誤字修正ありがとうございます!助かります。
それと、なんか色々1位になっててビビってるんですけど…胸から何か出ちゃいそうなくらい嬉しいですー!!!
14時半ごろと21時ごろに間違えてこの話の次の話を投稿してしまいました。急いで消したんですけど誰も見てませんよね?見てしまった方はチェストがバスター!
夫婦の営みを覗き見していたら子供の叫び声で木から転げ落ちそうになったなんて口が裂けても言えません!どうもエイペックスです。
俺が逃した(父親)家族を追って街に戻った俺は現在、家族が逃げ込んだ建物の向かいの建物の屋上でしゃがんで周囲を警戒していた。
建物の中には家族以外にも人間達がいて銃を持ち、警戒していた。どうやら人間達も街にゼノモーフが現れた事を知ったようだ。あ、俺の事も知られてるだろう。バイオマスクの集音機能でそんな事が聞こえた。
雨は土砂降り、更に電気が全くと言って良いほどついていないせいか街は真っ暗だ。
暫く建物の上に陣取っていると、俺が見張っている建物に近づく人影が見えた。
「うん?あれは……あ!ウルフ大先生だ!おーいこっここっこー!」
「……ん?おぉ!エイペックス君!」
俺に気づいたウルフ大先生は建物に入るのをやめて俺のいる建物によじ登ってきた。そして俺の隣にしゃがむと、はぁ、と溜息をついて俺に喋りかけてきた。
「エイペックス君……申し訳ない!今回の仕事はちょっと色々厳しいかもしれない」
「プレデリアンですか」
「そう、奴が中々厄介だ。恐らく……いや確実にクイーン種だ。今街に尋常ではない数のゼノモーフが溢れているからね」
「あ、あの……」
「あぁ分かっているよ。奴を倒したいんだね?成人の儀式でクイーンを狩るくらいだ。雑魚じゃ満足できないだろう。君に任せるよ」
「えへぇ!?いいんですか!?あ、ありがとうございますー!(まだ1体しか殺せてないなんて口が裂けても言えねぇ!)」
俺のしょんぼり具合を勘違いしたウルフ大先生はなんと俺にプレデリアンを譲ってくれるという。これはやるしかない!
でもウルフ大先生大丈夫かなぁ?ちょっと怪我してるみたいだし。
「怪我は大丈夫すか?」
「んん?ああこれはもう大丈夫。救急キットを使ったからね」
と言って傷口を見せてくれた。ゲッ!これめちゃくちゃ痛いバージョンの救急キットじゃん!ホッチキスタイプは痛いんだよな〜。何回か使った事あるけど怪我した時よりこれで治す方が痛いんだよな。思わず叫んじゃうくらいに痛い。どうにかならんのか?救急キット。
ウルフさんのお腹についた傷からはかなりの量の血が出た事が分かる。プレデター特有の蛍光色の血が今も少なからず流れているからだ。
「これ、人間の家で見つけた柔らかい布です。使って下さい」
「ありがとう」
ウルフ大先生が合流してくれれば百人力だが、ゼノモーフの数はこれからもっと多くなるだろう。プレデリアンがクイーン種であれば尚更だ。
まさか、プレデリアンがクイーン種だったとはなぁ……でも街を散々探索したけど成体の痕跡しか見つからなかった。それなのにどうやって数を増やしたんだ?ん〜思い出せない。何か重要な事を忘れている気がする。
「今は少し落ち着いているね」
「そうっすね〜。ウルフ大先生はどうしてあそこに入ろうとしたんです?」
「地下から痕跡を追っていてね。怪我を治している途中で此処が目に入ったんだ。奴らは人間を狙ってるから人間が集まる場所にいれば来ると思ったんだが……」
ウルフ大先生の予想は的中だな。
俺とウルフ大先生が見守る建物に数体のゼノモーフが近づいてきたのが見えた。
大雨と夜の闇に紛れ、そして漆黒の身体をゆるりと動かしながら建物の中に音もなく侵入していった。
中にいる人間達はまだ気づいていない。
「俺、行ってきますよ。ウルフ大先生はここで休んでいて下さい」
ポンポンとウルフ大先生の肩を叩き、休息を促した。
「いいのかい?じゃあお言葉に甘えさせてもらうとしよう(ほんとデカいなぁ)」
俺はウルフ大先生に柔らかい布のストックを渡し、向かいの建物の屋上に乗り移った。
「その距離飛べるのか!?」
何か聞こえたような気がするが雨の音でよく聞こえなかった。
屋上にあったダクトから中に入ろうと思ったが俺には狭くて入れない。
「仕方ないな、強引に入るか」
ビジョンを熱源サーマルに切り替えて下に人間のいない箇所を探し、そこへ行き真下を思い切り踏み付けた。
「なんだぁ!?」
「キャア!!」
人間の悲鳴が聞こえた。
俺は瓦礫と共に室内へと降り立ち、今まさに陰から人間を襲おうとしているゼノモーフ2体に向かってディスクを2つ瞬時に展開し投げつけた。
風を切る音と共に高速回転しながらディスクが飛んでゆきゼノモーフの胴体に直撃、胴体を真っ二つにしたディスクの1つがーーーー。
「あ」
俺とゼノモーフに驚き逃げていこうとした金髪の青年がディスクと壁の間にちょうど走っていってしまい、そのままディスクに刺さり勢いのまま壁に縫い付けられた。
あ〜やっちゃった〜。
と思ったのも束の間、後ろから殺気を感じた俺は後ろにステップをして身体を捻りながら裏拳をした。
ババチィッ!!
と何か破裂する音が連続で聞こえた。え?
急いで足元を見ると、銃を持ちながら首を失った人間が2人倒れていた。
「うわ!!」
俺の手を見ると人間の血や骨、髄液のような何かがべっとりついていた。
人間!?銃を撃とうとしてたのか?うわぁやっちまったよ!
《エイペックス君!人間が外に出てるよ!あ!上!》
ウルフ大先生の通信による声が聞こえ、すぐさま上を向くとゼノモーフが俺に尻尾を近づけ突き刺そうとしているところだった。あぶねぇ!
尻尾をガシッと掴むと、そのまま天井から一気に引き落とした。そして、リストブレイドを伸ばし胴体に突き刺すと頭の方に向かって切り裂いた。
「危なかった…《ウルフ大先生ありがとうございます》」
ウルフ大先生のいる方向に顔を向けサムズアップ。
「あ!人間!」
勢いで殺してしまった人間達を見る。
金髪の青年は俺の放ったディスクに巻き込まれ、恐らく男だと思うけど2人が反射で力任せに放った裏拳で胸から上が破裂し死んでいた。
「申し訳ない……」
俺も元は人間だった。とりあえず、手を合わせとこう。ふぅ。
「でも全部で3体のゼノモーフを狩れた。しっかし今までコイツら全く姿見せなかったのに急に来やがって、何が起きてる?」
いや、ちょっと待て。確か映画だと……あー!ダメだ!全然思い出せない。もうウルフ大先生の所に合流しよう。
建物内を一応熱源サーマルとゼノモーフビジョンで見回し、生き物がいない事を確認して壁に突き刺さったディスクを回収して外に出た。
外は依然として大雨で視界が悪い。雨がマスクの視界部分に当たってうっとしい。
俺はウルフ大先生のいる建物に跳躍し、合流した。
「ウルフ大先生!さっきはどうもです。いやぁ助かったっす」
「いやいや、構わないよ(彼はやっぱりおかしい、なんなんだあの力は……)」
「どうします?これから」
「もう増えすぎて収拾がつかなくなっている。せめて奴だけは狩らないと」
「そうですよね〜(そら!やっぱりもう収拾つかないんだ!死体は消さなくてもいいんだな)」
「とりあえず高台に登って奴等の動きを把握しよう、考えるのはそれからだ」
「了解っす」
ウルフ大先生と共に建物の上を跳躍し、駆けて、街の中でも割と高さのある鉄筋の構造物によじ登り一番高い箇所でしゃがみ、ゼノモーフビジョンに切り替え周囲を見渡した。
ゼノモーフビジョンは奴らが緑色に強調され視界に映し出される。このような真っ暗な夜でも奴らがよく見える。
「エイペックス君、あそこだ」
俺の後ろにいたウルフ大先生が俺の腰をポンと叩き、指で指し示した。
そこを見ると、かなりの数のゼノモーフが入っていくのが見えた。建物に大きく文字が書いてある。
【Emergency】
え〜……エマージェンシー?うん?病院か?なんで病院なんかにーー。
「あ!!!」
「どうした?エイペックス君?」
「いえ、ちょっと急いであそこいきましょ!話はあそこでします」
「お…おう、わかった。行こうか」
高台から飛び降り、ウルフ大先生と共に病院へ向かった。
時は遡りエイペックスが屋根から突入した時……。
「なんだぁ!?」
「キャア!!」
轟音と共に屋根が崩れ、それと同時に見た事がない巨大な人型の何かが現れた。
「急いで!出るわよ!」
「こっちだ!」
窓から怪物を見た少女の母親であるアメリカ陸軍の兵士ケリー・オブライエンが驚きながらも的確に指示を出し、建物に集まった人々を誘導した。そして、エイペックスに助けられた少女の父親ティム・オブライエンは屋上を破壊し、突入してきたエイペックスを見て急ぎ娘を抱きながら妻を信じ、エイペックスにまた感謝の念を抱きながらダラスに促され外へと脱出した。
ティムと少女が脱出したのを皮切りにダラスの弟リッキーと、そのガールフレンドのジェシーが脱出。更に続いて保安官エディと最初の犠牲者の妻であるダーシーが建物を出た。
「ケリーさん!早く!」
「今行く!」
ダラスが殿をしていたケリーに声をかけ脱出を促すと同時に店内の奥から走ってきた金髪の青年デイルが見えた。そして今まさにケリーを横から襲いかかろうと陰に潜んでいた怪物が姿を現す。
「ケリーさん危ない!」
ダラスが手を伸ばそうとした時、巨大な人型が腕を振るったのが横目で見えた。
風がケリーの髪の毛を凪いでほんの少し離れた後ろに猛烈なスピードで何かが通過したのを感じた。
「あ…あ…」
ダラスはケリーの後ろで起こった出来事に絶句した。そして、ケリーは後ろを振り向き何故ダラスが言葉を失ったのか理解した。
こんな光景は戦場でも見た事がない。巨大な刃物に貫かれ壁に縫い付けられたデイルという青年と、その近くで真っ二つになった怪物が見えたからだ。
「早く行きましょう…!」
もう助けられないーーー。とダラスを押し建物を脱出した。
店を出た瞬間、また大きな音が聞こえた気がするが、もう何も気にせず生き残る事と娘と夫を守る事を優先した。
少し離れた場所で合流した一行は走って移動し州軍が
「これが応援!?」
「どういう事だ!?エディ!なぜ誰もいない!」
「死体すらない!」
「わ、私たち殺されるの!?」
「落ち着いて!使える武器があるはず!探しましょう!」
応援にきた州軍が全滅したのをケリーは薄らと認識しつつも生きる為に皆に次の行動を指示し、目に入った装甲車に乗り込み、州軍の装備である自動小銃M4A1を見つけたケリーは皆にそれを配っていく。
「無線はあるか?」
「ええ、あるわ」
ケリーが座席に置かれた無線機を手に取り、エディ保安官に渡す。
「《州軍どうぞ。州軍、誰か聞こえるか?》」
エディ保安官が無線を起動させ州軍に無線を入れる。
遠く離れた司令室にエディの声が響く。
《陸軍のスティーブンス大佐だ、君は何者だ?》
「《ガリソン郡のモラレス保安官だ。寄生生物らしきものに襲われた、このままだと皆殺しだ!軍の避難計画はどうなってる?》」
返答がない。
「《大佐?大佐、緊急避難を頼む》」
《地上ルートは危険だ。救援ヘリを出す、30分後にギリアム広場だ》
「30分後にギリアム広場だな、20分で着く「町のど真ん中よ!?」では広場で」
無線を切ったエディ保安官は装甲車に乗り込む。
この無線を聞いていたアメリカ陸軍の兵士ケリーは不信感を覚え、意見を言ったが聞き入れてもらえず致し方なく準備を始める。
「なあ!待ってくれ保安官!何かおかしい!」
ケリーの夫であるティムが保安官に声をかけた。
「なんだ?ティム」
「妻の言う通りギリアム広場は町のど真ん中だ!なぜわざわざそんな危険な場所に人を集める?奴らに取り囲まれるぞ!!」
「そこが救助に適しているからだろう!」
「ケリー!なあ!何かあるんだろう!?」
ティムが妻ケリーに促す。
「軍がまず考える事は被害の拡大防止よ」
「それがどうした!救援ヘリがくるんだ!」
「大佐は嘘をついてる」
「そんな馬鹿な事あるか!命がかかってるんだぞ!」
ここでダラスが声を上げた。
「怪物が待っていたら?救援ヘリなんか乗ってる暇はないぞ」
「お前まで何を言ってる」
「生きたいだけだ!」
暫く議論が続き、結果、ギリアム広場に行くのはエディとダーシーだけとなり、他の面々は一縷の希望に賭けヘリがあるはずの病院に向かうこととなった。
そして、エディとダーシーは装甲車以外の動く車を見つけて、早々に別れも告げず無線を持ってギリアム広場に向かってしまった。
ケリー達は装甲車に乗る準備を始めた。
「みんな!装甲車に乗って!運転する!」
周囲を警戒していたダラスがケリーに声をかける。
「動かせるのか?」
「......やるしかない」
「そうか、俺は銃座にいく」
「外さないで」
「ぶつけるなよ」
一行は装甲車に乗り込み町に一つしかない病院に向かった。
エイペックス君が持つスピア。ゴンジから貰った物で極限サバイバル中はかなりお世話になっていた。勿論獲物を狩る時に使うのだが、生よりやっぱ焼いた肉が食いたいとなった時、巨大肉を焼くのに便利な事に気づきブッ刺して肉回し棒として使ったりしていた。ゼノモーフの酸性血液で腐食しない貴重な金属を使い作られたもので、何回焼いても壊れる事がなかった。だけど、なんだか焼肉臭い使い込まれた一品。