翔真達がクーガー•マリアの修行に耐えていた頃、翔真の幼馴染である白雪明日菜が目を覚ました。黒雪の残留思念は消え去り彼女は本来の優しい性格へ戻っていた。明日菜は束に用意された私服に着替えてアカメ、シャルロットと話していた。
「そっか……私、翔真君に助けてもらったんだ……」
「翔真はいつも心配してたよ。明日菜の事」
「しかし、明日菜が目覚めたというのに翔真はいない…」
シャルロットから経緯を聞いて明日菜は何処か暗い表情をしていた。アカメはこんな時にいない翔真に静かに怒りを見せる。
「なんだか分かるの……翔真君、危ない事しようとしてる…」
「それは本当なの!明日菜!」
「うん。でも翔真君なら大丈夫な気がする。多分翔真君は今大切な人の為に戦おうとしてる。ニヒトが教えてくれるの……」
「ニヒト…明日菜の神器だったな」
「だから分かるの。翔真君の事がね」
明日菜は僅かだが翔真とクロッシング状態にある。だから今翔真が何をしようとしているのか分かっている。少し嫉妬はあるが今は翔真の身を案じる。シャルロットとアカメは翔真を心配するが明日菜が大丈夫だとフォローする。
「たく、兄貴め……手加減しなさすぎだろ」
「翔真も派手にやられたみたいね」
「リーちゃん……えらくボロボロだね」
「お互い様でしょ?ふふっ」
修行2日目を終えた翔真は木の下で休んでいた。そんな翔真の元にリアスがやって来た。ジャージは所々破れ、彼女も少し疲弊している様子だった。
「ごめんなさい。貴方を巻き込んでしまって……」
「謝るのは無しだよリーちゃん。俺は自分の意思で戦う事を選んだ。だから気にしないで」
「だけど……」
「リーちゃんは守るよ絶対に」
「っ……ありがとう…翔真」
リアスは我慢出来ずに泣き出してしまうが翔真は彼女を抱き寄せて宥める。場所は変わり夜空が見える丘で一誠とリサラはいた。互いにボロボロだが、二人は寄り添っていた。
「イッセー、ごめんね。こんな事に巻き込んじゃって」
「へへっ、気にすんなよリサラ。リサラをあんな百合に渡すかっての」
「でもね、あのライザーとレイヴェルは手強いわよ?それでも…」
「リサラ。俺はお前に助けてもらった。だから今度は俺がリサラを助ける……それによ……」
「それに?」
「す、好きな女の子を守るのは当然だろ?」
「っ!!…イッセー!それって!」
「だあああ!!恥ずかしいなもう!」
突然の告白にリサラは顔を赤くする。一誠は恥ずかしさが込み上げあたふたするがリサラは一誠の頬にキスをする。
「り、リサラ!?なななななにを!?」
「別に!ただ嬉しかったから……イッセー…」
「リサラ……絶対に勝つよ」
「うん」
二人は互いに見つめ合う……そしてキスをする。その様子を乙姫とドライグは中から見ていた。
「ひゃー!!ドライグドライグ!イッセーとリサラがキスしてるよ!」
『悪魔の恋愛なんかに興味ねぇな』
「でも、イッセーの力なら私達は応えなきゃね。私とドライグには力がある。だから」
『ま、歴代の中なら今の相棒はなかなか面白い奴だからな。たまに破廉恥が傷だがな』
「まあまあ。私達も頑張ろっか」
『だな』
乙姫とドライグは一誠の力になるべく準備を始める。