出したいなぁ。
シャークギルマン——それはギルマンの中でも極めて稀な変異体であり、高い知能と、それを遥かに凌ぐ凶暴性を併せ持つ。
本来、ギルマンとは知性に乏しい半魚の戦闘種族に過ぎず、その多くはマーマン達に支配され、ただの尖兵として扱われていた。
だが、スカーは違った。
シャークギルマンとして圧倒的なまでの戦闘力で群れを従え、マーマンすらも統率下に置くことを拒んだ。
理性よりも本能、戦術よりも衝動、規律よりも戦いを彼は求め続けた。
マーマン達に出来たのは、ただ彼の求めるままに強者への戦いへと導くことだけ。
そして今、スカーの目の前には大盾を持った鎧の騎士が立ちはだかっていた。
「いいねェ……血の匂いだ。戦場で浴びた血の匂いがプンプンしやがるぜ」
一番強い戦士、どうやら名乗り出るだけの実力はありそうだ。
海中に染み出した血の匂いが、目の前の男が潜った修羅場の数を物語っている。
どこまでも冷静に此方を観察する視線は、歴戦の闘士を予感させた。
「小手調べだ、その盾で受け止められるか試してみなァ!!」
スカーが吠え、褪せ人に向かって高速で泳ぎ接近する。
錨を振り上げると、褪せ人の構える大盾に向けて振り下ろした。
盾と錨、その衝突が海を震わせる。
「……ッ!」
重い、褪せ人をしてそう評すしかない一撃であった。受け止めた盾越しに、褪せ人の腕が僅かに痺れる。
「ククク、オレサマの一撃を受け止めるか! 悪くねェ!!」
冷静に戦力を分析する褪せ人に対して、スカーがその牙を剥き出しにして笑う。
渇いた地に生きる溺れる民にも、それなりの戦士は居るらしい。
「まだまだこれからだ! 簡単に倒れてくれるなよォ!?」
錨を振り上げ叩き付けるスカーに対して、褪せ人は回避を選択する。
錨の一撃を掻い潜るように前へ、スカーの懐へと潜り込む。
褪せ人の背後、デッドマン号の甲板を砕かんばかりの衝撃音が響き渡る。
紙一重で破壊の一撃を躱した褪せ人が、スカーの無防備な胴へと向けて黒鉄の大槌を振るう。
「ぐっ!?」
カウンターとして放たれた一撃に、スカーが呻く。その巨体が僅かに甲板から浮き上がった。
追撃を放とうとした褪せ人に対し、錨を薙ぎ払うようにして振るいその引き剥がす。
「ゲハハハハッ!! いいね、いいねェ!! 気に入ったぜ、テメェ!!」
己の一撃を躱すばかりか、攻撃を返してくるとは。
予想を上回る強敵の予感にスカーの闘志が際限なく燃え上がる。
「ならコイツはどうだ!? 海の中の戦いってのを見せてやるよォ!!」
スカーが叫ぶと甲板を蹴り、海中を泳ぐ。
尾と全身を使い、海中の流れに逆らわずにスカーはまるで水そのもののように身を滑らせる。
巨体からは想像もつかないほどの速さでスカーは褪せ人へと迫った。
「オラァ!!」
巨体が水を裂く。さながら一本の矢の如く飛び出した直線の突進が、すれ違い様に錨を振り下ろす。
その一撃を褪せ人がローリングで躱す。一瞬遅れて、褪せ人の立っていた場所を錨の一撃が抉った。
「おい、あまりおれのデッドマン号を傷つけるな、鮫のエサにするぞ」
「ハッ、オレサマがその鮫よ!!」
迫るギルマン達を撃ち落としていたイヴリールから物言いが入る。
彼女の言いたい事も分からなくはない。このまま目の前のギルマンに暴れられ続ければ、海上へ戻った際に間違いなく支障が出るだろう。
「まだ終わらねぇぞ!!」
一度離れたスカーが再び旋回して褪せ人へと迫る。水を纏い、圧し潰すような一撃を躱すと、既にスカーは褪せ人から距離を置いていた。
スカーが近付き錨を振るい、再び距離を引き剥がされる。
ヒットアンドアウェイ、一撃離脱を繰り返すスカーの攻撃は地上に生きる褪せ人には極めて対応が困難な戦法であった。
「ヒレもねぇ癖に海に来たのが間違いだったなァ!!」
迫るスカーの一撃を再び躱す。このままではジリ貧なのは目に見えていた。
褪せ人が武具を取り出す。構えるのは、海神の矛。
それはつい先程深海の王より加護を与えられた、この世界に由来する武器であった。
「ゲハハッ! 何を見せてくれるつもりだ!?」
武器を持ち替えた褪せ人に、スカーが期待を込めた目で見遣る。
目の前の男が握りしめた武器に、シャークギルマンとしての本能が警鐘を鳴らしていた。
それでも、スカーは突撃する事を止める事はない。戦士としての本能が、ギルマンとしての生存本能を捩じ伏せる。
再びの突進、極限まで昂った闘志によって、その速度と威力はより高まっていた。
「さぁ見せてみろ!! テメェの魂の叫びを!!」
吠えるスカーを見据えながら、褪せ人が海神の矛を構えると、その戦技を発動させた。
矛の穂先が蒼白の光を灯す。褪せ人の周囲の水が唸るように渦を巻き、さながら竜の如く渦潮が巻き起こった。
褪せ人がスカーに向けて矛を突き出すと、その先端より渦潮が放たれた。
水圧がうねり、空間そのものが捻れるような音を立てる。
海神の魔力を受けたそれは巨大な竜巻となり、スカーを包み込むと、突進するその巨体を拘束した。
「何ィ!?」
自身の動きが容易く止められた事に動揺するスカー。しかし、それだけでは終わらない。
放たれた渦潮の中心。褪せ人は矛を構えると、甲板を蹴り真っ直ぐに飛び出した。
水を裂き、渦潮の中を回転しながら褪せ人が突進する。その速度は、先程のスカーの泳ぎと比較しても勝るとも劣らないもの。
「ぐっ、クソッ! 動かねぇ!!」
褪せ人の突進を前に、スカーがもがくも、渦潮に捕らえられた身体にはまるで鋼鉄の枷の如く水が纏わりついていた。
あれほど奔放だった海は、今やスカーを裏切り、敵と化していた。
そして、回転する槍と化した褪せ人がスカーを穿つ。その一撃は、戦場の鮫を貫くのに十分なものだった。
「グアアァァァァ!!」
褪せ人の一撃に、スカーが咆哮を上げる。深い蒼の深海に鮮血が混じる。
褪せ人は油断なくスカーを見つめていた。目の前のギルマンは、まだ沈んではいない。
「やるじゃねぇか……だが、オレサマはまだ倒れちゃいねぇ……!」
戦技の一撃を受け、スカーは深く傷付いてはいた。だが、それでも戦闘不能には至らない。
自身の血の匂いが、より彼を昂らせていた。
「まだだ! まだ殴り合おうぜ!! ここからがもっと——!?」
だが、スカーの興奮はそれ以上続かなかった。
スカーの周囲の水が再び巻き上がり、渦潮と化す。
再びスカーの身体を拘束するそれは、褪せ人の使った戦技と同じものではあったが、しかし褪せ人によるものではない。
「これは……まさか、あのクソ天使の仕業か!?」
自らを拘束し、船から引き剥がさんとする潮の流れに、スカーはその渦潮の主が何者なのかを悟った。
ここにスカーを派遣し、船を襲わせた天界の天使。魚人でもない癖にマーマン達を支配し、一方的に命令を下すいけ好かない存在であった。
「クソ……! 覚えてやがれ!! 次に会う時は、オレサマがお前のエラをひっ剥がしてやるからな!!」
身体の自由が効かず、遠ざかる褪せ人へとスカーが叫ぶ。
未だ尽きぬ闘志をそのままに、スカーは海の底へと消えていった。
「ふん、終わったか。甲板を穴だらけにしやがって、次に会う時はただじゃおかねぇ」
イヴリールが戦いの終わりを察して歩み寄ると、吐き捨てるようにそう言った。
褪せ人はスカーの沈んでいった方をしばらく見つめる。
スカーが沈んだ海は、何事もなかったかのように静寂を取り戻していた。
血の匂いも、怒号も潮に流され消えていく。
デッドマン号は再び進路を取り、静かに、だが確かに地上へ向かっていた。
「クソ天使……! テメェどういうつもりだ!!」
海底に沈められたスカーは、渦潮の拘束から解放されるなり周囲の静止を聞かず真っ直ぐに己を連れ戻した天使の下へと向かった。
褪せ人との戦いで受けた傷は未だ癒えておらず、血が滾れ落ちているがそれすらも目に入っていない。
衛兵のマーマンすら乱暴に押しのけると、その先に居た壮年の男を思わせる風貌の天使を睨みつける。
「答え次第ではただじゃおかねぇ……分かってるんだろうな、ギガエル!!」
ギガエルと呼ばれた天使が静かにスカーへと視線を向ける。
周囲の者達が震え上がる程の怒気を放つスカーを前にして、しかしギガエルが動じる事は無かった。
「何を言うのかと思えば、あのまま戦っていれば死んでいたのはお前だっただろうに」
「テメェ……オレサマを舐めてるのか!?」
静かに、しかし天使特有の無表情に僅かな呆れを滲ませた言葉に、スカーの怒気が膨れ上がる。
錨を握る手がギリギリと音を立て、今にも飛び掛からんとするその姿を見てもなお、ギガエルはまるで気にした素振りもなく言葉を続ける。
「舐めているのはお前だ。王国は……あの男は魔王を殺し、クラールフすら退けたのだ。威力偵察としては十分、あれ以上は無駄死にが出るだけだ」
ギガエルは褪せ人達を侮るつもりはなかった。あのまま続けていれば、なす術もなくスカーは殺されていただろう。
王国の王子に苛烈な海賊の王、そして異界の英雄。
一体どうして、無謀な戦いを続けさせる必要があるというのか。
「……」
そんなギガエルの言葉に、先程まであたり構わず怒気を放っていたスカーは不自然なまでに静かだった。
それはまるで、嵐の前の凪いだ海面を思わせる。
「そうか、よーく分かったぜ……テメェがこのオレサマを舐め腐ってるって事がなァ!!」
ついにスカーの怒りが頂点に達する。爆発した感情が唸りを上げ、まるで物理的な圧力すら伴っているかのようだった。
錨を振り上げ、渾身の力でギガエルへ向けて振り下ろす。
周囲の魚人達が慌てて止めに入ろうとするも、間に合わない。
「ギルマンの希少種といえど所詮は獣、人の言葉も解さんか」
ギガエルを砕かんと放たれたその一撃は、しかしギガエルに当たる直前に静止した。
「テメェ……またッ……!」
「今までは好きにさせていたが、これ以上は目に余る。これからの計画に、その意思は不要だな」
身体を渦潮に絡め取られたスカーに、ギガエルが手をかざす。
青白く輝く魔力がスカーを包み込むと、その精神を侵し始める。
「ぐぁっ……! 何だこれ……!」
「私はギガエル。海の生命を司り、かつてクラールフより生み出されし者。お前の意思を奪う程度、造作もない」
かつてクラールフによって創り出され、その補佐を任されていたギガエルにとって、スカー一人の意思を支配下に置くことなどいとも容易い事であった。
スカーは最後まで抵抗したものの、その意識が完全に支配されるまでにそう時間はかからなかった。
錨を降ろし、嘘のように静かになったスカーを見て、しかし直ぐに興味を失ったようにギガエルは視線を外す。
そんなギガエルへと、近くのマーマンが恐る恐る口を開いた。
「次は何をなさるおつもりですか、ギガエル様」
そんなマーマンの問い掛けに、ギガエルは静かに口を開いた。
「——バハムトの封印を解く」
「なっ!? 正気ですか!?」
ギガエルの答えに問い掛けたマーマンはこれ以上ない狼狽を示した。他の魚人達も同様である。
——神獣バハムト
かつてさる海神によって紡がれた古の兵器。
深き海の底に封じられたその神獣は、その名だけが知れ渡り今もなおこうして海の民達から恐れられている。
「必要なのだ、かの神獣の力が今の私には」
ギガエルが静かに目を閉じる。
今の己では力が足りない。己の目的を果たすならば、相応のリスクを背負ってでも力を手に入れる必要があった。
「——全ては愛しき海の為、敬愛する我が主の為に」
深海が微かに呻いた。
眠れる神獣が、その名を思い出すように。
クラールフから神の楔を手に入れる事に成功し、天界へ乗り込む為の条件は整った。
王国に帰還し、次なる出撃に備えるべく久しく戻っていなかった邸宅へと足を運んだ。
そこに居たのは、不機嫌そうにむくれた魔界総帥と聖女の姿。
「聞いてませんよ、海でバカンスだなんて」
「……遊びに行ったわけではない」
抗議するような視線を向けて開口一番にそう言ってのけた亜神に対して、褪せ人が言葉を返す。
深海に潜り、神の楔を手に入れる。ただそれだけの道中、遊びに行ったつもりはない。
そんな褪せ人の言葉に、しかしアスバールは立ち上がって反論する。
「アブグルントがそれはもう自慢してきましたよ! 泳ぎの練習にかこつけて水着で触れ合って! しかも新しい加護まで! これはもう……浮気ですよね!?」
「アスバール様、落ち着いてください。後浮気ではないです」
興奮したアスバールをイリスが宥める。
魔界総帥としての業務で数日程寝ていない彼女のテンションはどこかおかしくなっていた。
イリス自身褪せ人が海に行っていた事に多少羨ましい部分があったものの、目の前でヒートアップする亜神が居れば冷静になるというもの。
どうにも海に行けなかったのが不服らしい二人に対して、しかし褪せ人に出来ることは少ない。
後の楽しみにしようと考えていたが、仕方がないとばかりに袋を取り出した。
「何ですか、これ?」
興味深げに袋の中を覗き込むイリスに、褪せ人がその中身を教えてやる。
「蟹たまだ」
「……えっと、私は遠慮しておきます」
「……」
この世界には理解者が居ないらしい。ヤハールならうまく調理できないだろうかと考えながら、褪せ人は蟹たまの袋を片付ける。
「……真面目な話をしていいか」
「徹頭徹尾真面目ですよ私は!」
中々譲らないアスバールに、褪せ人はイリスとアスバールに埋め合わせをするという確約を取り付ける事で落ち着かせた。
以前のアブグルントの時と同様、先延ばしである。それでも駄々を捏ねる童女を魔界総帥に立ち戻らせるだけの効果はあった。
「では、気を取り直して真面目な話をしましょうか。何が聞きたいんですか?」
嘘のように落ち着いたアスバールに、余程業務の負担が掛かっていたのだろうと褪せ人は思う。ロタン達にそれとなく言い含めておいた方が良いかも知れない。
そんなことを考えながら、褪せ人はアスバールへと問い掛けた。
「……天界とはどのような場所だ」
「そうですね……物質界と異なるところは数多くありますが、やはり結界の存在でしょうか」
アスバールがかつての記憶を頼りに話し出す。
天界には争いを抑止する結界が張られているのだという。その結界の中に居る者は常に癒しの力を受け続け、反対に傷付けようとする行為に制限がかかる。
そのアスバールの説明に、しかしイリスは僅かな違和感を持った。
「……本当に争いを抑止するのが目的なのでしょうか……かえって戦いを長引かせるだけではありませんか?」
「それは……いえ、考えようによってはそうかも知れません。この結界を天界に齎した者が何者なのかまでは私は知りませんが」
無差別な癒しを振りまき、戦闘を禁じるのではなく弱体に留める。争いの抑止を目的とした結界というには不足であった。
とはいえ、此方にも恩恵はある。戦いようによっては天界の結界は此方の味方になり得るだろう。
天界についての情報は得た。後は王国が遠征の準備を終えるのを待つだけ。
一段落ついたところで、褪せ人の邸宅に繋げられた魔界の門よりロタンが現れる。
「お嬢さま、少しお話が……」
部屋に入り、アスバールの姿を認めると何事かを耳打ちする。
その内容に僅かに眉根を寄せ、続いて褪せ人へと視線を向けた。
「急な話ですが、貴方に依頼があります。受けて貰えますか?」
「構わん」
「ありがとうございます」
褪せ人にとってみれば、遠征までの間の時間を埋める依頼は歓迎すべきものであった。
褪せ人の返答に頷いたアスバールが依頼の内容を話し出す。
「貴方にはとある開拓村へと救援に向かって頂きたいのです」
アスバールの言う開拓村はここよりそれ程離れていない場所にあるらしい。
魔王の覚醒に際して、瘴気に蝕まれた村を再建したのだという。
その開拓村が現在何者かに襲われており、その救援に向かって欲しいというのが今回の内容だった。
「……その村には一体何がある」
褪せ人はアスバールに問い掛ける。
見過ごす訳にはいかないというのは分かる。
しかし、わざわざ辺境の開拓村について魔界の総帥が気にかける理由というのは理解が出来なかった。
「実際、開拓村そのものについては特筆すべきところはありません。急速に開拓が進み、村としての規模はそれなりですが、貴方の言うように魔界総帥が直々に気にかけるものではないでしょう」
「ならば、何故」
褪せ人の言葉を肯定したアスバールに対して、褪せ人は再び問い掛けた。
「その開拓村からの救援要請に、ガオレオンの名があったのです」
「ガオレオンって、あの魔王軍幹部のですか?」
魔王が討たれたのち、忽然と姿を消した獣人の戦士、ガオレオン。
その名がよりにもよって辺境の村から聞こえてきたのだ。
「貴方には村の救援の他、ガオレオンの所在、その真偽を確認するとともに敵対の意思を確認してほしいのです」
「場合によってはガオレオンの討伐も含まれる、ということか」
「そうなります」
人類に対して刃を向けた魔王軍幹部が開拓村に居る。成程確かに魔界総帥が無視する訳にはいかない内容だろう。
褪せ人が立ち上がり、出立の準備を始める。
「あの、私も連れて行って貰えないでしょうか?」
依頼の内容を聞いたイリスが褪せ人へと訴えかける。
折角再建された村が危機に晒されている。そんな話を聞いてただ座して待つわけには居られないのだろう。
「……良いだろう」
「ありがとうございます!」
頭を下げるイリスに、すぐさま出立の準備を始めるように言う。
「頼みましたよ。……魔王を倒してから、あらゆる所で不穏な動きが見え始めています。どうか、お気をつけて」
天界、深海、そしてこの地上。あらゆる所で同時多発的に異変が起きている。アスバールがそう言うのも無理はなかった。
褪せ人が旅装を整えて扉を開け放つ。その隣には決意を固めた桃色の髪の聖女。
褪せ人達は再び不穏な思惑の渦巻く戦場へと歩みを進めるのであった。