TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
『──決まったァ!!第三戦、
舞台の上で小さくガッツポーズをするタクミくん。相対していたブロンドヘアーの女性──見事な成長期を迎えていたソコロワ嬢が肩を落とし……それでも直ぐに気分を切り替えたようで、タクミくんへと手を差し出します。
「あのスペルでの切り返し、見事であります!でも、小官だって負けっぱなしではいられない……次は勝つであります!!」
「そうはいかないデシ!!次も僕サマが勝つデシ!!」
そうは言いながらも、嬉しそうにソコロワ嬢の手を掴み固く握手をしている二人……青春の一ページですね、あそこだけ妙に爽やかです。
「レイカ嬢が
「……次、リーダーですが……大丈夫、なのですか?」
一人反省会によって、いつもより暗い雰囲気の
昨日のレティシア・ブランとの"ギアスファイト"は散々で……完膚なきまでに叩き潰されたので、だいぶ心にキました。
それでも……折れる訳には行きません。
どうすれば、私のこの不調を治せるかが分かりません……それでも時間は待ってくれませんから、
「
ニコリと、昔のような
私の対戦相手は……青みがかった黒髪の女性です。
「おはつにおめにかかります黒の神……わたしは
「これはこれはご丁寧に……私の名前はユギトです。こちらこそ、よろしくお願いしますね」
青の神の器候補という
『熱狂冷めやらぬ第四戦!!全勝に王手をかけた"エボニーマスクス"はここで誘黒神ユギトが今大会初出陣!!対する崖っぷちの"ライジング・サン"は
「
「たのしませられるかはわかりませんわ。だって、わたしはおてんばさんなので……ぴょんぴょんはねて、あなたのくびをとるかもしれませんの」
口元を手で隠し、上品に小さく笑う
「私の首、取れるものなら取って下さい……
「「"ギアスファイト"レディセット!!!」」
ユギト 【■■■■■■■■■■】
VS
「「スタートアップ!!!」」
「私の先行です、ターン開始時に【
手札に目を落とせば、そこにモンスターは一人もいません。
そして残りの札は手札のモンスターを代償とする物ばかり……酷いですね、いつも以上に。
しかし、泣き言を言ってる場合ではありません……手札にいなくとも、サーチ効果で無理矢理に連れてきます。
「【
ユギト 第一ターン
ライフ:10
手札:6 ターンカウンター:2
「スペルカード【ソウルサクリファイス】を発動します。手札の【
「あら、あっさりですわね」
「初手なんてこんなものですよ、じっくりと勝負を楽しみたいですからね」
「なるほど……ですが、わたしあいてにそんなにゆうちょうにかまえられてよろしくて?」
ぞわりと、背筋を寒気が走る。
「わたしはさいしょから、
ライフ:10
手札:5 ターンカウンター:2
「てふだの【
青・白 コスト:1 宝玉
A:2 B:1
青・白 コスト:1 スペル・宝玉
自分の手札の
破棄したモンスターの名前が記された
ターン終了時に墓地にこのスペルが存在するならば、墓地の
「わたしのてふだの【
彼女の足元から転がった小さな石の塊。それが割れ、中から海よりも濃い青色の宝石で全身を形を作られ、鋭い角を額から生やしたウサギが飛び出してきます。
「ちいさくぶこつなこいしたちも、そのなかにはむげんのかのうせいをひめているもの……さあ、黒の神!わたしたちのちから、おもうぞんぶんあじあわせてあげましてよ!!」
彼女の
その姿が何故か……