TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
「俺のターン、カウンターブースト!!」
ライフ:8
手札:4 ターンカウンター:3
アレだけ動いて、向こうの手札消費は実質0。その上で俺の盤面は
「俺は【
火柱が立ちのぼり、龍の咆哮と共に消え失せ……巨大な盾を構えた【ヒモリ】が戦場に立つ。
『うっわぁ……またとんでもないのが相手だね、召喚者くん』
「【ゴウエン】も警戒してたけど……モンスター目線でもヤバイのか?」
『ヤバヤバだね、格だけなら……誘黒神と同じだよ、アイツ』
誘黒神、つまり神クラスの相手。
背筋を冷たい汗が伝う。覇気が無い現状であの回し方をしてたから、強いのは分かっていたけども……予想以上の大物らしい。
でも、だからこそ……
「
『やる気満々だねぇ……いいよ!ヒモリねーちゃんは楽しそうな召喚者くんが大好きだ!バッチリ、守っていくからね!!』
「おう!アタックフェイズ!【ヒモリ】で【残り火の少女】を攻撃!!」
『どりゃー!!あっさーーつ!!!』
巨大な盾を構え、バスケットを構えた少女へと突撃する【ヒモリ】
少女がマッチを投げつけ、それが炎の壁となるも……生まれた時から火に近い護り手の彼女は、ソレに怯まない。
火傷を負いながらも、火の壁を突き抜けて【残り火の少女】に【ヒモリ】のシールドチャージが直撃する。
「【ヒモリ】がバトルした時、俺はカードを一枚引く!さらに墓地の【
赤 コスト:3 人・炎
A:2 B:2
自分の場のモンスターのバトル終了時に、このモンスターが墓地にあるなら発動出来る。そのバトルしたモンスター全てを墓地に破棄し、このモンスターを場に出す。
このモンスターが場を離れる時、代わりにこのモンスターをゲームから取り除くことで墓地から
【ヒモリ】がこちらに手をヒラヒラと振り、その身が炎に包まれる。
その炎が龍の咆哮と共に消え去り、代わりに立っていたのは赤錆色の長髪を
「【ヒモリ】が場を離れたので【ドラゴニック・D】に
『──
風のように早く走る【エンジュ】
その勢いのままに、突き出された
テラ ライフ:10→8
「畳み掛ける!!スペルカード【電光石火】発動!!このターン【エンジュ】は二回攻撃が可能になる!!」
『──
そのまま、腰を
攻撃の実体化はこちらもしていない……してたら、絶対に全身が
テラ ライフ:8→6
「俺はこれでターン終了だ」
『──
言葉通りに満足そうに笑んでこっちの場に帰ってくる【エンジュ】に苦笑しつつ、テラへと視線を向けた。
ボッコボコに殴られた為に、被っているウサギの被り物が少し破けているのが見え……その下の、薄い紫色の瞳と目が合う。
「俺のターン」
ぞわぞわとした、寒気にも似たこの感覚はユギトとのファイトの時にも覚えがある。
「カウンターブースト」
これは、恐怖だ。
テラ 第二ターン
ライフ:6
手札:5 ターンカウンター:4
「
テラの背後に浮かぶ、巨大な銀色の懐中時計。その針が反時計回りに動き始める。
「悲劇を
やがて、無理な動きに耐えられなくなったのか文字盤が砕け……その中から黒いコートを着た、くすんだ青い髪の青年が降り立つ。
「物語を捧げろ【
右手に羽根ペンを、左手に本を
文字化けは変換しますと俺を止めてくれになります