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ケルティックモーフを殴り殺し、人間の核爆弾による爆発からなんとか逃げ出し、早くケルティックモーフをトロフィーにしたいとワクワクが止まらない。どうも、エイペックスです。
いやぁ、かなり危なかった。正直、ウルフ大先生がいなければ俺は死んでいた。人間が放った兵器、核爆弾。あれは恐ろしい兵器だ。鍛えた俺でもあの威力の爆弾はちゅんって蒸発して消えてなくなってしまうだろう。
ウルフ大先生の船に乗り込み、軌道上に脱出した俺達はこれからどうするか話していた。
俺とウルフ大先生はこれから母船に戻り、あれやこれやと色々報告しなくちゃならない。ウルフ大先生の協力により生き残った人間達は合計で14人。その内8人が1人では生きていけない赤子だ。可愛い。
「実は地球には何度か訪れた事があってね。彼等の言葉を少し話せるんだ」
そう言ったのはウルフ大先生だった。
ウルフ大先生はこれからの事を説明した。
先ず、君達は地球に戻れる。事のあった町から遠い場所に降ろすから、それからは好きにするといい。そして次に、俺達の事は誰にも言わない事、もし言えば君達を抹消しないといけなくなる。そう言った。
なんて無責任なんだ!とも思ったけど、直ぐにこれが最善だと思った。
ケリーがこう言ったからだ。
「あの町の生き残りだと知られたら面倒ね。私達は旅行でもしていて町を離れていた事にしましょう」
「それしかできないな」
ティムやダラス、大人達はそれに賛同するように頷いた。
そして、病院で助けた赤子をどうするかという話になった。恐らく、いや、確実にこの子らの父と母はあの町と共に消えてしまっただろう。
この子らの親はもういない。俺と同じだ。あ、俺にはゴンジがいたけど育児放棄だから俺も親なしみたいなもんだ。
そうか、なら――。
「俺が育てるよ」
「え?何を言ってるんだいエイペックス君!人間の子供なんて育てられるわけないだろう!」
ウルフ大先生に咎められた俺は、肩をビクッとさせ項垂れた。
「私達が育てるわ」
え!?
俺がウルフ大先生にあーだこーだ言われていると、両脇に赤子を抱いたケリーとティムが言った。
「大丈夫なのカイ?」
ウルフ大先生が尋ねる。ウルフ大先生も大きな身体で赤子を4人抱いていて胡座をかいていた。ウルフ大先生が子供を抱くと言った時はまさかあのプレデター抱きをするんじゃないかとヒヤヒヤしたが、人間式で抱いてくれたので安心した。
「ええ、1人も8人も変わらないわ、それにモリーも頑張ると言ってる」
「わたしがんばるよ!おねえさんになるんだ!」
モリーは可愛いなぁ!よーしよし。あ!鼻押さえて逃げた。
「俺も手伝うよ、ケリーさん」
「俺も!」「私も」
ダラス、リッキー、ジェシーもそう言ってくれた。
「エイペックス君もそれで良いかい?」
「そ、そうですね…人間がそう言うならそれが一番いいでしょう(最強の人間を育てたかった…!)
邪な考えを振り払い、俺の成人の儀式から始まった騒動に決着がついた。
人間達は改めて今回助かった事を俺達に感謝し、船を降りていった。
降りる際、俺は彼等にガントレットから取り出した小さな通信機を渡した。困った事があったらこれで呼んでくれと伝えて。
人間達が船を降りて俺とウルフ大先生は母船に戻った。
ケルティックモーフ君を引き摺りながら船内を移動していると、時折すれ違う船のクルーが目を剥きながらヒソヒソと喋っていた。よく分からなかったが無視してエルダーのいる部屋を目指した。
部屋に着くとエルダーとゴンジがいた。
ゴンジ〜!!溜息つきながら俺を見るんじゃねぇ!お前は育児放棄してただけだろうが!俺の歯を抜きやがって……あ、何か思い出したら痛くなってきた…。
「ウルフ。今回はご苦労だったな」
「いえ、実質的に任務は失敗です。この責任は…」
「よい、結局人間どもが全てを消した。もうあの地に何も残ってはいまい」
「感謝いたします」
エルダーとウルフ大先生が話し、何故かウルフ大先生が謝っていたがエルダーは肩をポンポンと叩き、ウルフ大先生の耳元で何か囁き下がらせた。なんて言ったんだろう?マスクの集音機能つけとけばよかった。
そして、エルダーが俺をそばに呼ぶ。俺はケルティックモーフを一旦置いてエルダーの下に寄った。
「うむ、そしてエイペックス(デカいなオイ)。お前も成人の儀式から連続してご苦労だった…ところでアレはなんだ」
ん?アレって?
「あれは何かと聞いているんだエイペックス」
ゴンジが後ろから声を上げる。
いや分かってるって!あれだろ?ゼノモーフの死体を放置した事だろ?もういいじゃん!全部消えたんだから!許してくれよ…!
「数が増えて収拾がつかなくなったかと思い放置しました!すみませんでした」
俺は腰をまげ頭を下げた。
「何を言っているんだお前は…?」
ゴンジが呆れた様な声色で言った。なんだよ?
「ふぅ…エイペックスよ、お前が引き摺ってきたものは何かと聞いているんだ」
エルダーが分かるように言ってくれた。
いや何ってプレデリアン!ケルティックモーフですよ!
「これはケルティックから生じたゼノモーフ、プレデリアンです。いやぁ恐ろしい敵でした。流石猛者ケルティックから生じたゼノモーフです。身体も大きく筋肉も程よくついてて強靭でした。倒すのに苦労しましたよ、いつもならサクッと狩れるのにコイツは中々死にませんでしたし、それに反射神経もズバ抜けていました。聞いて下さいよ!コイツは俺の投げたディスクをキャッチして俺に投げ返してきたんですよ?凄くないですか?コイツを狩れば全て終わると思いきや、コイツはクイーン種で人間の妊娠したメスに種を植え付け大量にチェストが…」
「そんな事は分かっている!!お前そんなヤバい奴を平然と狩るなーっ!!!」
エルダーが青い髪の毛を揺らしながら、大きく腕を広げ言った。
え?僕またなんかやっちゃいました?