TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話   作:木津 吉木

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五年の間に、環境が高速化しました


【ワンターンスリーキル】

記者会見を終え、一人で足早に控え室へと戻ろうとした矢先……三つの人影が、私の行く手を遮ります。

 

 

「どちら様です……?私、急いでいるのですよ」

 

「"エボニーマスクス"のリーダー、ミスターユギト……単刀直入に言うが、私たちをチームに入れてほしい」

 

 

入れてほしいと言いますが、その言葉の裏には……『私たちを入れろ』という圧をひしひしと感じます。

揃いの服の胸元には煌びやかな勲章が飾られており、見るからに米国人であることが分かることから彼らの出自は……

 

 

「私たちのような、ならず者のチームに天下のアメリカ軍のサモナー部隊の方が参加希望とは……そういうご命令です?」

 

 

眉が一瞬だけ跳ねましたが、反応はそれだけですね。感情を抑えた鉄面皮のままに、リーダー格であろう男性が話を続けます。

 

 

「この大会は基本的には五人一チームだが、控えとして三人まで追加登録が出来る。キミ達五人の控えという形でも構わない……私たちを入れてくれ」

 

「お断りします」

 

「っ……理由を、聞かせてくれ」

 

「大きく分けて、二つの理由が有ります。一つは、私たちのチームは私たち五人だけしかメンバーを認めません。貴方たち(・・・・)のような(・・・・)他所から(・・・・)命令を受けた(・・・・・・)人間を懐に(・・・・・)入れたく(・・・・)ないですね(・・・・)

 

 

十中八九……国のメンツでしょうね。

アメリカ代表なのに、米国人が一人もいません。しかも、指名手配されてる連中が正規の手段で代表になったのですから……面目(めんもく)丸潰(まるつぶ)れですね。

 

 

「…………」

 

「そして、もう一つの理由……コレが、一番の理由です」

 

 

口元に手を当て、クスリと小さく笑ってみせ……目の前の三人に視線を向けます。

 

 

「だって、貴方たち弱そうですもん」

 

「っ!!……そこまで言うならば、我々の実力を見てもらおう」

 

 

(あお)るタイプの悪役RP(ロールプレイ)をしてみましたが、激発(げきはつ)してきませんでした。

流石はプロの軍人という所でしょうね……あくまで理性的に、"ギアスディスク"を構えてくる彼に少しだけ心象が良くなります。ほんの少しだけですが。

 

 

「ええ、構いませんよ……面倒ですし、三人纏めてかかってきて下さい」

 

「…………後悔させてやる。各員、戦闘準備!!」

 

 

右手を上げ、その言葉を合図に残りの二人が左右に分かれて"ギアスディスク"を起動させます。

……ネームド級の人たちなら兎も角、名も無きモブである彼らが束になったとしても負ける理由が有りません。

 

 

「バトルロイヤルルールで行きましょう……"ギアスファイト"開始前に、約定(クレスト)カードの【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】を使用します」

 

 

「「「「"ギアスファイト"レディセット!!」」」」

 

 

ユギト 【亡き神に捧げる双奏】

VS

米国軍人A 【ストームソルジャー】

米国軍人B 【ストームソルジャー】

米国軍人C 【ストームソルジャー】

 

 

私の背後には"ギアスモンスター"はおらず、彼らの背後には全く同じ姿のモンスターが存在しています。

自動小銃を構えた……兵士でしょうか?雰囲気的に……白っぽい気がします。

 

 

「「「「スタートアップ!!」」」」

 

 

「私の先行です、【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】の効果でデッキより【汚名雪ぐとき】を手札に加え、カウンターブーストです」

 

 

ユギト 第一ターン

ライフ:10

手札:6 ターンカウンター:2

約定(クレスト):【強壮なる使者(暗黒のファラオ)C(コントラクト)カウンター:0

 

 

手札はまずまず……今日はD(デュアル)R(レゾナンス)メインで行きましょうか。

 

 

「【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】でコストを2減らし、アーティファクト【汚名雪ぐとき】を使います」

 

 

【汚名雪ぐとき】

赤・青・緑・黄・白・黒 コスト:4 アーティファクト・大罪

 

このアーティファクトを発動した時、デッキから邪聖天(デモリエル)モンスターを一体手札に加える。

このアーティファクトが存在する限り、手札と場、墓地の邪聖天(デモリエル)モンスターの効果は無効となる。

 

 

「発動時にデッキから【邪聖天(デモリエル)】モンスターを一体手札に加えます。私が手札に加えるのは【邪聖天の嫉妬(デモリエル・ヴァーチェ)レヴィアタン】さらに【レヴィアタン】を破棄し、スペルカード【虚飾されし罪(デッドリー・ヴァニティ)】を発動します」

 

 

虚飾されし罪(デッドリー・ヴァニティ)

黒 コスト:8 スペル・大罪

 

このスペルの発動時に手札のカードを一枚破棄することで、そのカードのコスト分このスペルのコストを減らすことが出来る。

カードを二枚ドローする。

このスペルの発動時に邪聖天(デモリエル)モンスターを破棄したなら、デッキの上から七枚を見て、その中からカードを二枚まで選択することが出来る。選択したカードの内、一枚を手札に加えて選ばれなかったカードを破棄する。

 

 

地の底から伸びる青白い手に【レヴィアタン】のカードを差し出せば、代わりに二枚のカードが手渡されます。

 

 

「このスペルのコストは手札から破棄したカードのコスト分下がります。コスト:8の【レヴィアタン】を破棄しましたので、コストは0です。その効果でカードを二枚引き……【邪聖天(デモリエル)】モンスターである【レヴィアタン】を破棄したので、追加効果も発動します。デッキの上から七枚を確認します」

 

 

目の前に展開される七枚のカード……ふむ、これなら次のターンで三人とも倒せそうですね。

 

 

「【贖いの宿怨】と【狂える神(ショーマスト)()仮面舞踏会(ゴーオン)】を選択します。【贖いの宿怨】を手札に加え【狂える神(ショーマスト)()仮面舞踏会(ゴーオン)】を破棄します。【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】の効果でコストを2減らして【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()歌姫(ディーヴァ)Miss.Z(ザドキエル)】をサモン。その効果でゲーム外より【亡き神への葬送】を手札に加えてターン終了です」

 

「それだけ動いて手札が減るどころか一枚増えているとは……流石と言っておこうか」

 

「これはほんの序の口ですよ。そちらも、どうぞ好きに動いちゃって下さい」

 

「……私のターン、ドロー!!」

 

 

軍人A 第一ターン

ライフ:10

手札:6 ターンカウンター:1

 

 

「【ライオット・ソルジャー】をサモン!」

 

 

【ライオット・ソルジャー】

白・青 コスト:1 兵士

A:1 B:1

 

このモンスターのA(アタック)B(バイタル)は自身を除く場のソルジャーモンスターの数×1上昇する。

 

 

ピカピカに磨き上げられた銀色の近未来的なアーマーを装着した兵士が、同じく近未来的的なサーベルを構えます。

 

 

「【ライオット・ソルジャー】のステータスはこのモンスター以外の場の【ソルジャー】モンスターの数だけ上昇する!さらに、スペルカード【緊急徴兵(ソルジャー・ドラフト)】を発動!!」

 

 

緊急徴兵(ソルジャー・ドラフト)

白・青 コスト:1 スペル・兵士

 

自分の場のソルジャーモンスターが一体以下の時に発動出来る。デッキからソルジャーモンスターを一体選び、場に出す。

 

 

ラッパの音が響き、軍靴(ぐんか)の踵が鳴らす硬質な音と共に【ライオット・ソルジャー】によく似た姿の兵士が現れ、片膝だけを地面に付けた体勢でこちらに近未来的な長銃を向けてきます。

 

 

「その効果により、デッキより【スナイピング・ソルジャー】を場に出す!」

 

 

【スナイピング・ソルジャー】

白・青 コスト:2 兵士

A:1 B:1

 

一ターンに一度、発動できる。場のソルジャーモンスターの数×1のダメージを相手に与える。

 

 

「【スナイピング・ソルジャー】の効果発動!場の【ソルジャー】の数×1のダメージを相手に与える!!」

 

 

長銃から放たれるのは白い光線。私の胴体を撃ち抜いたソレによる痛みはありませんが、軽い衝撃によってたたらを踏んでしまいます。

 

 

ユギト ライフ:10→8

 

 

「……なるほど、貴方がた三人同じデッキですね?【スナイピング・ソルジャー】による効果ダメージならバトルロイヤルルールであろうとも、相手に先手でダメージを与えられますし……場の数を参照してダメージを与えることから、相性は抜群」

 

「これが、我らの本気だ。次のそちらのターンが来る前にケリをつけさせてもらう。これでターン終了だ」

 

 

そこから、二人目も全く同じ動きをして来て私のライフを削っていきます。

 

 

ユギト ライフ:8→4

 

 

理には適っています。軍所属のサモナー部隊ですから、相手は大抵は闇のサモナーか他国のサモナー部隊です。

相手に何もさせずに確実にダメージを与えて倒す……間違ってはいませんが

 

 

つまらない(・・・・・)

 

「っ……【スナイピング・ソルジャー】の効果発動!!場のソルジャーモンスターの数は6!六点ダメージで終わりだ!!」

 

 

私の元に迫る光線を断ち切ったのは、一本のハルバードです。

 

 

「手札から【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()守護者(ガード)Mr.B(ベリアル)】を破棄し、効果発動。ゲーム外より【亡き神との送葬】を手札に加え、このターン私の場のモンスターと私自身はダメージを受けず、相手のカード効果を受け付けません」

 

「防御札か……だが、問題はない!!こちらの【ライオット・ソルジャー】たちのA(アタック)B(バイタル)は7!!どんなモンスターが来ようとも、蹴散らしてやる!ターン終了だ!!」

 

「では、私のターン……【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】の効果により、デッキから【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()団長(イブニング)Mr.UNKNOWN(正体不明)】を手札に加え……カウンターブーストです」

 

 

ユギト 第二ターン

ライフ:4

手札:8 ターンカウンター:4

約定(クレスト):【強壮なる使者(暗黒のファラオ)C(コントラクト)カウンター:0

 

 

「スペルカード【贖いの宿怨】を発動」

 

 

【贖いの宿怨】

黒 コスト:2 スペル・犠牲

 

手札を一枚破棄し、墓地からそのコスト以下のカードを一枚手札に加える。

墓地のこのスペルを山札の下に戻し、ゲーム外から取り除かれているカードを一枚、墓地に破棄する。

 

 

「手札の【Mr.UNKNOWN(正体不明)】を破棄し、そのコスト未満のカードである【狂える神(ショーマスト)()仮面舞踏会(ゴーオン)】を手札に加えます。そして、そのまま発動!」

 

 

狂える神(ショーマスト)()仮面舞踏会(ゴーオン)

黒 コスト:4 スペル・無貌

 

D(デュアル)R(レゾナンス):黒のモンスター×2を行い、場に出たレゾナンスのコストの数字だけ自分のデッキの上のカードをゲームから取り除く。

 

 

辺りが暗くなり、私の周りに無数の仮面が舞います。

その内の一枚──灰色の仮面を手に取ります。

 

 

「黒のモンスターを二体使ったD(デュアル)R(レゾナンス)を行います。私は【レヴィアタン】と【Mr.UNKNOWN(正体不明)】を選択します!」

 

 

私によく似た容姿の【Mr.UNKNOWN(正体不明)】が仮面を捨て去り、その下の窮極(きゅうきょく)の門を晒します。

 

 

今宵(こよい)星揃う時、仮初(かりそめ)を取り払うは痴れ者の使者……虚無の彼方、異界の果て……窮極(きゅうきょく)の門の向こう側から来たれ」

 

 

赤黒い粘液にまみれた宇宙色とでも言うべき触手の下半身、ソレが身をくねらせる度に生理的嫌悪感を呼ぶ悪臭が辺りに蒔かれます。

 

 

「【幽黒神(ヨグ=ソトース)】!!」

 

「光栄だな……我々にもう一柱の黒の神を出すとは」

 

「このターンで終わらせる為ですよ。コスト:10【幽黒神(ヨグ=ソトース)】が場に出ましたので【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】にC(コントラクト)カウンターを一つ乗せます。さらに 【狂える神(ショーマスト)()仮面舞踏会(ゴーオン)】の効果で出たレゾナンス【幽黒神(ヨグ=ソトース)】のコスト分だけ、デッキの上のカードをゲームから取り除きます」

 

 

落ちは……良いですね。これならスムーズに終わらせられます。

 

 

「【贖いの宿怨】のもう一つの効果発動です。このスペルをゲームから取り除き、代わりにゲーム外に取り除かれている【Mr.UNKNOWN(正体不明)】を墓地に戻します。【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】でコストを2減らしてスペルカード【亡き神への葬送】を発動。【Mr.UNKNOWN(正体不明)】を効果を無効にして場に出します……そちらも墓地からコストの合計が六以下になるようにモンスターを出しても良いですよ」

 

「……こちらの墓地にモンスターはいない。並べてきてはいるが、こちらのモンスターのステータスを超えているのはその【幽黒神(ヨグ=ソトース)】のみ。それも単体なら防衛で攻撃を防げる」

 

「まあまあ……まだまだ私の展開は終わらないので、大人しく見ていて下さいよ。【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】の効果でコストを2減らし、スペルカード【等価(差し出せ)交換(汝の価値を)】を発動します」

 

 

等価(差し出せ)交換(汝の価値を)

黒 コスト:4 スペル・犠牲

 

自分の場のモンスター一体を破棄する。そのコスト以下のコストの場のカードを全て破棄する。

 

 

Miss.Z(ザドキエル)】が差し出した手の甲へ唇を落としてその手を取れば、はにかんだように笑いながら……彼女が光の粒子に(ほど)けていきます。

 

 

「コスト:4の【Miss.Z(ザドキエル)】を破棄し、そのコスト以下の場のカードを全て破棄します……いくらステータスが強かろうと、コストだけは誤魔化せませんよねぇ?」

 

「くっ……(強い……データと実際に相手にしてみるのとでは全く違うな)」

 

 

Miss.Z(ザドキエル)】であった光の粒子が場の存在全てに降りかかります……私の場のカードたちは影響はありませんが、彼らの場の兵士たちは膝を着き、苦しげな様子でそのまま地に伏せてしまいます。

 

 

「さて、新団員の紹介と行きましょう。【強壮なる使者(暗黒のファラオ)】の効果でコストを2減らし、【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()舞い手(ダンサー)仮称(コードネーム)M(マモン)】をサモンです。」

 

 

 

混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()舞い手(ダンサー)仮称(コードネーム)M(マモン)

黒・緑 コスト:6 無貌・大罪

A:2 B:2

 

このモンスターが場に出た時、以下の効果から一つを選び発動する。手札を二枚破棄することで、全ての効果を発動することが出来る。

D(デュアル)R(レゾナンス):混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)モンスター×2を行う

・ゲーム外から取り除かれているカードを一枚選び、墓地に破棄する。

・自分の場のレゾナンスを一枚選ぶ。そのレゾナンスがモンスターならこのターン二回攻撃が出来、ユニオンならば同じ効果を持ったコピーを場に出して自分の場のモンスターにユナイトし、アーティファクトならこのターン中にその効果が二回発動する。

 

 

鬼を模した仮面を斜めにその真っ白な髪に引っ掛け、藍色の生地に紫陽花の模様が描かれた浴衣を来た少女がスポットライトを浴びます。

 

 

「【仮称(コードネーム)M(マモン)】の効果発動。手札を二枚破棄して、その効果を全て使用します……私の場のレゾナンス【幽黒神(ヨグ=ソトース)】はこのターン、二回攻撃が行えるようになり、ゲーム外から取り除かれているカードを一枚墓地へ破棄します。選択するのは……【レヴィアタン】です。最後に【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)】モンスター二体を使用したD(デュアル)R(レゾナンス)を行います」

 

 

赤い扇子を片手に、日本舞踊にも似た舞を披露する【仮称(コードネーム)M(マモン)】……よく見ればどこかで見たような烏の翼を持つ天狗が、紙吹雪をその舞に合わせて飛ばしています。

 

 

「【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()歌姫(ディーヴァ)Miss.Z(ザドキエル)】と【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)()守護者(ガード)Mr.B(ベリアル)】をゲームから取り除きます」

 

 

スポットライトが新しく照らすのは【混織誘黒旅団(ノーフェイスブリゲード)】が誇る、歌姫とその最も信頼する護衛。

 

 

破天荒(ロックンロール)!今宵は浮世を忘れ歌い踊り、世界を回せ!!【未完成の三重奏(デュアルビート)Z(ザドキエル)B(ベリアル)】!!」

 

 

ちょこんと、スポットライトの端に【仮称(コードネーム)M(マモン)】が体を滑り込ませ【Z(ザドキエル)】と【B(ベリアル)】の横で決めポーズをしていますが……貴女の出番はもう無いのですよね。

 

 

「【Z(ザドキエル)B(ベリアル)】の効果によるD(デュアル)R(レゾナンス)はスキップし、私の場のカードの色の種類×2以下のコストのモンスターを一体手札か墓地から場に出します。【レヴィアタン】を場へ!」

 

 

幽黒神(ヨグ=ソトース)】の二回攻撃に【仮称(コードネーム)M(マモン)】と【Z(ザドキエル)B(ベリアル)】の攻撃を合わせれば、A(アタック)の実数値は10と11、【レヴィアタン】と【Mr.UNKNOWN(正体不明)】の攻撃で10……向こうの合計ライフ:30はこれで削りきれます。

向こうもそれを理解したのでしょう。デッキの上に手をかけて数秒……投了(サレンダー)が行われました。

 

 

「……我々の実力ではキミ達の基準に満たないというのは理解させてもらった」

 

「大会は基本的に一対一ですからね……そちらの専門は複数人が入り乱れる戦いです。餅は餅屋という奴です、アメリカに優勝カップを持って帰ってあげますよ」

 

 

ニコリと微笑み、膝を着いてこちらを見上げる軍人さんの横を通り過ぎます……優勝カップ、別に私は要らないのですよね。

私が一番欲しいのは……楽しい"ギアスファイト(闘争)"の時間ですから。

 

 

 

 




軍人さんたちが四人以上で来ていたら負けていたのは内緒です
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