沢山の感想ありがとうございます!誤字修正とても助かります!
3連休7時投稿これにて終了!
どうぞー!!
最近ダッチと観たボディビル選手権が凄すぎてボディメイクに目覚めつつあります。あの彫刻的な筋肉カッコいいよな〜俺の筋肉ももっとカッコよくなるかな?どうも、エイペックスです。
ダッチが言っていたスタートレッゲイザーの施設にはダッチの会社で風呂やら飯やらで少し休息した後、船で向かった。眼下にダムの貯水タンクやら浄水施設やらが見えるが、船でスキャンを行うと地下深くに研究施設があるのが分かった。ちなみにフジティブ君はダッチの所でお留守番だ。
地下に延びる通路がある建物の少し上に船をそっと走らせながら飛び降りた。足からドンとつけば振動が凄そうだから上手く転がって受け身をとった。
立ち上がり、周囲を確認する。俺に気づいた人間はいなかった。よし、潜入完了だ……すぐにしゃがんで身を隠す。
とりあえず俺でも入れる入り口を探そう。ん?丁度いいのを見つけた。
俺の視線の先には建物に入ろうとする2人の人間が見えた。この人らに混ざるとしよう。
俺はクロークをつけて静かに建物を降りて2人の後についた。1人は女性でもう1人はスーツを着た男だった。建物の中に入ると中は狭い部屋一つだけだった。受付の男と護衛?だろうか男が1人いた。
今改めて思ったがフジティブ君に借りたクロークが凄すぎる。俺が普段使っているクロークよりも透明度が高い。殆ど見えないと思う。
それに直前に風呂に入ってたから臭いも少ないはずだ。俺たちプレデターの臭いでバレることがない。一家に一本!フケとりシャンプー!
少し待つと部屋がガタガタっと揺れ始めた。
うぇ!?部屋が!部屋が下に伸びてる!?
すると受付の男が言った。
「目の錯覚?それとも部屋が伸びてるの?」
「毎回言うのか?」
スーツの男と受付のやりとりをビビりながら見ていると女性がスーツの男に言った。
「ねぇ…あなたシャワー浴びた?」
……!!
「え?臭い?」
「いや、すごい石鹸の匂いがすると思って」
ひぃえひぃえ!危ねぇ〜完全に俺だ。あんまり動かないようにしよっと。
俺は部屋の隅にしゃがんで部屋が動きを止めるまで待った。部屋は伸びていなかった。この部屋エレベーターだったのか!!!
男女と一緒に部屋を出ると目の前に研究室が見えた。うん?あれは…
1人の金髪の男が2人を出迎えた。
「やあ、到着したね。私はショーン・キースだ。よろしく!進化生物学の権威だとか」
「ちょっと失礼、アレってまさか…嘘でしょ?異星人の装具?」
女性が壁にあるショーケースに近づく。
研究室前の壁にショーケースのようなものがあった。そこに俺たちの装備が飾られていた。マスク、スピア、プラズマキャスター。コイツら俺たちの装備を…ん?このスピア…あれ??
「あはは、博士。こっちだ」
キースという男が研究室内が見える場所に女性を連れていく。俺もそれについていった。
そして、研究室の中を覗くと真ん中にある台に何かが横たわっていた。
おいおいおいおい、こいつら……
「ん?おお、ブラケット博士。これがプレデターです」
中にいる男が言った。
台にはプレデターが横たわっていた。俺の馴染み深い人物であり、親でもあるプレデター。
ゴンジーーーーーーーッッッッッ!!!!!!
一方その頃……
クインの自宅、そこには彼の妻と息子がいた。
息子、ロリーはクインの私書箱に届けられた物を開封し中に入っていた物に驚いていた。
そこに入っていたのはフジティブのマスクとガントレットだった。
ロリーは興味津々でそれらを手にとっていく。マスクはローリーの胴体をすっぽりと覆い隠すくらい大きく、ガントレットもかなり大きかった。
ロリーはまずガントレットを弄る事にした。ガチャガチャと触ると仕掛けが動きガントレットに装着されていたビーコンが取れた。
「なんだろう?コレ!」
ビーコンを手に取ると赤く光った。そして幾何学的な映像が立体的に映し出された。
「うわぁ……」
見た事もない未知の物に更に興味が湧くロリーは、そのビーコンを机にセットして色々と弄り始めた。
映像には知らない言語が表示され、しきりに動いたり、キーボードのようなものも見えた。
ポチポチとどうなるかも分からずに押していった。だがロリーには自然とそれに触れるうちにこれがどういったものなのか分かるようになった。
そして……
地球の軌道上に1隻の船が現れる。フジティブを追っていたプレデターの船だ。
「スキャン開始」
操縦席に座るプレデターがそう言うと、スキャンが開始され地球に逃げたフジティブの居場所を探し始めた。そして、ロリーの持つビーコンに反応した。
「そこか」
クロークをつけ地球に侵入する船。
しかし、空を飛んでいる最中突然クロークが解除される。解除していないのにだ。
「どうなってる!?」
プレデターは何が何だか分かっていない。クロークを再度つけてもまた解除されてしまう。
「ポンコツめ」
何故クロークが解除されるのか。それはロリーが弄っていたビーコンが原因だった。ロリーは異星人、プレデターの技術を猛烈なスピードで吸収し自身のものとしていった。
そして、クロークが明滅している事によって米軍のレーダーに感知され地球に侵入した事を知られたプレデターは多少の妨害もありながらもイラつきながら目的地に飛んでいった。
ゴンジーーーーーーーッッッッッ!!!!!!
なぜゴンジが人間に捕まってるんだ!?普段は母星にいるはずなのに!
いや、待てよ。あれは本当にゴンジか?マスクをズームして見てみよう。
あ、ゴンジだったわ。馬鹿野郎!
スキャンした結果ゴンジは眠らされているだけでまだ生きていた。そしてゴンジが寝ている台から少し離れた場所にはゴンジの装備も置かれている。アイツ完全に捕まってるやん。アイツ教官だよな?何してんだよ…
でもちょっと面白そうだから録画しとこっと…後でエルダーに見せてバカにしてやろっと。
俺がゴンジを見ていると連れてこられた女性が中に入ろうとしているのが見えた。急いでついて行く。
人間のスキャン装置のようなものがあってそこを通らないと入れないようだった。人間が服を全部脱いでそこに入るとスキャンが始まる。
「【除染を開始します】」
まあ俺はこんなところ入らなくても勝手に入っちゃうんですけどね。2人の除染が終わり扉が開くと俺もそそくさと一緒に中に入った。
中には研究者がいっぱいいてゴンジの事を研究していた。ゴンジから採ったものだろうか?血とか黄色の液体とか色々あった。
「ようこそ、トレーガーだ。質問に答えるよ」
この集団のリーダーだろうか?女性と握手して話している。
「そうね、2つあるわ。まずなぜ
「あだ名だ。データによると狩りが好きで、獲物の弱点につけ込み楽しんでる。狩りをゲーム感覚でな」
あだ名ではなく種族名なんだけどね。狩りは好きというか生き甲斐だ。最近のゲームは面白いよね。
「なら捕食者じゃないわね」
「え?」
「生存の為の狩りじゃなく、遊びのバス釣りに近い」
「まあな、でもイケてる名前だろ?」
まぁ確かにイケてるよ。プレデター。カッコいいよな。
「メキシコで脱出ポッドを発見して母船は捜索を続けてる。その時に2体のプレデターがいて別の母船で逃げていったが。その後コイツがここからすぐそこにある工場に船と共に現れて捕らえた。船は何処かへと飛んでいってしまったがな……」
工場?そんなとこに何しにきたんだ?ゴンジは…
「何をしてたの?」
「分からん、何かを探しているようだったがな。工場は大豆ミートを作ってる工場だったよ」
「謎ね」
「あぁ、謎だ」
大豆ミート?美味いのかな?ゴンジはそれを食いたかったのか?それで態々遠い地球に?
「にしても……美しい厄介者ね」
「2つめの質問は大方君を此処に呼んだ理由だろう。それはな、コイツの検査結果に妙な点があってね」
女性が後ろにいたキースに何かを渡される。それを見た女性が言う。
「血中から検出されたクレアチン値が多いのと尿からプロテイン?」
「あぁそうだ。宇宙からきたのに地球のプロテインの成分が検出されたんだ、おかしいだろ?宇宙人がだぞ」
…………ヤバいな。
「コイツはボディビルダーってこと?」
「このまま行けばそうなる」
ゴンジーーー!!何やってんだよ…お前のせいで俺たちプレデターが筋トレ大好き宇宙人って事になっちまうぞ!
「今まで訪れたプレデターはバイオマスクやガントレットをつけてるのね。コイツのマスクは…」
「あれだ」
そろそろ助けるか?ん?
俺がゴンジの元に近寄ろうとした瞬間、部屋に突然アラームが鳴り響いた。
「【警戒レベル2】」
なんだ!?もしかしてバレたのか?おっと?俺の船からもアラームがきてる。レーダーでプレデターの船を感知したようだ。ただ消えたり現れたりを繰り返してる。何がしたいんだ?
「距離320キロです」
「近いな…」
「は…!」
「おい目覚めたぞ!!!!」
俺がマスクの画面に集中していたら、このアラームでゴンジが起きた。
「う……ここは?人間!?!?寄るな!!」
ゴンジが首を横に向けるとゴンジの肩を押さえていた人間の腕に牙が刺さり出血した。
「うおおお!!血だ!!まずい!!あ!クソ!離すんだ!」
あーはははは、めちゃ暴れてる!
俺の視線の先でゴンジが腕を振り回し人間の拘束を払おうとしている。ゴンジの腕に当たった人間が吹き飛び、爪の先に当たった人間は血が吹き出していた。
やばくね。もうちょっと出たほうがいいか!
俺はクロークを解除してゴンジの前に姿を現した。
「ゴンジ!!助けに来た!!行くぞ!!」
「エイペックス!うおおおお!助かった!私は…私は…!」
「分かった分かった」
ゴンジを包み込むように抱いて頭をポンポンと叩いた。とりあえず人間が銃を撃とうとしてきたのでゴンジが寝ていた台を片手で持って盾にして防ぐ。流石に銃は当たると痛いからちゃんと防ぐよ。
「デ、デカい!?ずっと此処にいたの…!?」
博士女性が俺を見て驚いている。あ〜一応挨拶しておこうかな。
「あ〜どうも!俺はエイペックスっていいます。コイツを助けにきました!(あ、本当はフジティブ君の事をどうなってるのか探りにきたんだった)よければ一緒にいきます?」
「え!?英語喋ったぁ!?!?」
「ハハハハハ」
うわ!痛て!博士女性に変な銃撃たれた!俺の腕になんか刺さった!なんだこれ?つまむとすぐに取れた。
「えぇ!?麻酔効かない!?」
「麻酔ー?なんかピリッときたけどよ!効かないから安心してくれ」
「えぇ……」
毒か…アイツを思い出すな…俺の船を爆破した奴をよぉ…
「エイペックス!何をしてるんだ!早く脱出するぞ!」
俺の後ろでビクビクしているゴンジが言った。まさか俺がゴンジを守る事になるなんてなぁ…
とりあえずこの襲ってくる人間をどうにかしないとな…いやでも殺したくないし…どうしよ。
俺が悩んでいると外が騒がしくなった。
「今度は何!?」
博士が言った。
俺も気になって研究室の外を見ると兵士がバタバタ倒れていった。
そして、ここにいたのとは違う格好をした別の兵士達が入ってきて更に兵士を倒していく。
「あれは…」
そして俺たちがいる研究室内にも入ってきて周りの兵士達を次々に制圧していく。
「はぁ…エイペックスさん。何やってるんだ」
兵士を制圧していった集団の1人が顔を隠す覆面を取った。
「おお!ロイス!」
「私もいるわよ」
「イザベル!」
俺が誘拐された時にキャンプから解放してくれた命の恩人だった。
「ダッチさんが援護しろって言うからきてやったぞ」
「いやぁ…あはは面目ない」
台盾をおろして手で後頭部を掻きながら謝った。
「おいエイペックス!彼らは?」
ゴンジが俺に聞く。
「仲間だよ。ゴンジ」
「お、お前が言うなら間違いないな」
「とりあえず脱出しよう、外はもう制圧してある、モンバサが待ってるぞ。そしてそこの方も」
「モンバサ!」
俺とゴンジと博士、そして助けに来てくれたロイス、イザベルと共に地下研究所を脱出して地上を目指す。脱出する前に、飾られていたプレデターの装備を忘れずに回収した。
エレベーターが動かなくて階段を上がる羽目になった。ロイス達はロープで降下したようだ。途中で博士が足が疲れたとか言って動けなくなったから俺がおぶったら「す、すごい筋肉ね…」「これは髪の毛なの…?」「あ、石鹸の匂い…」とか言ってたがよく分からん。
そして、地上に出るとモンバサと知らない男達が待っていた。
誰だろう?ん?あ!1人見覚えのある人がいる!昨日森でフジティブと交戦した兵士だ!此処に来てたのかー!
「ほら、異星人だ(俺が見た奴と違う気がするんだが…)」
「マジだな」
「デカくねぇか」
「お前こんなデカいやつと戦ったのか」
「言葉が出ねーよ」
「2人いんじゃねーか」
この人達どうすればいいの?
ゴンジはエイペックスから貰ったプロテインが忘れられずパッケージの住所を頼りになんとかやってきました。しかし、間違えて大豆ミートを生産する工場に入ってしまい。必死にプロテインを探している所を麻酔を撃たれて捕獲されました。ちなみにプロテイン工場は2軒隣でした。