生徒会とオカルト研究部はドッジボールをする事になった。翔真は気分が乗らないと辞退したが織姫は何故か参加を申し出た。本来ならば悪魔のみの参加ではあるが彼女の強い希望でオカルト研究部で参加する事になる。
「なんで参加したんだよ」
「身体を動かそうと思ってね。それにドッジボールに興味が湧いたから」
「あらそうかい」
夜になり互いに準備を始める。リアス達は準備運動をして、織姫は小猫と組んで準備運動をする。翔真は見学という形でリアス達を応援していたがとある来客を相手にしていた。
「始めまして翔真!」
「君が皆城乙姫ちゃんか……よろしく」
「うん!」
乙姫と初めて会う。そして周りを見渡して女子全員がブルマ姿なのを見て思わず見惚れていると織姫が翔真の顔を目掛けてボールを放つ。
「何しやがる!?」
「変態、馬鹿、翔真」
「綾崎先輩、最低です」
どうやら織姫は変態な眼差しの翔真に苛ついていた。小猫もまた冷めた眼差しで翔真を見る。やがて試合が始まりリアス達とソーナ達が魔力を込めてボールを放つ。
「ほぇ~、すげーな……」
「なんなのよあの悪魔達!全力過ぎでしょ……」
「レイナーレか。もう外野になったか?」
「今は天野夕麻よ。さすがに付いていけないからギブアップよ」
「ご苦労さん」
「お疲れ様レイナ!はい!」
「ありがとう乙姫ちゃん!うーん、癒されるわー!」
レイナーレはアーシアと共に学園に入りオカルト研究部所属となっていた。朝イザコザはあったがすっかり受け入れられた乙姫はレイナーレにマスコットのように抱き着かれる。やがて織姫も満足したのか翔真の方に帰って来る。
「満足したか?」
「悪くなかったわ」
「えっへへ〜!織姫〜!」
「離れなさい。暑苦しいわね」
ポニーテールにしていた髪を解いた織姫。同時に乙姫が抱き着く。傍から見れば姉妹のじゃれ合いに見える。二人のじゃれ合いに笑みを溢す翔真の前に一誠が来た。
「そういや、ちゃんと話すの初めてだよな綾崎?俺は兵藤一誠だ!よろしくな!」
「翔真でいいぞ。なら俺も一誠と呼ばせてもらう」
「おう!なら翔真……突然だけどさ、今度よ修行を手伝ってくれないか?」
「なんで俺なんだ?」
「俺には赤龍帝の籠手がある。こいつはさとんでもねぇ力が秘められているらしくて、とてもじゃないが今の俺じゃ扱えない。だから神器の扱いを知ってるお前なら!」
一誠は今回の堕天使の一件でアーシアやレイナーレを守る為に強くなろうと決意していた。アーシアは自身の神器を取り戻して、レイナーレは命を落としたが悪魔に転生してなんとかなった。だが、今回の事件で一誠は自らの弱さを自覚し、最強の神器とされる赤龍帝の籠手の強さを引き出す為に翔真に修行の手伝いをお願いした。
「俺じゃ何も出来ないさ」
「翔真……頼む」
「だけど…『翔真危ないわっ!』やれやれ」
魔力が込められたボールが飛来する。翔真はそれを受け止める……そしてボールを人差し指で回しながら再び一誠に口を開いた。
「分かったよ。だけど、甘くねぇからな?」
「へっ!望むところだ!」
「綾崎君、参加されますか?ふふっ……」
「いいぜ会長さん。そんなにお望みなら参加しましょう。リーちゃんいいかい?」
「もちろん!翔真やっちゃって!」
ソーナの誘いもあり翔真も異次元ドッジボールの試合へ参加する。翔真はリアスとツインドッグでソーナ達を追い詰めた。なんだかんだありドッジボールはオカルト研究部の勝利で終わる。