お久し振りです、RYUBAです!
パチ男の都合が合わずに中々投稿出来ませんでした
今回は短い?らしいです、それでは!本編へどうぞ!
彼らは自由と正義を掲げ、永久にも感じられるほど長い時間の中で平和を侵すものを討ち果たしてきた聖霧の古塔の守り手───ラスティオス艦隊の深紅に染めた船体を持つ戦闘艦群が、灼熱と絶対零度が隣り合わせに存在する
前ラスティオス艦隊が第二次星間戦争で大打撃を受け、それに追い打ちを掛けるかのようにナチスドイツの核攻撃で壊滅的状況に陥り、対羅艦隊連合の目を逃れるためにダギア艦隊の名で活動していた頃、最高司令長官フリーダム卿が少しの間ではあるが世話になったコミュニティー「ノーネーム」が送ってきた、ある一通の手紙が事の始まりだった。
◇
ラスティオス艦隊旗艦、恒星級航宙戦艦ラスティオスにある僕の執務室に、テレポートレターに入った一通の手紙が届いた。
ここ二百年もの間手紙を貰っていなかったので、誰が送ってきたのだろうと思い封筒の裏を見ると、差出人は二年前に白夜叉に依頼して僕を箱庭の世界に呼び出した張本人――黒ウサギからの物だった。
脳内に不吉な予感が走り急いで内容を確認すると、コミュニティーが危機に瀕しているとのことで、これ以上彼女たちに悲しい思いをさせないと心の中で固く誓い、救援計画書を携えて軍令部へと急いだ。
軍令部には各司令長官達が既に集まっており、僕の姿を確認すると全員が直立不動の敬礼をとった。
「みんな座っていいよ」
そう言うと彼らは一礼して席に着き、統合参謀総長のアヴェルトがPCを起動して僕が作成した救援計画書がスクリーンに映し出される。
「マコト、今度は何だ?また戦争か?」
陸軍卿兼陸軍最高司令長官のゲオルグ・ハンツが不満げな表情でこちらを見てきた。
「今回は閣下の数少ない友人からの救援依頼ですね。依頼主はコミュニティ”ノーネーム”」
「名無し...か。なんで受けたんだ?」
アヴェルトが回答するがハンツは納得していないようで、僕に問いかけてきた。
今のハンツだと確実に拒否するな。ここは煽って計画に引きずりこむか。
「か弱い女の子に『助けて!』って可愛くお願いされたら断れないじゃないですか」
「な!?テメェ!俺が知らないうちにおn」
「そういうことでしたら仕方ありませんね。そうですよね皆さん?」
深紅のトレンチコートを身に纏ったアヴェルトが計画書を見て優しく
「アヴェルト!お前何を言って──」
「いいよ」
「俺たち空軍はどこまでもマコトに付いていくぜ!!」
「海兵隊も同じだ!」
「武装親衛隊は閣下の意思を尊重します」
ハンツの声を遮るようにしてウィーク、レギス、ジークフリート、フランクの順番で救援計画を承諾する。
「お前ら、ワザとやってるだろ...」
「「「「当たり前だ変態天使」」」」
各司令長官はハンツの言葉に当然のような反応を示す。
先程の発言に怒り心頭のハンツは顔面を真っ赤に染め、首筋に血管を浮き上がらせていた。
「このリア充どもめぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ハンツの怒声が作戦司令部に木霊し、船体を揺らした。
そのあと救援計画はハンツを除くラスティオス艦隊の全隊員に承認され、情報収集のためにフランクの特殊偵察部隊が精鋭航空戦闘団『リヒト』所属の重巡管制機と共に先行調査に向かい、上空に脅威が無い事が確認されたため、全艦隊総出で黒ウサギたちを支援することが決まった。
◇
軍令部から急いで執務室に戻ると居候の魔理沙とフランがソファーで爆睡していた。
「はぁ...風邪をひくよって何回も言っているのに...」
本当に困ったのものだ。フランなんかが吸血鬼かぜにかかったら治すのが非常に面倒なのに...。
とりあえず二人を僕のベットに寝かせ、本棚の隠しボタンを押して武器庫の入り口を出現させて中に入る。
箱庭には強大な神格者が存在していると、ちょっと前に黒ウサギに言われたので、僕の専用兵装で最強の武器をありったけ持っていく。
設計局で最近開発されたフローレンの後継銃───【RFH-04 ハンヴィレイ】に、給弾機構を改良して使用弾を新型に変更したRFH-02C【フローレン改】を腰に、【RFN-14C ウルフガング】マシンピストルを太腿に、最新鋭自動小銃の専用カスタム【RFA-18SC】と専用狙撃銃【RFS-2100】、軽機関銃【RFML-46】を背に装備。他にも
「さあ行くか」
そう言って、執務室から生身の状態で飛行甲板に上がって艦橋を垂直に駆けあがり、第一艦橋の上に立って艦隊の前方に次元転移門を出現させる。
「ウィーク、準備できたよ」
トレンチコートの襟に搭載された小型無線でウィークに合図を送ると───
『了解!全艦隊、
天を震わすようなウィークの号令と同時にすべての戦闘艦艇が全速力で門の中に突入していくのが艦橋から確認できた。
「黒ウサギ、今、行くよ...!」
白銀に輝く大天使の機甲鎧を纏って聖大天騎士となった祖龍は光の中へと吸い込まれた。
その姿は神々しい光を放ち、始焉と終焉の名で全次元に恐怖を刻み付け、殺戮で心を狂気に支配されていた頃を感じさせない姿だった。
宇宙から紅色の艦隊の姿が消えると星の海は穏やかな宙域へと戻る。今までとは違い、恒星の暖かな光に全てが包まれていた。
境界門を抜けると、二年前に見たときと表情を全く変えない箱庭の世界が広がっている。
搭載されている無線機が震え、兜内のディスプレイを確認するとフランクからだった。
『こちら特殊偵察部隊隊長、第一艦隊旗艦ラスティオスを天幕より確認。既に合流地点を確保、本隊は降下されたし』
「了解。我、これより箱庭に降下する。貴官らは本隊と合流せよ』
『了解。通信終了アウト』
通信終了後、電磁波の影響で無線機が故障すると困るので無線を切り、可動域の点検をしてスラスターにプラズマを供給する。
「...さて、行きますか」
背部のヴァウトスラスターを点火し、箱庭の空へと降下。六枚の肩部バインダーが大気の壁を切り裂き、凄まじい轟音と衝撃波が周囲の空間を震わす。
高度4,000mで姿勢を変更し、全スラスターを最大出力で噴射して減速を開始。1,2分で地上が視認できるほどに高度が落ちる。
このままでは地面に激突してしまうので、重力磁場浮遊装置を起動して急激に減速し、地上から20mの位置で静止する。
40メートルを超える巨躯を持つフェルシオンが降下したときの風圧で砂塵が舞い、木の葉が湖に散る。
「ん?あれは...」
トステリカ透過装甲製のメインディスプレイに表示されたレーダに、黒ウサギが映し出された。
「...黒ウサギだな、あれ」
西洋甲冑の兜を模したメインカメラをそちらに向けると、草むらにひょこりと出たウサ耳がピクリと左右に揺れた。
『...それで隠れているつもりかい?黒ウサギ』
「その声は、雪さんですか!?」
機械仕掛けの巨人の正体が僕であることに気づくと、黒ウサギは瞳を輝かせて機体の正面へと姿を現す。
機械音で声を判別できた黒ウサギの聴覚に感嘆しながらも、僕はコックピットから箱庭の大地に降り立つ。
「久しぶりだね黒ウサギ。この姿を見るのは初めてだったかな?」
「ゆ、雪さん...殿方だったのですか...?」
「そうだけど、何か問題?」
今まで女性だと思っていた黒ウサギは驚愕し、一歩後ずさる。
「あの時は白夜叉に無理やり女装させられてたからね。分からなくてもしょうがない」
「あ、その、申し訳ありません!あまりにもお綺麗だったのでつい...」
黒ウサギはあの時の言動を恥じているようで、自慢のウサ耳をしぼませる。
「そんなこと小さい事なんて気にしない。それより黒ウサギ」
「は、はい」
「あの時の約束通り、助けに来たよ。今度は、仲間を連れて」
空のほうを指さすと、視線の先には上空にいるラスティオス艦隊の戦艦群が陽光に照らされて紅色の光を放っていた。
「雪さぁぁぁん!!」
「はい!?」
頬を涙で濡らした黒ウサギが僕に抱きつき、胸の中に顔を埋めた。
突然の出来事で一瞬頭の中が真っ白になったが、黒ウサギが「ありがとうございます」と、繰り返し言っている様子を見て、優しく微笑む。
「まったく、世話が焼ける子ウサギさんですね」
華奢な体を優しく抱きしめ、紺色の髪を撫でると甘酸っぱい香りがした。
(こんな感じで
【
特攻時に被爆した影響で失明していた左目の視界が鮮明になっていくのを感じて、今まで力の暴走を防いでいた聖霧の眼帯を外してゆっくりと
どうでしたか?
フリーダム卿がノーネームに帰ってきたようですね
ではでは、パチ男の伝言に移ります!
どうも皆様お久しぶりです。シュライベンです。
レポートや家の仕事の手伝いなど忙しい日々を送りながら、少しずつ執筆しています。
さて、今回の問題児はどうでしたか?
二年間の間に
ちなみに、十六夜たちは次回出てくるので安心してください。
フリーダム卿「白夜叉のミスでアスールシエロⅡの濃密な対空弾幕の中に放り出されるけど」
白夜叉「私は失敗などしておらん!」
フリーダム卿「どうだか…」
あと、番外編は白狼戦記のネタバレになってしまうので白狼戦記の中でやることにしました。ごめんなさい。
では、また。