TCG販促アニメでどう足掻いても悪役ポジションの私が開き直って悪役RPを満喫するお話 作:木津 吉木
「もーイブぴー置いてかないでよー」
「余にしがみつく事すら出来ん自らの非力さを呪え、レティシア」
「むー」
高台への入り口付近から、のんびりとした……あまり聞きたくない可愛らしい少女の声が聞こえます。
統白神からほんの少しだけ視線をずらせば、足をプルプルと震わせているレティシア・ブランの姿が見えます。
「これはこれは、名高い統白神と
「
統白神が
「先に誘黒神に声を掛けたのは手前です。神は順番を守ることも出来ないのでしょうか?」
「ほう……」
ほんの少しだけ統白神の眉が跳ね……ゆっくりとした足取りで、レティシア・ブランの元へと歩いていきます。
「
「やったね、久々のイブぴ解禁戦だ♪」
「統白神相手ならば
嬉しそうに統白神が懐から出した一枚のカードを手に取り、"ギアスディスク"を起動させるレティシア・ブラン。
対して、何かを呟いてからその誘いを了承する
「ジャパニーズサムライソードだよね?へー、面白ーい!!」
「初見の方は毎回コレに驚きますね……因みに、刀としても扱えます」
これが日本なら銃刀法違反ですね……"ギアスディスク"とはいえ、危険物所持には変わりないので諸外国でもアウトでは?
「じゃ、始めようか……"ギアスファイト"開始前に
白・約定・神
このカードの効果は無効にされず、破棄されない。
"ギアスファイト"開始時に発動する。このカードに
一ターンの間に、連続して同じ種別のカードを使う度にこのカードに乗せられている
このカードに
「【
「(恐怖側の神は
「そうなるねーじゃ、今度こそ……」
「「"ギアスファイト"レディセット!!」」
VS
レティシア・ブラン【星を奏でる五線譜】
「「スタートアップ!!」」
……ところで私、蚊帳の外じゃないです?
ーーーーー
「手前の先行、ドロー」
ライフ:10
手札:6 ターンカウンター:1
「アーティファクト【守護刃の社】を発動」
緑・赤 コスト:1 アーティファクト・兵装・守護
このアーティファクトが場に出た時、デッキからユニオンカードを三枚選び、ランダムに一枚を手札に加える。選ばれなかったカードは破棄し、その後デッキをシャッフルする。
自分のユニオンカードがユナイトされる度に、カードを一枚引く。
発動と同時に、辺りに澄み切った空気が満ちる……そして、戦場に何本もの刀が突き刺さります。
「【守護刃の社】が場に出た時、デッキからユニオンカードを三枚選び、ランダムに一枚を手札に加えます。手前はデッキから【守護刃:花一匁】を三枚選択します。さあ、この三枚から好きなものを選んで下さい」
「それ、どれ選んでも同じだよねー?じゃ、真ん中で」
「はい、その通りですね」
手前が提示した裏向きの三枚から、確定された一枚を手札に加え、残りの二枚が破棄されたと同時に二本の刀が戦場に加わります。
「選ばれなかったユニオンは全て破棄され、デッキをシャッフルします。【守護違使タオヤメ】をサモンします」
緑・赤 コスト:1 守護
A:1 B:1
ユニオンカードがユナイトされたこのモンスターは相手モンスターからダメージを受けない。
「さらに【タオヤメ】に【守護刃:花一匁】をユナイト……ユニオンカードがユナイトされる度に【守護刃の社】の効果で一枚ドローします」
緑・赤 コスト:1 ユニオン・守護
このユニオンは【守護違使】モンスターにユナイト出来る。
このユニオンをユナイトしたモンスターは
・一ターンに二回まで防衛を行える。
白い
その【タオヤメ】が握るのは花弁を散らしたような刃紋の美しい短刀。見た目は完全に美術品、しかし武具としても扱える一級品です。
「これで手前のターンは終了です」
「じゃあ私のターン、カウンターブーストだよー」
レティシア 第一ターン
ライフ:10
手札:5 ターンカウンター:2
「【
楽しげに手札のカード一枚一枚を指差す教皇が、やがて一枚のカードの前で指を止めます。
「よーし!コスト:2扱いでスペルカード【
白 コスト:6 スペル・楽譜
自分のデッキからカードを二枚引く。
さらに、ターンカウンターを4消費することで、このスペルを
濃い青色の音符が複数現れ、それが二枚のカードを運んで教皇の手元へと運ぶ。
「カードを二枚引くよー……この子たちかー、そーれーなーらっと!スペルカード【
白 コスト:2 スペル・楽章
相手の場のモンスターに二点のダメージを振り分ける。
さらに、ターンカウンターを1消費することでこのスペルを
「相手の場のモンスターに二点のダメージを振り分けるよー【タオヤメ】ちゃんバイバーイ♪」
雷が【タオヤメ】を打ち貫き、彼女の全身が炭化して……そのまま消え失せます。
そして、代わりに教皇の場には白い衣を纏ったマネキン人形が現れます。
「さらに、ターンカウンターを消費することでこのスペルを
「スペルを擬似的にモンスターにするカード……統白神を出すことに特化したデッキ、という訳ですか」
「そーゆーことだねー……じゃ、アタックフェイズだよーやっちゃえ【
人形が歌声を響かせると同時に、雷が私へと降り注ぎます……軽い衝撃と痺れが襲いますが、ダメージはそこまででもない。実体化はさせていない……まだ遊びの
「このままターン終了でー」