自分の中に眠っていた”神器”全能の器であるマークアレスを覚醒させた翔真はあの日以来明日菜を探していた。数十年という月日の中で旅を続け、その道中で出会った者達を助けて仲間を増やしていた翔真は現在仲間達と共に”駒王町”にいた。明日菜の手掛かりは今も見つけられないが、仲間と静かに暮らしていた。
駒王町にある高層マンションの最上階に翔真は仲間達と共にいた……だが、翔真には最近悩みがあった。
「いいですからここは私に任せてください!」
「駄目よ!アンタ目を離した隙にすぐに翔真を襲うんだから!」
「ははっ、また仲良く喧嘩か?澪、トール」
「翔真さん聞いてください!澪様が私に意地悪してきます!」
「はぁ!?何デタラメ言ってんのよ…!」
旅の道中で出会った仲間の二人…ドラゴンで今は人間の少女としてメイドを務めるトールと赤い髪のサイドアップの髪型に服越しに分かる二つの果実を揺らす成瀬澪は翔真を巡っていつも喧嘩しているがいつもの事だ。
「しーくん起きた~?」
「はい束さん。ほらトールも澪も行くぞ」
朝の支度を終えた翔真は制服に着替えてリビングへ。そこには少女達が先に朝ご飯を食べていた。
「翔真おはよう」
「おはよう」
「おはようだ、翔真」
「おはようございます主様」
「ああ。シャル、ユリシア、アカメ、夜架おはよ」
リビングにいるシャルロット•デュノア、ユリシア•ファランドール、アカメ、切姫夜架に挨拶すると翔真は席に座る。先程までトールと言い争いをしていた澪も席に座る。
「しーくん体調は大丈夫?」
「はい。束さんのおかげで良好ですよ」
「そっかそっか♪なら良かったよ!」
翔真に体調を尋ねたのは翔真達の保護者である篠ノ之束である。20代でありながら不思議の国のアリスのような服を着て、頭にウサ耳を付けている彼女だがこう見えてかなりの実力者である。
「じゃあアカメ、澪と私は先に出るわァ。行きましょアカメ、澪」
「ああ。皆また後でな」
「行ってきまーす!」
「気を付けてな三人共」
ユリシアとアカメは翔真達とは違う学校に通っている為先に家を出る。二人が出た後奥の部屋から二人の少女が起床する。
「ふぇぇ、澪様を見送り出来ませんでした〜!大体朝方までゲームするなんて織姫さん元気過ぎます!」
「そう?普通の事よ」
「普通じゃありませんよもう〜」
「相変わらず仲がいいな万里亜、織姫。トール、二人にも朝ご飯を」
「はーい、このトールにお任せです!」
奥の部屋から出て来たのはサキュバスの成瀬万里亜と翔真の神器 マークアレスに眠っていたコア”皆城織姫”だ。二人はよく一緒に遊ぶ仲であり徹夜で遊ぶことは珍しくない。トールは二人に朝ご飯を用意する。
「翔真、ボク達も行こうか!」
「主様、準備は出来ています」
「了解だ。織姫、あんまり万里亜を困らせるなよ?」
「分かってる。行って来なさい翔真」
「行ってくるよ。束さんもトールも行ってくるね」
「はーい!皆気を付けて行くんだよ〜!」
「行ってらっしゃいませ皆様!」
翔真、シャルロット、夜架は家を出るなりエレベーターで下へ下りる。外へ出ると意外な人物が待っていた。
「翔真くん、シャルちゃん、夜架ちゃんおはようございます」
「朱乃さん!おはようございます!」
「朱乃先輩おはようございます!」
「朱乃お姉様、今日も美しいです」
「ありがとう夜架ちゃん。それでは行きましょうか」
学園の二代お姉様の一人 姫島朱乃は過去に翔真と出会い今では駒王学園に一緒に行く仲である。
「うふふ…翔真くんは相変わらずいい匂いですわ」
「ちょっと先輩!?翔真もデレデレしないの!」
「主様には困りましたわ」
「デレデレはしてないが……」
翔真はなんだかんだありつつ今を生きていた。だが……
「(明日菜……お前は何処にいるんだ……)」
行方知れずの幼馴染を気にしていた。