TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
14:22、線路上に障害物
14:22、障害物撃滅、運行上の支障無し
14:25、目的地に到着、これより戦場の障害を排除する
──フレーバーテキスト、【六限列車ハイランドーラ
「さて、私のターン……ドローフェイズのドローをスキップしてカウンターブーストです」
ユギト 第二ターン
ライフ:10
手札:4 ターンカウンター:4
……【
「アーティファクト【
黒 コスト:4 アーティファクト・無貌
互いのターン開始時に発動する。自分のデッキの一番上のカードを一枚、このアーティファクトの下に置く。こうして置いたカードの効果は無効となり、このアーティファクトが場を離れた時に破棄される。
このアーティファクトの下にカードが六枚以上存在する時に発動出来る。このカードの下にあるカードを全て手札に加え、ゲーム外から【
軽快な音楽を鳴らしながら、一台の黒い馬車──どことなく、正面から見ると蛇の顔のようにも見えます──が私の近くに止まります。巨大な荷台から身を乗り出して、辺りに手を振るのは白い仮面を付けた少女──【
「これでターン終了です」
「(あのアーティファクト……怪しすぎる。早めに処理したいけども、処理札が無い)……僕のターン、カウンターブースト!」
タクミ 第二ターン
ライフ:10
手札:5 ターンカウンター:4
赤:1 青:0 緑:0 黄:0 白:1 黒:2
「ここで【
「……【プリズムラインターミナル】の効果で手札の青と緑のカード【妖精の目眩し】を破棄して、デッキから緑を含むカードの【
場に躍り出る【ガレス
ユギト ライフ:10→8→5
「ぐっ……はは、今日は攻めっけたっぷりですね……良いですよ、楽しくなってきました」
「減らず口を叩くな!!本気出せよ、本当は僕の事を見下しているんだろ!!簡単に自分を信じたバカな子供だって……ぶっ殺してやる!!!」
「一人で納得して殺意をたぎらせないで下さい……私は本気でお相手しているつもりなんですけどね」
まあ、私自身を使ってないのが舐めプと思われているのならば仕方ありませんが。
さて、流石にライフが半分も削られたので本腰入れて盤面を取りに行きましょうか。
「私のターンです。ドローフェイズをスキップして、カウンターブースト」
ユギト 第三ターン
ライフ:5
手札:3 ターンカウンター:6
「【
指を鳴らすと同時に【
鳴らされていた楽しげなBGMが消え、代わりに響き渡るのはどこか懐かしい……オルゴールの音色とそれに合わせて少女が歌う優しい子守唄。
「
黒 コスト:6 無貌・神
A:4 B:4
このモンスターが場に出た時に発動する。互いの手札からカードを一枚選び、見せる。見せたカードのコストが相手より大きいプレイヤーはカードを二枚引き、見せたカードを破棄する。こうして破棄したカードのコストが8以上ならば、デッキからそのカードと同じ色を含むカードを一枚選んで手札に加えることが出来る。
相手はカードの効果でこのカードを選べない。
このカードの攻撃は防衛されない。
スポットライトに照らされ、一礼するのは灰色の仮面を被った私そっくりのモンスター──【
……正体不明が名前なのは良いのでしょうか?
『まあ、ほら……
「そういうものですか」
『そういうものです』
「突然、同一人物漫才するな!!!」
沸点がいつも以上に低いタクミくんは私と【
【Mr.UNKNOWN《正体不明》】が両手を広げ、合図をすると同時に再び【
「【
「……なら、これにする」
そして、同時にカードが提示されました。
私が出したのはコスト:8の【ネクロノミコン】
タクミくんが提示したのはコスト:6の【
私たちのカードを見比べた【
「私の方がコストが多いので、カードを二枚引きます。さらに、こうして破棄したカードのコストが8以上なので、同じ色を含むカードをデッキから一枚、手札に加えます。私が手札に加えるのは……【
引いたカードは……なるほど。
さて、攻撃したい所ですが……下手に倒して新たな【
「アタックフェイズ、【
「【ガレス
「残念ですが【
【
暴風で吹き飛ばそうとするも、背後から近寄った別の群れが哀れな蝶の羽に食らいつきます。
美しい氷の羽はもちろん、その体全てが黒に蝕まれ……跡形もなく消え失せます。小さく『けぷり』とおくびを出して【
「これで私のターンは終了です」
さて、次のターンが問題ですね……デッキの都合上、タクミくんも私も動きは鈍いですが……そろそろ、向こうも本領発揮してくる頃です。
"ギアスモンスター"さえ飛んでこなければ……押し切れるとは思いますが、はてさて。
拍手喝采、皆々様!これより始めるのは我らが旅団の楽しいパレード!
奇跡の歌姫の歌声に酔いしれ、荒々しい武者による剣舞に興奮し、詐術の天狗の語りを楽しまれよ
私ですか?私が出来るのは…………種も仕掛けもない、物体消失マジックですかね。
え?ただ食べてるだけじゃないかって?
……その通りですねぇ!!
──フレーバーテキスト、【
ーーーーー