯という奴でしょうか。
「縺ォ繧?k繝サ縺励e縺溘s?√??。縺ォ繧?k繝サ縺後@繧?s縺ェ?√??。縺ォ繧?k繝サ縺励e縺溘s?√??。縺ォ繧?k繝サ縺後@繧?s縺ェ?」
「ユギトくん、人語、人語忘れてるよ。変なの呼ぼうとしないで、流石に世界壊れるから」
「……はっ!?どうやら私は悪い夢を見ていたようです……そうですよね、オニマルくんより体格の素晴らしい男性に抱き締められるなんて事ありえないですよね」
「残念だけど現実よ〜」
頭上から聞こえる声にゆっくりと、顔を上げれば……ウインクで可愛らしさを演出する男性のドアップが視界に広がります。
また視界が滲み、情けない声が勝手に出てしまいます。
「ひぃ……」
「マリリン、悪ふざけもそこまでにしておいたら?キミが好きなの、女性でしょ」
「うふふ……だって、この子がからかいがいのある反応してくれるから悪いのよ?本当に可愛いぼうやよねぇ」
そうは言うものの、全く離す気配の無い彼はじわじわと力を強めていきます。流石に、息苦しくなってきました。
「マリリン・アヴァロニア……!今ここでお前を打ち倒して、
「可愛いらしいお嬢さんね、でもそれは困るわ」
床を一度強く踏み、アヴァロニア氏が青白い魔法陣を展開します。
私はもちろん、ソコロワ嬢とアポロさんも巻き込んで輝く魔法陣の眩しさに目を閉じてしまいます。
「素敵なお店だから、荒らしちゃうのも悪いし……場所を移すわよ」
閃光と一瞬の浮遊感。それが治まってから恐る恐る目を開けると、景色は一変していました。
「ここは……
「うふふ、ちょっとしたサービスよ♡(まあ、仕事のついでだが)」
離れていたのは体感で数ヶ月程度ですが……チリ一つ無く掃除されているこの場所が酷く懐かしい。もはや、祭壇の上に立つことは無いというのに。
「ここでなら思う存分戦えるでしょ?可愛いお嬢ちゃん、お名前教えてくれる?」
「……ソコロワであります」
警戒するソコロワ嬢の様子を見て微笑みながら、アヴァロニア氏が指を鳴らすと、地面から茨のつるが飛び出して……私の手足を縛り上げます。微妙にトゲがくい込んで痛いですね……
「あなたはそこで見ててね【
「望むところであります!」
茨に運ばれ、アヴァロニア氏の背後に連れていかれる私ですが……これはもしや、囚われのヒロイン枠?
「さあ……勝負の前に、
そう言って、アヴァロニア氏が天に向かって掲げるカードからは寒々とした青の光が溢れています。あの色は基青神の物……あの面倒くさがりの引きこもりが自分のカードを使わせる?絶対に裏があります。
「
「そ、借りてるのよ。あたし、結構信用されてるからね。
「……それに見合ったメリットもあるのでありますな」
「ところがどっこい、無いのよ〜!どこまで出たがらないのかしらねぇあの引きこもり!!」
青・約定・神
このカードの効果は無効にされず、破棄されない。
自分の場にモンスターが出る度にこのカードに
このカードに
ぷんすかと自分で言いながら、"ギアスディスク"にカードを丁寧に置くアヴァロニア氏……口ではそう言いながらも、カードへの扱いを見るに、そこまで嫌ってはいないように見えますね。
「それじゃあ、改めて……」
「「"ギアスファイト"レディセット!!」よ〜」
レジーナ・K=ソコロワ 【進撃!
VS
マリリン・アヴァロニア 【楽園の帰還者】
「「スタートアップ!!」」