TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
懺悔させて下さい、プランが二つありまして……どちらが基青神自体の効果と合うかなぁで悩んでいたのです
「先行は私です!【
ユギト 第一ターン
ライフ:10
手札:6 ターンカウンター:2
手札は……かつてなく良いです。
向こうの
私の半分の数で良いですし……
となると、アヴァロニア氏の時のように手札からではない場所からの展開で早期に彼自身が出て来るのが見えてきます。
……ならば、こちらも早期に勝負を決めに掛かりましょう。
「アーティファクト【
二枚貝のような外見の劇場が建造され、そこから黒い蛇を模した外見の荷馬車の
「俺のターンだ!カウンターブースト!」
ストーリーテラー 第一ターン
ライフ:10
手札:5 ターンカウンター:2
「ターン開始時に【
「次の俺のターンにはあのクソデカ砲台がお出ましか……そう急くな、
青 コスト:1 時・アーティファクト
相手のターンカウンターが自分以上の場合、相手はカウンターブーストを行えない。
一ターンに一度、発動出来る。自分はデッキからカードを一枚引く。
地響きと共に、地面からそびえ立つのは古めかしい
その短針は三時を示しており、心
「コイツが存在する限り、お前はターンカウンターが俺以上の数字の時はカウンターブーストを行えない!さらに、コイツの効果で俺は一ターンに一度カードを引ける、早速使わせてもらうぞ」
「どうぞ……後攻なら、どうやっても置き得のカードですね」
コストも低いですし、起きドロソとして貼るだけでも仕事しますね……
「ククク……良いカードを引けたな。【焦燥の白兎】を捨てて、効果発動!」
青 コスト:1 時・物語・獣
A:1 B:1
手札からこのモンスターを捨てて効果を発動する。デッキから種族:物語のカードを一枚選び、デッキの一番上に置く。
ネクタイを締め、赤と黒のチェック柄がアクセントの古めかしい衣装を着ている白い兎が二本足で立った状態で現れます。
懐から大きな銀色の懐中時計を取り出して確認すると、何かしらの用事でも思い出したのかアタフタしながらどこかへと走り去っていきます。
「コイツの効果で、俺はデッキから物語カードをデッキの一番上に仕込める!俺が置くのは【泡沫の人魚姫】だ!さらに、アーティファクト【物語の奴隷】を発動!!」
青 コスト:2 時・物語・アーティファクト・神器
一ターンに一度、発動出来る。自分のデッキの上から五枚を確認し、その中から種族:物語のカードを一枚選び、破棄する。その後、残りのカードはデッキに戻し、シャッフルする。
このアーティファクトは【
基青神の手元に現れるのは一冊の本と羽根ペン。そのページを開いた彼が、声高らかに効果の使用を宣言します。
「一ターンに一度、俺のデッキの上から五枚を確認してその中から、物語カードを一枚破棄する!さっき仕込んだ【泡沫の人魚姫】を破棄し、効果発動!」
青・赤 コスト:4 物語
A:1 B:4
このモンスターはデッキから破棄された時、場に出す事が出来る。
このモンスターの効果によって現れた【泡沫の人魚姫】が存在する限り、相手はコスト:4以上のモンスターで攻撃することが出来ない。
本からページを一枚破り、そのまま場へと飛ばす基青神。
ページは光を放ち、そこから泳ぐような動きで場に出てくるのは美しい人魚の女性ですが……身体の所々が泡となって欠けているように見えます。
「コイツ自身の効果で場に出たコイツがいる限り、お前はコスト:4以上のモンスターで攻撃は出来ない……お前のデッキ、コストが高めだろう?これは効くよなぁ?」
「ええ、ぶっ刺さりますね……まあ、効果でその方を排除すれば良いだけですけどね」
「ふん、可愛げのないやつめ。俺の場にモンスターが出たから、【
「では、私のターンですね……さて」
彼のデッキはデッキのモンスターを破棄して、そのモンスターを出す……という感じでしょうか?
その上で、遅延系のロックを掛けてくるタイプと……やらしいですね。
……一応、発動する瞬間には墓地にいるので扱いは墓地から発動という形になります。なので【サタン】の墓地のカード効果を使えないが刺さります。
しかし、彼女を呼ぶにはターンカウンターが足りませんね……今は、盤面を整えましょうか。
「【
ユギト 第二ターン
ライフ:10
手札:5 ターンカウンター:3
「ターン開始時に【
……【
さて……気を取り直して、当一座の歌姫に出て来てもらいましょうか。というかもう、それぐらいしか出来ません。
「コストを2減らして【
「来たな、使い回しの
【
……まあ、彼女の使い回し効果はすごく便利なので何も言えません。
「これでターン終了です」
「随分大人しいなぁ、黒虫!」
「どこかの意地悪なお兄さんが行動を邪魔していますのでね……タンスの角で足の小指打ったら良いのですよ!」
「残念だが、その意地悪なお兄さんに小指は無いな!!」
「知ってますよ!!この短足!!」
「足も無いなぁ!!」
勝ち誇ったように笑う基青神に、私はぐうの音も出ません…………私の悪口のボキャブラリーが少な過ぎます。
チクタクチクタク、急げや急げ!
チクタクチクタク、締切は待ってくれないぞ!
──フレーバーテキスト【焦燥の白兎】より抜粋