「そっか、澪ちゃんやシャルちゃん達も翔真君が…」
「うん。翔真がいなかったら今の私はいないから」
翔真が激戦を繰り広げている頃、明日菜はシャルロット達と打ち解けていた。今明日菜は澪とお風呂に入り彼女の髪を洗っていた。湯船浸かり翔真との出会うキッカケを澪が話す。
「それにしても翔真……帰って来ないわね。心配だわ」
「そうだね」
「明日菜は心配じゃないの?だって束さんが連絡しても音沙汰ないし」
「今翔真君は大切な人の為に戦ってる。私は分かるから」
「うん……」
「ふふっ、澪ちゃん翔真君が大好きなんだね」
「ふぇ!?べ、別に!だけど…翔真は無茶するから」
「そっか……帰って来たらお話しなきゃね」
「もちろんよ!」
明日菜と澪が話している一方で、翔真は雪蘭とぶつかり合いながら激戦を繰り広げる。一誠達も敵を無力化して他のライザー眷属の少女達と戦っていた。
「悪いが終わらせるっ!」
「何ですって!」
「喰らえっ!龍拳!爆発ゥゥ!!!」
黄金の龍の幻影を纏い右拳を突き出し雪蘭に突進。雪蘭は吹き飛ばされデュポーンの装甲も砕け散る。やがて雪蘭は光の粒子に包まれてゆく。翔真は雪蘭の方へ振り向く。
「綾崎翔真……興味が湧くわ……貴方、強いのね」
「強くないさ。俺には守る人がいるんだ……負ける訳にはいかない」
「ふっ……」
雪蘭が退場すると同時に空から魔力による砲撃が降り注ぎ、翔真がそれを交わして空中へ浮上。そこにはライザー眷属の女王 ユーベルーナがいた。
「待ってたわ坊や」
「アンタは確かユーベルーナさんか」
「あら、名前を知っていてくれてお姉さん嬉しいわ」
「っ!」
ユーベルーナは砲撃を放ち、翔真は近接ブレードで砲撃を斬る。雪蘭との戦闘で疲弊している翔真は息切れを起こす。そんな翔真に朱乃が現れる。
「翔真君、状況は私達の方が有利ですわ」
「朱乃さん……」
「悪いけど雷光の巫女に用はないのだけれど?」
「うふふ、爆弾女王……お相手しますわ」
「なら!貴女から『邪魔だァァァァァァ!!』ライザー様!?」
「危ないっ!」
ユーベルーナの背後から炎の砲撃―――――翔真はユーベルーナを庇い砲撃をワームスフィアで消し去る。怒りに燃えて炎の翼を広げるライザー・フェニックスがそこにはいた。
「どいつこいつもォ、好き勝手しやがってェェ!!」
「親玉か……」
「翔真君!」
「朱乃さん、下がって……奴は俺が…倒す」
「駄目よ!ライザー様は強い……いくら貴方でもやられてしまう」
ユーベルーナが止める。しかし翔真はユーベルーナを朱乃に預ける。
「ここで下がったら、駄目なんだ……ありがとう心配してくれて」
「貴方……」
翔真は飛び立ちライザーに向かう。一方で敵を無力化していたイッセーの前にレイヴェル・フェニックスが現れる。
「待っていましたわ、兵藤一誠…リサラ様の想い人!」
「百合焼鳥か……丁度いい……リサラの為にも倒すぜ!」
「そう簡単にやられませんわ」
レイヴェルは炎で自分の分身を作り出し、分身体はそれぞれレイナーレ達に襲い掛かる。そして本物のレイヴェルは最終兵器を出す。
「兵藤一誠、貴方にはここで散ってもらいますわ…頼みますわ、立花響」
『…ちっ、分かった』
「な、なんだ……」
白い装甲に覆われ、ホーミングレーザーとアンカーユニットを備えた巨人がいた。
『あれは……マークザイン』
『嘘……今まで気配すらなかったのに!』
織姫と乙姫にとっては懐かしい巨人の正体……それはマークザインだった。