ミカはセイアへ連絡を強要し、連絡させるが...。
先生からは返信が。
ミカは急いでシャーレへと向かい...。
私はいつものようにあの場所へ足を運び、大きな扉を開ける。
「やぁ、って何をしているんだい?」
そこには部屋の角でうずくまっているミカと、その後ろであたふたしたナギサがいた。
ナギサ「あ、セイアさんこれはですね...」
ミカ「セイアちゃん先生に連絡して?」
ミカは私に圧をかけてくる。
ナギサ「えっと、これはその...ですね。」
ナギサ「そんなことはないと思うのですが、ミカさんがモモトークをブロックされているとおしゃっていて...。なにか事情があるのではないかと言ってみたりしたんですが。それに、私も連絡を頻繁にとるわけではないので真相がわからず...。」
「なるほど...。私もあまりモモトークを使わないから試したって無駄だと思うけどね。」
『先生、少しいいかな?重要なことではないのだが』
と送って様子を見ることにした。
...
......
.........
部屋に静寂が訪れる。
「ほら、帰ってこないだろう?ミカ、君の思い違いなんじゃないのかい?」
私は少しだけ残念に思いながらそうミカに言った。その瞬間。
ピロン
通知が鳴る。
ミカは私から携帯を奪い取りモモトークを見る。
そこには、
先生『あれ?セイアが連絡してくるなんて珍しいね。どうしたの?』
返信が来てしまった。
ミカの方を見てみると...。
ミカ「先生先生先生先生先生先生先生どうしてどうしてどうしてどうしてどうして」
どうやら彼女は壊れてしまったらしい。
彼女は私の携帯をほっぽり出し、部屋を飛び出していった。
『すまない、私のせいで君に迷惑が掛かってしまったね。』
先生『?』
私はいつもの席に座りいつもの様に紅茶を嗜む。でも少しだけ紅茶がいつもより美味しく感じた。
<ミカ視点>
先生先生先生先生先生先生先生...。
「私悪いことしちゃったのかな?やっぱり私は魔女だから?先生に聞かないと...」
そんなことを考えながら私はシャーレへ走る。
気づくと執務室はもう目の前だった。
コンコン
「先生、いる?」
"どうぞ"
私は扉を開ける。
「......。」
"ミカ、どうしたの?もしかして今日は約束があったかな?"
先生はいつもの優しい声で私に話しかけてくれる。
きっとこれも演技なのだろう。
「先生、なんで私のことブロックしたの?ねぇどうして?私が悪い子だから?魔女だから?先生。」
"え?私ミカのことブロックしてないよ?"
"あ、ごめん!何かの手違いでブロックしちゃってたかも...ごめんね...。"
先生はそう言って近づき、私を優しく抱きしめる。
「う、うぅ...」
私は彼の胸で泣いてしまった。
それは沢山涙を流した。
「先生先生先生!」
"ごめんね、ミカに辛い思いをさせてしまったね。それに、ミカは魔女なんかじゃないし、凄く良い子だよ。それにミカは可愛らしくて本物のお姫様だ。"
私は思いついてしまった。
もう携帯で連絡なんて取らなくてもいいんだ。
ずっと一緒にいれば、ブロックなんてされることもないし、心配することだって無くなる。
ドサッ...
私は先生を押し倒した。
"ミ、ミカ?どうしたの?ちょっと避けてほしいかな..."
「先生、これからはずっと一緒だよ?こんなに私を心配させた先生が悪いんだから、責任取ってね?」
"え?それってどういう意..."
私は彼を気絶させて自分の部屋に帰る。
部屋に近づくとナギサがおり、私を止めようと説得してきた。
ナギサ「ミカさん!いくらなんでもやり過ぎです!今すぐ戻してあげましょう!」
「あはっ☆ナギちゃん煩いよ?でも私知ってるんだ、ナギちゃんが最近先生に色んな物あげてるって」
ナギサ「う、それはそうですが!先生にだって仕事が!」
「そんなのナギちゃんがやってればいいじゃんね?私は先生のお姫様だからこれから先生と幸せな日常を築くの」
「じゃ、バイバイ☆」
<先生視点>
"...あれ?ここは...。"
確か、ミカに押し倒されて...。
ミカ「先生?起きた?」
"ミ、ミカここはどこ?それにこれどうなって..."
私は椅子に縛り付けられている。
ミカ「ここはね、私のお部屋、それは先生が逃げないようにする為」
"ミカ、私が悪かった。お願いだから、これ解いてくれないかい?"
ミカ「でも、こうなったのは先生が悪いんだよ?」
"お願いだ!仕事も山積みだし、それになんでもするから!"
ミカ「今なんでもするって言ったよね?じゃあ私とこれから毎日ずっと一緒にいて?お墓も同じところに入ろ?」
重い重すぎる!
確かにミカには悪いと思ってる。だけれど限度があるんじゃないか!?
ここは...一旦承諾して後から説得しよう...。
それしかここから逃げ出す道はない!
"わかったよ...。だから、これを解いてくれないかい?"
ミカ「本当!?じゃあ解いてあげるね。先生痛かった?ごめんね?」
"大丈夫だよ、全部私が悪いからね"
その日、私は何とか無事に乗り切った。
"ミカ、その、動きづらいんだけど..."
ミカ「別にいいじゃんね。私は毎日ずっと一緒にいるんだから、これくらいなんともないじゃんね☆」
私はミカの肩を掴み正面に持ってくる。
"ミカ、大事なことなんだ。"
ミカ「え、先生、そんないきなり...」
"ミカ、私には沢山の仕事がある。それに大切な生徒だって"
ミカ「......。仕事なんてこっちでもできるし、そんなの連邦生徒会とかミレニアムのあの子に任せとけばいいじゃんね」
ミカ「それに、私は先生の大事な生徒に含まれないの?私は何?私みたいな子は嫌い?」
"い、いや、ミカは私の大切なお姫様だよ...。"
ミカ「じゃあいいじゃんね☆」
やばい...。どうすればこの呪縛から逃れられる?
詰みと言っても過言ではないこの状況。
私はどうする?こんなときは...。
ギュッ!
ミカ「わ!」
"ミカ、ごめん。確かに私はミカを不安にさせたし、ミカは私の大切なお姫様だ。でも、そんなミカを支えるには仕事をしないとダメなんだ。それに他の生徒を無視してしまうと大きな不満として多くの生徒がやってくる。そしたらミカとの時間が取れなくなってしまう。だから、許してくれないか?"
ミカ「先生...。私を一生支えてくれるってこと...?」
"う、うんそうだよ。私はミカを(生徒として)これからも支えていくよ。"
ミカ「わーお...じゃあ今から指輪見に行かないとね!あと、ナギちゃんとセイアちゃんに報告しないと!」
あれ?おかしいな...。
私なにか間違ったこと言ったかな?
ミカ「ナギちゃんセイアちゃん、私先生と結婚するんだ!」
"...え!?"
ナギサ「......。」
セイア「えっと...それはどういう冗談だい?あとナギサ、君は紅茶を零し過ぎだ。昨日から一体どうしたかと思えば...」
ミカ「冗談じゃないよ?ね!先生!」
彼女は私の手を強く握ってこちらを見る。
"えっと...。あはは...。"
私は何も言えなかった。
詰んでいるのだ。
肯定すれば全生徒からバッシング、なんなら先生を解雇される可能性だってある。
否定をすればミカは心を壊しかねない。
"ははは...。"
私は笑うことしかできなかった。
ミカ「じゃあ先生!今日は指輪を見て...式もどこで上げよっか?」
流れで私は結婚することになったが、まぁ、生徒一人の命が救われるって考えたら...安いもんさ...結婚の一つくらい...。