パチ男から小説が届いたので投稿します!
パチ男より、待たせたな。との事です
では、本編へどうぞ!
フリーダム卿side
サウザントアイズを後にした僕たちは現在、ノーネームの本拠へと向かっていた。
あまり人影が少ない道だったので、読心術やソナー、熱源探知機で、周りを警戒しながら歩いている。
黒ウサギの話だと、この世界にもモンスターや幻獣が生息しているが、箱庭には強力なモンスターなどはほとんど入ってこないそうだが、油断は禁物。
一瞬でも隙を作れば、それが命取りになるのだと、大東亜戦争(WW2)の時に旧日本軍の近衛師団の一師団長だった祖父に教わった教訓の一つだ。
祖父は戦争についてはあまり話してくれなかったが、雲霧家の昔の話や、雲霧家に代々伝わる雲霧流などをはじめとする戦闘技術を教えたのは祖父であった。
普段は妹弟のことをしつけたり、稽古のときは、厳しくも優しく教えてくれた。僕はそんな祖父が大好きだった。
家族がいる世界は時間軸が違うので、あちらの方はまだ二年しか経っていないはずだ。また祖父に会えると思う。
昔のことを思い出すのもたまにはいいのかな。
そういえば、黒ウサギのコミュニティが現在どういう状況に置かれているのかは白夜叉からだいたいは聞いているが、詳しくは知らない。
今後の計画を立てる上で、どれくらいの戦力があるのか、どういう人材がが足りないのか、司令官をやってるせいなのか知らないが、聞きたくなってしまった。
まあ、聞くだけ聞いてみましょうか。
黒ウサギside
白夜叉様を倒す程の力があれば、コミュニティの再興もできるはず。
ですが雪さんに、私たちのコミュニティへ入ってもらうには、コミュニティがどういう状況なのか話さなければいけない。
いまのコミュニティの現状をどう説明しても他のコミュニティへ行ってしまう可能性が高いですし……コミュニティに入っていただいてから話すという手もありますが。
雪さんにコミュニティに入ってもらうには、どうすれば……
「そういえば黒ウサギ。一つ質問してもいいかな?」
「ええ、なんでも質問してください」
「黒ウサギたちは、どうして私を呼び出す必要があったのですか?」
「そ、それは……」
「言わないの?私はまだ他のコミュニティを選ぶ権利があると判断できるのですけど」
今のコミュニティの状態を話すのはリスクが大きい… せめて加入承諾を取ってからならよかったのに…
「それは… 雪さんにオモシロオカシク過ごしていただくために…」
「本当は別の理由がある、だから呼んだ。そうでしょう」
「やだなぁ、雪さん。そんなわけがないじゃないですか」
「とぼけないでほしいな」
「ど、どういうことですか!?」
「僕が箱庭にくるきっかけになった手紙には、少しの間そなたの力で、散る寸前のコミュニティを救ってくれって書いてあったし、白夜叉から内部のことも聞いているんだよ。それでも話してくれないのかな?」
雪さんの顔には、サウザントアイズでの白夜叉様との決闘の時よりも、真剣さが増していた。
「話せば協力していただけますか?」
「はっきりとは言えませんけど」
これは、賭けにでないといけないようですね。その前に、雪さんがどれくらい私たちのコミュニティのことを知っているかですね。
「雪さんは白夜叉様から、どれくらい話を伺っているのですか?」
「黒ウサギたちのコミュニティには名乗るべき”名”とコミュニティのテリトリーを示す”旗印”がないこと。次に、中核をなすメンバーが一人も残っておらず、ジン君を含め、コミュニティには10歳以下の子供達しかいない。そして黒ウサギは”審判権限”の縛りでほとんどのゲームに参加できない。そんな感じかな?」
「ええ、ほとんど正解です」
「本当に崖っぷちなんだね」
「本当ですね♪」
雪さんは少しだけ暗い顔を見せたが、すぐに笑顔を見せてこう言ってくれた。
「ねえ、黒ウサギ。一つだけ条件があるだけど」
「は、はい。なんでしょうか?」
「黒ウサギの本心を話して、私を納得させる。これでどうかな?」
フリーダム卿side
やはり崖っぷちでしたか……これはあの時よりも大変ですね。
まあ、アルマの救出とか吸血鬼の軍団から本部を防衛するとかそういう事じゃないから別にいいかな。
その前に、ダギア艦隊200年記念の時に、「我々ダギア艦隊は、弱き人々を救うために存在しているのだ!」って言ってしまっている以上、助けない訳にはいかない。それでは自分の信念を曲げてしまう事になる。
だが、黒ウサギがそこまでして僕を仲間にしたい理由があるはずだ。僕はそれを知りたい。
「分かりました。ではお話ししましょう」
「黒ウサギ、話す前に一つ質問」
「はい、どうぞ」
「黒ウサギのコミュニティは、どうして崖っぷちに立たされてしまったのですか?」
「はい…それもこれも箱庭を襲う天災ーー”魔王”のせいです」
て、天災……アヴェルトが今の言葉を聞いたら「解せぬ」とか言いそうだな。
そういえば僕、魔王から天敵と見なされているんですけど、どうしてなんだろう?
そんなことを考えている僕をよそに、黒ウサギは話を続けた。
「魔王は、”主催者権限”という特権階級を持つ修羅神仏で、挑まれたが最後、誰も断るはできません。私たちは魔王のゲームに強制参加させられ… かつての地位も名誉も仲間も、すべて奪われてしまいました」
黒ウサギのウサ耳がヘナっとなる
今の話を聞く限り、箱庭に存在する魔王はたしかに最悪だ。自分たちのために戦っていた彼らのほうがマシだ。
「コミュニティを新しく作るのは……いや、ダメだ。それでは魔王に奪われた黒ウサギの仲間たちの帰る場所がなくなってしまう。」
「そうなんです…。 私たちは… 仲間が帰ってくれる場所を守りたい!そのために異世界からの召喚という最終手段に望みをかけたのです……!」
そこまで言い終わった黒ウサギの目には、涙が溜まっていた。
「魔王から誇りと仲間を取り戻すため、コミュニティの再建のため、どうかその強大な力を我々に貸していただけないでしょうか…!」
それを言い終えた黒ウサギの身体は小刻みに震えていた。
そんな黒ウサギの身体を優しく抱きしめた。
「ごめんね黒ウサギ。私、この世界には長くはいられないんだ」
「どうしてですか!?」
僕も本当のことを話さないとね。
「私は元いた世界で世界最強って呼ばれてるどの組織にも属さない艦隊の最高司令長官をしていてね。あそこには仲間もたくさんいたし、守りたいものもあった。黒ウサギと同じで私はあの艦隊、私の唯一の居場所を守りたいんだ。この世界には、最高でも一年しかいられない」
「そんな…」
黒ウサギは悲しい顔をした。
「そんな顔をしない。せっかくの可愛いお顔が台無しだよ?」
「でも…」
「大丈夫。助けが欲しくなったら、手紙を送ってきてほしい。いつでも駆けつけてあげる、今度は仲間を連れてね」ニコ
「雪さん……」
黒ウサギは我慢できなくなってしまったのか、ついに泣き出してしまった。
その間、泣き止むまで黒ウサギの頭を優しく撫でていた。
どうでしたか?
今回はパチ男がいないのでパチ男に代わりません
追記
パチ男から、アンケートを取ってくれ。と言われたので
アンケートを取ります
アンケート内容はフリーダム卿に言わせたい台詞です
では!また見てください!