堕天使を退けた翔真・アカメはそのままリアス達と別れ自宅へ帰宅。ボロボロだった二人は当然シャルロット達に色々聞かれたもののなんとか誤魔化した。
「ふぁ〜…たく、寝不足だぜ」
「よぉ翔真。相変わらずだな」
「雄二か。霧島との結婚式は何時だ?」
「ぶっ!?オイコラ!なに言ってやがる!?」
声を掛けたのは結衣と同じく中学からの付き合いで悪友である坂本雄二だ。
「綾崎おはよう」
「よぉ霧島。結婚式やるなら呼んでくれよな」
「うん。約束する」
「オイ、人の人生勝手に決めんなやコラ…」
「事実だろうがゴリラ」
雄二と翔真は睨み合い取っ組み合う。その光景は何時もの事であり周りは気にしていなかった。
「まあまあその辺にしときなよ翔真っち」
「雄二は照れ屋」
「皆さーん!席に着いてくださいね〜!」
結衣と翔子が仲裁すると同時に教室に翔真達の担任である山田真耶が入って来る。授業が昼で終わりを告げて、翔真は教室を出ようとした。
「翔真っち、今日一緒に帰らない?」
「なんでさ」
「たまには…その…ダメかな?」
「……分かったよ」
「ありがとう!急いで準備するから待ってて!」
支度が終わると翔真は結衣と共に学校を出る。結衣は久々に翔真と帰れる事に顔を赤くしつつ嬉しさが込み上げる。
「ねぇ」
「なんだ」
「翔真っちはさ…好きな人とかいる?」
「どうしたんだいきなり?」
「いや…気になっただけだよ。それでいるの!?」
「好きな人か……」
脳裏に過るのはシャルロット達とリアスの事……なんと返答しようか迷う翔真に織姫がクロッシングする。
『翔真、堕天使とマークニヒトの反応があるわ』
「(なに!?)」
「翔真っち?」
「由比ヶ浜悪い。急用が出来たっ!」
「えぇ!ちょ、翔真っち!?」
結衣を置き去りに翔真は織姫の指定した場所へ――――そこには汎用機竜を纏ったドラグナイト達とレイナーレとマリーゼがアーシアを守ろうとする一誠と向き合っていた。更にはドラグナイト達の中にマークニヒトの姿もある。
「さあそちらのアーシアを渡せ!」
「ふざけんなっ!アーシアを…アーシアをこれ以上酷い目に合わせるなら容赦しねぇぞ!」
「イッセーさん…!」
「ふん。たかが下っ端悪魔に何が出来る。レイナーレ」
「はい…」
マリーゼはレイナーレを呼ぶ。レイナーレは一誠に光の槍を向けた…だがその手は震えており攻撃を躊躇っている。一誠はそんなレイナーレに話し掛ける。
「夕麻ちゃん…なんでこんな事…」
「ごめんなさい…イッセー君。でも、私はもう戻れないから」
光の槍を投げ放つ――――しかし光の槍は緑の結晶になり砕け散る。
「「……!?」」
「来てみればなんとやら…だな」
「貴方は…昨日フリード様と戦っていた…」
「確か綾崎…だよな?」
「昨日のシスターに兵藤だったな」
翔真が近づこうとした時、マークニヒトがアンカーケーブルを飛ばし翔真の身体を突き刺す。
『会いたかったよ?翔真。堕天使と戦っていたらしいね?』
「ちぃ、黒雪か」
翔真はアンカーケーブルを同化して消し去る――――そしてマークアレスへと姿を変えると一誠とアーシアを抱えてその場から去ろうと飛び立つ。しかしマークニヒトとマリーゼが追いかける。
「綾崎…お前なのか?」
「まあな。悪魔なら分かるよな?…一応俺の神器だ」
『あっはははは!!逃さないっ!!』
「アーシアを渡せっ!!」
黒雪はルガーランスを取り出して砲撃―――対する翔真もまた近接用ブレードで砲撃を返す。アンカーユニットによる同化を試みようとするがマークニヒトもまたアンカーケーブルで対抗する。
「ぐっ!!」
「掴まえたっ!!」
「な、なに!?」
ドラグナイト達により拘束される翔真。その際に腕から一誠とアーシアを落としてしまう。一誠は悪魔の翼を広げてアーシアを救おうとしたがマリーゼに攫われる。
「イッセーさん!イッセーさん…!」
「アーシア…アーシアァァァァァァ!!」
「(狙いはあのシスターだったか!)」
マリーゼがアーシアを確保したのを確認したドラグナイト達は拘束を解いてマリーゼを追う。
『翔真…教会で待ってるわ』
「なに……ぐっ!」
黒雪はワームスフィアによるワープで消える。地上へ降りると一誠はアーシアが抱いていたぬいぐるみを手に取る。
「アーシア…アーシア……くっそ……」
「…兵藤」
泣きじゃくる一誠に声を掛けれずにその場を去るしかなかった翔真は静かに消える。