ハイスクールD×D 蒼穹の輪舞曲   作:どこかの超電磁砲

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第36話「赤龍帝の閃光鎧」

 

 

 

小日向未来……立花響にとって未来は大切な友達だった。小さい頃からずっと一緒だった二人は大きくなるに連れて友情を深めた。二人は中学2年生の時に旅行に出掛けた。初めて訪れた京都で旅行を満喫していた2人に影が忍び寄っていた。

 

 

”マークレゾン”―――――2人の前に現れたレゾンは未来を響の前で殺めた。その光景を目の当たりにした響はマークザインを不完全な形で覚醒させてしまう。未来の事で響に対して周囲は冷たく接し、響の心は悲しみと憎しみに囚われて、やがて荒れてしまい自分の存在を削す為に今現在に至る。

 

 

―――お願い…これ以上響の悲しい顔は見たくない……―――

 

「やってやるさぁ……悲しみも憎しみも受け止めてやらァ!」

 

『イッセー!彼女の心の中に飛び込んで!』

 

「おう!」

 

 

未来と乙姫の導きにより一誠は心の中へ入り込む。響は憎しみと悲しみの間で苦しんでいた。響は一誠を見つけるとルガーランスで砲撃を繰り出しす。対する一誠は拳で砲撃を打ち消してゆく。

 

 

「やめるんだ!こんな事しても何もならない!」

 

「うるさい……うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!未来がいない世界なんて滅ぼしてやるんだっ!!」

 

「立花……いや……響ィィィィ!」

 

 

手を伸ばす……一誠は力強く響を抱き締めた。

 

 

「離せっ!私は!」

 

「これ以上君を苦しめる事はしない。響……俺がお前を受け止める!だから!もう悲しい旅は終わりにしようぜ」

 

「未来……未来……」

 

「『大丈夫。私はずっと側にいるよ。響の側に」』

 

 

一誠と未来が重なる―――――やがて現実世界ではマークザインはザルヴァートル化を果たし、何より一誠の纏う赤龍帝の鎧もザインの影響を受けて変化していた。機械的な翼を広げ、赤い輝きを放つそれはまさに天使に近い。

 

「わた…し……」

 

「響。お前はここにいるんだ。大丈夫……もう一人じゃないさ。俺がお前を守る……だからもう終わりにしよう」

 

「ッ!……うん……うん……」

 

 

一誠の腕の中で響は泣く。彼女の中にあった憎しみと悲しみは消え去り響は本来の自分を取り戻していた。リサラ達はその光景をそっと見守っていた。一方で一誠の心の中でドライグと乙姫が話していた。

 

〘まさか鎧が変化するとはな〙

 

「恐らくだけど、マークザインが変化した影響かもね」

 

〘なるほどな〙

 

「ごめんねドライグ……久々に力を発揮したから……眠く……」

 

 

力を使った乙姫はそのまま眠りに着く。ドライグはそんな彼女を自身の体の上で寝かせた。

 

 

〘ガキのお守りは嫌なんだがな………〙

 

 

ドライグはそう言いながらも乙姫が寒がらないように翼で包み込む。音楽室で起こった一件はゆっくりと幕を引く。

 

 

 






・赤龍帝の閃光鎧(ブーステッドギアシャイニングスケイルメイル)

イメージモデルはE・HERO シャイニングフレアウイングマン。本作でのオリジナル形態で他の悪魔から魔力を取り込み、マークザインのザルヴァートル化の影響に伴い赤龍帝の鎧が進化した姿。容姿としては全身赤のシャイニングフレアウイングマンであり、性能も赤龍帝の鎧を軽く超えるが制限時間が10分と維持するのは難しい。


次回は後日談かな?
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