TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
「良いのを喰らってるな、ジュン蔵の奴」
「痛そうねぇ……状況も良いとは言えないみたいだし」
眉を
……誘黒神の侵食は大抵の者には効果がある。効かないのは不感症の奴か、そもそも体内に血の無い存在だろう。
「【レヴィアタン】って子の効果で、彼は赤のモンスターをコントロールしない限り、アタックフェイズが行えない。下手なモンスターを置けば、【
「まあ、すり潰されるだろうな。ジュン蔵には元から荷が重すぎた」
「おいゴラァ!!アタシの仲間への悪口聞こえてるぞ、この青色天パぁ!!!」
「れっきとした事実だ!後、天パは俺には悪口にはならん……事実だからな!!」
生き急いでる女がこっちに向かって来ようとするのを、デカブツが襟元を掴んで止めている。
「腹立つなぁ本当に!!一発殴らせるか、アタシと"ギアスファイト"をしろ!!!」
「ハッ!どっちも嫌だな!!お前は黒虫の獲物だ、奴を怒らせるのはごめんこうむるからな!!」
「クソ……だったら、
威勢の良い言葉を放ちながら、こちらに指を指す生き急いでる女……それに答えてやるつもりは無い。
四人がかりとはいえ、黒虫を倒す?笑わせてくれる。
ーーーーー
「私のターン」
何とかターンは得たが……
私と
何とか、私だから耐えれたが
……だが、私のやるべき事が浮いてしまったのでその分のリソースを他に回す余裕が出来たのは事実だ。
ハンデス効果により、奴の手札は今は七枚。
【
……これ以上は、引いてから考えるか。
「ドロー!!」
ジュン 第三ターン
ライフ:6
手札:5 ターンカウンター:5
引いたカードを見た瞬間、甘ったるい声が脳に響く。
──お元気?
よし、捨てよう。
──判断が早いのは良いけれども、少し待ってほしいです。あの子と戦っているのでしょう?
カードのコストにしようと手に掛けた瞬間、慌てたように止めてくるのは今しがた引いたカード──【
……私のデッキに唯一入っているコスト:8のモンスターはコイツだけだ。
だから不本意ながら、コイツをデッキに入れたままだった。だが、既に【
──あの子を助けたい、その気持ちは私も同じよ
眉が跳ねる。
前の時は、コイツはアレを殺す気だった筈だが……どういうつもりだ?
──あの器はあの子には相応しくないから、壊してもっと相応しいモノに入れたかったのです
──話が進まないから、ちょっとそこはスルーして担い手ちゃん
──コホン……でも、今のあの子は【
だから、手を貸すと?
都合がいいな、随分と。
──最初のお前のプランだと、私を使い回すつもりだったのでしょう?都合がいいのはどちらですか
痛い所を突かれた、が……だとしてもコイツを信用するにはまだ足らない。
──強情ね、暗く硬い意志……
…………
──
そこまで言うか……【
お前の言う"あの子"には【
──【
取り込まれた……?
だが、それならばカードの奴が"ナイアルラト"を名乗っているのは何故だ?自分本来の名を名乗ればいいだろう?
──あの子に名前はありませんよ。付けられる存在がいませんから
──話がズレてきましたね。担い手ちゃん、私の力を借りて【
奴を完全に信用することは……やはり出来ない。
だが、喰われるのは……論外だ。
「【タイムカプセル】の効果で、ゲームから取り除かれていた【黄魔華時】を手札に加える!手札のアーティファクト【
勢い良く捨てるのは【
今のターンカウンターでは、手札から出す事は出来ない。だが、墓地からならば話は別だ。
「【ランスロット
黄・黒 コスト:3 黒曜
A:3 B:3
墓地にこのモンスター名を除く【ベディヴィア】モンスターがいる時にのみサモン出来る。
このモンスターが場に存在する限り、自分が手札を破棄する時に相手プレイヤーも同じ枚数だけ手札を破棄しなければならない。
このモンスターはデッキに四枚以上入れることが出来る。
地面から生える黒い結晶の塊……その中から、黒いモヤを
左手に短槍を、
「さらにアーティファクト【
『またぼくのてふだをー!!そいつやー!!』
「ガリガリ削らせてもらおうか!!スペルカード【
黒い結晶の塊に閉じ込められる【モルドレッド
その影とも言えるモンスターを手札に加えられたが……出すには、間にあわないだろうな。
「破棄された【モルドレッド
『それもやー!!【
一番ネックだった無効効果を切らせた、ここだ!!
「スペルカード【聖杯の奇跡:人命復活】を発動!!甦れ──【
『うそぉ!!?』
場に現れた黄金の
そして、その
コウモリの翼、
それらを兼ね備えた、女体を模した存在が
威厳を出す時は普通だと聞き取り不可な声で話し、お気に入り相手には普通に話すガタノソアちゃん